名古屋駅から伊勢神宮へのアクセス！近鉄・JRでの最安・最速の行き方

名古屋駅から伊勢神宮に行く方法は？距離は？

伊勢神宮は、名古屋駅から南に約100キロ離れた場所。日帰りでも気軽に訪れることができる距離です。

伊勢神宮の外宮と内宮について

伊勢神宮には天照大御神（あまてらすおおみかみ）を祀っている内宮と、豊受大御神（とようけのおおみかみ）を祀っている外宮があります。

伝統的なお参りの方法は、外宮に参拝してから内宮へ行くというもの。その場合、外宮と内宮は約5キロ離れているため、徒歩ではなく乗り物を利用するのが一般的です。

一方、外宮と内宮の両方に参拝する時間がない場合や、おはらい町・おかげ横丁などの観光が目的の場合は、内宮だけを参拝することもよくあります。

本記事では、名古屋駅から伊勢神宮の外宮を経由して内宮へ行く方法と、名古屋駅から内宮だけのアクセス方法をご紹介します！

名古屋駅から伊勢神宮（外宮経由で内宮）への行き方は？

名古屋駅から外宮に行ってから、内宮に行く方法になります。外宮の最寄駅は、JRと近鉄の伊勢市駅。駅から外宮までは徒歩5分ほどです。外宮から内宮までのアクセス方法は追って紹介します。

名古屋駅から伊勢神宮（伊勢市駅）まで近鉄特急でアクセス！

近鉄の特急や急行電車は本数も多く、特急なら伊勢神宮まで最速で行くことができます。また特急は指定席になり、車両もラグジュアリーな雰囲気。移動中も快適なのが魅力です。

一方の急行は、普通の通勤電車。停車駅が増えて所要時間も30分ほど伸びる代わりに、料金が最も安いのはうれしいポイントです。

約1時間20分～でアクセスでき、1番おすすめ

近鉄の特急電車なら近鉄名古屋駅から伊勢神宮（外宮）に近い伊勢市駅まで約1時間20分で到着します。これが最速の移動方法です。乗り換えなしで行ける列車が1時間あたりおよそ3～4本あるのもポイント！

また時間に余裕があり、特急料金を節約したい場合は、急行列車に乗る方法もあります。こちらの所要時間は1時間50分ほどです。

近鉄名古屋駅から伊勢市駅までの金額は片道1,740円～

近鉄の特急は料金が片道3,080円。時刻によっては特別な車両も出ていて、特急料金を払えばさまざまな電車が楽しめるのも魅力です。

急行を選べば、運賃は1,740円と最安になります。時間は30分ほど余分にかかりゴージャス感は薄れるものの、コスパ重視の人にはこちらもおすすめですよ。途中で乗り換えるものも含めれば急行も1時間に3本ほど出ています。

近鉄名古屋駅は巨大な名古屋駅の地下にあり、名古屋駅構内ではJRや名鉄と比べて見つけにくい場所なのが難点。JRの名古屋駅構内などに案内表示板がたくさんあるので、案内の矢印に従って行くのがおすすめです。

名古屋駅から近鉄で移動するメリット＆デメリット

メリット

• 最速・最安が選べる
• 運行本数が多い
• 特急なら所要時間が短く、電車移動も楽しい

デメリット

• 特急は料金が最も高い
• 急行は時間がかかる
• JRより駅が見つけにくい

名古屋駅から伊勢神宮（伊勢市駅）までJRでアクセス！

名古屋駅から伊勢神宮がある伊勢市まではJRで行くこともできます。利用するのは、快速みえという伊勢への直行快速電車。所要時間は伊勢市駅まで約1時間30分で、近鉄の特急と急行の間くらいになります。

ただし運行本数が1時間に1本ほどと少ないのが難点。JRを利用する場合は、時刻表を事前によく調べてスケジュールを立てるようにしてくださいね。

名古屋駅からJRで移動するメリット＆デメリット

メリット

• 金額が近鉄の特急より安い
• 所要時間が近鉄の急行より早い
• 駅を見つけやすい

デメリット

• 運行本数が少ない
• 車両が少なく、混むことがある
• 指定席はあるが特別感は少ない

伊勢市駅から外宮までのアクセスは徒歩が一般的！

伊勢神宮を外宮から内宮へと順に参拝する場合、伊勢市駅が外宮の最寄駅になります。伊勢市駅はJRと近鉄の両方が停車する駅。外宮に近いのはJR側とも呼ばれる南口です。近鉄側からも連絡通路でいくことができます。

