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【京都の紅葉】2024年の紅葉時期は?人気観光地スポットの見頃を徹底調査

京都の紅葉は時期を見極めることが大切!せっかく行ったのに早かった、または遅かったということにならないよう、紅葉の見頃を逃さないように最適な時期を知っておく必要があります。 この記事では、2024年の京都の紅葉時期を特集。例年の紅葉のベストシーズンと今年の見頃の予想を、各エリアの人気観光スポット別にくわしく紹介します。ライトアップ情報も紹介するので、京都旅行の参考にしてくださいね。

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京都の紅葉は時期を見極めることが大切!せっかく行ったのに早かった、または遅かったということにならないよう、紅葉の見頃を逃さないように最適な時期を知っておく必要があります。

この記事では、2024年の京都の紅葉時期を特集。例年の紅葉のベストシーズンと今年の見頃の予想を、各エリアの人気観光スポット別にくわしく紹介します。ライトアップ情報も紹介するので、京都旅行の参考にしてくださいね。

Contents

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京都はなぜ紅葉の名所?

そもそもなぜ京都は紅葉の名所といわれるのでしょうか?紅葉がきれいに色づくメカニズムと京都の関係から解説しましょう。

紅葉が美しく色づく条件

落葉樹の多くは、最低気温が6度から7度前後の日が続くと葉が色づき始めます。ただし美しく色づくにはもう少し厳しい条件があるのです。

  • 昼間に十分な日照がある
  • 昼夜の気温差が大きい
  • 5度前後の最低気温が続く
  • 適度な水分を得られている

こういった条件がうまくそろうと、葉の中にある赤色や黄色の色素が増え、色鮮やかな紅葉になります。

京都の紅葉が美しい理由

落葉樹の多くは葉が落ちる前に紅葉しますが、茶色くなってあまり美しくないものがほとんど。ではなぜ京都の紅葉は鮮やかで、なぜ京都は紅葉の名所だといわれるのでしょうか?

気候条件が最適

京都は山に囲まれた盆地。そのため昼夜の気温差が大きいという特徴があります。京都の秋は朝晩の冷え込みが激しくなるため、最低気温が5度前後の日も多くなりがち。また市内に鴨川が流れているため空気中には適度な湿気があり、樹木が水分を得やすくなります。

このような自然条件がそろっているため、京都の紅葉は鮮やかに染まりやすいのです。

鮮やかなイロハモミジが多い

京都には古くから紅葉を愛でる文化があります。平安時代の貴族は梅と同様に紅葉を鑑賞して季節を楽しんでいました。そのため貴族の邸宅には鮮やかな赤に染まるイロハモミジなどが植えられ、その文化が寺院にも広まったのです。

紅葉する木にはたくさんの種類がありますが、なかでも伝統的にイロハモミジなどが多いため、京都は真っ赤に染まる紅葉の名所のイメージが強くなりました。

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京都の紅葉の見頃の時期はいつ?

京都で紅葉が美しいとされる時期は、11月上旬から12月上旬といわれています。しかし、実際には各スポットの紅葉の見頃時期はもう少し短め。そのため上記の時期を鵜呑みにすると最適な時期を外してしまうこともあるのです。

紅葉の見頃をより厳密にみてみると、もう少し範囲は狭くなります。最も多くの人気観光スポットの見頃の時期が重なるのは、11月3週から12月1週にかけてです。

たとえば嵐山・嵯峨野・高雄・鞍馬・貴船・下鴨・大原野・長岡京など、山沿いにある観光スポットの多くは11月3週から12月1週が例年の紅葉の見頃の時期になります。

一方、人気の祇園や清水寺エリアはもう少し遅く、11月4週から12月2週にかけて。一般に京都が紅葉の時期に入るといわれる11月上旬は、山の上の方などの一部を除いてまだ少し早い可能性があるのです。

さらに同じエリアでも高低差などの影響で紅葉の色づき具合が異なることも。そのため紅葉の時期はざっくりしたエリアだけでなく行きたいスポット別に調べた方がいいということになります。

2024年の京都の紅葉が見頃の時期は1週間遅れ?

