関東の避暑地8選!酷暑を逃れるおすすめエリアと人気スポットを紹介
暑い街が多いというイメージの関東地方ですが、実は周辺には涼しい高原や山の避暑地がたくさんことをご存知ですか?真夏の酷暑から逃げるのにぴったりな避暑地と人気の観光スポットをまとめました。
関東は夏の避暑地が充実したエリア。暑い街が多いというイメージがある関東地方ですが、実は周辺には涼しい高原や山の避暑地がたくさんあるのです。
この記事では、真夏の酷暑から逃げるのにぴったりな関東地方の避暑地を紹介。おすすめの涼しいエリアとそれぞれの気温、人気の観光スポットについて解説します。
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避暑地とは?
避暑地は、住んでいる場所の暑さを避けていく土地のこと。避暑地の文化はアメリカやアジア、アフリカなど高温多湿な国の都市部で生まれました。
こういった街の裕福な人たちは、近郊の涼しい土地を夏に過ごす避暑地として開発。日本では明治時代にアメリカやヨーロッパから訪れた商人や宣教師などが別荘を作ったのが始まりです。そのため関東地方にはもともと外国人の避暑地だった場所がたくさんあります。
避暑地の探し方
避暑地選びで重要な要素のひとつが緯度です。緯度が1度上がるごとに気温は1度下がるといわれています。たとえば東京の緯度は35.689度なのに対して北海道の札幌市は43.065度。大きく移動するなら緯度を上げれば気温も下がっていきます。
でもそこまで大げさに動かなくても、関東で涼しい場所を探すことは可能。少しでも快適な場所に行くには、どこに注目すればいいのでしょうか?
標高が高い
近場で涼しいところを探すなら、まずは標高が高い場所がおすすめ。気温は標高が100メートル高くなるごとに0.65度下がるといわれています。つまり標高1,000メートルの高原に行けば、平地より6.5度も気温が下がるということ。そのため関東周辺の有名な避暑地の多くは高原にあります。
川や湖、森がある
涼しく感じるためには自然環境も重要。標高や緯度が高くても、アスファルトとビルが多い都会では気温は上昇し、体感上も涼しさを感じにくくなります。避暑地に大都会が少ないのはこれが理由です。
一方で川や湖がある土地では、水面で空気が冷やされるため気温は低下します。また日差しをさえぎる木陰も重要。日陰が多いと地面が温まりにくいため、気温も上昇しません。また川や湖、森が多い場所は溜め込んだ水分によって霧が発生しやすいのもポイント!霧が太陽光を遮ることで気温の上昇を防いでくれます。
海が近い
標高や緯度ほどの効果はありませんが、最高気温が上がらないという意味では、海が近いことも効果があります。
理由は海風。海風で冷やされた空気が陸に向かって吹きつけることで気温が下がるのです。とくに深海の冷たい水が湧き上がる場所の近くは涼しくなるので注目!関東にもそのような街があります。
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関東地方には魅力的な避暑地がいっぱい!
実は関東地方には、ここまでに紹介したような条件に合う避暑地がたくさんあります。数時間のドライブや電車移動で到着する場所ばかりなので、酷暑の真夏にはぜひ涼みにいくべき。ここからはそんな関東のおすすめ避暑地と代表的な観光スポットを紹介していきましょう。
那須塩原(栃木県)
那須塩原は関東最北のエリアで、高原の避暑地としておなじみ。土地を取得して農場を開くのが華族のステータスとなった明治18年ごろ、乃木希典や西郷従道、山縣有朋など多くの華族が那須野が原を開拓して農場を作らせたのが始まりです。その影響で今も那須塩原には農場や牧場をベースとした観光スポットがいっぱい。避暑をしながら遊べるようになっています。
那須塩原は、8月の最高気温の平均が約26度。東京より8度も低く、とても過ごしやすい気温となります。最低気温は平均約18度とこちらも肌寒いほど。一方で高地の那須塩原では平地より紫外線量が約10%増えるので、UV対策の意味でも薄い長袖で過ごすのがおすすめです。
人気スポット①那須りんどう湖ファミリー牧場
爽やかな湖でアクティビティや動物とのふれあいを満喫!
