【2024年】サンフランシスコの治安は大丈夫?危険な地域や安全に旅行するコツを解説
観光都市として人気のサンフランシスコですが、注意が必要な地域も存在します。サンフランシスコについて、夜の様子や治安の悪い場所、観光客が巻き込まれやすい犯罪、安全に旅行するためのコツなどを紹介!
日本人旅行客も多いサンフランシスコですが、注意が必要な治安が悪い地域も存在します。
そこで今回はアメリカ・サンフランシスコの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気を付けたいポイントなど知っておきたい情報を紹介します。観光客が巻き込まれやすい犯罪についても言及するので、サンフランシスコ旅行時の際は参考にしてくださいね。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
サンフランシスコの治安は?悪化してる?
アメリカ西海岸屈指の観光都市として知られるサンフランシスコは、ほかのアメリカの大都市と同様に犯罪件数が多い都市だと言われています。特に人が多く集まる繁華街や観光スポット周辺では、窃盗や置き引きなど犯罪に巻き込まれるケースも少なくありません。
2024年9月現在の外務省・海外安全ホームページでは、アメリカ全土は危険レベル0ととくに危険情報は公開されていませんが、ほかの大都市と同様に、サンフランシスコでは昼であっても人通りが少ない道を歩くのは避けるのが無難です。観光地と危険なエリアが隣接している場合もあるので、地図をよく確認しながら観光するようにしましょう。
今回はサンフランシスコの夜の様子や治安の悪い地域、被害に遭わないための対策などをご紹介します。女性のひとり歩きやレンタカー利用時に注意したいポイントも解説するので、旅行予定がある方はぜひ参考にしてください。
\おトクなアメリカ旅行をチェック!/
人気のアメリカツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに!
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
サンフランシスコで治安が悪いとされる地域・スポット
ここからは、サンフランシスコで治安が悪いとされる地域やスポットを見ていきましょう。サンフランシスコ旅行の定番スポットでは、観光客を狙った犯罪も多く報告されています。安全に観光するためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
①The Tenderloin(テンダーロイン)付近は凶悪犯罪が多発
サンフランシスコの中心地から南西に位置するThe Tenderloin(テンダーロイン)地区。違法薬物の売買や傷害事件、銃犯罪、窃盗などの凶悪犯罪が多く発生しており、昼夜を問わず立ち入るのはおすすめできません。歩道にはホームレスや薬物中毒者なども多く、歩いているだけで絡まれる恐れもあります。
またテンダーロインは、人気観光地のUnion Square(ユニオンスクエア)やMarket Street(マーケットストリート)に隣接している地区でもあります。観光途中に誤って足を踏み入れないように注意しましょう。
②South of Market (SOMA)では人通りの少ない場所に注意!
近年再開発が進むSouth of Market(SOMA)は、おしゃれなカフェやショップが立ち並ぶエリアです。サンフランシスコ近代美術館やオラクル・パークといった人気観光地も多いため、訪れる方も多いかもしれません。
日中は静かで比較的治安も良いですが、夜になると窃盗や傷害などの犯罪が多く発生しています。ナイトクラブ周辺での銃撃事件も報告されているので、夜間の外出はなるべく控えたほうが良いでしょう。ホームレスも多いため、安全性を重視したい方は徒歩ではなく、タクシーやレンタカーでの移動がおすすめです。
南部に行くにつれて治安が悪化する傾向にあるので、散策する際は十分注意してくださいね。
③Western Addition(ウエスタン・アディション)の南部エリアは十分警戒を
高級住宅が立ち並び、SNS映えスポットとしても注目を集めるWestern Addition(ウエスタン・アディション)。人通りも多く安全に見えるエリアですが、Japan Townより南側は治安が悪くなるため立ち入らないようにしましょう。
南部エリアでは、車上荒らしや窃盗、発砲事件などの犯罪も報告されています。コンサート会場や飲食店もあるため夜間に出かける方も多いと思いますが、移動時は徒歩ではなく、タクシーを利用するのがおすすめです。決して1人では出歩かず、複数人で行動するように心がけてください。
サンフランシスコの夜の治安は?