多くの紅葉情報は例年の見頃時期を掲載しています。それを信用して出かけると、今年は時期が違ったということもありがち。では2024年の紅葉シーズンはどのような傾向なのでしょうか。

2024年の夏は記録的な酷暑と厳しい残暑になりました。そこで参考になるのは昨年の2023年です。2023年も夏は酷暑、そして残暑が厳しい年でした。しかし9月下旬から京都の気温は下がり、結果的に紅葉時期はほぼ例年通りだったのです。一方、今年は夏の猛暑に加えて10月初旬にも記録的な残暑が続いています。10月1日の気象庁の発表によると、10月の気温は平年よりかなり高めで、11月から12月にかけては平年並みになりそう。その結果、今年の京都の紅葉の時期は場所によって例年より1週間ほど遅れそうです。

そこでこの記事では、人気観光スポットの例年の紅葉の時期と、場所によって1週間遅れになる今年の紅葉の見頃の予想を紹介します。ぜひお出かけの参考にしてください!

ただし今後の冷え込み次第では紅葉が急激に進むこともありえるので、実際に出かける際には各観光スポットの公式サイトなどで最新情報を確認するのがおすすめです。

東山エリアの紅葉の時期

photo by PIXTA

京都でもとくに人気の地域が、清水寺のある東山エリア。ここには紅葉の名所といわれる多くの寺社が集まっています。まずは東山エリアの紅葉の時期を紹介しましょう。

清水寺

例年の見頃:11月下旬〜12月上旬

清水寺は、延鎮という僧が宝亀9(778)年に音羽の滝の上に観音様を祀ったことがはじまりという寺院。その後延暦17(798)年に坂上田村麻呂が千住観音像を安置するための仏殿を建立し、現在の建物の多くは17世紀前半に再建されたといわれています。

清水寺は真っ赤な紅葉の中に舞台が浮かんでいるように見える光景が有名。また子安の塔からは紅葉の錦雲渓をはさんで清水の舞台を真正面から望め、西門の近くから見上げると紅葉の上に三重の塔が立っているようです。

そんな清水寺の紅葉の例年の見頃の時期は11月下旬から12月上旬。2024年の見頃は11月23日ごろから12月8日ごろだと予想され、11月18日から11月30日にはライトアップが予定されています。

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将軍塚

例年の見頃:11月下旬

将軍塚は、華頂山の山頂にある直径約20メートル、高さ約2メートルの塚。和気清麻呂が桓武天皇をこの山上に誘い、京都盆地が都の候補地にふさわしいと進言した場所だとされています。そんな場所に作られた将軍塚は展望スポットとしても人気。また庭園には約220本のモミジがあり、絶好の紅葉スポットとしても知られています。

将軍塚の紅葉の見頃の時期は、例年11月下旬。2024年の見頃は11月20日ごろから11月30日ごろと予想されています。

知恩院

例年の見頃:11月中旬〜12月上旬

知恩院は浄土宗を統轄する総本山。僧侶法然が後半生を過ごした地に建てられた寺院です。法然は、身分の高い人が厳しい修行を乗り越えた場合だけ極楽浄土に行けると信じられていた時代に、一心に念仏を唱えれば誰でも平等に往生できると説いた僧侶。そのため知恩院は庶民に広く信仰されています。

知恩院といえば、国宝の三門を囲む紅葉が圧巻。また友禅苑の補陀落池(ふだらくいけ)の水面には鏡のように色鮮やかな紅葉が映し出されます。参道の紅葉も有名。阿弥陀堂や黒門板は11月14日から12月1日までの期間、17時30分から21時30分までライトアップされます。

そんな知恩院の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬。2024年の見頃は11月21日ごろから12月5日ごろと予想されています。

建仁寺

例年の見頃:11月下旬〜12月上旬

建仁寺は、臨済宗建仁寺派の大本山。鎌倉時代の建仁2(1202)年の開創で、寺の名前は当時の元号からつけられています。建仁寺は京都ではじめての禅寺。今も禅の道場として有名です。

境内にはたくさんのイロハカエデやドウダンツツジなどがあり、鮮やかな赤や黄色に色づきます。みどころは潮音庭。360度が正面になるように造られた庭で、廊下を廻りながら好きな角度を探すことができます。

建仁寺の紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬。2024年の見頃は11月27日ごろから12月13日ごろと予想されています。

洛中エリアの紅葉の時期

photo by PIXTA

京都駅もある洛中エリアは、京都御所や二条城など歴史的に重要なスポットが集まっている地域です。続いてはアクセスしやすい洛中エリアの人気紅葉スポットを紹介しましょう。

京都御所

例年の見頃:11月下旬

京都御所は元弘元(1331)年に光厳天皇が即位してから明治2(1869)年に明治天皇が東京に移るまで、長い間歴代天皇の居所だった場所。紫宸殿や清涼殿など平安時代の面影を残す建物が並んでいます。現在の建物は江戸時代末期に建てられたもの。春と秋だけ一般公開されていましたが、平成28年からはいつでも参観できるようになりました。