那須高原りんどう湖ファミリー牧場は、那須高原唯一の湖であるりんどう湖を囲む広大な観光牧場レジャーパーク。ヤギやヒツジ、アルパカなどたくさんの動物とのふれあい、エサやりや散歩が楽しめます。動物たちが牧舎に帰るGoGoラッシュも楽しいですよ。
水上自転車やパターゴルフ、建設現場のお仕事体験など、アクティビティが充実しているのもポイント。夏季限定のプールや花火大会もあります。一番人気はジップラインKAKKU。なんと日本最長クラスの長さです!
1日では遊び切れないスケールですが、敷地内にホテルとグランピング施設もあるので宿泊してさらに1日楽しむこともできますよ。
那須高原りんどう湖ファミリー牧場の基本情報 | |
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住所 | 栃木県那須郡那須町大字高久丙414-2 |
電話 | 0287-76-3111 |
営業時間 | 季節・曜日によって変動するため公式サイトでご確認ください |
休業日 | 12月・1月~3月に休園日あり |
アクセス | JR黒磯駅からタクシーで約20分 那須ICから車で約10分 |
入園料 | 大人 1,600円、3歳〜小学生 800円、シニア 1,100円 |
公式サイト |
人気スポット②那須ロープウェイ
那須高原の涼しさと絶景を堪能!
那須ロープウェイは、那須岳と茶臼岳を結んでいるロープウェイ。関東最大の111人乗りの大型ゴンドラが特徴です。約4分で絶景が広がる茶臼岳の9合目までスムーズに移動できます。茶臼岳の標高は1,915メートル。夏の暑さもかなり和らぎますよ。
ゴンドラからも関東平野を一望できるのが大きな魅力。混雑しやすいのは紅葉シーズンで、夏は比較的空いています。山歩きが苦手でもロープウェイに乗るだけで登山気分を満喫できますよ。
那須ロープウェイの基本情報 | |
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住所 | 栃木県那須郡那須町湯本 字那須岳215 |
電話 | 0287-762-449 |
営業時間 | 8:30~16:30( ※上り最終は16:00、下り最終は16:20) ※悪天候により運休となる場合あり |
休業日 | 12月~3月中旬まで |
アクセス | 那須塩原駅からバスで約70分、那須ロープウェイで下車すぐ |
料金 | 大人(中学生以上) 1,800円、子ども(3歳〜小学生)900円 ※往復料金 |
公式サイト |
日光・中禅寺湖(栃木県)
日光といえば東照宮が有名ですが、標高600メートルの日光東照宮は真夏にはまだ暑く感じます。一方で中禅寺湖を中心としたエリアは避暑地として有名。もともとは明治時代に駐日外交官が東京の夏の暑さを避けるため中禅寺湖の湖畔を別荘地としたのが始まりです。
大正時代末にはイギリス、イタリア、フランス、ドイツなど多くの国の大使館の建物が建設され、夏には日光に外務省が移ってくるといわれました。避暑地として人気を博した理由は中禅寺湖の標高が1,300メートルもあること。関東にいながら北海道並みに涼しいといわれています。
中禅寺湖がある奥日光エリアは、8月の最高気温の平均が約23度。東京より11度も低く、北海道の主な避暑地と比べても涼しいほどです。関東では圧倒的に涼しいエリア。8月でも最低気温は平均16度なので、朝晩は上着が必要なほど涼しいですよ。
人気スポット①華厳の滝
関東を代表する滝は必見!
