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日本三大秘境はどこ?一度は訪れるべきこの国の原風景を解説!

日本三大秘境は、岐阜県の白川郷、宮崎県の椎葉村、徳島県の祖谷の3カ所です。都市部から遠く離れ、豊かな自然と独自の伝統文化が残る集落は観光スポットとしても注目を集めています。この記事では、魅力的な日本三大秘境の見どころを紹介しましょう。

ライター
Satoshi Nakamura
日本と世界を旅する釣り大好きアウトドア系ライター。テレビのリサーチ&構成作家として鍛えたスキルを活かして、旅先の歴史やみどころ、おいしいものを徹底調査してから訪れるのがモットー。これまでにアメリカのルート66走破とグランドサークルドライブ旅(2周)、日本の47都道府県ドライブ旅を達成し、現在は47都道府県での釣果達成にも挑戦中!
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日本三大秘境は、岐阜県の白川郷、宮崎県の椎葉村、徳島県の祖谷の3カ所です。都市部から遠く離れ、豊かな自然と独自の伝統文化が残る集落は観光スポットとしても注目を集めています。この記事では、魅力的な日本三大秘境の見どころを紹介しましょう。

Contents

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日本三大秘境とは?

photo by PIXTA

そもそも秘境とはどのような意味でしょうか?広辞苑で秘境について調べると、以下のような意味が載っています。

人跡のまれな、様子がよく知られていない土地

これはアマゾンの奥地のようなイメージですね。

日本三大秘境は岐阜・宮崎・徳島の3カ所!

日本三大秘境といわれているのは、以下の3カ所です。

  • 岐阜県の白川郷
  • 宮崎県の椎葉村
  • 徳島県の祖谷(いや)

いずれも集落で、当然ながら人が住んでいます。広辞苑での秘境の言葉の意味とは少し異なりますが、都市部から離れていて自然が残されている点で共通しています。

観光用語の秘境

実は観光用語の秘境は、一般的な秘境とは少し意味が異なり、高度成長経済の時代にブームになった言葉です。

それまで観光といえば、誰もが訪れる人気の名所に行くことでした。ところが高度経済成長期に観光がブームになると、他の観光客と同じ場所では飽き足らない人たちが、それまで観光の対象になっていなかった地域を開拓し観光しはじめます。

そんななか、一般的な観光客がまれで、観光的に様子がよく知られていない土地という意味で、秘境という言葉が使われるようになったのです。

秘境の条件

観光的な秘境としてとくに有名なのは、画家で登山家の上田哲農氏が提唱した条件です。その条件は要約すると以下のような内容になります。

  1. どちらから入るにしても必ず峠を越えなくてはならない
  2. 峠を境にして新しくはじまる風景がなくてはならない
  3. 古びてがっちりした構造の大きな家がすくなくとも数軒はなければならない
  4. 透明な空気のなかのきれいに耕された斜面があることが望ましい

つまり観光的な意味での秘境とは、山間の峠に阻まれて他の人里から離れた歴史ある集落というイメージになります。

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日本三大秘境には魅力がいっぱい

日本には三大秘境の他にも秘境の集落がいくつもあります。

  • 果無集落(奈良県):熊野古道にある天空の村
  • 波田須集落(三重県):リアス式海岸に囲まれ熊野灘を望む地域
  • 木津路集落(三重県):馬蹄型の川に囲まれた絶景の地
  • 青鬼集落(長野県):標高760メートルの山腹の棚田と家々
  • 下栗の里(長野県):急斜面に畑や民家が集まった日本のチロル

このような秘境があるなかで、白川郷と椎葉村、祖谷が三大秘境といわれる理由は何でしょうか?ここからは日本三大秘境それぞれの魅力に迫っていきます。

白川郷(岐阜県)

世界遺産に登録された日本の原風景

By Jordy Meow - Own work, CC BY-SA 3.0

白川郷は、岐阜県大野郡白川村にある集落。富山県の五箇山とともに、白川郷・五箇山の合掌造り集落として世界文化遺産に登録されています。日本の原風景が残っているといわれる白川郷は日本三大秘境のなかでもとくに有名です。

