.jpg)
【全国】いざ推しの舞台へ!アニメをこよなく愛するオタクが絶対行きたい聖地巡礼スポットを紹介
400作品以上のアニメを見てきた筆者が、絶対行きたい全国の聖地巡礼スポットを紹介します。画面越しに見たあの場所へ実際に足を運べば、まるでアニメの中にいるような気分に。アニメの名シーンを追いかけて、あなたも聖地巡礼の旅に出かけてみませんか?



400作品以上のアニメを見てきた筆者が、絶対行きたい全国の聖地巡礼スポットを紹介します。画面越しに見たあの場所へ実際に足を運べば、まるでアニメの中にいるような気分に。アニメの名シーンを追いかけて、あなたも聖地巡礼の旅に出かけてみませんか?
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
アニメの聖地巡礼とは?

アニメの聖地巡礼は、アニメの舞台に自分の足で立ち、キャラクターたちが見た景色を共有できるのが大きな魅力です。スクリーンの向こう側で見ていた世界が目の前に広がる高揚感は、単なる観光では味わえません。
また聖地巡礼には、その土地固有の文化や風景を体験できるという側面もあります。地元の人々と交流を楽しんだり土地の食文化を味わったりと、普段の旅行ではない体験ができるのも聖地巡礼の醍醐味ですよ。
ここからは、今まで400作品以上のアニメを見てきた筆者が、絶対行きたい全国の聖地巡礼スポットをまとめました。推しの舞台へ飛び込んで、アニメの世界を体感しましょう!
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
【作品別】日本全国のアニメ聖地巡礼スポットを紹介

日本全国のアニメ聖地巡礼スポットを作品別に紹介します。有名なアニメ作品を中心に、一度は行きたい聖地をまとめました。アニメの名シーンがよみがえる場所はもちろん、観光地とは思えないようなスポットもありますよ。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(埼玉県 秩父市)
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(通称・あの花)』の舞台は、埼玉県の秩父市です。アニメに描かれた町の風景の再現率が非常に高く、秩父市内には聖地と呼ばれるスポットが多く存在します。
アニメの聖地巡礼の大定番とも言える場所で、放送直後には地域に大きな経済効果をもたらしたんだとか。現在でもあの花のイベントが開催されたり、スタンプラリーが開催されたりとファンにはたまらない体験が目白押しですよ。
旧秩父橋:めんまが立っていた橋のモデル

旧秩父橋は、超平和バスターズが集まる秘密基地へと続く橋のモデルです。アニメのメインビジュアルに採用されている場所で、めんまが橋の上に立っているシーンが印象的ですよね。
アニメのオープニング曲『青い栞』のPV撮影地としても知られており、作品の世界観を色濃く感じられます。ちなみに旧秩父橋の下には、劇場版のキービジュアルとなった階段が!旧秩父橋を小鹿野方面へ渡り切ると、右手に降り口があるのでぜひ行ってみてくださいね。
定林寺:作中で何度も登場するランドマーク

定林寺は、超平和バスターズのメンバーたちの思い出が詰まった場所。かくれんぼのシーンはもちろん、高校生になった超平和バスターズがめんまへ思いを語ったり、花火を製作したりするシーンでも度々登場していましたよね。
本堂前には、アニメで完全再現されているお坊さんのパネルがあり、ファンの中では大人気の写真撮影スポットです。筆者はつるこ推しなので、お坊さんパネルの隣のベンチでオレンジジュースを飲みました!
定林寺には『あの花』のキャラクターが描かれた絵馬がたくさん奉納されており、作品への深い愛を感じられるでしょう。
龍勢祭(椋神社):超平和バスターズがロケットを打ち上げた祭り

龍勢祭は、毎年10月に秩父市の椋神社で行われる伝統的な祭りです。作中では、超平和バスターズが「めんまのお願い」を叶えるためにロケットを打ち上げるシーンで描かれていました。
実際の龍勢祭でも、職人たちが手作りしたロケットを空高く打ち上げる姿を見ることができます。じんたんたちが見上げた打ち上げ櫓もあり、夕方の時間帯に訪れればアニメと全く同じような写真を撮影できますよ。
実は龍勢祭では過去10回にわたって『あの花』とのコラボロケットを打ち上げていたのですが、2023年で最後の奉納に。少し残念ですが、打ち上げ櫓だけでも見ておきたいですね。
君の名は。(東京都・岐阜県・長野県)
新海誠監督が手がけた『君の名は。』は、東京都や岐阜県など日本各地がモデルとなっています。当時は社会現象ともなる大ヒットを記録し、聖地はどこなのかと話題になりましたよね。
『君の名は。』の聖地は、どれも作品のリアルな風景を感じる場所ばかり。絶景スポットとして注目されている聖地もあるので注目ですよ。
須賀神社の階段(東京都 新宿区):瀧と三葉が再会を果たした階段

