小樽・龍宮神社は歴史ある観光スポット!御朱印やお祭り、アクセス方法など解説
小樽駅から徒歩で約5分の場所に位置する小樽龍宮神社。明治の北海道開拓に尽力した、幕末の偉人・榎本武揚ゆかりの神社です。 この記事では、小樽龍宮神社の見どころやお祭り、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ小樽龍宮神社へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
小樽駅から徒歩で約5分の場所に位置する小樽龍宮神社。明治の北海道開拓に尽力した、幕末の偉人・榎本武揚ゆかりの神社です。
この記事では、小樽龍宮神社の見どころやお祭り、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ小樽龍宮神社へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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小樽龍宮神社の基本情報
小樽駅からも歩いて行ける場所にある小樽竜宮神社。由緒正しいお祭りが行われる小樽を代表する観光スポットでもあります。まずは、小樽竜宮神社の歴史や特徴などの基本情報を解説します。
小樽龍宮神社とは?
小樽龍宮神社は、北海道小樽市に鎮座する神社です。1874年に創建された比較的新しい神社で、北海道開拓に貢献した榎本武揚が建立しました。
明治2年(1869年)に国有地払い下げが行われた際に、榎本武揚が小祠を設けて遠祖である桓武天皇を奉祀したことがはじまりとされています。明治9年(1876年)には神社として奉じられ、明治31年(1898年)に社名を現在の龍宮神社に改名され現在に至ります。
規模が小さめの神社ではありますが、北海道開拓にまつわる榎本武揚ゆかりの品や、北海道の伝統文化、宇宙開発にまつわる話など、見どころの深い神社でもあります。
小樽龍宮神社の特徴
小樽龍宮神社は、北海道の開拓期に誕生した神社として、小樽の発展を見守ってきた存在です。現在でも毎月20日には、小樽繁栄・市民息災祈願祭というお祭りが行われ、市民の憩いの場所として親しまれています。
また、北海道開拓に貢献した榎本武揚が建立した神社であることから、榎本武揚の愛刀や書が納められていることも特徴。なかでも、愛刀であった流星刀は、榎本武揚が隕石を材料にして作った刀といわれ、特別な期間のみ公開される珍しい宝物です。また境内には、榎本武揚の像も安置されています。
そのほかにも、国の重要無形民俗文化財に指定されている「松前神楽」も開催。まさに開拓時代からの歴史を感じられる場所といえます。
小樽龍宮神社のご利益は?
小樽龍宮神社は、綿津見神(わたつみのかみ)を主祭神に、豊受姫神(とようけひめのかみ)、大毘古命(おおびこのみこと)、大物主神(おおものぬしのかみ)、桓武天皇(かんむてんのう)を配祀神とする神社です。
主祭神の綿津見神は、海の神様として知られ、海運や商売繁盛のご利益があるとされています。北海道開拓期に、海の玄関口として名をはせた小樽らしいご利益といえるでしょう。
また、境内には第92代内閣総理大臣である麻生太郎が植えたオンコの木が植えられています。オンコの木を植えた翌年に、麻生太郎氏が内閣総理大臣に就任したことから、昇進出世のご利益がある神社ともいわれています。
小樽龍宮神社のある小樽ってどんな街?
小樽は、北海道の中でも有名な観光地の1つで、美しい港町として人気のあるエリア。小樽運河沿いには、レンガ造りの倉庫群が立ち並び、歴史ある街並みを散策できます。運河沿いにはカフェやショップが立ち並び、年間を通して多くの観光客が訪れる人気の旅行先です。
また、小樽は雪景色も美しい街で、冬季は白銀の世界を楽しめます。小樽の冬の風物詩として知られる「小樽雪あかりの路」では、運河沿いを幻想的な雪あかりが満喫できるのもポイント。
さらに、小樽は食の街としても有名で、新鮮な海鮮料理や、小樽グルメとして人気の「かに汁」など、海沿いの街ならではの美味しい料理を楽しめます。
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小樽龍宮神社の見どころやお祭は?