華厳の滝は関東だけでなく日本を代表する滝。日本三名瀑のひとつで、海外でも日本の滝といえば華厳の滝が圧倒的に有名です。
華厳の滝はすぐ近くにある中禅寺湖の湖水が97メートルも落下する滝。無料展望台から眺めることもできますが、おすすめはエレベーターで行く滝つぼ近くの観瀑台です。水飛沫が霧のように降りかかってくる観瀑台から見る華厳の滝は大迫力!水飛沫で寒いくらいなので、真夏の観光にぴったりですよ。
華厳の滝の基本情報 | |
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住所 | 栃木県日光市中宮祠 |
電話 | 0288-55-0030 |
営業時間 | 華厳滝エレベーター 12月~2月 9:00~16:30 3月~11月 8:00~17:00 |
休業日 | なし |
アクセス | JR・東武日光駅からバスに乗り、中禅寺温泉バス停で下車、徒歩約5分 |
料金 | 華厳滝エレベーター(往復料金) 大人(中学生以上)600円、小学生400円、小学生未満無料 |
公式サイト |
人気スポット②鬼怒川ライン下り
絶景と涼しさを満喫できる川下り
鬼怒川は栃木県と群馬県の境にある鬼怒沼から流れ出し、茨城県で利根川に合流する一級河川。かつて暴れ川といわれた鬼怒川は美しい眺めでも知られています。
その溪谷美や虹見の滝、楯岩などの名所を堪能できるのが鬼怒川ライン下り。約40分のルートでは急流と緩やかな流れの場所が交互に現れます。急流では水飛沫を浴びることもあり、かなり涼しくなりますよ!
乗船場は鬼怒川温泉駅から徒歩約5分。アクセスがよく、下船場からは無料シャトルバスで戻ってくるので、帰りも安心です。
鬼怒川ライン下りの基本情報 | |
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住所 | 栃木県日光市鬼怒川温泉大原1414 |
電話 | 0288-77-0531 |
営業時間 | 9:00~15:45(1日12便) |
休業日 | 4月中旬~11月下旬の期間中は無休 |
アクセス | 東武線鬼怒川温泉駅から徒歩約4分 自家用車は日光宇都宮道路今市ICから約25分 |
料金 | 大人(中学生以上)3,200円、子ども(4歳〜小学生)2,200円、幼児(1歳〜3歳)700円 |
公式サイト |
みなかみ(群馬県)
群馬県最北端に位置する水上(みなかみ)は、利根川の源流。美しい川と山を生かしたアクティビティが充実していることでも知られていて、ラフティングやカヌー、ケイビング、バンジージャンプなどを楽しむことができます。
標高1,000メートルほどのみなかみは、夏の最高気温が平均25度から26度。東京より6度ほど低く、快適に過ごせます。また熱帯夜になることがほとんどないのも魅力です。
人気スポット①谷川岳ロープウェイ
絶景を眺める空中散歩
谷川岳はユネスコエコパークに登録されている山。日本百名山のひとつで、高山植物の宝庫、ロッククライミングの聖地としても有名です。
そんな谷川岳の土合口駅から天神平駅までを結んでいるのが、全長2,400メートル、標高差570メートルの谷川岳ロープウェイ。安定感のある複式単線自動循環式ゴンドラで、快適な空中散歩が楽しめます。
谷川岳ロープウェーのついでに行ってみたいのが土合口駅の奥にある一ノ倉沢。谷川岳の岩壁は日本三大岩場と呼ばれ、ロッククライミングの聖地になっています。切り立つ岩壁は圧倒的な迫力ですよ!
