【2024年最新】金沢エリアのおすすめ観光スポット20選！

金沢周辺には観光スポットがいっぱい！

金沢は、石川県にある北陸地方を代表する観光地。2015年に北陸新幹線が開通したことから、首都圏からも観光しやすくなり、国内旅行はもちろん近年では海外からも多くの観光客が訪れます。

日本三名園のひとつである兼六園をはじめ、風情あふれる観光スポットや、日本海側ならではの絶品海鮮グルメ、冬の雪景色など、さまざまな魅力にあふれており、訪れる人の心を掴んで離しません。

金沢周辺は交通の便も良く、主要な観光スポットを巡る観光バスも運行しているので、効率よく観光を満喫できますよ。

金沢周辺観光地の地震の影響は？

2023年1月1日に発生し、大規模な被害をうけた能登半島地震。石川県輪島市を中心に被害が大きく、余震や避難が続いている状況です。

輪島市から約115キロメートル離れた金沢市に関しては、ほぼ通常通りの生活が戻っており、交通機関や商店、観光名所なども一部を除いて通常営業しています。そのため観光の予定を過度に自粛せず、普段通り訪れることが、地域経済の復興にもつながるでしょう。

金沢周辺のおすすめ観光スポット20選

金沢エリアには歴史を感じる名所をはじめ、美しい庭園や美術館、グルメスポットなど見どころがいっぱい！金沢定番の観光スポットから、知る人ぞ知る穴場のスポットまで厳選してご紹介します。

兼六園

金沢を代表する日本三名園のひとつ

兼六園は偕楽園、後楽園と並ぶ日本三名園のひとつの廻遊式の庭園です。大名庭園として、加賀歴代藩主により江戸時代から長い歳月をかけて創建されたため、さまざまな時代の庭園手法が見られるのが特徴的。

広大な敷地内には四季折々の美しさが見られ、春になると珍しい品種の兼六園菊桜が満開に！お花見やライトアップされた夜桜を楽しめます。

冬には毎年恒例の雪吊り作業が見られ、雪で枝が折れるのを防ぐための傘のような縄が広げられます。特に園内随一の枝ぶりを誇る、唐崎松の雪吊りは兼六園ならではの光景です。

金沢21世紀美術館

見て触れて楽しむ！多彩な現代アートに出会える美術館

金沢21世紀美術館は、さまざまなジャンルの芸術作品を見て触れて楽しめる現代アート美術館です。2万6千平米以上の広大な敷地内では、時代を超えた多彩なジャンルのアートに出会うことができます。

見どころは、レアンドロ・エルリッヒ作の『スイミング・プール』。水が満たされているように見えるスイミングプールの中から水上を見上げたり、外からプールを見下ろしたりできます。まるで水中の中にいるかのような幻想的な体験や、面白い1枚の撮影など、大人から子どもまで楽しい時間を過ごせますよ。

近江町市場

金沢グルメを満喫！約170の店舗が並ぶ市民の台所

近江町市場は約300年の歴史を誇り、金沢市民の台所として親しまれている食材市場です。アーケードには約170の店舗が軒を連ね、石川県産の鮮魚、野菜、果物などがずらりと並びます。惣菜や漬物など、自家製品も充実しているので、金沢ならではのお土産探しにもおすすめ！

市場には個性あふれる飲食店もたくさんあり、大ぶりのネタを使った豪快な海鮮丼や、グルメ通に人気の金沢おでんなど、金沢のご当地グルメをどっぷりと楽しめますよ。

ひがし茶屋街

古い町屋が立ち並ぶショッピング＆グルメスポット

ひがし茶屋街は、かつて茶屋街としてにぎわっていた重要伝統的建造物保存地区。現在では古い日本家屋をリノベーションしたお土産ショップやカフェなどが軒を連ねています。日本らしい和の趣を感じる街並みから、外国人観光客にも人気です。

ひがし茶屋街を訪れたら食べたいのが、金箔ソフト！元祖である箔一の金箔ソフトは、キラキラの金箔を1枚丸ごと使った大胆なソフトクリームで、味はもちろん、SNSでも話題になっているのでぜひ味わってみてくださいね。