白川郷の特徴

白川郷は険しい山に囲まれ、峠越えも必要だった集落。ところが今では高速道路が近くを通り、大都市から観光バスなども出ています。そのため秘境でありながらアクセスがとても便利なのが特徴。白川郷を訪れる観光客は年間約215万人にも及ぶのだとか。これは人気観光スポットの大阪城や名古屋城に匹敵する人数で、白川村の住民の数の1,400倍にもなります。

結の心が守る集落

世界遺産に登録されて国内外から多くの観光客が訪れるようになった白川郷ですが、今も集落を守っているのは結(ゆい)の心の精神と営みです。これは厳しい豪雪地帯で自然と共生するために必要だった住民同士の助け合い精神。傷んできた建物を協力して修復することで、昔懐かしい村が維持されています。

合掌造りの家がみどころ

そんな白川郷のみどころは、なんといっても伝統的な茅葺きの民家。59棟の合掌造りの建物を含む128の伝統的建造物が保存・公開されています。

春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪と、季節の風景でも日本の里山らしさを感じられる四季折々の景色も魅力の一つ。冬期の夜には集落がライトアップされ、雪が積もり明かりに照らされた幻想的な白川郷の風景になりますよ。

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白川郷のみどころ①であい橋

スリルと絶景を満喫できる白川郷の入り口

photo by PIXTA

白川郷には自動車で行くことができますが、一部の区画は車両進入が禁止。そのため合掌造り集落に入るには、駐車場からであい橋を渡っていくことになります。

であい橋は、美しい庄川に架かる吊り橋です。長さは約107メートルあり、高さは10メートル以上。床版はコンクリートで丈夫だとわかっていてもなかなかのスリルがあります。多くの人が乗って橋が揺れるとなかなかのスリルを味わえますよ。橋の上からの景色もばつぐん。ゆっくり渡ってぜひ眺めも楽しんでください。

白川郷のみどころ②和田家住宅

白川郷の生活がよくわかる巨大な合掌造り家屋

By 小石川人晃 - Own work, CC BY-SA 4.0

和田家は、江戸時代に鉄砲に使用する火薬の原料である焔硝(えんしょう)の取引で栄えた家。代々の庄屋や番所役人も務めてきました。その建物は白川郷でもっとも大きな合掌造りの一つです。

現在も住居として生活しながら、生活スペース以外の1階と2階部分を公開。観光客がとくに多く訪れる名所になっています。建物や庭、生垣などの保存状態がとてもよいのも特徴です。国の重要文化財に指定されている建物では、雪深い里で生活していくための多くの工夫を見ることができますよ。茅葺屋根の裏側や2階からの眺めもみどころです。

和田家住宅の基本情報

住所

岐阜県大野郡白川村荻町山越997

電話

05769-6-1058

営業時間

9:00~17:00

休業日

不定休

アクセス

白川郷バスターミナルから徒歩約4分

料金

大人(中学生以上) 400円

小人(小学生) 200円

公式サイト

https://shirakawa-go.gr.jp/active/13/

白川郷のみどころ③明善寺庫裡郷土館

村で最も大きい合掌造りの資料館がある寺院

By lienyuan lee, CC BY 3.0

明善寺庫裡郷土館 (みょうぜんじくりきょうどかん)は寺院の建物のひとつで民具を公開している郷土館。使われているのは白川郷で最大の合掌造りの建物です。江戸時代の末に建てられたもので、客間が3室もあり、回廊になっているのが特徴。囲炉裏では夏でも薪が燃やされていて、古民家の雰囲気が感じられるのも魅力です。

お寺の建物にも注目。本堂と鐘楼門は本来の合掌造りとは異なる入母屋造りになっています。とくにユニークなのは鐘楼門。2階の屋根が茅葺きで、さらに1階にひさしがついている珍しい建物です。

明善寺庫裡郷土館の基本情報

住所

岐阜県大野郡白川村荻町679

電話

05769-6-1009

営業時間

4月~11月 8:30~17:00

12月~3月 9:00~16:00

休業日

不定休

アクセス

白川郷バスターミナルから徒歩約10分

料金

大人 400円

小人(小学生・中学生)200円

公式サイト

https://www.vill.shirakawa.lg.jp/1282.htm

椎葉村(宮崎県)

