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アメリカ入国がスムーズに!Global Entryプログラム徹底ガイド
アメリカ入国をスムーズにする「Global Entryプログラム」の徹底ガイドです。必要書類からオンライン申請手順、面接方法までをわかりやすく解説します。

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Global Entryプログラムとは?

自由の女神像やナイアガラの滝、アンテロープキャニオン、ラスベガスなど魅力的な観光地がたくさんあるアメリカは旅行先として人気ですが、行く際に悩まされるのが、空港での長い入国審査の列ではないでしょうか。そんな手間を省き、快適に入国できるのが、米国税関・国境取締局(CBP=Customs and Border Protection)が提供している「Global Entry(グローバル・エントリー)プログラム」です。
以前から一部を対象に同様のプログラムは存在していましたが、2024年11月に日本が正式なグローバルエントリーの公式パートナー国になったことや、旅行需要が戻りつつあること、ビジネス出張で利用する人が増えていることもあり、より存在感も増し、注目されています。

Global Entryプログラムとは、事前に審査を受けて承認されると、アメリカ入国時に専用キオスク(=自動チェックイン端末)を使って迅速に手続きを完了できる制度のこと。人によっては、数十分かかる審査を短時間で終わらせられます。
費用は120USドル(約17,695円)で、返金は行っていません。申請して、万一拒否されてしまったとしても返金されませんが、一度承認されれば、5年間有効です。
また申請対象はだれでも可能。未成年者は、親または法的保護者と一緒に申請する場合やプログラムに登録されている、申請待ちの場合であれば、申請料が無料になります。そのため、子どもがいる家族でのアメリカ旅行は、コスパが良いだけでなく、入国もかなりスムーズになるでしょう。逆に、申請していない子どもや配偶者などが1人でもいる場合、通常レーンでの入国になるため、注意が必要です。一緒に通常レーンに並ばなければいけなくなる可能性もあります。
さらに気をつけておきたい点として、Global Entryに登録していてもESTA(電子渡航認証システム)は別途取得が必要であること。両方がそろって初めて、スムーズな入国になるので、必ず忘れないように収得しましょう。
Global Entryは、アメリカでの入国をスマートにしてくれる便利なプログラム。子どもが多い人や、頻繁に渡米する人、空港でのストレスをできるだけ減らしたい人には、一考の価値がありますよ。
Global Entryプログラムの申請はすべて英語です。自分で申請するのが不安な方は、ぜひこちらの代理申請も選択肢に入れてみてくださいね!
Global Entryプログラムのメリット
Global Entryプログラムは、無料ではないため、自分の旅行に本当に必要なプログラムなのか迷う人もいるでしょう。これから解説するメリットをもとに、申請するか検討してみてくださいね。
アメリカ入国審査の時間短縮
一番のメリットといっても過言でないのが入国時の時短短縮。通常だと入国審査に約30分〜1時間以上並ぶこともめずらしくありませんが、Global Entryプログラムを受けていれば、専用キオスクを使って自動手続きになるため、数分〜10分程度で通過できる可能性も!とくにロサンゼルス国際空港(LAX)やダニエル・K・イノウエ(ホノルル)国際空港(HNL)といった観光客が多く混雑している空港では、そのメリットをより感じられるでしょう。
ファストトラックによる空港でのストレス軽減
ただでさえ、日本からアメリカへは長時間のフライトになるのに、着いてから、さらに長蛇の列に並ぶのはしんどいもの。大人でも十分疲れるのに、子どもにとってはなおさらきついですよね。Global Entryプログラムを受けたことで、優先的に入国審査を受けられるのはうれしいポイント。
荷物の受け取りに集中できたり、空港で待ち合わせしている人とスムーズに会えたりできるのも魅力のひとつです。
TSA PreCheck®も自動付帯でアメリカ国内の保安検査もスムーズに
Global Entryプログラムを受ければ、追加の支払い不要でTSA PreCheck®(TSA事前審査プログラム)が自動で付帯されるので、靴やベルト、薄手のジャケットの着脱や、機内持ち込み手荷物に入っているノートパソコン、液体物を取り出すことなく、スムーズに保安検査を受けられます。乗り継ぎ予定の人にとってはかなり魅力的な内容です。
人によってはおトクに!
費用は120USドル(約17,695円)と一見高いように感じますが、たとえば、年に一度アメリカへ旅行へ行くなら、5年間は利用できるので、1年あたり24USドル(約3,539円)と考えれば、コスパが良いことも。
自分の旅行との費用対効果を十分に考慮したうえで、検討してみてくださいね。
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Global Entryプログラムの申請方法