志摩

江戸時代から手付かずで残る国指定重要文化財

志摩は、ひがし茶屋街にある国指定重要文化財で、江戸時代から手付かずのお茶屋の建物が現存しています。

建物内は実際に入ることができ、お茶屋特有の繊細な造りを間近に見られます。別棟の寒村庵では、美しい庭を見ながら金沢の伝統菓子とお抹茶（有料）を味わうことができ、ぜいたくなひとときを過ごせますよ。

金沢城／金沢城公園

3つの重要文化財が見どころの散策スポット

金沢城／金沢城公園の歴史は、1583年に前田利家が金沢城に入ったことから始まります。当時は重臣たちの屋敷がある小さな城でしたが、1602年の落雷により天守は消失、その後も火災などが続き、いくつかの建物が再建された姿が現存しています。

敷地内には石川門、三十間長屋、土倉（鶴丸倉庫）の3つの重要文化財があり、当時の面影を感じられます。兼六園に面している石川門は、夜になるとライトアップに浮かぶ姿も楽しむことができますよ。

尾山神社

国内でも珍しい建築様式の神門が見どころ！

尾山神社は、加賀藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀る由緒正しい神社。兼六園と金沢城から長町武家屋敷や繁華街を結ぶ場所にあるので、ルートに組み込めば効率的に観光ができます。

国内でも珍しい和漢洋の3つの建築様式が用いられた神門は特に見どころで、金沢のシンボルにもなっています。国の重要文化財にも指定されており、頂上には日本現存最古の避雷針が施されているのもポイント。

敷地内は日没後から22時までライトアップされているので、幻想的な夜の散策にもおすすめです。

長町武家屋敷跡

江戸時代にタイムスリップしたような武家屋敷が軒を連ねる

土塀や石畳の小路に、立派な構えの武家屋敷が立ち並ぶ長町武家屋敷跡。にぎやかな繁華街から一歩入ると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような趣ある景観が広がります。

長町武家屋敷跡で唯一屋敷内を実際に見学できるのが、武家屋敷跡野村家で、当時の武士の暮らしぶりを感じられることから海外の観光客にも人気。庭園は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星の評価を得ており、美しい木漏れ日が入る空間で、水のせせらぎを聴きながら静粛な時間を過ごせますよ。

金沢駅／鼓門

伝統やおもてなしを感じられる金沢の玄関口

金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選ばれており、おもてなしの心を感じられる金沢の玄関口です。駅の至る所に、訪れた人をやさしく出迎える工夫や、金沢の伝統や文化を感じられる技巧が施されています。

金沢の伝統芸能・能楽で使われる鼓をイメージとした鼓門は、駅の兼六園口にあり、フォトジェニックスポットとしても人気！高さ13.7メートルの2本の印象的な太柱の門構えは圧巻です。

日没から深夜12時までは、鼓門のライトアップが行われており、和の色彩の美しい光で彩られ、昼間とは違った幻想的な雰囲気を味わえますよ。

湯桶温泉

街の喧騒から離れてのんびり過ごせる金沢屈指の温泉地

湯涌温泉は、金沢駅から車で約30分ほどの緑豊かな山間部に位置する温泉街。1,300年以上の歴史があり、加賀藩の歴代藩主が訪れたほか、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二が恋人と過ごした地であることでも有名です。

9軒の温泉宿があり、街の喧騒から離れて温泉に癒やされたり、伝統的な加賀料理を味わえたりと至れり尽くせり。温泉街には、竹久夢二の滞在中の作品などを展示する金沢湯涌夢二館や、金沢らしい金箔を使用した白鷺の足湯などがあり、金沢中心地とは一味違うゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

主計町茶屋街

細い路地に灯る夕暮れ時の灯りが幻想的

主計町茶屋街はひがし茶屋街、にし茶屋街と並ぶ金沢三茶屋街で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。細い路地と千本格子が続く風情あふれる茶屋街では、昔あった日本の風景に出会えます。ひがし茶屋街から徒歩で行けるので、合わせて観光するのがおすすめ。