駅から伊勢神宮の外宮へは徒歩5分ほどで到着。伊勢市駅の南口を出たところが参道で、一本道なので迷わず外宮まで行けますよ。

外宮から内宮へのアクセス方法

外宮にお参りしたら次は内宮に移動します。外宮から内宮までの距離は約5キロ。気軽に歩ける距離ではないため、アクセスはバスかタクシーが一般的です。

ただし時間に余裕がある場合は、昔のお伊勢参りの気分を味わいながら歩くのもよいかもしれません。

外宮から内宮まではバスが一般的！

外宮と内宮を結ぶバスは、平日なら1時間に最大4本、休日は1時間に最大6本でていて、とても便利です。運賃は内宮の入り口に近い内宮前で降りると470円。

観光スポットとして人気のおはらい町を歩きたい人は、内宮前の2つ手前の猿田彦神社前で降ります。この場合の運賃は330円です。

またおはらい町の中間にあるおかげ横丁だけ楽しんでから内宮に向かう場合は、内宮前の1つ手前の神宮会館前で降ります。こちらの運賃は390円です。

外宮から内宮までタクシーで移動！

外宮から内宮まではタクシーで移動することもできます。

移動時間は5分から10分ほど。料金は、概算で1,820円です。4人乗車なら1人当たり455円になるので、バスより安くなる可能性もあります。おはらい町やおかげ横丁に行きたいときも近くで下ろしてくれるので便利です。

外宮から内宮まで徒歩で移動！

外宮から内宮までは約5キロあって徒歩では1時間ほどかかる距離。それでも昔の旅人のように歩くのもおすすめです。

徒歩で行く場合、最短経路だと車が多く走るバイパス沿いを歩くことに。こちらは見どころがない道なので、あまり楽しくはありません。

歩くのならかつての伊勢街道である古市を通る方が趣があっておすすめ。ただしきつい上り坂があるので、ある程度体力に自信がある人向けです。

そして徒歩の場合、内宮から帰りの最寄駅となる近鉄五十鈴川駅までは約2.5キロ。約35分の道のりとなるので、その体力も残しておくようにしてくださいね。

名古屋駅から伊勢神宮（内宮）までのアクセス方法

続いて伊勢神宮の内宮だけを訪れる場合の行き方をご紹介。最寄駅は近鉄伊勢市駅から2駅先の近鉄五十鈴川駅になります。外宮と内宮を巡った場合の帰りの駅も、五十鈴川駅が基本になるので参考にしてくださいね！

名古屋駅から伊勢神宮（五十鈴川駅）まで近鉄でアクセス！

近鉄の五十鈴川駅は、一部の特急・急行が停車せずに通過してしまう駅。そのため名古屋駅から乗車する際に五十鈴川駅で停まるかを確認してから乗車する必要があります。

約1時間30分～アクセスでき、1番おすすめ

伊勢神宮の内宮を訪れる場合、近鉄の特急電車なら近鉄名古屋駅から最寄りの五十鈴川駅まで約1時間30分で到着します。これが最速の移動方法です。乗り換えなしの電車は1時間に2本ほど出ています。