続いて、アメリカの入国がスムーズになる「Global Entryプログラム」の収得方法を解説します。まずGlobal Entryプログラムを申請するのに必要な書類や条件は以下の通りです。
- 必要書類(パスポート、運転免許証など)戸籍謄本(原本)の提出
- 対面での面接(または一部の空港を対象に到着時申請プログラムでアメリカ入国時に面接)
- 家族で申請する場合も、1人ずつの申請が必要
- 申請料(米国:120ドル/有効期限5年)
- 日本での追加手数料など
手順を交えながら解説していきます。自分で申請するのが不安な方は、ぜひこちらの代理申請をチェックしてみてくださいね。
①アカウント作成

まずはアカウントの作成からです。以下の手順に沿って作成していきましょう。
1. 公式サイトにメールアドレスを入力してアカウント作成
2. 認証メールに記載されているURLをクリックしてアドレスを認証させる
3. パスワード作成(12文字以上、単純な文字列は避ける)
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4. 多要素認証の設定(おすすめは以下の2つ)
→「顔もしくは指紋認証」「SMSで安全なコードを受け取る」を選択。
次の画面では、スマホの顔ロック解除と同じ要領で、すぐに顔認証の設定が可能になります。(携帯で設定しましょう)
さらに、その次の画面でSMSを受け取ります。電話番号「日本」を選択すると、自動で+81が入るので、先頭の0を抜いて番号を登録。SMSでコードが届き、コード入力すると認証されます。
②プロフィール情報を入力
続いて、「GET STARTED」からログインします。先ほど作成したLogin.govのアカウント情報でログインしてください。
プロフィール情報を入力していきます。

以下を記入していきましょう。
- 氏名・出生地などの基本情報(パスポート通りに記入)
- メールアドレス(入力しないとステータス変更通知が届かないです)
- 電話番号
- 「Other International Country Code」から「81(日本)」を選択
- 電話番号の先頭「0」を除いて入力(例:090-1234-5678 → 90-1234-5678) - 過去の申請状況
- Global Entry / NEXUS / SENTRI / FAST など、これまでに申請したことがあるか

入力が終わったら → 「SAVE CONFIRM」で保存!
続いて、国籍と米国入国時の国籍選択します。

「米国市民権を持っているか」「入国時の国籍」などの質問に回答します。日本人の場合、該当する選択肢がなければ「どれにも当てはまらない」を選択してください。
そして、Global Entryプログラムを選択しましょう。

③オンライン申請
続いて、Global Entry の申請フォーム入力を行っていきます。

申請フォームでは以下の情報を入力していきます。
入力内容 | 詳細 | |
---|---|---|
1 | 個人情報 | 目の色・身長などの基本プロフィール |
2 | パスポート情報(PPT) | 国籍確認用と入国用で 2回登録が必要 |
3 | 運転免許証情報 | ある場合のみ。車両情報(メキシコから米国へ車で国境越えする場合のみ必要)通常は未入力でOK |
4 | 住所情報 | 2020年4月以降に住んだ全住所 「いつから住んでいるか」も入力必須 |
5 | 雇用情報 | 2020年以降のすべての職歴 失業期間がある場合も記載が必要 |
6 | 渡航履歴 | 2020年4月以降に渡航した国(アメリカ・カナダ・メキシコを除く) ※24時間以内のトランジットは含まない |
7 | 追加情報 | 逮捕歴やアメリカ入国拒否の有無などを記入 |
フォーム入力が完了すると、項目欄に以下の緑のチェックマークが出ます。