夕暮れ時になると明かりが灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。店の中から聞こえてくる芸妓が奏でる三味線と太鼓の音は、まるでタイムスリップしたような不思議な感覚になるでしょう。

金沢港クルーズターミナル

2020年にオープンした金沢の新しい海の玄関口

金沢港クルーズターミナルは、2020年6月に開業した金沢の海の新しい玄関口。日本海の白波をイメージしたモダンな建物内には、九谷焼や加賀友禅など、石川の伝統工芸のモニュメントが設られています。レストランや体験施設などが併設されているので、旅客線の利用者以外でも観光を楽しめます。

夜には全面ガラス張りのターミナルが美しくライトアップされ、昼間とは違う幻想的な雰囲気に。金沢の伝統色である加賀五彩で彩られ、日本海を望みながらロマンチックなひとときを過ごせます。

※2024年2月現在、能登半島地震震災対応のため、当面の間休館

鈴木大拙館

金沢が生んだ仏教哲学者・鈴木大拙の思索に触れる

鈴木大拙館は、金沢が生んだ仏教哲学者・鈴木大拙の考えや軸石を辿れる施設です。建築家・谷口吉生氏によって設計された静粛な雰囲気の佇まいの館内では、来館者自らが思索できるような展示や空間が演出されています。

「展示空間」「学習空間」「思索空間」の3つの空間と展示空間、「玄関の庭」「露地の庭」「水鏡の庭」の3つの庭から構成されており、趣のある大きなクスノキの古木や、朝と夕方、四季によって景観が移り変わる散策路など、思考を巡らせながら散策できますよ。

※2024年3月中旬まで修繕工事のため休館

妙立寺

忍者寺と呼ばれるさまざまな仕掛けが隠されるお寺

妙立寺は、かつて襲撃に備えて出城・砦の役目として使われていたことから、建物内に敵を侵入させないための仕掛けがあり、「忍者寺」とも呼ばれています。

建物全体が迷路状の複雑な作りをしており、2階建てに見える外観とは裏腹に、実際には7層に23の部屋があると言われています。落とし穴になる賽銭箱や床下に出現する隠し階段、金沢城より遠くまで見渡せる望楼（物見台）などがあり、ガイドの案内で見学することができます。

国立工芸館

日本で唯一の工芸専門の美術館

国立工芸館は2020年10月に開館した、日本で唯一の工芸を専門とする美術館です。レトロな雰囲気の建物は明治後期に建てられ、有形文化財に登録されている旧陸軍施設をリノベーションしています。

館内には陶磁や漆工、染織、金工など約4,000点以上の美術工芸品が収蔵されており、時代を超えた作品を間近で見学できます。夜になると国立工芸館や周辺施設が美しくライトアップされるので、幻想的な街歩きも楽しめますよ。

石川四高記念文化交流館

大正ロマンの雰囲気が残る複合文化施設

石川四高記念文化交流館は、国指定重要文化財の旧第四高等中学校本館（金沢大学の前身）を活用した複合文化施設です。赤レンガのレトロな館内には着物や袴などのレンタル店が併設されており、実際に使われていた教室や廊下でタイムスリップしたような写真が撮影できます。

また、石川県ゆかりの文学者の資料展示を見学したり、ミュージアムショップでレトロ可愛いお土産探しができたりと、たっぷりと観光を満喫できます。

※2024年2月現在、能登半島地震震災対応のため、当面の間臨時休館

玉泉園

金沢最古の茶室がある池泉回遊式庭園

玉泉園は兼六園のすぐ近くにあり、約400年の長い歴史を持つ加賀藩ゆかりの池泉回遊式庭園です。約2,370平米の広大な敷地内には、作庭以前から生い茂る巨木や池、数百種の草木などが見られ、散策を楽しめます。

園内には金沢最古の茶室である灑雪亭（さいせつてい）があり、実際に茶道体験をすることができます。初心者の人でもスタッフが丁寧にアドバイスしてくれるので、気軽に参加できますよ。

