【2024年最新】台湾で使えるSIMカードは?他の方法との比較や使い方を解説
台湾旅行でもスマホを使いたいですよね。そのためには通信手段の確保が必要です。主な方法は、国際ローミング、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つですが、どの方法がいいのでしょうか? この記事では、台湾での通信手段をご紹介。海外で一般的なプリペイドのSIMカードについてはとくにくわしく解説します。
台湾旅行でもスマホを使いたいですよね。そのためには通信手段の確保が必要です。主な方法は、国際ローミング、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つですが、どの方法がいいのでしょうか?
この記事では、台湾での通信手段をご紹介。海外で一般的なプリペイドのSIMカードについてはとくにくわしく解説します。
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台湾での通信方法を比較
まずは台湾でスマホを使うための方法を比較しましょう。旅行用だけの端末を購入することも可能ですが高価なので、ここでは日本で使っているスマホをうまく活用する方法を比べます。主な方法は、国際ローミング、SIMカード・eSIM・Wi-Fiルーターの4つです。
国際ローミングを利用する
日本でもっとも知られている方法は、各携帯会社が提供している国際ローミングです。日本の主な通信キャリアは台湾での国際ローミングに対応しています。日本で使用手続きをしておけば、台湾でもスマホを利用できるので簡単、便利ですね。
国際ローミングのメリット
- 日本で簡単な手続きをしておけば現地ですぐに使える
- 日本と同じ電話番号でスマホを使用できる
日本の電話番号がそのまま使えるのが大きなメリット。台湾滞在中にも日本の電話番号に着信がある人は最適な方法になります。
国際ローミングのデメリット
- 他の方法よりも料金が高くなる可能性がある
- 日本のギガをそのまま消費する
旅行先では調べ物が多く、データを消費しがち。プランによってはギガを使いきってしまう可能性があるので注意が必要です。また、国際ローミングは一般的に他の通信手段よりも高額になる可能性があります。
台湾向けのSIMカードを購入する
海外、とくにヨーロッパやアジアで一般的なのは、プリペイドのSIMカードを使う方法です。台湾にいる間だけ使えるSIMカードを購入し、日本で使っているスマホのSIMカードと交換、またはダブルスロットなら追加で入れて旅行中だけキャリアを切り替えます。
SIMカードのメリット
- 現地の通信キャリアに接続するため、一般的にインターネットの速度が速い
- 海外ローミングより料金が安いことが多い
- モバイルWi-Fiとの比較では、スマホ以外の機器がかさばらず、機器の充電も不要
SIMカードのデメリット
- 旅行中は日本の電話番号が使えなくなる
- SIMフリーのスマホが必要(近年はSIMフリーのスマホが主流)
- SIMフリーではない場合、SIMロックを解除する必要がある
日本の電話番号が使えなくなるのは、着信がある人にとってはデメリットかもしれません。一方でLINE電話やSkypeなどを利用している人なら大きな問題ではないはずです。
eSIMを利用する
eSIMは、スマホ本体に埋め込まれている内蔵型SIM。従来のSIMのようにカードを抜き差しする必要がありません。最近増えているeSIM対応機種ならオンラインで回線契約をするだけで、台湾でもスマホが使えるようになります。
eSIMのメリット
- カードの出し入れがないのでSIMカードの破損の心配がない
- オンラインで手続きするだけなので、慣れた人なら簡単
- その他のメリットはSIMカードと同じ
eSIMは現在急速に拡大中。対応機種が増えてくれば今後の主力の海外での通信手段になっていきそうです。
eSIMのデメリット
- 使えるスマホやキャリアが限定される(iPhoneの場合、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降なら使用可能)
- 日本でもeSIMを使っている場合、プロファイルを一度削除するため帰国時に再発行手続き(有料)が必要
- オンラインでの手続きや設定に慣れていない人には難しい可能性がある
- その他のデメリットはSIMカードと同じ
Wi-Fiルーターを利用する
