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人形島はメキシコのゾッとする禁足地!なぜできたのか歴史や注意点などを解説

メキシコシティ近郊の街・ソチミルコにある人形島について解説します。世界7大禁足地のひとつに数えられ、呪われた島とも呼ばれる格別な不気味さがあることで有名。誰が作ったのか、その歴史や様子、観光の注意点なども紹介します。

ライター
NEWT編集部
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世界各国には、呪われた島と呼ばれるスポットがいくつか存在します。ガイドブックにもあまり掲載されていない呪われた島は、訪問するのには躊躇しますよね。ただし、現地の特徴などを理解すれば貴重な体験ができることでしょう!呪われた島の一つとして世界的に有名なのがメキシコの人形島です。

では、人形島とは一体どのような観光スポットなのでしょうか。この記事では、人形島の魅力や注意点について解説します。なお、ホラーが苦手な方はご注意ください。

Contents

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ソチミルコにある人形島の基本情報

photo by Unsplash

メキシコの中でも密かな人気を誇るのが、人形島です。人形島のあるソチミルコは世界遺産であり、世界的にも注目を集めています。

ここでは、人形島の歴史や特徴などの基本情報を解説します。

人形島は “世界7大禁足地” のひとつ

photo by Unsplash

世界には、訪問するのが危険とされている禁足地が存在します。禁足地は、様々な理由で危険とされている場合があります。

アメリカのケーブルテレビ系ニュースチャンネルとして、世界的にもネットワークがあるCNNが公表した、“世界7大禁足地” は以下の通りです。

  • チェルノブイリ遊園地(ウクライナ)
  • セドレツ納骨堂(チェコ)
  • 青木ヶ原樹海(日本)
  • アコデセワのブードゥー崇拝市場(トーゴ)
  • ソチミルコの人形島(メキシコ)
  • 軍艦島(日本)
  • コンジアム精神病院(韓国)

危険な場所が禁足地として指定されている一方で、不気味な雰囲気があるスポットも禁足地に選ばれることもあります。その代表格が人形島。薄気味悪いスポットとして知られる人形島の詳細が気になってきますね!

人形島は誰がつくった?その歴史は?

photo by pixabay ※画像はイメージです

ソチミルコがある人形島は、正確にはチナンパという名称の島です。昔、チナンパの主であったフリアン・サンタナ・バレッラという男が、運河で溺れた少女の魂を慰める目的で、島の至る所に人形を吊るし始めました。

ただし、一説には人嫌いだったフリアン・サンタナ・バレッラは、不気味な人形を並べて他人を追い払おうとしたという説もあります。その後、フリアン・サンタナ・バレッラ自身が少女が溺れた場所で遺体として発見されました。

現在では、フリアン・サンタナ・バレッラの甥が島を所有しています。

人形島のあるソチミルコってどんな街?

photo by pixabay

人形島のあるソチミルコは、運河に囲まれたエリアとして有名です。岸辺には家屋や船着き場が並んでおり、多くの観光客が運河を訪問しています。また、船をチャーターして食事やマリアッチと呼ばれる楽団をメインとしたクルーズをすることもできますよ!

ソチミルコは、運河が多く美しい風景を楽しめるため、メキシコのヴェネチアとも呼ばれています。古代を連想させるのどかな風景が広がっていて、ゆったりと時を忘れて過ごせるでしょう。

また、マリアッチ楽団の船が頻繁に訪れて、ラテンらしい賑やかさも楽しめるのが特徴。舟の上では飲食も可能であり、メキシコの有名ビールを飲みながら観光するのも良いかもしれませんね!

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人形島で観光する際の見どころポイント

先述したように、現在ではフリアン・サンタナ・バレッラの甥が人形島を所有していますが、人形の管理はしていない状況です。実際に自分で人形を持ち込んで自由に飾ることができるため、当時の不気味な人形だけでなく、バービー人形なども飾られていますよ!

ここからは、人形島の観光を楽しむために知っておきたいポイントや豆知識について解説していきます。

人形島に伝えられる悲しい物語

photo by pixabay ※画像はイメージです

人形島の最大の特徴として、やはり人形が至るところに吊されている点が挙げられます。人形の大半が子どもであり、当時、フリアン・サンタナ・バレッラはあくまでも少女の供養のために人形を集め始めました。

しかし、子どもの人形がどこか悲しげな表情をしていたり、破損して身体の部分がバラバラになっていたりして、不気味な雰囲気が一気に増しています。また、一部では子どもが苦しんでいる表情の人形もあるため、なおさら不気味だと感じてしまうかもしれません。

その後、供養のために人形を50年以上集めていたフリアン・サンタナ・バレッラは、発見した少女と全く同じ場所で遺体として発見されました。実は、少女もなぜその場所で遺体として発見されたのかは謎であり、この事実により人形島は心霊スポットとも呼ばれています。

このように人形島は不気味な雰囲気のスポットであるため、ホラーが苦手な方は観光する際、気をつけてくださいね!