玉泉院丸庭園

忠実に再現された独創的な庭園

玉泉院丸庭園は、金沢城公園にある庭園です。現在見学できる主な見どころは、平成20年から5年間かけて再現されたもので、古絵図や古文書を参考に忠実に作られています。

石川県内産のマツが植栽されている庭園や、城内のいもり堀から揚水している池泉など独創的な景観が特徴で、四季折々の景観が美しい庭園散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

成巽閣

加賀前田家の正室として国内唯一現存する建物

成巽閣はかつての加賀前田家の隠居所で、重要文化財に指定されています。大名正室の御殿としては国内に唯一現存する建造物で、大名書院造りと数奇屋風書院造りの2つの様式を持つ印象的な建築は、風格を感じさせます。

群青の間は成巽閣の中でも最も見どころで、群青、朱、紫などの鮮やかな色彩を用いた空間が特徴。さらに床柱は木目が大胆に掘り込まれており、こだわりが随所にみられます。

石川県立美術館

地域の味覚を味わえるカフェが併設された美術館

石川県立美術館は兼六園に隣接している美術館で、国宝の『色絵雉香炉』をはじめ、重要文化財4点を含む石川県ゆかりの美術工芸品を収蔵しています。

館内にはパティシエ・辻口博啓プロデュースのカフェが併設しており、北陸地域産の素材を用いたスイーツを味わえます。大きな窓の外には緑が広がっており、芸術鑑賞の後のぜいたくなカフェタイムを満喫できますよ。

金沢観光のおすすめモデルコース

金沢には見どころがたくさんありますが、スケジュールを上手に組んだり観光バスを利用すれば、1泊2日や2泊3日の滞在でもぞんぶんに観光を満喫できます！ここでは、金沢観光を効率的に楽しむおすすめのモデルコースを紹介します。

観光バスでらくらく！1泊2日のモデルコース

1泊2日観光におすすめなのが、城下まち金沢周遊バス。金沢の主要な観光地を巡るループバスで、約15分間隔で運行しています。大人800円、子ども400円で1日フリー乗車券が利用できるので、移動予算をぐんと抑えられるほか、効率良く観光できますよ。

<モデルコース>

1日目 金沢到着→金沢駅の鼓門でまずは記念撮影→城下まち金沢周遊バスに乗車→ひがし茶屋街で風情あふれる街歩きやご当地スイーツを堪能→兼六園でのんびりと庭園散策→金沢城のライトアップを満喫

2日目 金沢21世紀美術館で現代アートに触れる→長町武家屋敷跡でタイムスリップしたような江戸風情を感じる→近江町市場で金沢グルメをお腹いっぱい楽しむ→帰宅

定番から穴場まで金沢観光を楽しみ尽くす！2泊3日のモデルコース

金沢は2泊3日の滞在であれば、定番の観光地から穴場まで観光をぞんぶんに楽しめます。山間部の温泉地へ足を伸ばしてみるのも良いでしょう。

<モデルコース>

1日目 金沢到着→ひがし茶屋街でショッピングや街歩きを楽しむ→国指定重要文化財の志摩でお抹茶とお菓子を堪能→主計茶屋街で夕暮れ時の幻想的な雰囲気を満喫→湯涌温泉のお宿に移動

2日目 湯涌温泉の宿で朝食・湯けむり風情を楽しむ→市内中心部に移動→忍者寺と呼ばれる妙立寺でからくりに驚く→鈴木大拙館で哲学に思考をめぐらす

3日目 兼六園で季節の美しい景観に感動→石川県立美術館のカフェで絶品スイーツを味わう→金沢駅の鼓門のライトアップをバックに記念撮影→帰宅

金沢周辺の観光スポットを満喫しよう

この記事では、金沢エリア周辺のおすすめ観光スポットを紹介しました。金沢エリア周辺には、時代を跨ぐ歴史感じるスポットや、美しい庭園、温泉やご当地グルメまでたくさんの観光地があり、家族やカップル、女子旅などさまざまなグループで楽しめます。観光バスを効率的に利用すれば、1泊2日の観光もさらに充実しますよ。

ぜひ紹介した観光地を参考に、金沢旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

※各施設の情報は2024年1月30日現在のものです。能登半島地震に伴う開館および休館情報などの最新情報は公式サイトを確認してください

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