小樽駅からも近い場所にある宇都宮龍宮神社は、北海道開拓の主要拠点として、街の移り変わりを見てきた歴史のある神社です。
小樽三大祭りの1つである例大祭や、伝統的な松前神楽など、さまざまな見どころがあります。ここでは、小樽龍宮神社のお祭りやお守り、御朱印など参拝の見どころをまとめてみました。
小樽三大祭の1つに数えられる例大祭
小樽龍宮神社では、毎年6月中旬ごろに例大祭が行われます。この祭りは、小樽三大祭の1つに数えられる人気の祭りです。祭りの開催期間中は、神社の周辺に屋台も出店し、街全体がにぎやかな雰囲気になります。
祭りの開催期間中には、重要無形民俗文化財に指定された松前神楽の奉奏が行われます。北海道の伝統を受け継ぐ神楽は、文化を体験するのにぴったりなイベントです。
そのほかにも、よさこいソーランや龍神舞など、さまざまな伝統芸能に触れられます。また、隣接する幼稚園の園児による演舞など、アットホームな温かみのある演目も行われていますよ。
開運・出世のご利益があるオンコの木
小樽龍宮神社の境内には、麻生太郎氏が植えたオンコの木があります。オンコの木は、大久保利通の血筋である麻生氏が、榎本武揚との和解の意味を込めて植えられました。
歴史を紐解いてみると、大久保利通は明治新政府のリーダーとして、そして榎本武揚は反政府軍のリーダーとして活躍した背景があります。榎本武揚がリーダーなって官軍と争った五稜郭の戦い(箱館戦争)では、新選組の土方歳三も参戦し、幕末最後の戦いとして歴史に刻まれています。そんな両者の争いを、歴史を超えて和解した印がオンコの木です。
また、 この木を植えた直後に、麻生氏が内閣総理大臣に就任したことから、開運や出世にご利益があるとされています。小樽龍宮神社を訪れた際は、ぜひチェックしておきたい見どころの1つです。
重要無形民俗文化財に指定された松前神楽
龍宮神社の祭事では、松前神楽が奉奏されています。この松前神楽は、北海道を代表する伝統芸能で、平成30年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
約500年以上の歴史を持つ松前神楽は、龍宮神社の祭礼を彩るみどころの1つです。神職自らが舞いながら楽器を奏でる姿は、古来からの伝統的で幻想的な雰囲気が感じられますよ。北海道の伝統的で希少な文化遺産を間近で観賞できるのは、龍宮神社ならではの魅力と言えるでしょう。
松前神楽は、例大祭や元旦などの重要な日に行われます。見学をしたい方は、神社の行事にあわせて訪問してみるのもおすすめです。
龍に関連したお守りや御朱印
龍宮神社は、その名の通り龍にゆかりのある神社です。そのため、龍をモチーフにしたさまざまな御朱印や御札、お守りなどを購入できます。
龍が描かれた御朱印は特に人気が高く、神社参拝の記念にぴったり!また、流星刀が一般公開される期間には、流星刀をモチーフとした特別な御朱印が販売されます。どちらも人気が高く、御朱印を集めていない人にも参拝の記念におすすめです。
龍の形をした木製のお守りや、金色の龍が描かれたお守りなども販売されています。龍の姿を模したおみくじは置物としてもぴったりで、参拝の記念にぜひ運試しがしたくなりますね。
じつは宇宙にも関係がある神社?
小樽の龍宮神社は、地元で人気の神社ですが、じつは宇宙とも深い関係がある神社でもあります。
この龍宮神社は、2014年にはやぶさ2が打ち上げられた際に、成功祈願祭を執り行われた神社としても知られています。はやぶさ2が探査する小惑星がリュウグウという名前であったことに由来し、はやぶさ2は無事にミッション達成しています。
また、はやぶさ2がタッチダウンをした日には、現在でも記念の式典を行っていて、宇宙の魅力を伝える取り組みが行われていますよ。本殿には小惑星リュウグウの模型も設置されていて、まさに宇宙とのつながりを感じられる不思議な神社です。
小樽龍宮神社観光に最適なシーズンは?
小樽龍宮神社は、特別な行事が開催される日を除けば、基本的にはいつでも参拝できます。また、拝殿は24時間参拝できるので、観光のスケジュールに合わせて訪れるといいでしょう。
いつ訪れても観光を楽しめる小樽龍宮神社ですが、せっかくなら行事が開催される日に訪れるのがおすすめ。そこで、ここでは小樽龍宮神社を訪問するベストシーズンについて解説します。
年間を通して参拝ができる
小樽龍宮神社は、ほかの神社と同じくいつでも参拝できます。ただし、市街地に位置する神社なので、夜間の参拝には注意が必要です。また、お守りや御朱印を購入したい場合は、社務所が開いている時間に訪問しましょう。
年間を通して参拝できる龍宮神社は、四季折々の表情を見せてくれます。元旦や例大祭の時期は多くの人で賑わいをみせます。春から秋は北海道の穏やかな気候のなかで観光を楽しめるのも魅力です。また、冬の小樽の雪景色も趣がありますよ。
ただし、祈祷や祈願を依頼する場合には、事前の予約が必要です。Webサイトの申込フォームや電話で予約ができるので、事前に連絡をしましょう。
最もにぎわうのは年末年始と例大祭
小樽龍宮神社は一般の参拝客を気軽に受け入れており、特別な予約は必要ありません。参拝のタイミングによっては、神事や祭りの様子を見学できるチャンスもあります。
例えば、毎年6月に行われる例大祭では、周辺の市街を含めてお祭りが行われ、活気に満ちた雰囲気を楽しめます。年末年始も小樽市内の人が多く参拝に訪れるため、混雑することが多いです。重要無形民俗文化財に指定されている松前神楽の奉奏なども見学できるため、観光客も多くなります。
小樽龍宮神社の見学方法は?予約は必要?
小樽龍宮神社は、一般的な神社と同じく参拝に料金はかかりません。また、24時間自由に参拝ができ、予約なども不要です。
ただし、七五三や初宮詣などの祈祷や祈願を依頼する場合は、事前の申込が必要です。ここでは、小樽龍宮神社の見学方法を紹介します。
龍宮神社への一般参拝はいつでもできる!