ナイトスポットの多いサンフランシスコですが、夜間の時間帯は窃盗や傷害事件が多くなる傾向にあります。ナイトクラブ周辺では、地元ギャングによる発砲事件や銃器使用といった凶悪犯罪も発生しているため注意が必要です。
ホテルや飲食店などが立ち並ぶ繁華街でも、夜は人通りが少なくなるため、どんな場所でもひとり歩きは避けるようにしましょう。特に女性の夜間のひとり歩きは、スリやひったくり被害に遭ったり、性犯罪に巻き込まれたりする可能性もゼロではありません。
地下鉄やバスなどの公共交通機関も、夜間になると雰囲気が変わるため、できるだけ使用は避けるようにしてください。配車アプリやタクシーなどを利用して、短距離でも車で移動するようにしましょう。
サンフランシスコで観光客が被害に遭いやすい犯罪は?
サンフランシスコで観光客が被害に遭いやすい犯罪は、主にスリ・置き引き、ホームレスや薬物中毒者とのトラブル、レンタカーを狙った車上荒らしの3つです。
観光客が多いメインストリートのほか、ケーブルカーや路面電車内での被害が多発しているため、周囲に警戒して観光を楽しみましょう。
①スリ・置き引き
サンフランシスコを観光するうえで、もっとも注意していただきたいのがスリや置き引きです。観光客が行き交う繁華街や商業施設での被害が多発しており、財布やパスポート、携帯などを盗まれるケースが報告されています。特に週末は電車やバスも混雑するため、貴重品から目を離さないよう注意しましょう。
また、スリや置き引きの被害は、高級レストランでも多く報告されています。日本と同じ感覚で荷物を置いたまま注文したり、会計したりするのは大変危険です。背もたれにかけた荷物を盗まれたケースもあるので、荷物は目の届く範囲に置くようにしてください。
②ホームレスや薬物中毒者とのトラブル
サンフランシスコでは、ホームレスや薬物中毒者とのトラブルも多く報告されています。観光客が集まるエリアには路上生活をしている方も多く、金品を盗られたり、暴行されたりする可能性も否定できません。
昼間は人目があるため比較的安全ですが、夜になると危険率は一気に上昇します。違法薬物売買の現場に遭遇する場合もあるので、夜間はなるべく出歩かずホテルで過ごすようにしましょう。
③レンタカーを狙った車上荒らし
レンタカーを使ってサンフランシスコを巡る場合は、車上荒らしに注意が必要です。フィッシャーマンズワーフやゴールデン ゲートブリッジなど有名観光スポットでの被害が報告されており、多くの日本人旅行客も被害に遭っています。
車上荒らしに遭わないためには、車内に荷物を残さないことがポイントです。近年では車のロックをこじ開けて犯行に及ぶケースも増加しています。貴重品が車内にあると狙われやすいため、目立たないように管理するか持ち歩くようにしてください。
人目の多い場所や明るい場所に車を駐車するなど、犯罪対策を怠らないことも大切ですね。
サンフランシスコで被害に遭わないための防犯対策
ここからは、サンフランシスコで犯罪被害に遭わないための防犯対策をご紹介します。どれも簡単にできる対策ばかりなので、安全に旅行を楽しむためにも、ぜひチェックしてみてください。
①早朝・夜間は出歩かない
夜景もきれいなサンフランシスコですが、街灯が消える深夜や人通りが少ない早朝の時間帯は外出を控えるようにしましょう。
夜間になると窃盗や暴行などの事件も多くなるため、ひとり歩きには十分注意が必要です。特に女性は狙われやすいため、やむを得ず外出する際はタクシーや配車アプリを利用してください。
②貴重品から目を離さない
サンフランシスコではスリや置き引きの被害が多いため、外出先では貴重品から目を離さないよう注意しましょう。特に、空港や飲食店、路面電車など不特定多数の人が行き交う場所では、気づかないうちに荷物を盗まれる危険もあります。貴重品はチャック付きのカバンに入れ、身体の前で持つようにしてくださいね。
