北海道観光を電車で楽しむ!路線や運賃、電車で行ける観光スポットを紹介
豊かな自然やグルメを楽しめる北海道。実は車がなくても電車を使って観光を楽しめるんです! この記事では、北海道の電車の路線や特急列車について解説!札幌、函館、旭川市内の電車情報や、電車で行ける観光スポットについて紹介するので、北海道旅行を計画する際の参考にしてくださいね。
豊かな自然やグルメを楽しめる北海道。実は車がなくても電車を使って観光を楽しめるんです!
この記事では、北海道の電車の路線や特急列車について解説!札幌、函館、旭川市内の電車情報や、電車で行ける観光スポットについて紹介するので、北海道旅行を計画する際の参考にしてくださいね。
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北海道観光は電車を利用しても楽しめる!
北海道へ旅行に行きたいけど、車が運転できないからとためらっている方や北海道には電車がないと思っている方は多いのではないでしょうか。
実は、北海道観光は電車で楽しむこともできるんです!北海道には、複数の電車の路線が走っています。札幌や函館には路面電車が走っており、主要都市から地方の観光地を巡る特急列車も多いため、上手く組み合わせれば北海道を電車で周遊することも難しくないでしょう。
各路線の特徴を知って、レンタカーなしでも北海道観光を楽しんでくださいね。
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北海道の主要都市の電車路線一覧
ここからは、北海道の主要都市である札幌、函館、旭川の電車について紹介します。ご自身が行きたい都市の情報をぜひチェックしてください。
札幌市内の電車路線
札幌市内には、市営地下鉄、札幌市電、JR線の3つの電車の路線があります。それぞれの特徴や行ける観光地などについて、詳しく解説します。
札幌市営地下鉄
札幌市営地下鉄は「南北線」「東西線」「東豊線」という3つの路線を運行しています。市の中心部である大通駅にはすべての路線が乗り入れているため、付近のホテルに宿泊すれば移動しやすくなるでしょう。
空港からの特急が止まるJR札幌駅は、市営地下鉄のさっぽろ駅とつながっています。さっぽろ駅は南北線と東豊線が乗り入れており、札幌市随一の繁華街である「すすきの」まで2駅でたどりつけますよ。
南北線 | 東西線 | 東豊線 | |
---|---|---|---|
本数・運行間隔 | 約4分~10分間隔 | 約3分~10分間隔 | 約4分~10分間隔 |
おもな停車駅 | さっぽろ駅、大通駅、すすきの駅など | 大通駅、新さっぽろ駅など | さっぽろ駅、大通駅、豊水すすきの駅、福住駅など |
札幌市電
札幌市電は、市内を走る路面電車です。大通公園の最寄り駅である西4丁目駅を起点に一条線、山鼻西線、山鼻線、都心線の4路線で結ばれており、現在は環状運転がおこなわれています。
札幌市営地下鉄東西線への乗り換えと相性がよく、西15丁目駅では西18丁目駅と、中央区役所前駅では西11丁目駅との接続が可能。どちらも徒歩数分の距離なので、地下鉄へのアクセスも便利です。
その他の駅には、狸小路商店街の最寄りである狸小路駅や、夜景で有名な藻岩山にアクセスできるロープウェイ入口駅などがあります。
東京ではあまり見かけることのない路面電車。観光スポットへのアクセスにも役立つため、珍しい旅行の経験のひとつとして、ぜひ乗ってみてくださいね。
札幌市電 | |
---|---|
本数・運行間隔 | 約7分~8分間隔 |
運賃 | 大人:200円 子ども:100円 |
おもな停車駅 | 西4丁目駅、狸小路駅、すすきの駅、ロープウェイ入口駅 |
JR線
札幌市の中心部から離れて移動したい場合は、JR線に乗る機会が多くなるでしょう。札幌近郊や、北海道にあるその他の主要都市へ電車で行くための路線を運行しているのが特徴です。
たとえば、小樽へは快速エアポートに乗れば約40分で到着します。小樽運河を見たり、ガラス細工を買ったりするために日帰りで旅行する方も多いため、ぜひ行ってみてくださいね。
新千歳空港から札幌市内への移動も、快速エアポートに乗ってアクセスできます。所要時間は特別快速で36分、快速で37~38分、区間快速で43~44分とスムーズにアクセスできますよ。