対岸の棚田も見逃せない!日本民俗学発祥の地

photo by PIXTA

椎葉村(しいばそん)は、宮崎県の北西にある村。540平方キロほどの広大な面積の96%が森林という山村です。椎葉村は、源平合戦で敗れた平氏の生き残りが隠れ住んだのが由来と伝えられています。源氏の那須大八郎はこの里で発見された平家の落人の討伐に訪れましたが、山奥でひっそりと農業をして暮らす彼らを哀れに思い、見逃したと伝えられています。

椎葉村の特徴

椎葉村の大きな特徴は急峻な山に集落が作られていることです。人々は厳しい環境の中で生き抜くために農作業などを助け合う、かてーりという精神を育み、協力しあってわずかな平地を切り開いてきました。

日本民俗学発祥の地

椎葉村は日本民俗学発祥の地とも呼ばれている場所。明治時代には民俗学者の柳田国男氏が村に滞在して調査を行ったほど、貴重な郷土芸能や独特の風習が残っています。とくに有名なのは神楽で、椎葉村の26の地区それぞれに山の生活を表した神楽が伝承され、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

椎葉平家まつりが人気

椎葉村がもっともにぎわうのは毎年11月に開かれる椎葉平家まつりの日です。平家討伐に訪れた源氏の那須大八郎と平家の鶴富姫の悲恋にちなんだ祭りで、まつりの日には毎年2万人もの観光客が村を訪れます。

椎葉村のみどころ①大いちょう展望台

椎葉のマチュピチュと呼ばれる仙人の棚田を望む

photo by PIXTA

大いちょう展望台は、仙人の棚田といわれる下松尾地区の棚田を望む場所。ある年のフォトコンテストに出品された幻想的な写真が話題になり、それまでは地元の住民にもあまり知られていなかった景色がいきなり全国的な人気を集めるようになりました。

下松尾地区はもともと生活水にも困るような区域でしたが、明治初期に庄屋と地域の人々が約4キロの水路を開拓し、米の生産が行われるようになりました。朝には雲海が発生することがあり、空中に浮かんでいるように見える棚田は椎葉のマチュピチュとも呼ばれています。

この棚田を見るベストスポットが、対岸の大いちょう展望台。実際に下松尾の棚田に行っても幻想的な景色には見えないので注意が必要です。国道から外れてスギ林を抜け、田舎道を登っていった先に大いちょう展望台があります。狭い道の運転が怖い場合は、有料で地元のガイドに案内してもらうこともできますよ。

大いちょう展望台の基本情報

住所

宮崎県東臼杵郡椎葉村松尾ロクロ

電話

0982-67-3139(椎葉村観光協会)

営業時間

散策自由

休業日

なし

アクセス

椎葉村役場から車で約30分

JR日向市駅から車で約1時間45分

東九州自動車道 日向ICから車で約1時間35分

料金

無料

公式サイト

https://www.shiibakanko.jp/tourism/spot-3/spot19 

椎葉村のみどころ②十根川集落

城のような石垣と横長の伝統的民家がみどころ

By isoyan - isoyan, CC BY-SA 3.0

十根川集落は秘境椎葉村を代表する風景が見られる集落。標高550メートルの山林に囲まれた急斜面にある集落で、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

急斜面に石垣を積み上げることで平地を作ったため、上の段の民家はその下の段の民家の屋根よりも高い位置にあるのが特徴。なかには高さ4メートルの石垣もあり、まるで城のような石垣がこの集落独特の風景を作っています。火山砕屑岩 から作り出された乱積みの石垣は荒々しい作り。しかしよく見るととても精巧に積まれていることがわかります。 

また椎葉型と呼ばれる建物も特徴。石垣を駆使しても急斜面には細長い平地しか作れないため、3〜4室の部屋が一列に並ぶ横長の平家ばかりとなっています。最上階の建物では内部も公開し、ツアーも開かれています。

十根川集落の基本情報

住所

宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良字十根川

電話

0982-67-3139(椎葉村観光協会)

営業時間

散策自由(住民の迷惑にならないように注意してください)