また特急電車が五十鈴川駅を通過してしまう場合もあるのでご注意を。宇治山田駅で急行や普通電車に乗り換えて行くことができます。

時間に余裕があり、特急料金を節約したい場合は、急行列車に乗る方法もあります。所要時間は約2時間です。

一方、JRの場合も伊勢市駅で近鉄に乗り換えて行くことができますが、利便性を考えると名古屋駅から近鉄を利用する方が一般的です。

近鉄名古屋駅から五十鈴川駅までの金額は片道1,750円～

近鉄の特急は料金が片道3,090円。急行を選べば運賃は1,750円と最安になります。どちらも先ほど紹介した伊勢市駅よりも10円高くなります。

近鉄五十鈴川駅から伊勢神宮（内宮）まではバスが便利！

五十鈴川駅から内宮までの移動はバスが便利です。内宮前バス停までの所要時間は約6分で、運賃は片道260円。伊勢市駅から行くよりも最速・最安になります。

またおはらい町の入り口に近い猿田彦神社前バス停なら、所要時間は約4分で料金は190円。おかげ横丁に近い神宮会館前バス停なら約5分で料金は200円です。　

本数も平日が1時間に最大4本、休日は1時間に最大5本ほどあり、あまり待たずに乗れるのもうれしいポイントですね。

内宮まで五十鈴川駅からバスを利用するメリット＆デメリット

メリット

• 料金が安い
• 本数も多く、便利
• 渋滞が無ければ早い

デメリット

• 観光シーズンには混雑することがある
• 道路が渋滞することがある
• 駅前にお店などが少なく、寂しい

伊勢神宮（内宮）まで宇治山田駅からバスもおすすめ！

伊勢神宮（内宮）へのバス移動では、五十鈴川駅の隣駅である宇治山田駅もおすすめです。五十鈴川駅から乗るよりも運賃は高くなり、乗車時間も路線によって15分から25分と長くなってしまいますが、宇治山田駅は規模が大きく、特急・急行が停まります。そして何よりの魅力はレトロな駅舎です。

昭和6年に建造された宇治山田駅の駅舎は、国の登録有形文化財に指定されている歴史的建造物。総理大臣や天皇の伊勢神宮参拝の際に利用する駅で、構内には貴賓室もあります。待ち時間もロマンチックに過ごせる駅舎は一見の価値がありますよ。

内宮まで宇治山田駅からバスを利用するメリット＆デメリット

メリット

• 近鉄の特急・急行が停まる
• 歴史的建造物を堪能できる
• 駅前が比較的にぎやか

デメリット

• 内宮までの距離は五十鈴川駅より遠く、バスの料金が高い
• バスの所要時間も五十鈴川駅より長い
• JRは停車しないので伊勢市駅からの乗り換えになる

名古屋駅から伊勢神宮まで自家用車もおすすめ！

名古屋から自家用車で訪れれば、伊勢神宮だけでなく周囲の観光地も自由に巡ることができます。名古屋からの場合、東名阪自動車道と伊勢道路を利用して訪れるのが一般的。渋滞がなければ、約1時間40分で伊勢神宮の外宮や内宮に到着します。

そして伊勢神宮の周辺は駐車場も充実していて便利です。ただし観光シーズンなど混雑する時期は、駐車場になかなか入れないこともあります。らくらく伊勢もうでというサイトでは周辺の駐車場と混雑状況のチェックができるので、ぜひ参考にしてください。

名古屋駅から伊勢神宮を自家用車で訪れるメリット＆デメリット

メリット

• 自由に移動できる
• 周囲の観光地にも行きやすい
• 近くに駐車場も多く便利

デメリット

• 道路が渋滞することがある
• 混雑する時期には駐車場に入れないことも
• 混雑する時期は入れる駐車場が遠くになることも

名古屋駅から伊勢神宮のおすすめコース

説明した通り、伊勢神宮の参拝の移動方法には、たくさんの選択肢があります。

ここでは伊勢神宮から名古屋駅への帰り方もあわせておすすめのコースをご紹介。ぜひご自身の目的にあわせて選んでくださいね。

外宮と内宮を巡る場合

外宮と内宮を順に巡る場合は、以下の選択肢があります。

外宮から参拝する場合、スタートは徒歩でも行きやすい伊勢市駅が便利です。

また名古屋駅と伊勢市の間を行き帰りともにJRを利用したい場合は、必然的に伊勢市駅を利用することになります。

一方で帰りに近鉄を利用する場合、内宮から伊勢市駅は少し遠くなるので、近鉄の宇治山田駅や五十鈴川駅に向かうのが一般的。とくに特急で帰る場合は、本数も多い宇治山田駅がおすすめとなります。

内宮だけを参拝する場合

内宮だけを参拝する場合は、以下の選択肢があります。

内宮だけに行く場合、バスやタクシーの所要時間と料金は五十鈴川駅が最も便利ですが、近鉄の特急は五十鈴川駅に停車しないこともあります。

また五十鈴川駅は規模が小さく、宇治山田駅の方が華やか。そこで急行でもあえて行きか帰りは宇治山田駅を利用するという選択肢もあります。

目的に合わせて名古屋駅から伊勢神宮に行こう！

名古屋駅から日帰りで行くことができる伊勢神宮は、生涯に一度は訪れたい観光スポット。パワースポットとしても人気です。

その伊勢神宮は、外宮と内宮を順に巡るか、それとも内宮だけを訪れるかで移動手段が異なります。費用を抑えたい場合は、近鉄の急行で五十鈴川駅からバスで内宮だけを訪れる、電車旅もゴージャスに楽しみたいなら近鉄の特急で宇治山田駅を利用してバスやタクシーで巡るなど、たくさんの選択肢があります。

今回ご紹介した方法を参考に、ぴったりな旅のプランを立ててみてくださいね！

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