JR 快速エアポート | |
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本数・運行間隔 | 約3分~15分間隔 |
運賃 | 札幌駅⇔新千歳空港駅間/片道1,150円 |
おもな停車駅 | 新千歳空港駅、千歳駅、新札幌駅、小樽駅など |
函館市内の電車路線
続いて、函館市内の電車路線について解説します。
函館市内には、函館市電、JR線、道南いさりび鉄道の3つの電車があります。それぞれの特徴や行ける観光地について解説しているため、ぜひ参考にしてくださいね。
函館市電
函館市電は、2系統と5系統の2路線で構成されている路面電車。湯の川駅から十字街駅までの停車駅は両路線とも共通ですが、十字街駅より先は路線によって異なります。
函館の主な観光地である五稜郭や函館朝市、元町教会群、湯の川温泉、金森赤レンガ倉庫などに行きたい場合は、どちらの路線に乗っても問題ありません。
しかし、十字街駅よりも先に行く場合は、乗る路線に注意する必要があります。北方民族資料館や函館どつく区域へ向かう場合は5系統、函館公園に向かう場合は2系統でしか行けないため、乗り間違えないようにしましょう。
なお、函館市電では、大人600円、子ども300円で1日乗車券が販売されています。通常運賃は大人210~260円、子ども110~130円なので、1日3回以上利用する場合は1日乗車券の購入がおトクです。
市電のみ乗り放題のものだけでなく、市電とバスの両方が乗り放題になる乗車券もあるため、自身の移動範囲に合わせて購入してください。
2系統 | 5系統 | |
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本数・運行間隔 | 約7分~14分間隔 | 約7分~14分間隔 |
運賃 | 大人:210~260円 子ども:110~130円 | 大人:210~260円 |
おもな停車駅 | 湯の川駅~十字街駅、宝来町駅、青柳町駅、谷地頭駅 | 湯の川駅~十字街駅、末広町駅、大町駅、函館どつく前駅 |
JR線
札幌と同じく、函館も近郊やその他の都市へ行く際には、JRの利用がおすすめです。中でも、函館本線は札幌や旭川などへ行く際に便利に使えます。
函館本線は、函館を始発として長万部や小樽、札幌などを結び、旭川を終点とする路線です。
函館から長万部までは約1時間30分~2時間30分、札幌までは約4時間、旭川までは約5時間30分から8時間です。
出発時間や乗り換え回数、特急かそれ以外かなどで所要時間は大きく変わるため、利用の際はご自身の状況に合わせてしっかりと情報を調べてくださいね。
JR 函館本線 | |
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本数・運行間隔 | 約5分~30分間隔 |
運賃 | 函館⇔札幌間/片道9,440円(特急) |
おもな停車駅 | 函館駅、長万部駅、小樽駅、札幌駅、旭川駅など |
道南いさりび鉄道
道南いさりび鉄道は、五稜郭駅から木古内駅までをつなぐ路線です。道南を海岸線に沿って進む路線であり、終着の木古内駅は北海道新幹線が停車する駅でもあります。
クッキーやバターでおなじみのトラピスト修道院は、いさりび鉄道の駅である渡島当別駅から車で5分の距離にあります。
多くの駅が北斗市にあるため、函館から北斗市の観光がしたい方はぜひ利用してみてくださいね。
道南いさりび鉄道 | |
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本数・運行間隔 | 約30分~60分間隔 |
運賃 | 五稜郭駅⇔渡島当別駅/片道600円 |
おもな停車駅 | 五稜郭駅、渡島当別駅、木古内駅など |
旭川市内の電車路線
旭川市内を走る路線はJR線のみです。路面電車やその他の路線はないため、市内を移動する際はバスや徒歩、タクシーなどが多くなるでしょう。
旭川市内を走るJR線の特徴や行ける観光地について、詳しく説明します。
JR線
旭川市内には、函館本線や宗谷本線、富良野線など複数のJRの電車路線が通っています。函館本線は函館や札幌とつながっており、旭川駅が終点です。
富良野線は美瑛駅や富良野駅とつながっているため、電車を使ってこれらの都市に行くこともできます。