京都御所で有名なのは、少し小高くなった丘の上に立つ巨大な凝華洞跡のイチョウ。また学習院発祥の地のイチョウや、中山邸跡のイチョウや一條邸跡のイチョウも有名です。

京都御所のイチョウの見頃は、例年11月下旬。2024年の見頃は、11月21日ごろから11月29日ごろと予想されています。

二条城

例年の見頃:11月中旬~12月上旬

二条城は徳川家康が1603(慶長8)年に造営し、幕末には15代将軍徳川慶喜が大政奉還を行ったことで有名な城です。

城内には清流園、本丸庭園、二の丸庭園という3つの庭園があり、サクラやイチョウ、ドウダンツツジなどの紅葉と緑の庭園の共演を楽しめます。とくに和風と洋風の庭園がある清流園は人気のスポット。カエデやイチョウ、桜などが見事に色づきます。

二条城の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月23日ごろから12月11日ごろと予想され、ライトアップは10月25日から12月8日の期間、18時から21時まで開かれる予定です。

北野天満宮

例年の見頃:11月中旬〜12月上旬

北野天満宮は菅原道真公を祭る天神信仰の発祥の地。日本に1万2,000社あるといわれる天満宮・天神社の総本社です。

北野天満宮で有名な紅葉スポットは、もみじ苑。桃山時代に豊臣秀吉が水防のための土塁を築いた場所の一部が約350本のモミジの名所となっています。展望所から眺める本殿と紅葉の共演も絶景。もみじ苑は10月25日から12月8日まで公開されます。また11月9日から12月8日までは、夜間ライトアップも実施予定です。

北野天満宮の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月23日ごろから12月8日ごろと予想されています。

梅小路公園

例年の見頃:11月中旬~12月上旬

梅小路公園は、京都駅から徒歩約15分という市街地の中心にある広大な公園。面積は約14ヘクタールもあり、広々とした芝生広場や水と親しめる河原遊び場などが京都市民に親しまれています。

紅葉の名所は平安建都1,200年を記念して作られた池泉回遊式庭園の朱雀の庭。約9,000平方メートルの庭園内には150本ほどのモミジやアカマツが植えられています。ライトアップされて池の水面に映り込む逆さ紅葉がとくに人気。2024年は11月15日から12月1日の期間、17時から21時まで紅葉まつりのライトアップを開催する予定です。

梅小路公園の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月24日ごろから12月10日ごろと予想されています。

洛西エリアの紅葉の時期

photo by PIXTA

洛西エリアも金閣寺や龍安寺など人気の寺社が多い地域。紅葉の名所もたくさんあります。続いてはこちらも見逃せない洛西エリアの紅葉スポットを紹介していきましょう。

金閣寺

例年の見頃:11月下旬~12月上旬

金閣寺は足利義満の北山山荘を、彼の没後に寺にしたもの。正式な寺の名前は鹿苑寺です。室町時代前期の北山文化を代表する建築でしたが、昭和25年に放火により焼失。現在の建物は昭和30年に再建されました。

金閣寺は松や杉などの針葉樹が多く、紅葉スポットとしてはあまり有名ではありません。しかしカエデの紅葉と金色の建物の優雅なコントラストは見事。鏡湖池に映り込む金閣と紅葉の眺めがとくにみどころです。

金閣寺の紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月21日ごろから12月8日ごろと予想されています。

金閣寺の見どころを解説!歴史や拝観料、アクセスなど紹介

龍安寺

例年の見頃:11月下旬〜12月上旬

龍安寺は石庭の美しさで知られる寺院。白砂を敷き詰めた250平方メートルの庭に大小15個の石が見事に配されています。

紅葉が美しいのは鏡容池や山門、庫裡石段など。桜の名所としても知られていますが、境内には400本の桜に加えてモミジも400本植えられていて、優美なもみじのトンネルを潜ることもできます。

龍安寺の紅葉の見頃の時期は、例年11月下旬から12月上旬。ただし京都市内の他の社寺と比べると色づきが遅く、とくに見頃となるのは12月上旬といわれています。2024年の見頃の予想は、11月21日ごろから12月8日ごろです。