従来はもっとも安価で一般的だったのがWi-Fiルーター。Wi-Fiルーターの端末を持ち歩き、スマホはWi-Fiで接続して使います。
Wi-Fiルーターのメリット
- 複数台で同時に接続できる
- スマホのキャリア設定を変更しなくても使える
複数台で同時に接続できるので、グループで一緒に行動する場合は便利。各自が通信方法を確保しなくてもスマホを使うことができます。
Wi-Fiルーターのデメリット
- Wi-Fiルーターを持ち運ぶ必要がある
- 電池残量を気にして、定期的に充電する必要がある
- 端末の受け取りと返却に手間がかかる
- 旅行中に日本の電話番号が一時的に使えなくなる
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台湾でSIMカードを使う方法
スマホの通信手段を確保するとき、アジアで一般的でおすすめの方法がプリペイドのSIMカード。ではSIMカードを台湾で使う場合、どのような準備をすればいいのでしょうか。
スマホがSIMフリーであることを確認する
まずは自分のスマホがSIMフリーの端末かどうかを確認します。SIMフリーとはどの通信会社のSIMカードでも使える状態のこと。最近はSIMフリーのスマホが一般的ですが、docomoやau、ソフトバンクなどの通信キャリアから購入して長く使っている端末の場合、SIMフリーではない可能性もあります。
SIMフリーでない場合はSIMロックを解除する
スマホがSIMフリーではなかった場合、SIMロックを解除してSIMフリーにします。通信キャリアの店舗窓口やネットから申し込み、SIMロックを解除してもらうのが一般的です。
海外SIMカードを購入する
SIMフリーの状態になっていたら、次は海外SIMカードを購入します。日本で購入する方法と現地で購入する方法があり、どちらもそれほど面倒ではありません。
台湾のSIMカードの選び方
海外SIMカードは、以下の3つのことを考えて選びます。
- 通信キャリア
- 使用日数・必要な容量(ギガ数)
- 音声通話プランの有無・無料通話の時間
台湾の通信キャリア
以前、台湾には5社の大手通信キャリアがありましたが、2023年12月に再編されて台湾之星(T Star)と亞太電信(Gt)はなくなり、大手は3社になりました。現在の3大キャリアがこちらです。
- 中華電信
- 遠傳電信
- 台湾大哥大
この大手3社で8割強のシェアとなっています。他にもキャリアはありますが、台湾ではこの大手3社を選んでおけばつながりにくいなどの問題はないはずです。
台湾のSIMカードを日本で購入する
台湾で使えるSIMカードは日本でも簡単に買うことができます。店舗に行かなくてもamazonで購入可能。通信会社や必要な日数、データ容量などをいくつもある種類の中から選んでください。amazonでは中華電信のものが充実しています。amazonで販売されているSIMカードの一例をご紹介しましょう。
中華電信のSIMカードの例
- 3日間/1日1GBタイプで¥850〜(一例)
- 1日の使用量が1GBに達すると通信速度が最大128kbpsに制限(翌日の0時に解除)
- データ通信専用(音声通話はLINEやSkypeなどのアプリを使用)
- PLUG TO GOで設定不要(SIMカードをスマホに挿せば通信開始)
- LINE公式アカウントで日本語、英語、中国語の24時間サポート
アジア周遊タイプのSIMカードの例
- 台湾・中国・香港・マカオで利用可能
- 7日間完全無制限タイプ¥3,480〜(一例)
- 中国政府のネット規制対象外(GoogleやFacebook、Twitterも接続可能)
- 1日のデータ量が2.5GBを超えるとデータ制限がかかる場合あり(翌日0時に解除)
- 台湾では中華電信、中国ではChinaUnicom、香港では3、マカオではCTMに接続
- 3 in 1サイズに対応(標準、Micro、Nanoサイズ)
- PLUG TO GOで設定不要(SIMカードをスマホに挿せば通信開始)
- LINE公式アカウントで日本語、英語、中国語のカスタマーサポート
台湾のSIMカードを現地で購入する
台湾に到着してからSIMカードを購入することもできます。桃園空港や松山空港で購入でき、店員さんがスマホの設定もしてくれるので、その場で使えて便利です。
深夜や早朝の到着で空港の店舗が閉まっている場合は、台北市内のコンビニに行けば購入できます。料金的には現地だから日本で買うより安いということはあまりないようです。台湾現地で買うのが不安な方は、事前に日本で購入しておくのが安心でしょう。