谷川岳ロープウェイ by星野リゾートの基本情報 | |
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住所 | 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曾湯吹山国有林 |
電話 | 0278-72-3575 |
営業時間 | 8:00〜17:00(土日祝は7:00〜) |
休業日 | なし(悪天候時や点検のための運休の場合あり) |
アクセス | 水上駅からバスに乗り、谷川岳ロープウェイで下車 関越自動車道水上ICから車で約25分 |
料金 | ロープウェイ+観光用リフトセット券(往復) 大人3,500円、小学生2,000円 ロープウェイ単体(往復) 大人3,000円、小学生1,500円 |
公式サイト |
人気スポット②裏見の滝
マイナスイオンをたっぷり浴びられる美しい滝
裏見の滝は、別名宝来の滝とも呼ばれる落差50メートルの雄大な滝。みなかみ町の武尊神社の近くにあって、日本武尊が雨乞いをしたという伝説が残っています。
名前の由来は、裏側に入って眺めることができるから。観瀑台からの眺めもばつぐんで、豪快な水しぶきによるマイナスイオンをたっぷりあびることができます。周囲には1周約40分でめぐる遊歩道も整備されているので、森林浴を楽しむのもおすすめです。
裏見の滝(宝来の滝)の基本情報 | |
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住所 | 群馬県利根郡みなかみ町藤原 |
電話 | 027-862-0401(みなかみ町観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 関越自動車道 水上ICから約30分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
草津(群馬県)
草津はなんといっても温泉が有名。一方で標高が高く、夏の過ごしやすさから避暑地としても人気があります。
たとえば草津温泉街は標高約1,200メートルの高地にあり、周囲を山々に囲まれた盆地のような地形。そのため山から降りてくる冷たい空気が溜まりやすく、夏でも涼しい気候なのです。夏の平均気温は18度から19度で、最高気温も23度から24度。昼間の涼しさはもちろん、朝晩は冷え込んで寒いこともあるほどなので、脱ぎ着が楽な重ね着がおすすめですよ。
人気スポット①草津温泉
草津といえば外せない!温まってから涼もう
草津温泉は毎分3万2,300リットルという日本一の自然湧出量を誇る温泉。江戸時代の温泉番付では東の大関(当時は横綱という地位がなく大関が最高位)に選ばれています。草津という地名の語源は、温泉の硫化水素臭が強く、臭水(くさみず)と呼ばれたから。酸性度が高いお湯は万病に効くといわれ、草津温泉は湯治場として発展してきました。
風情ある温泉街は巨大な湯畑が有名。その周囲にはお店が立ち並び、散策するだけでもじゅうぶん楽しめます。温泉に入るなら広大な西の河原露天風呂や地元の人が通う公衆浴場をめぐるのもおすすめ!
草津温泉のお湯は熱いことでも有名ですが、涼しい草津では温泉でサッと温まり、街を散策しながら適度に体を冷やしてまた別の温泉を楽しむことができますよ。
草津温泉の基本情報 | |
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住所 | 群馬県吾妻郡草津町 |
電話 | 0279-88-0800 草津温泉観光協会 |
営業時間 | 散策自由・足湯の湯けむり亭は24時間 施設により異なる |
休業日 | 施設により異なる |
アクセス | JR吾妻線長野原草津口駅バスに乗り、草津温泉バスターミナルで下車、徒歩約5分 関越自動車道渋川伊香保ICから車で約1時間30分 |
料金 | 施設により異なる |
公式サイト |
人気スポット②嫗仙の滝
赤い岩肌の不思議な滝
嫗仙の滝(おうせんのたき)は、赤い岩肌と繊細な造形美が魅力の滝。草津温泉から車で10分ほどの距離にあります。ただしこの駐車場がゴールではありません。駐車場から滝までの道のりは約1キロ。草津の夏は涼しく快適なのでぜひチャレンジしてみてください。ただし急斜面が続くので、しっかりした靴などの準備は必要です。
特徴的な赤い溶結凝灰岩は、50万年から60万年前に草津白根山から噴出した火砕流が堆積して岩になったもの。赤いのは本来の岩の色ではなく、滝の水分に鉄分が含まれているからです。
嫗仙という名前は、老婆の仙人という意味。その名の通り女性的で優雅な雰囲気の滝です。涼しげな滝を眺めたら、再び草津温泉に戻ってお風呂に入るのもおすすめですよ。
嫗仙の滝(おうせんのたき)の基本情報 | |
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住所 | 群馬県草津町吾妻郡群馬県377-1711(嫗仙の滝駐車場) |
電話 | 0279-88-0800(草津温泉観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 嫗仙の滝駐車場までは草津温泉街から車で約10分、滝までは駐車場から徒歩約30分(帰りは徒歩約50分) |
料金 | 無料 |
公式サイト |
嬬恋(群馬県)
嬬恋は、平均標高約1,000メートルの高原地帯。涼しくさわやかな気候が特徴です。日本武尊の愛妻伝説がある土地で、愛妻家の聖地に制定されています。
そんな嬬恋の8月の平均気温は21度ほど。最高気温は30度ほどで、猛暑日が続く都心と比べると、かなり涼しく感じます。夜は急激に気温が下がるのも特徴。寒暖差が激しいため、寒さ対策が必須です。夏は天気が変わりやすく夕立が多いので、ひと雨きた後にはさらに涼しくなりますよ。
人気スポット①万座温泉
名湯中の名湯といわれる温泉リゾート
万座温泉は日本でも有数の高地にある温泉。海抜は1,800メートルです。上信越高原国立公園内にある温泉郷で、夏の避暑はもちろん、秋の紅葉狩りや冬のスキーも人気。大型ホテルもたくさんあり、宿泊・滞在しやすいのが特徴です。
源泉は濃厚な硫黄泉が中心。約80度のお湯が1日に540万リットルも湧き出ています。源泉は姥湯(湯畑)、大苦湯、錫湯、鉄湯、苦湯など20種類以上。効能も多彩で、昔から名湯中の名湯といわれてきました。美肌効果もあることから女性にも人気ですよ。
万座温泉の湯畑は約80度の白濁した温泉が湧き出し、迫力満点。草津温泉より強い硫黄臭が特徴で、硫化水素ガスが出ているため、立ち入り禁止となっているエリアもあります。そして万座温泉の大きな魅力となっているのが豊富な露天温泉。高山の温泉地らしく開放感ばつぐんですよ!