仁和寺

例年の見頃:11月下旬

仁和寺は、888(仁和2)年に創建された真言宗御室派の総本山。応仁の乱で建物はほとんど焼失しましたが、1634(寛永11)年に徳川家光の支援で再興されました。境内に立ち並んでいる五重塔や二王門などは江戸時代に建立された貴重な建物。本尊の阿弥陀三尊像をはじめ、仏画や工芸品など、多くの宝物も所蔵しています。

この仁和寺は御室桜の桜が有名。しかし秋には境内を彩るイロハモミジなどの紅葉でも知られています。

仁和寺の紅葉の見頃は、例年11月下旬。2024年の見頃は、11月17日ごろから12月6日ごろと予想されています。また10月25から12月8日までの金、土、日、月、祝日には、18時から21時までライトアップも実施予定です。

退蔵院

例年の見頃:11月下旬~12月上旬

退蔵院は、600年以上の歴史を持つ臨済宗妙心寺派の塔頭寺院。日本最古の水墨画といわれる瓢鮎図があることでも知られています。室町時代の画家・狩野元信が作庭した枯山水庭園や、3年の月日を費やして完成した池泉回遊式庭園の余香苑など見どころもいっぱいです。

とくにイロハモミジやノムラモミジなどが彩る秋の紅葉は有名。退蔵院の紅葉は京都の平均より少し遅くまで楽しめるといわれています。

退蔵院の紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月26日ごろから12月12日ごろと予想されています。

洛北エリアの紅葉の時期

photo by PIXTA

洛北エリアは、自然豊かな景色と歴史ある寺社が点在する人気観光地。標高差や木の種類によって紅葉の時期も異なります。長く紅葉が楽しめる洛北エリアの人気スポットを紹介しましょう。

三千院

例年の見頃:11月中旬〜11月下旬

三千院は1,200年の歴史を持つ格式高い寺院。この三千院がある大原は山間の盆地であるため京都でもとくに寒暖の差が大きく、紅葉の色鮮やかさで知られてきました。JR東海の有名なCMにも使われた紅葉も三千院のもの。東洋の宝石箱と称された庭園の紅葉がとくに有名です。

聚碧園は江戸初期の茶人・金森宗和が手掛けた庭園。透き通った池と清流のせせらぎが美しく、計算された庭に紅葉が映えます。有清園は緑のじゅうたんのような苔庭が特徴の庭園。紅葉と緑の苔のコントラストが絶妙です。

三千院の紅葉の見頃時期は、例年11月中旬から11月下旬。2024年の見頃は、11月15日ごろから12月3日ごろと予想されています。

宝泉院

例年の見頃:11月中旬~11月下旬

宝泉院は、三千院の参道を歩いてもっとも奥座敷にある寺院。額縁庭園が有名です。とくに新緑と紅葉の季節は絵画のような美しさ。書院の柱と鴨居を額に見立てた景色で、カエデ、サクラ、シラキ、ドウダンツツジなどが生み出すその端正な美はまさに絶景です。庭の名前は盤桓園。立ち去りがたしという意味で、訪れた人の多くがその名前に納得することになります。

宝泉院の紅葉の見頃時期は、例年11月中旬から11月下旬。2024年の見頃は、11月19日ごろから12月2日ごろと予想されています。また11月9日から12月1日までの期間、17時45分から20時30分までライトアップを実施予定です。

京都府立植物園

例年の見頃:11月中旬~12月上旬

京都府立植物園は大正13年に開園した日本最古の公立総合植物園。約24ヘクタールの敷地に約1万2,000種類の植物が植えられていて、秋にはモミジやサクラ、イチョウなど約1,000本の木々が紅葉します。

木の種類が多いので1か月近く紅葉が楽しめるのも魅力。とくになからぎの池周辺では約200本のイロハモミジが鮮やかに染まり、池の水面を彩ります。またあじさい園のフウの大木の紅葉もみどころです。

京都府立植物園の紅葉の見頃時期は、例年11月中旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月23日ごろから12月7日ごろと予想されています。

詩仙堂

例年の見頃:11月中旬~11月下旬

詩仙堂は江戸時代の文人、石川丈山が晩年を過ごした山荘跡。風情豊かな庭園を散策することができます。また開け放たれた座敷でゆっくり過ごしながら庭園を鑑賞することも可能です。