心配な場合は、財布やパスポートをホテルのセーフティーボックスに預けておくのもひとつの方法です。サンフランシスコではキャッシュレス支払いが主流となっているため、多額の現金を持ち歩かなくても心配ありません。クレジットカードを利用する際は、スキミング防止のため、周囲に暗証番号が見えないよう気を付けましょう。
③人通りの少ない場所でのひとり歩きは避ける
人通りの少ない場所では、傷害事件や強盗など凶悪な犯罪に巻き込まれるリスクが高いです。ひとり歩きの場合は狙われることが多いため、なるべく複数人で行動するようにしましょう。
たとえ繁華街でも、路地裏や裏道に足を踏み入れると人通りが少なく、治安が悪くなる場合もあります。薄暗い場所での性犯罪被害も報告されているので、女性の場合は複数人で歩いていても十分注意が必要です。
日本大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう
在サンフランシスコ日本国総領事館では、毎年安全の手引きを発行しており、ホームページから無料で閲覧できます。
サンフランシスコ在住者や滞在者を対象に作成されている資料で、サンフランシスコの治安情報や被害を受けた場合の対処法、事件に巻き込まれないための防犯対策などが記載されています。緊急時の連絡先も記載されているため、渡航前に確認しておくのがおすすめです。
サンフランシスコで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
最後に、サンフランシスコで犯罪被害に遭ってしまった時の連絡先をご紹介します。万が一の場合に備え、しっかり確認しておきましょう。
緊急通報先
サンフランシスコで警察・消防・救急いずれかの連絡をしたい場合は、911に電話をかけましょう。911にかけるとオペレーターが出るので、詳しい事情を説明してください。
スリや置き引きなど緊急を要さない被害に遭った場合は、最寄りの警察署に足を運んでくださいね。
在サンフランシスコ日本国総領事館
犯罪被害に遭って手続きに困っている場合は、在サンフランシスコ日本国総領事館に相談してみるのもひとつの方法です。警察への届け出が困難な場合やパスポートを紛失した場合に、必要な手続きのサポートを日本語で受けられます。
総領事館に相談したい場合は、直接訪問するか、電話での連絡が可能です。ただし、窓口業務は事前予約制となっているので、公式サイトを確認してから訪れるようにしましょう。
在サンフランシスコ日本国総領事館の基本情報 | |
---|---|
住所 | 275 Battery Street, Suite 2100, San Francisco, CA 94111(Sacramento Street とBattery Street の角のビル) |
電話 | 415-780-6000 |
メールアドレス | ryoken@sr.mofa.go.jp(旅券手続きの場合) |
営業時間 | 月曜~金曜 10:00~11:30、13:00~16:00 ※電話照会は9:00~12:00、13:00~17:00 |
休業日 | 土曜・日曜・祝日 |
公式サイト |
治安情報をチェックしてサンフランシスコ旅行を楽しもう!
アメリカ・サンフランシスコは比較的治安の良いエリアですが、スリや置き引き、車上荒らしなどの軽犯罪は日々発生しているので、細心の注意をはらって過ごすことが大切です。女性の場合は、夜のひとり歩きや薄暗い路地は避けると安心でしょう。
犯罪に巻き込まれないためには、貴重品から目を離さない、車に荷物を残さないなど、自分自身で対策することがポイントです。凶悪犯罪に遭ったときは決して抵抗せず、命を守ることを最優先に考えましょう。日本とは異なる国に旅行していることを意識して、治安情報に注意しながら旅行を楽しんでくださいね。
※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください
cover photo by Unsplash