『君の名は。』の聖地巡りではずせないのが、新宿区にある須賀神社の階段です。クライマックスで瀧と三葉が再会を果たした階段で、記憶を失いながらも名前を問うシーンは感動的でしたよね。
赤い手すりが印象的な階段はキービジュアルにも描かれており、ファンにとっては特別な聖地となっています。階段の上からはアニメそのままの風景を眺められ、作品の雰囲気をよりリアルに体感できますよ。
飛騨古川駅(岐阜県 飛騨市):瀧が三葉を探しに訪れた場所
%20(1).jpg)
岐阜県飛騨市にある飛騨古川駅は、瀧が奥寺先輩や司と共に三葉を探しに訪れた場所です。駅前には瀧が聞き込みをしたタクシー乗り場があり、忠実に再現されていることが分かります。
映画と同じようなシーンを撮影するなら、駅の西側にある跨線橋へ行ってみましょう。ホームを上から望むことができ、特急電車が通るタイミングなら『君の名は。』の名シーンを完璧に再現できますよ。
飛騨古川エリアには、ほかにも飛騨市図書館や気多若宮神社など聖地が集中しているのでこちらも忘れずに!
諏訪湖(長野県):カタワレ時で登場した糸守湖のモデル

長野県にある諏訪湖は、時空を超えて瀧と三葉が巡り合う糸守湖のモデルとされる場所です。「カタワレ時」で登場した湖で、このシーンで筆者は枯渇するくらい泣きました。
諏訪湖は山腹にある立石公園から眺められ、本当に諏訪湖の向こうに糸守町が存在しているような錯覚に。特に朝日や夕暮れ時には水面が美しく輝き、神秘的な雰囲気があります。
諏訪湖を俯瞰できる高ボッチ高原も人気スポットで、多くの聖地巡礼者が訪れているんですよ。
すずめの戸締り(宮崎県・愛媛県・兵庫県)
新海誠監督の最新作である『すずめの戸締り』は、日本各地の廃墟を舞台とした作品です。宮崎県から愛媛県、兵庫県、そして東京までさまざまな場所が登場しましたよね。
『すずめの戸締り』の聖地を巡るなら、すずめと同じルートをたどるのがおすすめです。宮崎・愛媛・兵庫はフェリーでつながっているので、効率よく聖地を巡礼できますよ。
油津港(宮崎県 日南市):すずめが暮らす小さな港町
宮崎県の油津港は『すずめの戸締まり』の主人公・すずめが暮らす町のモデルになった場所です。港町特有の穏やかな雰囲気が漂い、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

実際に筆者も油津港へ聖地巡礼に行き、すずめと草太さんが出会うシーンに登場する風景を探してみました。あいにくの天気でしたがすずめと同じ赤い自転車を走らせ、なんとか似ている場所を発見!すずめの旅の始まりを感じられる風景で大感動でした!
筆者は自転車で行きましたが、坂が多いのでおすすめはできません。かなりキツかったので、皆さんは車で訪れてみてくださいね。
八幡浜港フェリーターミナル(愛媛県):ダイジンを追いかけて到着したターミナル

愛媛県の八幡浜港フェリーターミナルは、すずめがダイジンを追いかけてたどり着いた場所です。港の待合室はもちろん、チケットカウンターやフェリー乗り場も忠実に再現されており、映画のシーンを切り取ったような景色が広がっています。
ちなみにすずめが乗ったフェリー「みかん四国」のモデルは、「おれんじ四国」「おれんじ九州」と言われています。内装は異なりますが、すずめと同じように船旅を楽しむのもおすすめですよ。
二宮商店街(兵庫県):ルミさんのスナックがある商店街
兵庫県神戸市にある二宮商店街は、すずめが旅の途中で出会うルミさんのスナックがある商店街のモデルです。作中ではすずめが一時的に身を寄せる場所として登場し、ルミさんの温かさに触れる場面でしたね。
二宮商店街に実際のスナックはありませんが、映画の雰囲気そのままのお店や看板があり、下町の温かみを感じられます。ダイジンが逃げ去るシーンに登場した二宮市場もあり、すずめの足跡をたどれますよ。
デュラララ!!(東京都 池袋)
『デュラララ!!』は、成田良悟によるライトノベルを原作としたアニメ作品です。池袋という実在する街を舞台にしており、筆者も東京に訪れるたび必ず足を運んでいます。
世界最大級のアニメショップ・アニメイト池袋本店もあるので、推しグッズをゲットして聖地巡礼を楽しみましょう。
池袋駅東口周辺:主要キャラたちが集う聖地