人形島は島じゃない?

photo by pixabay

人形島は、名称に島と付いていますが、実際には島ではありません。実は、人形島の正体はメキシコの干拓地であるチナンパの一部なのです。

チナンパは、沼地の水草を伐採して、何層も重ねた浮島で湖底の泥を盛り上げた畑の一種です。アステカ帝国が繁栄していた時代、ミソチルコの運河周辺に無数に建設されました。

この人工的に作られた土地に存在するのが、人形島です。ソチミルコ周辺には、今でも人形島以外にも、人形島を模した偽の人形島やトイレ専用のチナンパも存在します。そのため、現地では間違って偽の人形島には行かないよう注意してくださいね。

人形島へのアクセス・行き方

photo by Unsplash

人形島観光の拠点となる都市が、ソチミルコです。ソチミルコは、メキシコの首都であるメキシコシティから南へ30キロほど離れた場所にあります。メキシコシティからソチミルコまでは電車や車でアクセスできますよ。

ここでは、人形島へのアクセス・行き方について解説します。

遊覧船に乗って人形島へ

photo by Unsplash

人形島を訪問する場合、ソチミルコから遊覧船でアクセスする方法がおすすめです。人形島へ向かう正規の遊覧船乗り場は、以下2ヶ所あります。

  • Embarcadero Fernando Celada(エンバルカデロ フェルナンド・セラダ)
  • Embarcadero Cuemanco(エンバルカデロ クエマンコ)

上記の中で、ソチミルコ駅の近さを考えるとEmbarcadero Fernando Celadaの方がアクセスしやすいのでおすすめです。

Embarcadero Fernando Celadaから人形島への遊覧船は、4時間で2,000ペソ(約15,140円)で利用できます。上記は往復の料金です。4時間未満のコースもありますが、人形島への往復時間や観光の時間を考えると4時間コースが最適ですよ。

人形島までの遊覧船の費用については、時間単位で設定されています。1時間あたり500ペソが相場です。また、人形島までは約120分かかるので、先述した通りコースとしては往復で4時間の利用が必要です。

なお、利用人数が少ない場合はディスカウントしてもらえるケースがあるので、交渉してみるのもおすすめです。

ツアーに参加するのもおすすめ

photo by pixabay

個人で人形島を訪れるのが不安な方は、ツアーに参加するのがおすすめです。ツアーの場合、ソチミルコで集合して人形島を観光する、半日コースのツアーが多くあります。

日本人アテンダントが付いて、食事は含まれず、人形島の観光メインで楽しめます。団体ツアーの料金相場は30,000円程度、プライベートツアーの料金相場は60,000円程度ですよ。

ただし、ツアーや遊覧船はアテンダントによってどれだけガイドしてもらえるか異なります。単に人形島にアクセスするだけで、特に観光に関する情報を紹介してもらえないという場合もあるので、事前にツアーの詳細をよく確認しておくのがおすすめ!

人形島観光における注意点

photo by pixabay

人形島を観光するにあたり、注意すべきポイントがいくつかあります。場合によっては、無駄に費用をかけてしまうケースもあるので、事前に気をつけるべきポイントを理解することが重要です。

ここでは、人形島観光における注意点を紹介します。

人形島の偽物に気を付けよう

photo by pixabay

人形島は禁足地として世界的に有名になったことから、実は周辺には人形島の偽スポットが多く存在します。一見すると、島の至るところに人形が飾られていて、本物と見間違えてしまいます。

偽物の人形島は1つではなく、周囲に多く存在しています。ソチミルコから人形島までは、遊覧船で約120分程度かかりますが、漕ぎ手からすればなるべく楽をしたいために偽の人形島をあたかも本物として紹介されるケースもあります。

本物の人形島は、ソチミルコのなかのクエマンコと呼ばれるエリアにあるので、間違えずにアクセスしてください。

寒い日にそなえて上着を持参する

photo by Unsplash

ソチミルコに行く際は上着を備えた方が良いでしょう。

11月から5月は乾季となります。11月から2月は北極の気団が南下するため若干寒いです。乾季シーズンは平均気温は12度から15度と暖かく、最も気温の低い季節であっても氷点下以下になることは稀です。それでも、天気が良くない日は少し肌寒いため、防寒対策をするようにしましょう。

人形島の観光を満喫しよう

この記事では、人形島の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。人形島は禁足地として有名ですが、その歴史的背景などを知ると、単に不気味ではなく興味深さを感じられる観光スポットでもあります。

ぜひ紹介した情報を参考に、人形島の観光を満喫してみてくださいね!

人形島(The Island of the Dolls/La Isla de la Munecas)の基本情報

住所

メキシコシティ連邦区 パルケ・エコロヒコ・デ・ソチミルコ

営業時間

要確認

休業日

要確認

料金

入場料 40ペソほど(約300円)

※2024年10月16日のレート、1メキシコ・ペソ=7.57円で計算

アクセス

ソチミルコから遊覧船で約120分

公式サイト

http://www.xochimilco.cdmx.gob.mx/la-isla-de-las-munecas/

※記事内の金額は2024年10月16日のレート、1メキシコ・ペソ=7.57円で計算しています。

cover photo by pixabay

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