美瑛までは約30分、富良野までは約1時間30分です。旭川市を拠点に日帰りもできる距離なので、ぜひ行ってみてくださいね。
JR富良野線 | |
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本数・運行間隔 | 約30分~60分間隔 |
運賃 | 旭川駅⇔美瑛駅/640円 |
おもな停車駅 | 旭川駅、美瑛駅、富良野駅など |
北海道での電車旅は特急列車を利用するのもおすすめ
北海道で電車を使って旅行する場合は、特急列車を利用するのもおすすめ!市内での移動だけでなく、北海道の主要都市同士をつなぐ特急列車も多数あります。鈍行列車と比べて切符代は高いですが、早く移動できるため時間を節約したい方におすすめです。
ここからは、北海道の主要都市を電車で移動するのに便利なおすすめの特急列車を紹介します。効率的に電車旅を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
特急 オホーツク
特急 オホーツクは、札幌駅から網走駅間を約5時間20分の時間で移動できる特急電車です。1日2本設定されており、途中で旭川や女満別などの有名都市にも停車します。
旭川には、旭山動物園や旭川ラーメン村が、女満別には網走湖や女満別公園などがあります。観光地として有名な都市に複数停車するため、途中下車して観光を楽しむのもおすすめです。
特急 オホーツクは、車窓から見える景色の美しさにも定評があります。夏にはルピナスが美しく紫色に咲き誇り、秋には金華峠の付近を紅葉が景色を彩ります。
冬は一面の雪景色を見ることもできるため、四季に合わせて異なる景色を楽しめるのが特徴です。
観光やグルメはもちろんですが、電車の中から見る普段は見られない景色を眺めるのも旅行の醍醐味のひとつ。北海道ならではの景色を、ぜひ自身の目で体験してみてください。
特急 オホーツク | |
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運行区間 | 札幌~網走間 |
本数 | 1日2本 |
運賃 | 札幌駅⇔網走駅/10,010円(自由席) 旭川駅⇔網走駅/8,030円(自由席) |
おもな停車駅 | 旭川駅、北見駅、網走駅など |
特急 北斗
特急 北斗は、札幌~函館間を結ぶ特急電車です。北海道新幹線の接続列車として使われることも多く、新幹線で札幌まで移動したい方におすすめです。
車両によってスーパー北斗と北斗に分かれており、スーパー北斗は1日8本、北斗は1日4本運行されています。両者の違いは車両であり、所要時間はどちらも約3時間45分と変わらないため、移動のことだけを考えるのであればどちらに乗っても問題ありません。
特急北斗は、札幌に向かって進行方向左のA・B席が山側、右のC・D席が海側と分けられています。山側の席では小沼と駒ヶ岳を、海側の席では美しい海の景色を堪能できるスポットがあるのも魅力のひとつです。
途中では、登別や苫小牧に停車します。登別は登別温泉の最寄り駅なので、温泉に行きたい方はぜひ寄ってみましょう。
苫小牧は、北海道最大の港町です。美味しい海の幸をたくさん楽しめるため、北海道グルメを楽しみたい方におすすめです。
特急 北斗 | |
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運行区間 | 札幌駅~函館駅 |
本数 | 1日12本 |
運賃 | 札幌駅⇔函館駅/9,440円 札幌駅⇔苫小牧駅/3,360円 |
おもな停車駅 | 札幌駅、函館駅、登別駅、千歳駅、苫小牧駅など |
特急フラノラベンダーエクスプレス
特急フラノラベンダーエクスプレスは、札幌駅から富良野駅までを約2時間で結ぶ特急電車です。初夏から秋にかけて1日1便だけ限定運行します。
普通車の自由席と指定席の2つがあり、座席や設備に違いはありません。全席リクライニング可能で、コンセントもついています。一面のラベンダーが見える地帯を走るため、まるで絵葉書のような景色を堪能できるのもうれしいポイントです。
富良野には、ラベンダー畑で有名なファーム富田があります。園内にあるカフェでは、ラベンダーソフトクリームやラベンダーティーを楽しむことができるので、お腹も満たされるでしょう。