休業日

なし

アクセス

JR日向市駅から車で約1時間40分

椎葉村役場から車で約20分

料金

無料

公式サイト

https://www.shiibakanko.jp/tourism/spot-3/spot6 

椎葉村のみどころ③大久保のヒノキ

樹齢800年のねじ曲がった巨大なヒノキ 

photo by PIXTA

大久保のヒノキは、周囲に30メートル以上も枝を伸ばした巨樹。国の天然記念物に指定されている樹は高さも32メートルあり、日本一の大ヒノキと呼ばれています。

また一般的にヒノキといえばまっすぐ上に伸びているイメージがありますが、大久保のヒノキは無数の枝が曲がりくねりながら上に向かって伸びているのが特徴です。ヒノキとしてはとても長い寿命が理由の一つ。ヒノキの多くは植林で、多くは樹齢40〜60年で伐採されますが、大久保のヒノキの樹齢はなんと800年!そのためこのような不思議な姿になっているのです。

村の木としては同じく国指定天然記念物の八村杉も有名ですよ。

大久保のヒノキの基本情報

住所

宮崎県東臼杵郡椎葉村下福良816

電話

0982-67-3139(椎葉村観光協会)

営業時間

散策自由

休業日

なし

アクセス

椎葉村役場から車で約25分

料金

無料

公式サイト

https://www.shiibakanko.jp/tourism/spot-3/spot5

椎葉村のみどころ④上椎葉ダム

閣下と呼ばれる雄大なダム

photo by PIXTA

上椎葉ダムは高さ110メートル、長さ341メートルもある、日本で初めての巨大アーチ式ダム。このダム建設の経験が後の黒部ダムの建設にも生かされました。その雄大な姿から、ダム好きには閣下という愛称で呼ばれています。

上椎葉ダムはその姿を眺めるだけでなく、ダムの上を車や自転車で走り抜けることができるのも人気のポイント。このルートはマップにも書かれていない、地元の人だけが知る道です。交通量が少ないのでダムの上で車を止めて撮影ができるのも魅力。不定期開催のダム湖探索クルージングや、11月に行われる観光放流も人気ですよ。

上椎葉ダムの基本情報

住所

宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良針金橋

電話

0982-67-3139(椎葉村観光協会) 

営業時間

散策自由

休業日

なし

アクセス

椎葉村役場から車で約10分

料金

無料

公式サイト

https://www.shiibakanko.jp/tourism/spot-3/spot8

祖谷(徳島県)

かずら橋で知られる小さな集落

photo by PIXTA

祖谷(いや)は徳島県の山中にある秘境。こちらも平家の落人伝説が残る場所です。

祖谷の特徴

祖谷は集落以外の人気観光スポットが多い地域。落差50メートルの琵琶の滝や、大きく湾曲する谷が美しいひの字渓谷など、美しい自然も大きな見どころとなっています。

海外でも大人気!

祖谷は海外からの観光客も多い秘境です。最初に知られるようになったきっかけは1970年に祖谷を訪れた東洋文化研究者のアレックス・カー氏が『美しき日本の残像』という著書の中で紹介したからだといわれています。さらに1990年代には世界的な旅行ガイドブック『ロンリープラネット』でも祖谷の魅力が紹介され、外国人の来客数が急増しました。

祖谷のみどころ①祖谷のかずら橋

日本三奇橋のひとつはスリル満点!

By ĺ�浜にけ at ja.wikipedia, CC BY-SA 3.0

祖谷のかずら橋は、昔から難所として知られた大歩危小歩危の近くにある橋。祖谷川に架かるシラクチカズラの橋で、日本三奇橋にも数えられています。その由来にも謎がいっぱい。平家の落人が源氏の追手から逃れるためいつでも切り落とせるように作ったとも、弘法大師が村人のために作ったともいわれています。

冬の山で採取したシラクチカズラを編んで作られたこの橋は、長さ45メートル、幅2メートル。水面上14メートルの高さにあり、数人が渡ると大きく揺れるためスリル満点です。渡っている途中で座り込んで動けなくなる人も続出しますよ。 

かなり古びて見えますが、3年ごとに掛け替えられるので実は安全。周囲を木々に囲まれた橋は四季折々の自然の美でも知られています。隙間だらけの足元だけでなく、春の藤の花、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色などすばらしい景色もじっくり楽しんでくださいね。