池袋駅周辺は、まさに『デュラララ!!』の舞台そのもの。駅東口に足を踏み入れるだけで、まるで帝人や正臣が歩いているような錯覚に陥ります。
改札を抜けてすぐの広場は、セルティがバイクを停めていた場所です。サンシャイン60通りに向かうと、臨也がふらりと現れそうな気配を感じられるでしょう。
サンシャイン60通り:セルティや臨也が現れるスポット

池袋の中心街として知られるサンシャインシティ。『デュラララ!!』でも何度も登場しており、セルティや臨也など主要キャラたちが交差する場所として印象深いスポットです。
夜になったサンシャイン60階通りは、より『デュラララ!!』らしい街の雰囲気に。「どこかで静雄が自販機を投げているかも……」と空想しながら歩くのも、デュラファンの聖地巡礼の醍醐味ですよ。
鬼滅の刃(福岡県・福島県)
独特の世界観が流れる『鬼滅の刃』は、世界中で人気を集める大ヒット作!壮大なアクションシーンが注目を集めており、炭治郎と禰豆子の絆は涙なしに見られませんよね。
ここからは、そんな『鬼滅の刃』のモデルとなった聖地を紹介します。作品の世界観を体験できるスポットを巡りながら、炭治郎たちの物語に足を踏み入れてみましょう。
宝満宮竈門神社(福岡県):竈門炭治郎の名前の由来とされる神社

福岡県にある宝満宮竈門神社は、炭治郎の「竈門」という名字の由来となったとされる神社です。境内には静寂ながらも神聖な空気が漂っており、まるで鬼殺隊の剣士たちが修行しているような厳かな雰囲気が流れています。
実は八幡竈門神社は、人食い鬼の伝説が残る場所なんだそう。かつて人食い鬼が出没していた時代、八幡の神様が「一晩で百段の石段を作れなければ人里に下りてきてはならない」と約束させました。
しかし人食い鬼が九十九段まで作ったところで夜が明けてしまい、日の光に驚いた人食い鬼はそのまま逃げて出没しなくなったと言われています。鬼滅の刃でも日の光を浴びた鬼は死んでしまう設定なので、とても似通っていますよね。
ほかにも竈門家に伝わる「ヒノカミ神楽」に似た、火の神を祀る神楽「竈門神楽」を毎年舞ったり、水の呼吸 拾ノ型「生生流転」の龍が本殿の天井に描かれた龍とそっくりだったりと、神社の随所から鬼滅の世界観を感じられますよ。
芦ノ牧温泉 大川荘(福島県):無限城にそっくりな温泉旅館

福島県の芦ノ牧温泉 大川荘は、鬼舞辻無惨の本拠地「無限城」にそっくりな構造を持つ温泉旅館として知られています。
エントランスの吹き抜けは上弦や下弦の鬼が集まるような雰囲気で、中心で三味線を演奏する様子が大きな話題となりました。周囲は無数の階段に囲まれており、無惨様のパワハラ会議が今にも始まりそうな予感です。
ちなみに芦ノ牧温泉は、会津若松の自然を堪能できる温泉郷。鬼の世界を感じながら温泉に浸かるのも、鬼滅ファンならではのぜいたくな楽しみ方ですよ。
\おトクなホテル予約はこちら!/
呪術廻戦(東京都・仙台市)
呪術廻戦は、人間の負の感情から生まれる「呪い」とそれを祓う「呪術師」の戦いを描いた作品です。2024年12月に漫画が完結を迎え、アニメへの期待も高まっていますよね。呪術廻戦では日本に実在する場所が多く登場しており、聖地巡礼を楽しむファンも多いですよ。
渋谷(ヒカリエ・副都心線ホーム):五条先生が獄門疆につかまった場所