この庭園はヤマモミジやイロハモミジ、オオモミジ、カキなどの紅葉が有名。座敷からは紅葉と白砂のコントラストがとくに美しく見えます。

詩仙堂の紅葉の見頃時期は、例年11月中旬から11月下旬。2024年の見頃は、11月22日ごろから12月5日ごろと予想されています。

洛南エリアの紅葉の時期

photo by PIXTA

洛南エリアも歴史的な場所や神社仏閣が多く人気の高い地域。宇治川沿いにも紅葉の名所があります。散策も楽しい洛南エリアの紅葉の名所を紹介しましょう。

平等院

例年の見頃:11月下旬

平等院は平安時代に栄華を誇った藤原氏ゆかりの古寺。十円硬貨の図柄でおなじみの鳳凰堂や阿弥陀如来坐像など、多くの国宝で知られています。紅葉は阿字池周辺のカエデが有名。鳳凰堂と紅葉が鮮やかに水面に映り込みます。

2024年は11月16日から12月1日までの期間の土曜と日曜に、18時から20時30分まで夜間特別拝観『瑞光照歓―錦秋のあかり―』を実施予定。各日1,500名限定の事前申込制となっています。

平等院の紅葉の見頃時期は、例年11月下旬。2024年の見頃は、11月21日ごろから12月5日ごろと予想されています。

宇治川ライン

例年の見頃:11月下旬~12月上旬

宇治川ラインは、宵待橋から天ヶ瀬ダムへ続く宇治川沿いの道。山一帯の紅葉が宇治川の水面に映え、絶景となります。おすすめのスポットは宇治川上流にかかる天ヶ瀬吊り橋。50メートル以上の長さの吊り橋で、周囲に広がる見事な紅葉を見渡すことができます。

宇治川に建設された天ヶ瀬ダムも紅葉の名所。京阪宇治駅から天ヶ瀬ダムまでの距離は約3キロ、徒歩で1時間ほどなので、ゆっくりと散策しながら紅葉を眺めるのもおすすめです。

宇治川ラインの紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月22日ごろから12月8日ごろと予想されています。

東寺

例年の見頃:11月下旬~12月上旬

東寺は京都駅からもアクセスしやすい人気の寺院。正式には八幡山教王護国寺と呼ばれる真言宗の寺院で、794(延歴13)年、安京遷都の際に桓武天皇が国家鎮護のために創建しました。京都で唯一残る平安京の遺構でもあります。

東寺のシンボルである五重塔は紅葉の名所として有名。境内には約250本のカエデが植えられていて、五重塔との共演は京都を代表する光景の一つになっています。また瓢箪池に映る金堂と紅葉も見逃せません。

東寺の紅葉の見頃時期は、例年11月下旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月21日ごろから12月12日ごろと予想されています。また10月26日から12月8日までの期間、18時から21時30分までライトアップも行われます。

醍醐寺

例年の見頃:11月中旬~12月上旬

醍醐寺は、空海の孫弟子の聖宝により874(貞観16)年に開創された真言宗醍醐派の総本山。醍醐山の山麓から山頂にかけての広大な敷地内に金堂、五重塔、薬師堂などが立ち並ぶ、京都市内最大の寺院です。

春の桜で有名な醍醐寺ですが、モミジやドウダンツツジなどの樹木も多く、秋には見事に紅葉します。もっとも鮮やかだといわれるスポットは弁天堂が立つ池の周り。朱塗りのお堂や紅葉が水面に映し出され、とくに夜間には照明によって錦のように浮かび上がります。

醍醐寺の紅葉の見頃時期は、例年11月中旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月23日ごろから12月6日ごろと予想されています。

嵯峨野・嵐山エリアの紅葉の時期

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京都の北に広がる嵯峨野・嵐山エリアは平安時代の貴族たちにも好まれた風光明媚な地域。渡月橋周辺には由緒あるお寺や神社が点在しています。最後はこちらも人気の嵯峨野・嵐山エリアの紅葉スポットを紹介しましょう。

天龍寺

例年の見頃:11月下旬

天龍寺は、足利尊氏が創立した寺院。足利将軍家や後醍醐天皇ゆかりの禅寺として京都五山の第一位とされ、約700年前からそのままの姿をとどめています。京都の西の端にあるため朝日が最初に当たることでも有名です。

嵐山や亀山、小倉山を借景とした池泉回遊式庭園の曹源池庭園がみどころ。紅葉シーズンには、カエデやツツジ、桜など多くの木が紅葉し、嵐山を背景にした素晴らしい絶景となります。また庭園裏の小道は紅葉のトンネルとして人気です。