台湾用SIMカードの設定方法
台湾用のSIMを購入したら、使えるように設定する必要があります。ここでは海外SIMの使い方の基本を解説しましょう。
元のSIMカードを取り出す
まずは専用の取り出しピンでスマホ側面の小さな穴を押してスロットを出します。日本の通信キャリアのSIMカードが入っているので、そっと取り出してください。日本のSIMカードは帰国後に使うので、紛失しないように保管します。
帰国後に空港ですぐ使いたい人は、旅行荷物の中で破損しないよう、気をつけてください。デュアルスロットの場合はSIMを取り出す必要はありません。
台湾のSIMカードを挿入する
日本のSIMカードを取り出した部分に台湾用のSIMカードを載せてスマホに戻します。カードの向きには注意。デュアルスロットの場合は2つ目のスロットに台湾用のSIMカードを挿入します。
台湾のSIMカードをセットアップする
SIMカードを挿入したらセットアップ(アクティベート)をします。PLUG TO GOでとくにセットアップが必要ないものなど、機種や通信会社によってやり方は異なるため、説明書に従って行なってください。
台湾用のSIMを購入する際に気をつけること
台湾用のSIMカードの購入には、いくつか気をつけるべきことがあります。続いては失敗しないためのポイントを解説します。
eSIMと間違えないように注意
通販で購入するとき、SIMカードと検索しても結果にはeSIMがたくさん混ざってきます。eSIM対応機種ならとくに問題なく使用できますが、未対応のスマホの場合は購入しても使えません。間違えないよう注意してください。
SIMカードの大きさに注意
SIMカードには3種類(標準SIM、MicroSIM、NanoSIM)の大きさがあります。一般的なのはNanoSIM。アダプターを使って全てのタイプに対応するSIMカードも増えています。まずは自分のスマホのSIMカードの大きさを確認してください。
SIMカードのサービスの違いに注意
音声通話をしたい人は、SIMカードを選ぶ際に音声通話プランの有無に気をつけてください。データ通信専用タイプは、電話番号を使った音声通話はできず、通話はLINE電話やSkypeなどのアプリでの対応となります。
また使用可能日数やデータ容量のほか、データ上限が1日単位のものと総量のもの、データ上限を超えた場合に速度が落ちるものと一切使えなくなるものといった違いがあります。自分の使い方によって選ぶことが大切ですね。
とくに旅行の日程より短かいタイプを購入すると途中で使えなくなるので注意が必要。逆に長すぎても割高になるので、日程と使用日数はしっかりチェックしてください。
サービススタートになるタイミングに注意
国内で購入した場合、SIMカードがどの段階でサービススタートになるかを確認してください。設定不要タイプのSIMカードの場合、旅行前に挿入して電源を入れるとサービスがスタートし、終了までのカウントダウンがはじまってしまうので、注意が必要です。
周波数が対応していないスマホに注意
台湾のスマホ回線の周波数は日本のものとは異なるため、日本のスマホの中には台湾で使用できないものもあります。近年のiPhoneならほとんどの機種が使用可能。その他のスマホもほとんどが使用できますが、一部の格安スマホは周波数に対応せず、使用できないこともあります。
台湾での電話番号やアカウントを必要な人に伝えておく
台湾用のSIMを利用すると日本の通信会社とはつながらず、日本の電話番号は一時的に使用できなくなります。音声通話プランつきの海外SIMなら現地の電話番号が与えられるので、日本から電話の着信を受ける必要がある場合、海外用の電話番号を伝えるようにしてください。
またデータ通信のみのプランの場合、音声通話はLINEやSkypeなどを使うことになるので、LINEやSkypeのアカウントを伝えておくのもおすすめです。
台湾でも快適にスマホを使おう!
この記事ではプリペイドのSIMカードを中心に、台湾でスマホの通信手段を確保する方法を解説しました。海外ローミングやSIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターにはそれぞれに特徴があるので、メリットとデメリットをよく考えて選択することが大切。上手に選んで、台湾でもスマホを快適に使ってくださいね!
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