呪術廻戦の聖地といえば、やはり渋谷が有名ですよね。渋谷事変が勃発した舞台として描かれており、渋谷ヒカリエや副都心線の駅ホームでの五条先生の戦闘シーンは胸アツでした!
副都心線のB5Fホームは、五条先生が獄門疆につかまるシーンの聖地です。階段やエスカレーターなどの構造も全く同じで、立ち位置によって五条目線と夏油目線どちらの視点の景色も見ることができます。
筆者が訪れたときは渋谷事変のアニメ放送前だったので、渋谷駅には巨大なラッピング広告がありましたよ!
仙台駅周辺(宮城県):じゅじゅさんぽにも登場!虎杖悠仁の出身地

虎杖推しにとってはずせないのが、出身地でもある宮城県仙台市です。アニメのスピンオフ『じゅじゅさんぽ』では仙台駅西口が登場しており、野薔薇が「なんでパルコが2つあんだよ!!」と驚くシーンが印象的でしたよね。

ちなみに仙台駅では、五条先生が1話でお土産として買っていた喜久福をゲットできます。五条先生をも虜にする喜久水庵の喜久福は、ほんのりと甘いずんだ生クリームがクセになる味わい。ずんだシェイクもおいしかったので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
伏見稲荷大社(京都府):呪術廻戦0巻で五条悟が訪れた場所
千本鳥居が続く京都の伏見稲荷大社は、呪術廻戦0巻で五条先生が訪れた場所として知られています。乙骨の処遇について話した後に歩き去るシーンですね。
神社の参道を登っていくと五条先生が歩いたと思われるスポットがあり、近くのガラス戸には実際のマンガのページが貼られていました!夜になるとさらに静寂に包まれ、歩くだけでも彼の気配を感じられますよ。
サマータイムレンダ(和歌山県 和歌山市)
『サマータイムレンダ』は、時間が繰り返す謎と向き合う少年・慎平の物語を描いたサスペンス・ミステリーです。筆者の大好物なジャンルなのですが、夏の島を描いた映像美に心を奪われた記憶があります。
そんな『サマータイムレンダ』の舞台となっているのが、和歌山県和歌山市にある友ヶ島。うつくしい海辺の町を歩き、慎平のループを追体験してみましょう。
友ヶ島:物語の舞台「日都ヶ島」のモデル

友ヶ島は、和歌山県に浮かぶ無人島群です。『サマータイムレンダ』の舞台・日都ヶ島のモデルとなった島で、周囲は真っ青な海に囲まれています。
実際に訪れると、そこに広がる風景はまさにサマレンの世界そのもの。廃墟となった砲台跡や鬱蒼とした森など慎平たちが駆け回った景色が、現実世界に広がっています。
特にレンガ造りの要塞跡は、アニメの不穏な空気感をそのまま再現したかのような雰囲気がありますよ。島の沿岸部にはクロマツが自生しており、今にもひづるがぶら下がって登場しそうでした。
加太港:作中で登場する船着き場

加太港は、友ヶ島への玄関口となる船着き場です。慎平たちが船に乗り、日都ヶ島へと向かうシーンがよみがえります。加太港の周辺には住宅街が広がっており、慎平がひづるを探しに民宿をあたっていた場所やコバマートのモデルとなったお店があります。
第3話で慎平と澪と窓が合言葉を決めた加太小学校前や、第10話で澪と朱鷺子が雨宿りするベンチなど、アニメの世界を深く体験できる場所が満載ですよ。
ラブライブ!(東京都・静岡県)
大人気シリーズの『ラブライブ!』では、作品(シリーズ)ごとに異なる聖地が登場しています。
μ’sの活動拠点となった東京・秋葉原や、Aqoursが生まれた静岡県・沼津市など、数々の名シーンを彩る場所は一度は訪れたいですよね。ファンが頻繁に訪れるという聖地も多いので、ファン同士の交流も楽しめますよ。
神田明神(東京都):μ’sのメンバーが祈願・奉納をした場所

千代田区にある神田明神は、『ラブライブ!』の聖地巡礼で絶対にはずせないスポットです。副会長・東條希の実家として登場しており、ライブ成功を祈願したり男坂で走り込みをしたりしていたシーンが印象的ですよね。
特に穂乃果・海未・ことりの3人が絵馬を奉納する場面は、ファンなら胸が熱くなったに違いありません。実際の境内でも『ラブライブ!』関連の絵馬が数多く奉納されており、作品の愛され力が感じられます。
μ’sがここでどんな願いをかけたのか、同じように祈ってみるのも一興ですよ。
沼津・内浦(静岡県):Aqoursの舞台(ラブライブ!サンシャイン!!)