万座温泉の基本情報 | |
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住所 | 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 |
電話 | 0279-97-4000(万座温泉観光協会) |
営業時間 | 施設により異なる |
休業日 | 施設により異なる |
アクセス | 万座・鹿沢口駅からバスで40分 |
料金 | 施設により異なる |
公式サイト |
人気スポット②鬼押出し園
荒涼とした溶岩地帯が広がる名所
鬼押出し園は、荒々しい溶岩石がむき出しになったエリア。1783(天明3)年の浅間山大噴火によってできました。園内には散策コースやレストラン、上野・寛永寺の別院である浅間山観音堂などがあります。
鬼押出し園の魅力はあたり一面の奇岩の景色。時間に応じて散策コースが用意されています。たとえば30分コースは、表参道から観音堂、裏参道、入園口と巡るルート。40分コースは表参道→観音堂→高山植物観察コース→入園口、60分コースは表参道→観音堂→奥の院参道(炎観音)→裏参道→入園口の順にめぐります。
周囲は荒涼としていても、散策路は舗装されているので歩きやすく安心ですよ。
鬼押出し園の基本情報 | |
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住所 | 群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1053 |
電話 | 0279-86-4141 |
営業時間 | 8:00~17:00(最終入園16:30) 2階展望レストラン 喫茶 10:00~11:00 レストラン 11:00~15:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 上信越自動車道 碓氷軽井沢ICから約45分、小諸ICから約50分 北陸新幹線 軽井沢駅からバスで約40分 しなの鉄道 中軽井沢駅からバスで約30分 |
料金 | おとな(中学生以上)700円、こども(小学生)500円 |
公式サイト |
長瀞(埼玉県)
長瀞は埼玉県を代表する観光地。荒川上流の両岸に細長く開けた町で、美しい川の流れでも有名です。川の流れが穏やかな場所を瀞(とろ)といい、それが長く続くのが長瀞という名前の由来。
避暑地として発展してきたエリアではないものの、荒川の爽快な流れが避暑を求める人たちの人気を集めています。東京から1時間30分ほどで行けることもあり、年間約200万人もの観光客が訪れる人気観光地です。
長瀞の避暑地としての魅力はなんといっても荒川。ライン下りやラフティング、カヌー、川遊びなどいろいろなウォーターアクティビティで涼むことができます。
長瀞の8月の最高気温は平均約31度。東京より3度ほど低いものの、他の有名避暑地と比べれば気温は高めです。ただし最寄りに日本一暑い熊谷があることを思えば、かなり涼しいのは事実。川遊びをすれば気温以上に涼しく感じられるでしょう!