もし、入力に漏れがある場合は、赤い×マークが表示され、再修正が必要になるため、確認しましょう。
全入力完了後は、内容の最終チェックを行い、「FBIのプライバシー規約」などの規約を読み、同意するにチェックをします。
最後に申請料120ドルの支払い画面へ※返金不可
④支払い手続き

支払いの猶予期間は1カ月ありますが、支払いが完了しないと審査は始まらないので、できるだけ早めに済ませておくのがおすすめ!
「今すぐ支払う」ボタンから決済可能なので、準備ができ次第進めましょう。
⑤オンライン申請後
オンライン申請が完了したら、PASSID(申請者番号)が発行されます。申請がどの程度進んでいるかは、ダッシュボードでステータス(Pending/ Conditionally Approved / Denied)の確認が可能になります。
⑥戸籍謄本の提出(日本出入国在留管理庁 (JISA) )
続いて、3カ月以内に発行された戸籍全部事項証明書(戸籍謄本・原本)を提出する必要があります。戸籍謄本の余白に鉛筆で、Global Entryプログラム申請後に発行されたPASSID(申請者番号)を記入しましょう。PASSID発行から30日以内に提出してください。
提出先は以下のとおりです。
〒108-8255 東京都港区港南5-5-30
東京入国管理局 審査調整部(GEP担当者)
⑦条件付き承認後(conditionally approved)の面接
条件付き承認された後は、面接へ移ります。面接方法は以下の2つです。
1. 登録センターで面接予約(※日本には拠点なし)
空き状況はこちら
2. アメリカ入国時にそのまま面接できる予約不要のEnrollment on Arrival(EoA)
対応空港はこちら
面接時には、以下の持参を忘れないようにしましょう!
- パスポート
- 写真付き身分証明書(例:免許証)
- 生体認証(指紋・顔写真)の登録あり
⑧承認完了
承認後、ダッシュボードが更新され、メールでも通知が届く
→ すぐにGlobal Entryの特典を利用可能
申請から承認まで、人によってかかる期間が異なりますが、基本的には数カ月はかかるようです。申請予定の人はできるだけ早めに手続きするのがおすすめですよ!
実際のGlobal Entryプログラム利用方法

Global Entryプログラムを実際にどのような流れで使用するのか解説します。
アメリカ到着時のキオスク操作の流れ
アメリカに到着したら、Global Entryへ行き、そこにある専用キオスクを見つめるだけで完了です。申請から取得まで時間はかかりますが、承認さえされれば、入国審査はかなりラクに!
また一部の空港では、専用キオスクではなく、アプリ対応になるところもありますよ。事前に以下の「Global Entryモバイルアプリケーション」を入手して、プロフィール設定をしていきます。

- パスポート通りの名前
- アメリカ国民か
- LPR Status(永住権)の有無
- GlobalEntryのPASSID
- ビザの種類(CoA=Class of Admission)や渡航目的の選択
※ビザではなくESTAを取得している人には渡航目的の表示が出ます。
空港へ到着した後は、アプリを再度開き、到着ターミナルなどを入力後、自分の顔写真を自撮りして、入国審査官に承認画面を見せれば完了です。
Global Entryモバイルアプリケーションが利用できる空港はこちらから確認できるので、利用してみてくださいね。
TSA PreCheck®(TSA事前審査プログラム)の利用方法(米国内線)
Global Entryプログラムの承認がおりると、TSA PreCheck®が自動付帯されますが、利用するには航空券と紐づけをしなければいけません。
航空会社によって、紐づけを行うタイミングが航空券を予約する時か、発券する時かが異なるため、どちらに該当するか事前に確かめておきましょう。
アメリカの入国をスムーズにしたい人におすすめ
Global Entryプログラムについて紹介しました。スムーズにアメリカへ入国できるので、何度もアメリカへ行く人やストレスフリーで入国審査をしたい人にとっては魅力的なプログラムです。ただし、申請に時間がかかるので、事前にメリットを確認したり、自分の旅行スタイルと照らし合わせたりして利用すべきか検討してみると良いでしょう。
※記事内の金額は2025年5月14日のレート、1USドル=147.46円で計算しています。