静岡県の沼津・内浦は『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台となった場所です。μ’sに憧れた千歌がスクールアイドルとしての一歩を踏み出したこの地には、青い海と穏やかな街並みが広がっています。
沼津・内浦にはAqoursの成長を見守ってきた数々の聖地があり、淡島や長井崎中学校(浦の星女学院のモデル)、沼津駅などどこかで見たことがあるような景色ばかり。沼津港の魚市場や千歌の実家のモデルになった安田屋旅館も、ファンの間では定番の聖地巡礼スポットです。
実際に訪れれば、千歌たちが感じた「キラキラ」の正体を感じられるかもしれませんね。
夏目友人帳(熊本県)
『夏目友人帳』は、妖(あやかし)を見ることができる少年・夏目貴志が、祖母・レイコの遺した「友人帳」をめぐり、妖たちと交流を深めていく物語です。優しくも切ないストーリー展開が魅力で、今もなお多くのファンに愛され続けています。
そんな『夏目友人帳』の世界を色濃く感じられるのが、作品の舞台とされる熊本県・人吉市です。どこか懐かしさを感じる街並みは、まさに夏目やニャンコ先生が歩んだ世界そのもの。ここからは、そんな人吉市にある代表的な聖地を紹介します。
天狗橋(熊本県 人吉市):夏目の故郷の風景のモデル

『夏目友人帳』の聖地巡礼を始めるなら、まず熊本県の人吉市へ足を運んでみましょう。夏目の故郷のモデルとなった場所で、作中に登場するのどかな田園風景や川の流れがそのままに広がっています。
球磨川にかかる天狗橋は登場回数も多く、夏目が登下校中に妖に遭遇していましたよね。本来は通行可能ですが、令和2年の豪雨で被災し、現在は通行禁止となっています。危険なので、訪れる際は遠くから写真を撮影しましょう。
また第2期のOPで登場した田町菅原天満宮では、夏目友人帳の探訪ノートや記念スタンプが置かれています。出演声優さんが奉納した絵巻もあるので、ファンなら訪れておきたいですね。
青井阿蘇神社(熊本県):夏目とニャンコ先生が参拝した神社

熊本県人吉市にある青井阿蘇神社は、夏目とニャンコ先生が訪れた神社のモデルと言われています。国宝にも指定されている由緒正しき神社で、長い歴史を感じさせる茅葺き屋根が特徴的です。
境内は静寂に包まれており、まるで妖たちの気配が漂っているかのよう。夏目が妖たちの名前を返していく姿が思い浮かびます。ゆっくり参拝していると、ニャンコ先生がどこかでのんびり昼寝をしているかもしれませんよ。
ゆるキャン△(山梨県・静岡県)
キャンプブームの火付け役となった『ゆるキャン△』。ソロキャンプ好きのリンとキャンプ初心者のなでしこを中心に、女子高生たちが繰り広げるほのぼのとしたキャンプライフが魅力です。
『ゆるキャン△』では実在するキャンプ場や観光地が忠実に再現されており、「リンたちのように焚き火をしながらのんびりしたい!」と思わずにはいられません。おすすめの聖地を紹介するので、キャンプを楽しみながら作品の世界にどっぷり浸かってみませんか?
浩庵キャンプ場 本栖湖(山梨県):第1話に登場したキャンプの聖地

『ゆるキャン△』の記念すべき第1話で、なでしことリンが初めて出会ったのが本栖湖です。静かで穏やかな湖畔のキャンプ場からは富士山を望むことができ、キャンプ好きにとっての聖地としても知られています。
湖畔に座って富士山を眺めれば、リンの視界と同じ景色が広がりますよ。薪をくべて焚き火の温かさを感じながら、リンと同じように静かな時間を楽しむのも良いでしょう。
ふもとっぱら(静岡県):開放感抜群!富士山を望むキャンプ地

ふもとっぱらは、静岡県富士宮市の朝霧高原にあるキャンプ場です。リンが2話でソロキャンプをしていた場所で、どこからでも雄大な富士山を眺められます。林間サイトの食堂やふもとっぱらの施設も忠実に再現されており、リンが散策していたところを同じように歩けますよ。
アニメでは、富士山の湧き水でカップラーメンを作るシーンが印象的!ぜひ同じカップラーメンを持参して、リンが味わったグルメを堪能してみてはいかがでしょうか。
ほったらかし温泉(山梨県):野クルの初キャンプで訪れた温泉