人気スポット①長瀞渓谷
川下りも人気!岩畳でのんびり涼みたい
長瀞渓谷はなんといっても川下りが有名。船頭さんの巧みな竿さばきや語りを楽しみながら、荒川を豪快に下っていきます。大河瀬や小滝の瀬といった急流スポットは迫力満点!川の水飛沫を浴びて涼めるのも魅力です。また長瀞ではハイキングやウォータースポーツも一年中楽しめます。
国指定の名勝・天然記念物の長瀞岩畳も人気。畳のように重なった岩が約600メートルも続く有名な観光スポットです。地下深くでつくられた岩石が地表で観察できるため、地球の窓と呼ばれることも。対岸には秩父赤壁と呼ばれる絶壁や明神の滝もあります。
長瀞岩畳の基本情報 | |
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住所 | 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞 |
電話 | 0494-66-3311(長瀞町観光協会) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 長瀞駅から徒歩約5分 |
料金 | 無料(長瀞ラインくだりは有料。その他アクティビティにより異なる) |
公式サイト |
人気スポット②アウトドアセンター長瀞
子連れ旅行におすすめ!涼めるアクティビティが充実
アウトドアセンター長瀞は、たくさんの川遊びに挑戦できるサービス。上長瀞駅から徒歩4分ほどの場所にあり、ラフティングやカヤック、キャニオニングやリバーブギといった川遊びのツアーを主催するほか、レンタサイクルの貸し出しも行っています。
また、アクティビティとバーベキューやオートキャンプ、宿泊などのパックも利用できるので、じっくり滞在して涼むこともできますよ!
アウトドアセンター長瀞の基本情報 | |
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住所 | 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1429 |
電話 | 0120-66-4162 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
休業日 | なし(冬期期間は不定休) |
アクセス | 関越自動車道 花園ICから約30分 |
料金 | ラフティングツアー 6,000円〜(装備・保険料込み)など |
公式サイト |
箱根(神奈川県)
箱根は奈良時代に発見された湯本温泉が起源の温泉地。江戸時代には箱根七湯と呼ばれる人気の湯治場になりました。その後明治時代には皇族や政府の高官、実業家などの保養地にもなり、福沢諭吉が箱根の道路整備を訴えたことがきっかけでアクセスも向上。外国人が避暑地として利用するようになりました。
避暑地よりも温泉観光地として知られている箱根ですが、訪れるとその涼しさに感動するはず。とくに避暑地として人気の芦ノ湖では8月の最高気温は平均約26度で、もっとも暑い日でも30度を超えることはまずありません。湖を吹き抜ける風も涼しいので、さらに過ごしやすく感じますよ。
人気スポット①箱根ロープウェイ
箱根の景色を空から堪能!
箱根観光のゴールデンルートの一つが、箱根ロープウェイ。早雲山駅、大涌谷駅、姥子駅、桃源台駅を約24分でつなぐロープウェイです。早雲山駅までは箱根登山鉄道と箱根登山ケーブルカーに乗り、芦ノ湖からは箱根海賊船とバスに乗るのが定番のルート。さまざまな乗り物の魅力も楽しめます。
なかでも絶景で知られているのが箱根ロープウェイ。ガラス張りのゴンドラから富士山や大涌谷、芦ノ湖の絶景を一望できます。各駅周辺に観光スポットがあるので、途中下車して散策するのもおすすめ。とくに活発な火山活動を感じることができる大涌谷は必見ですよ。
箱根ロープウェイの基本情報 | |
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住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300(早雲山駅) |
電話 | 0460-84-8439 |
営業時間 | 2月~11月 9:00~16:45(大涌谷駅のみ9:00~17:00) 12月~1月 9:00~16:15(全駅) |
休業日 | なし 悪天候や定期点検整備などで運休になる可能性があります |
アクセス | 乗車駅によって異なる |
料金 | 経路によって異なる |
公式サイト |
人気スポット②飛龍の滝
涼を感じる神奈川最大級の滝
飛竜の滝は、富士箱根伊豆国立公園内の自然探勝歩道にある滝。上段15メートル、下段25メートルの二段に分かれて流れ落ちる神奈川県最大規模の滝です。