祖谷のかずら橋の基本情報

住所

徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2

電話

0883-76-0877(三好市観光案内所)

営業時間

4月~6月 8:00~18:00

7月〜8月 7:30~18:30

9月〜3月 8:00~17:00

休業日

なし

アクセス

JR大歩危駅からバスで約30分、かずら橋バス停またはかずら橋夢舞台バス停で下車、徒歩5分

井川・池田ICから車で約1時間

料金

大人(中学生以上) 550円、小学生 350円、幼児 無料

公式サイト

https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyanokazurabashi/  

祖谷のみどころ②祖谷渓の小便小僧

子どもたちの度胸試しを模した銅像

By ball banban, CC BY 3.0

祖谷渓は祖谷川流域のうちでもとくに高低差の激しい渓谷。その渓谷を見下ろす岩の上に、小便小僧の像が立っています。

この岩があるのは、祖谷街道で一番の難所とされた七曲りで、祖谷街道の開設工事の際に突き出した形のまま岩が残りました。小便小僧の像は、地元の子どもたちや旅人が度胸試しのために岩の上に立って放尿したというエピソードが由来。徳島県の彫刻家、河崎良行氏が昭和43年に制作しました。谷底まではなんと200メートルもあるので、覗き込むとゾッとしますよ。

祖谷渓の小便小僧の基本情報

住所

徳島県三好市池田町松尾

電話

0883-76-0877(三好市観光案内所)

営業時間

散策自由

休業日

なし

アクセス

井川・池田ICから車で約50分

JR大歩危駅からバスで約40分、ホテル祖谷温泉前バス停で下車、徒歩約5分

料金

無料

公式サイト

https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyakei-peeingboy/

祖谷のみどころ③祖谷温泉

ケーブルカーで下る秘境の温泉

By ブルーノ・プラス - Own work, CC BY-SA 4.0

祖谷温泉は、祖谷渓谷の底にある温泉。谷の上にある宿からケーブルカーに乗って源泉掛け流しの露天風呂まで下っていきます。全長250メートル、傾斜度42度のケーブルカーに乗って約5分。露天風呂は170メートル下の渓流のすぐ近くにあります。

四国で源泉かけ流しの温泉は、実は道後温泉とこの祖谷温泉だけ。渓流の音を聞きながら湯船に豪快に注がれるお湯を堪能できます。お風呂は露天風呂の絹泡夢想の湯と、展望風呂の雲遊天空の湯。アルカリ性単純硫黄温泉のお湯は美肌の湯として有名です。

この祖谷渓谷は有名な紅葉の名所。エメラルドブルーの水面と紅葉のコントラストが神秘的な美しさなので、できれば秋に訪れるのがおすすめです。

ホテル祖谷温泉の基本情報

住所

徳島県三好市池田町松尾松本367−28

電話

0883-75-2311

営業時間

【露天風呂】
宿泊客  7:00~21:00※冬季は19:00まで

日帰り入浴  7:30~17:00(受付は16:00)

【展望風呂】
宿泊客  11:30~翌10:00

日帰り入浴  7:30~17:00(受付は16:00)

休業日

水曜日は大浴場清掃日

アクセス

井川・池田ICから車で約55分

大豊ICから車で約1時間10分

JR大歩危駅から1日1便の送迎バスで約30分

料金

宿泊料金はプランにより異なる

宿泊者は入浴無料

日帰り入浴 大人 1,900円、小人 1,000円(

ケーブルカー乗車料・露天風呂入浴料・展望風呂入浴料込み)

公式サイト

https://www.iyaonsen.co.jp/

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日本三大秘境に行こう!

近年観光地として大人気になっている日本三大秘境。それでも派手に観光地化することなく、伝統と素朴な暮らしを守っているのが大きな魅力です。一方で昔ながらの生活を維持していくのはとても難しいこと。後継者不足など悩みも尽きないそうです。

日本の原風景といわれる秘境の里がいつまで残るのかは未知数。応援の意味も込めて日本三大秘境を訪れてみてはいかがでしょうか?

cover photo by pixabay

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