『ゆるキャン△』に登場したほったらかし温泉は、山梨県笛吹市にある絶景露天風呂です。作中ではほっとけや温泉という名前で登場しており、千明やなでしこが冷えた体をじんわりと温める様子が描かれていました。
ほったらかし温泉には「こっちの湯」と「あっちの湯」というユニークな2つの湯があり、それぞれ違った景色を楽しめるのが魅力です。キャンプの後に温泉でリラックスすれば、『ゆるキャン△』の世界観を心行くまで体験できますよ。
けいおん!(滋賀県・京都府)
平成の傑作とも名高い『けいおん!』は、軽音楽部に所属する女子高生たちの日常やバンド活動を描いた作品です。
『GO!! GO!! MANIAC.』や『ふわふわ時間』といった名曲が誕生し、甘酸っぱい青春を思い出させてくれますよね。ここからは、そんな『けいおん!』の世界を感じる聖地巡礼スポットを2つ紹介します。
豊郷小学校旧校舎群(滋賀県):桜が丘高校のモデル

滋賀県にある豊郷小学校旧校舎群は、唯たちが通う桜が丘高校のモデルとして知られる場所です。白い洋風の建築が印象的な校舎で、現在は国の登録有形文化財に登録されています。
実際に中に入ることも可能で、3階には『けいおん!』の部室として登場する音楽室が!ティーセットや黒板の落書きなど作中の雰囲気をそのまま再現した展示もあり、自分もメンバーの一員になったかのように感じられます。
校舎内の長い階段や廊下もアニメそのままで、訪れるたびに「ここで唯たちが過ごしていたんだ…!」と感動が込み上げてきます。ファンによるイベントが開催されることもあるので、『けいおん!』好きの方は絶対押さえておきたい聖地ですね。
鴨川デルタ(京都府):京アニ好きははずせない聖地

京都を流れる鴨川の三角州・鴨川デルタは、『けいおん!』や『たまこまーけっと』など京アニ作品に度々登場する聖地のひとつ。『けいおん!』では、唯たちが楽器を持って歩くシーンで登場していました。
なかでも特徴的なのが、川の中に浮かぶ飛び石。アニメと同じ構図で写真を撮るのはもちろん、実際に飛び石を渡ってみると唯や梓と同じような気分を味わえますよ。周囲の風景もほとんど変わらないので、作中の雰囲気をそのまま感じられるでしょう。
響け!ユーフォニアム(京都府 宇治市)
『響け!ユーフォニアム』は、京都府・宇治市を舞台にした吹奏楽部の青春物語です。厳しい練習や人間関係の機微が繊細に描かれ、ただの部活ものにとどまらないリアルな描写が魅力ですよね。
うつくしい宇治の風景が名シーンをさらに彩っており、物語に深みを与えています。おすすめの聖地を3つ紹介するので、ゆっくり巡って『響け!ユーフォニアム』の世界を感じてみましょう。
京阪宇治駅:久美子たちの最寄り駅

京阪宇治駅は、『響け!ユーフォニアム』の主人公・黄前久美子が通学に利用する最寄り駅です。部活帰りの久美子たちが利用するシーンで度々登場しており、3期11話で久美子と麗奈がハグをした場所でもあります。

改札を抜けてすぐの場所で久美子が考え事をする場面や電車を待つ後ろ姿などが印象に残っている人も多いはず。作中では駅のロータリーやホームの風景が忠実に再現されており、ファンにとっては見覚えのあるスポットが満載です!
駅周辺には作中で登場したコンビニやベンチもあり、久美子たちの足跡をたどることができますよ。ちなみに筆者が京阪宇治駅へ訪れた際は「源氏物語 宇治十帖」とコラボレーションしており、駅のホームにはオリジナルイラストが飾られていました!
宇治橋:作中何度も登場する橋

宇治橋は、『響け!ユーフォニアム』の中で何度も登場する重要な橋。久美子は京阪宇治駅から宇治橋を通って帰宅するので、通学路にあたります。
あがた祭りや花火大会でも登場する宇治橋ですが、なかでも有名なのが1期12話で久美子が「上手くなりたい、上手くなりたい。」とつぶやきながら駆けるシーン。大粒の涙をためながら走っていくシーンはとっても印象的で、1期屈指の名場面ですよね。

筆者も、久美子が走っていたときと同じアングルで撮影してみました!余談ですが、あまりにもこのシーンが有名すぎるあまり、ファンの間では宇治橋のことを「うまくなりたい橋」と呼んでいるそうです。