特急フラノラベンダーエクスプレス | |
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運行区間 | 札幌駅~富良野駅 |
本数 | 1日1本運行 |
運賃 | 札幌駅~富良野駅 普通車指定席:5,220円 普通車自由席:4,690円 |
おもな停車駅 | 札幌駅、富良野駅、岩見沢駅など |
北海道の電車で行けるおすすめ観光地
ここからは、電車で行ける北海道のおすすめ観光地を紹介します。どこへ行くべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
登別温泉
登別温泉は、道内でもトップレベルの人気を誇る温泉地です。北海道で一番泉質の種類が豊富といわれており、硫黄泉や硫化水素泉など、さまざまな泉質の温泉を楽しめます。
温泉だけでなく、食べ歩きも楽しめるのがうれしいポイント。お刺身や海鮮丼はもちろん、道産子プリンやソフトクリームなどのスイーツも食べられます。
札幌や函館から行く場合は、特急北斗やスーパー北斗に乗ってJR登別駅まで行き、その後バスやタクシーで登別温泉へ向かうことができますよ。
登別温泉の基本情報 | |
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住所 | 〒059-0551 北海道登別市登別温泉町 |
電話 | - |
営業時間 | 店舗ごとに異なる |
休業日 | 店舗ごとに異なる |
アクセス | 札幌駅より特急スーパー北斗または特急すずらんで登別駅まで、約1時間10分 |
公式サイト |
洞爺湖
洞爺湖は、北海道の中央南西部に位置する湖です。札幌や函館から特急北斗に乗車すると、約2時間で到着します。
洞爺湖には、クルージングを楽しめる遊覧船があります。植物や野鳥、昆虫などの観察を楽しめる月浦森林自然公園もあるため、北海道の雄大な自然を全力で感じたい方にぜひ訪れて欲しいスポットです。
湖の近くには、100年以上の歴史がある洞爺湖温泉もあります。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉の温泉はきりきず、末梢循環障害、冷え症、うつ状態、皮膚乾燥症などに効果的といわれており、温まりながら体の疲れを癒やせるでしょう。
洞爺湖の基本情報 | |
---|---|
住所 | 北海道虻田郡洞爺湖町 |
電話 | - |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 札幌駅から洞爺駅まで約2時間 函館駅から洞爺駅まで約2時間 |
ニセコ
ニセコは世界的にも人気が高まりつつある地域です。パウダースノーといわれるサラサラした粉雪が降ることで知られており、独特の地形を活かしたスキー場が数多くあります。
札幌からは小樽で乗り換えることでアクセスが可能。快速エアポートで小樽に到着したら、普通列車に乗り換えましょう。
函館からアクセスする場合は、特急北斗で長万部へ向かい、そこから普通列車に乗り換えます。主要都市からのアクセスがいいスキー場なので、ぜひ訪れてみてくださいね。
ニセコの基本情報 | |
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住所 | 北海道ニセコ町 |
電話 | - |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | - |
アクセス | 札幌駅から快速エアポートと普通列車で約2時間45分 函館駅から特急北斗と普通列車で約3時間 |
電車で北海道観光を楽しもう
この記事では、北海道の主要都市を走る電車についての詳細と、道内を走る特急列車について紹介しました。
広大な大地を持つ北海道は、車がないと移動しにくいのではと思いがち。しかし、道内を走る電車を使えば、車がなくても周遊を楽しめます。
この記事を参考に道内をくまなく観光して、自然豊かな景色や美味しいグルメをたっぷり楽しんでくださいね。
※列車の時刻表や運行情報については変更となることも多いため、利用時は最新情報をご確認ください。
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