小樽龍宮神社は一般の参拝客を気軽に受け入れており、特別な予約は必要ありません。また、24時間参拝ができますので、夜間に訪れることも可能です。ただし、市街地にある神社なので、夜間に参拝する場合は、静かに訪れるようにしましょう。
祈祷は事前に申込が必要
小樽龍宮神社で特別な祈祷や祈願を希望する場合は、事前の申し込みが必要です。七五三や正式参拝、安産期間などを希望する場合は、Webフォームや電話での申し込みをしておきましょう。電話で申し込む場合は、社務所の営業時間である8時30分から17時の間に電話をすることが必要です。
小樽龍宮神社観光に要する時間
小樽龍宮神社は、比較的小さい神社です。そのため、ゆっくりと参拝したとしても、約30分ほどあれば十分に足りるでしょう。
ただし、例大祭や元旦など、行事が開催される日には、境内が混雑することが予想されます。また、松前神楽の奉奏などの、貴重な伝統芸能を見学する場合は、少し長めに観光時間を確保することがおすすめです。
そのほかにも、御朱印帳を受け取る場合や祈祷・祈願を依頼する場合などは、通常よりも観光時間が長くかかる可能性があります。参拝の目的にあわせて、所要時間を長く見積もるようにしましょう。
小樽龍宮神社へのアクセス・行き方
小樽龍宮神社は、JR小樽駅からも徒歩で行ける場所に位置しています。ほかの観光地を訪れる合間にも立ち寄れるので、小樽観光のスケジュールに組み込みやすいのがポイント。ここでは、バス、徒歩、車それぞれの行き方を解説します。
JR小樽駅から小龍宮神社までは徒歩約5分
小龍宮神社は、JR小樽駅から徒歩約5分の場所に位置しています。小樽観光の出発地となる場所からすぐの場所にあるので、手軽に立ち寄れることが魅力です。
小樽駅からは、駅前の通りを直進すると神社の参道入り口である鳥居が見えてきます。標識も設置されているため、迷うことなくスムーズに辿り着くことができるでしょう。
神社の近くには、小樽のお土産探しや、食事が満喫できる商店街がありますよ。小樽に到着してからすぐや小樽から帰るときなど、いつでも立ち寄れる立地が魅力です。
小樽龍宮神社は駐車場も完備
小樽龍宮神社には、駐車場が完備されています。レンタカーを利用して観光する場合でも、気軽に参拝ができますよ。
駐車スペースは約20台で、特別な行事が開催されるタイミング以外であれば、スムーズに駐車ができます。ただし、行事が開催される場合は、駐車場が利用できないケースもあります。小樽龍宮神社の駐車場が利用できない場合は、JR小樽駅前などの駐車場を利用しましょう。
また、小樽龍宮神社の駐車場は、境内までの急な坂道を登ることになります。大型の車や車高の低い車で訪れる場合は、注意して運転するようにしましょう。
小樽龍宮神社観光における注意点
小樽龍宮神社観光の参拝のルールなどは、一般的な神社と同じです。いつでも参拝できますが、厳かな気持ちで参拝することが重要です。
ただし、参拝には小樽ならではの注意すべきポイントもあります。ここでは、観光における注意点を紹介します。
冬の観光は寒さに要注意
小樽龍宮神社は、一年を通して多くの観光客が訪れる人気スポットです。しかし、特に厳しい寒さの冬季の訪問には十分な対策が必要。
小樽は北海道の中でも非常に冷え込む地域の一つで、12月から2月頃まで気温が低く、強い冬風が吹きます。また、港町である小樽は、内陸に比べると海風が寒く感じることもあるでしょう。
防寒着はもちろん、手袋やマフラー、靴下など、防寒を心がけるようにしましょう。さらに、足元の雪道も滑りやすいので、靴にも注意が必要です。特に雪に慣れていない方は、スノーシューズを着用するなど、雪対策をすることが欠かせません。
駐車場までの道が狭いので運転に注意
小樽龍宮神社の周辺は、狭い道が広がる住宅地エリアです。参拝者の車で訪れる際は、特に神社への参道や駐車場まで向かう道のりでは、細心の注意が必要です。
小樽龍宮神社の駐車場までの通路は、一部が細い坂道となっています。見通しはそこまで悪くはありませんが、大型車や車高の低い車で訪れる場合は注意が必要です。
レンタカーなど運転に慣れていない場合は、小樽駅近くのコインパーキングを利用するなど、神社の駐車場を利用しないこともおすすめです。
小樽龍宮神社の観光を満喫しよう
この記事では、小樽龍宮神社の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。小樽龍宮神社は、小樽の歴史や文化に触れられる観光スポットです。
ぜひ紹介した情報を参考に、小樽龍宮神社の観光を満喫してみてくださいね!
小樽龍宮神社の基本情報 | |
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住所 | 北海道小樽市稲穂3-22-11 |
電話 | 0134-22-4268 |
営業時間 | 24時間 ※社務所は8:30~17:00 |
休業日 | なし |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約5分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
cover photo by PIXTA