宇治橋を渡って井川用水機場へ向かうと、久美子がよく座っていたベンチが!ユーフォを練習したり幼なじみの秀一と話したりと、重要な場面で何度か登場していたベンチです。
目の前には宇治川が流れており、実際に座ってみるととっても気持ちがいい!久美子が何度も訪れる気持ちが少しわかるような気がしました。
大吉山:久美子と麗奈が絆を深めた展望台

大吉山は、久美子と麗奈が毎年あがた祭りの日に登っていた小高い山です。2人が絆を深めた聖地で、麗奈が「特別になりたい」と強く語る場面も印象的でしたよね。
展望台から見渡せる宇治の街並みは作品の風景そのもので、初めて目にしたときはとてつもなく感動しました。
ちなみに登山口から山頂までは約20分かかるので、訪れる際は動きやすい服装で訪れるのがおすすめです。筆者も登ったのですが思ったよりキツく「ワンピースにヒールで登った麗奈すごいな」と思いながらひたすら登りました(笑)
なお大吉山では、夜間の出入りが禁止となっています。劇中では夜のシーンが登場していましたが、真っ暗で危険なのでお昼に登るようにしてくださいね。
涼宮ハルヒの憂鬱(兵庫県 西宮市)
2006年にアニメ化された『涼宮ハルヒの憂鬱』は、社会現象ともいえるブームを巻き起こした作品のひとつです。
宇宙人・未来人・超能力者が登場するSFストーリーが魅力ですが、なぜか舞台となる街はリアルな風景そのもの。実は本作の舞台は兵庫県西宮市をモデルにしており、作中の風景は現実世界と驚くほどシンクロしているんです!
ここからは、聖地巡礼の文化を広めた『涼宮ハルヒの憂鬱』の世界を体感できるスポットを紹介します。
阪急西宮北口駅:SOS団の集合場所

阪急西宮北口駅は、『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する北口駅のモデルとなった駅です。
SOS団の待ち合わせ場所として何度も登場しており、キョンがため息をつきながらハルヒを待ったりSOS団が遠出する際の出発点になったりと、まさに物語の中心となるスポットのひとつ。
駅の周辺にはSOS団の溜り場として描かれた「珈琲屋ドリーム」が営業しており、アニメのワンシーンに入り込んだ気分でコーヒーやワッフルをいただけます。西宮北口エリアにはハルヒや長門の飛び出し坊やが置かれているので、ぜひ聖地巡礼の際は探してみてくださいね。
夙川公園:朝比奈みくるが自分の正体を明かした場所

西宮市の夙川(しゅくがわ)沿いに広がる夙川公園。桜並木が続く散歩道で、春になると満開の桜が咲き誇ります。
夙川公園は、朝比奈みくるが自分の正体を明かしたシーンで登場していました。キョンとみくるが座ったベンチもちゃんとあり、アニメと同じように撮影できますよ。
ほかにも『涼宮ハルヒの溜息Ⅲ(22話)』では映画の撮影シーンで描かれており、ハルヒ監督の無茶な指令が思い出されます。
西宮北高校:ハルヒたちが通う北高のモデル
『涼宮ハルヒの憂鬱』の舞台である「北高」のモデルとなったのが、兵庫県西宮市にある西宮北高校です。原作者・谷川流さんの出身校ということもあり、校舎の外観や校門が忠実に再現されています。
なかでもはずせないのが、西宮北高校の横にある坂!キョンたちが通学時に歩く坂で、ファンの間では通称「ハルヒ坂」と呼ばれています。西宮北高校の学生さんたちも実際に登っている坂なので、迷惑にならない範囲で歩いてみると良いでしょう。
なお西宮北高校は一般の学校なので、敷地内に無断で立ち入ることはできません。外観や周辺の雰囲気を楽しむだけにとどめるようにしてくださいね。
らき☆すた(埼玉県 久喜市)
日常系アニメの金字塔として、今もなお愛され続ける『らき☆すた』。萌えアニメのパイオニア的存在でありながら、随所にオタクネタやパロディがちりばめられており、OPの『もってけ!セーラーふく』はもはや伝説のアニソンですよね。
『らき☆すた』の舞台は、埼玉県久喜市(旧・鷲宮町)を中心としたエリアです。作中に登場する風景が実在しており、現在も多くのファンが訪れています。
鷲宮神社:柊姉妹が住む鷹宮神社のモデル