鎌倉時代には修験者たちの修行の場所だったと伝えられる豪快な滝は迫力満点!流れ落ちる水が飛龍に見えることから名づけられたといわれています。
森林に囲まれた滝周辺は、マイナスイオンがいっぱい。真夏でもひんやりと涼しさを感じられますよ。
飛龍の滝の基本情報 | |
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住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町畑宿 |
電話 | 0460-85-5700(箱根町総合観光案内所) |
営業時間 | 散策自由 |
休業日 | なし |
アクセス | 箱根登山バス・畑宿から徒歩約40分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
勝浦(千葉県)
千葉県の勝浦市は太平洋に面した県南東部の街。千葉県の南側といえば冬でも暖かいのが特徴ですが、勝浦市で100年以上前の気象観測開始から一度も気温が35度を超える猛暑日を記録していません。
その理由は、海と風の組み合わせ。勝浦市の沖は急に深くなっているうえ、夏には南風が吹きます。その結果、暖められた海面近くの水が押し流されて代わりに海の底から冷たい海水が上昇。冷たい海水で冷やされた風が陸地に届くため気温が低くなるのです。
つまり勝浦は海底の地形と風の流れが偶然重なってできた海沿いの避暑地。近年は地元でも避暑地として街をアピールしています。
勝浦の8月の最高気温は平均29度。東京より南なのに5度も低くなっています。高原ではないので最低気温が低くならないのも特色。8月の最低気温は平均23度で、熱帯夜というほどでもない程度。朝と昼の気温の差が少ないので体への負担も軽くなります。
人気スポット①勝浦朝市
語らいも楽しい歴史ある朝市
勝浦の朝市は430年以上の歴史を誇る市場。海を見守る遠見岬神社のふもとが会場で、毎月1日から15日は下本町朝市通り、16日から月末までは隣の仲本町朝市通りで開かれます。とれたての魚介や干物、農作物を売る朝市は、季節や時間、曜日によって楽しみ方が変わるのも特徴です。
とくにおすすめは平日の朝。休日にくらべると出店数が少なくなるものの、お客さんも減るためゆったりと過ごすことができます。会話を楽しむのも勝浦朝市の流儀。調理方法から商品には関係のない雑談まで、気さくなおしゃべりも魅力です。
勝浦朝市の基本情報 | |
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住所 | 千葉県勝浦市浜勝浦319 |
電話 | 0470-73-2500(勝浦市観光協会) |
営業時間 | 6:30頃~11:00頃 |
休業日 | 毎週水曜日・元旦 |
アクセス | JR外房線 勝浦駅から徒歩約10分 圏央道 市原鶴舞ICから約40分 |
料金 | 入場無料 |
公式サイト |
人気スポット②かつうら海中公園
カラフルな海中世界を探検できる施設
かつうら海中公園は、勝浦の沖合60メートルに建つ海中展望塔が目玉の施設。東洋一の規模を誇る展望塔は、水深8メートルの海中の姿を見られるのが特徴です。
周辺の海は寒流と暖流が接する場所。海の生物が豊富で、約90種類もの生物を見ることができます。ツノダシやハコフグ、イシダイ、メバルなどおなじみの魚がいっぱい!運がよければサメに会えるかもしれません。水中の透明度によって料金が変わるシステムもユニークです。
海上展望室からは鵜原理想郷や勝浦灯台など太平洋岸の絶景も楽しめ、こちらも運が良ければスナメリの姿が見られるかもしれませんよ。
かつうら海中公園の基本情報 | |
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住所 | 千葉県勝浦市吉尾174 勝浦海中公園 |
電話 | 0470-76-2955 |
営業時間 | 9:00~17:00(受付は~16時30分) |
休業日 | なし(荒天の場合、閉館することもあり) |
アクセス | 圏央道 市原鶴舞ICから約1時間 JR鵜原駅から徒歩約15分 |
料金 | 透明度により異なる 大人 160円〜980円 小・中学 100円〜480円 4歳以上 0円〜220円 |
公式サイト |
関東の避暑地に行こう!
関東地方には魅力的な避暑地がたくさんあります。アクセスがいいエリアも多いので、関東在住なら日帰りで行くことも可能。猛暑になりそうな日は、早朝から出かければ一日涼んで帰ることができます。夏の休日は気軽に行ける関東の避暑地めぐりがおすすめですよ!
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