天龍寺の紅葉の見頃は、例年11月下旬。2024年の見頃は、11月15日ごろから12月3日ごろと予想されています。

二尊院

例年の見頃:11月中旬~11月下旬

二尊院は、小倉山山麓にある天台宗の古刹。紅葉の名所である参道は馬が駆け抜けられるほど広いことから、紅葉の馬場と呼ばれています。

参道沿いに並ぶのはカエデの木。背景になる小倉山のモミジと合わせて鮮やかな景色を形作っています。また勅使門まで続くモミジのトンネルも人気。真っ赤な紅葉に包まれる本堂や石段、築地塀など、境内にはほかにも美景スポットがたくさんあり、晩秋の散りモミジの美しさでも知られています。

二尊院の紅葉の見頃は、例年11月中旬から11月下旬。2024年の見頃は、11月21日ごろから12月8日ごろと予想されています。散りモミジなら12月8日以降もおすすめです。

清凉寺

例年の見頃:11月中旬~12月上旬

清凉寺は釈迦如来を本尊とし、嵯峨釈迦堂の呼び名で親しまれている寺院。広い境内のいたるところにモミジがあり、嵐山を代表する紅葉の名所となっています。

みどころは本堂の裏側にある池に面した弁天堂。建物を取り囲む紅葉の赤と常緑樹の緑のコントラストが絶妙です。とくに本堂の渡り廊下から見ると、まるで額縁の絵のよう。ほかにも多宝塔の両脇や聖徳太子殿の周囲にモミジが植えられていて、鮮やかに染まった景色を見ることができます。

清凉寺の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬。2024年の見頃は、11月25日ごろから12月4日ごろと予想されています。

高雄

例年の見頃:11月中旬〜11月下旬

京都市北西部の人気観光スポットである高雄は、昔から槇尾、栂尾と並んで三尾と呼ばれてきた紅葉の名所。なかでも高雄山の中腹にある神護寺は京都市内でも早めに色づき始める紅葉の名所として知られています。山門への古びた石段に赤や黄のカエデが葉を落とす様子はまさに日本情緒あふれる光景。見ごろを過ぎた境内を埋める散りモミジも必見です。

高雄の紅葉の見頃は11月中旬から11月下旬。2024年の見頃は、11月16日ごろから12月1日ごろと予想されています。

京都の紅葉シーズンに混雑を避けるには?

photo by PIXTA

紅葉の時期の京都といえば、とにかく混雑するというのが定説。しかし上手にプランを立てれば渋滞や混雑を避けることもできます。ここでは京都で混雑を避けながら紅葉を楽しむコツを紹介します。

早朝と夜遅めがおすすめ

観光スポットを効率的に楽しむコツは、混雑する時間を避けることです。もっとも効果があるのは、朝いちばんに訪ねること。とくに境内が散策自由となっている寺社なら、日の出直後の早朝を狙うのがおすすめです。早朝の境内は人が少なく、朝の心地よい空気も感じることができます。また紅葉の期間限定でいつもより早い時間に開門する紅葉スポットも意外と多いもの。こちらも狙い目です。

一方、夜間拝観はできるだけ遅めの時間に行くのがおすすめ。入場締め切り時間のギリギリに行けば比較的空いています。

電車で行ける穴場の紅葉スポットを探す

紅葉の時期の人気観光スポットはかなり混雑しますが、実は京都には穴場の紅葉スポットもたくさんあります。あまり有名ではない寺社などで紅葉を楽しむのもおすすめ。

また紅葉の時期の京都では、道路の渋滞がとくに激しくなります。そのためマイナーなスポットを選んでも道中で渋滞して動けなくなることも。できれば車やタクシー、バスは避け、電車や地下鉄の駅から歩ける範囲のスポットを探すのがコツです。

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あえて見頃を少しはずすのもコツ

京都各所の紅葉の見頃が重なる11月下旬は、人気スポットやその周辺がとくに混みやすくなります。そこで少しだけ時期をずらして訪れるのもコツ。鮮やかな紅葉は減ってしまいますが、12月上旬の散りモミジの時期にも風情のある光景を見ることができますよ。

京都の紅葉は時期を選んで楽しもう!

紅葉の盛りを楽しむ場合も、あえて時期をずらす場合も、正確な紅葉の見頃を知ることはとても大切。適当な時期に行くとベストなタイミングを逃してしまうことになります。今回の記事も参考にしつつ、時期が近くなったら公式サイトや気象庁の発表も調べるようにしてください。

猛暑の今年は、もし11月に急激に寒くなったら、例年よりさらに鮮やかな紅葉が楽しめるはず。この秋は京都の紅葉を堪能しにいってみてはいかがでしょうか。

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