埼玉県久喜市にある鷲宮神社は、柊かがみ・つかさ姉妹が住む鷹宮神社のモデルです。関東最古の大社として知られており、作中でも登場する拝殿を参拝できます。
アニメ放送後から絶えず多くのファンが訪れ、アニメ聖地巡礼の元祖としても有名なスポット。特にお正月には全国からファンが詰めかけ、「らき☆すた痛絵馬」がずらりと並ぶ光景を見られますよ。
春日部駅周辺:こなたが通う学校のモデルも!作中に登場する街並み

こなたたちが通う高校のモデルは、埼玉県春日部市にある春日部共栄高校です。本編はもちろんOPでも描かれており、最寄り駅となる春日部駅周辺の風景もよく登場しています。
春日部駅周辺は再開発が進んでいるため、放送当時とは少し風景が異なりますが、駅前のバス停は昔の雰囲気のまま。アニメでは春日部駅西口の登場頻度が高く、OPではつかさが駅前で躍っていましたね。
駅前ロータリーや横断歩道に目をやり、こなたやかがみたちの何気ない日常を思い浮かべるのも聖地巡礼の楽しみのひとつですよ。
劇場版名探偵コナン
毎年4月になると公開される『名探偵コナン』の劇場版シリーズ。壮大なスケールの事件と迫力あるアクションシーンが見どころで、1年の楽しみにしているファンも多いのではないでしょうか。筆者自身もその1人で、劇場版が公開されるとなぜかお金が飛んでいきます。
劇場版名探偵コナンは日本の各所を舞台としており、毎年聖地巡礼が話題になりますよね。ここからは過去作の中から代表的な聖地巡礼スポットを2ヵ所紹介します。最新作『隻眼の残像』の聖地も予想してみたので、ぜひチェックしてくださいね。
五稜郭(北海道):100万ドルの五稜星

劇場版27作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』では、北海道函館市にある五稜郭が登場しました。五稜郭タワーから見下ろす星形の城郭が印象的に描かれ、特報映像にもよく使用されていましたね。
五稜郭は、本作のキーパーソンとなった新撰組副長・土方歳三が命を落とした場所でもあります。五稜郭タワーには彼のブロンズ像が設置されており、歴史ファンも多く訪れるんですよ。
ほかにも函館には、コナンがスケボーで駆け下りた八幡坂や平次が和葉に告白した函館山など絶対行きたい聖地が満載です!比較的距離が近く、筆者も1日で回れたので、ぜひコンプリートしてみてくださいね。
渡月橋(京都府・嵐山):から紅の恋歌

劇場版21作目の『名探偵コナン から紅の恋歌』は、京都と大阪を舞台にした作品です。作中では、渡月橋を中心に嵐山の風景が数多く登場していました。
渡月橋と言えば、主題歌を担当した倉木麻衣さんの「渡月橋 〜君 想ふ〜」の印象が強い方も多いのではないでしょうか。エンドロールでも渡月橋のうつくしい実写映像が流れ、作中の雰囲気に引き込まれましたよね。
五重塔や竹林といった観光名所もちらっと登場しているので、京都に訪れた際は通常の観光がてら聖地巡礼も楽しみましょう。
【番外編】今年は長野県が舞台!聖地はどこになる?

2025年公開予定の劇場版『名探偵コナン隻眼の残像(フラッシュバック)』では、長野県が舞台になることが明らかになっています。
長野県といえば、原作・アニメシリーズでも長野県警の大和敢助や諸伏高明が活躍するエピソードが描かれており、過去にも松本城や善光寺といった名所が登場していました。
今回の映画は信州の雪山が舞台とのことですが、予告編では国立天文台「野辺山宇宙電波観測所」の電波望遠鏡が登場しているのを確認!電波望遠鏡がどのように事件に関わるのか、今からワクワクが止まりません。
ちなみに筆者は大和警部推しなので、本作の聖地には必ず行く予定です!皆さんも推しグッズを片手に、コナンの聖地に足を運んでみてくださいね。
聖地巡礼でアニメの名シーンをたどろう
アニメの聖地巡礼は、画面越しに見た場所を実際に歩き、キャラクター達と同じ景色を眺められるのが最大の魅力です。アニメの世界に没入でき、普段の旅行とはまた違った文化に触れられます。
聖地巡礼を楽しむ際は、現地のマナーを守ることが大切です。写真撮影では周囲に配慮し、私有地や住民の迷惑にならないよう心がけましょう。ぜひ本作でご紹介したスポットも参考に、自分だけの「推しの舞台」を巡る旅を楽しんでくださいね!
cover photo by PIXTA