【2024年】ニュージーランドの治安は?治安の悪い地域や安全対策を解説
ニュージーランドは治安の良い国として知られていますが、一部治安の悪い地域も存在します。 観光地でもあり留学生に大人気のニュージーランドの治安について、各都市ごとに治安の悪い場所や気をつけたいポイント、安全対策などの現地情報を紹介!
ニュージーランドは比較的治安の良い国ですが、一部治安の悪い地域も存在します。
今回は観光地でもあり留学生に大人気のニュージーランドの治安について、各都市ごとに治安の悪い場所や気をつけたいポイントなど知っておくべき情報を紹介します。ニュージーランドへ渡航予定のある方は参考にしてくださいね。
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ニュージーランドの治安はいい?悪い?
ニュージーランドは、世界的に治安のいい国として知られていて、ほかの国と比べても安全に過ごせます。経済平和研究所(IEP)が発表している「世界平和度指数ランキング2024」でも、ニュージーランドは4位にランクインしており、世界全体を見ても治安が良いと言われている国です。
また外務省の海外安全情報では、国や地域ごとの危険度を4つのレベルに分けていますが、2024年現在ニュージーランドは、レベル0でどの危険度にも含まれていません。そのため、日中であれば女性が1人歩きをしても問題ないほどニュージーランドの治安は落ち着いている状況です。
一方で、夜は人通りが極端に少なくなり危険な場所も。夜の時間帯は女性だけでなく男性の1人歩きも避けた方がいいでしょう。このように、治安のいいとされるニュージーランドですが、危険が全くないというわけではありません。
今回は、ニュージーランド国内で特に治安の悪いとされている場所や注意すべきポイント、ニュージーランドで被害にあった際の連絡先などについて解説します。
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ニュージーランドで治安の悪い地域・要注意エリア
治安の良いニュージーランドですが、治安が悪い地域や要注意エリアはいくつかあります。北島では最大都市であるオークランドや首都のウェリントン、南島では最大都市のクライストチャーチの一部の地域には、治安の悪いエリアが存在するので警戒が必要です。
ここからは、ニュージーランドの各都市にある治安の悪い地域・エリアを紹介します。ニュージーランドへ旅行や留学を考えている方は、ぜひこちらを参考にしてくださいね。
オークランド南部のマヌカウやオタフフは、雰囲気が悪く犯罪が多発!
オークランドの中心街は比較的治安は良いと言われていますが、オークランド南部のマヌカウやオタフフといった地域を訪れるには、注意が必要です。
オークランド中心部から車で約20分ほどのマヌカウ地区には、レインボーエンドやVector Wero Whitewater Parkといったテーマパークがあり観光客も多く訪れる場所ですが、車上荒らしや強盗事件も頻繁に起こります。
近年は治安が改善されているそうですが、それでも雰囲気の悪いことに変わりはありませんので、訪れる際には十分に注意しましょう。
逆にオタフフ地区は、中心部を中心に治安が悪いことでも知られていて、昼間から飲酒をしながら歩いてる人や、ホームレスも多くいるなど低所得者層の多いエリアです。特に観光地があるわけではありませんが、できる限り南部の方には近寄らない方が無難でしょう。
オークランドのカランガハペ・ロードは昼も夜も注意!
オークランドの中心街は比較的安全に歩くことができますが、中心街の南側にあるカランガハペ・ロードを歩く時は注意が必要です。
通称「Kロード」と呼ばれているこの通りは、ナイトクラブやバーがひしめくオークランドでも有名な繁華街として知られています。昼夜関係無くホームレスや酔っ払いが歩いていて、雰囲気があまりよくありません。
道路の周辺には落書きも多く、ゴミも多く捨てられていて独特の雰囲気をしていることから、オークランドの中でも暴行事件が多発するエリアです。夜の時間帯には、できるだけ近寄らない方がいいでしょう。
クライストチャーチ東部・リンウッドは特に注意!
南島最大の都市であるクライストチャーチも比較的安全な都市として知られていますが、一部地域には治安のよくない場所があります。特に気を付けるエリアは東部のリンウッドという地域で、盗難事件や強盗事件も頻発していることから雰囲気も良くありません。
この地区には大きいショッピングモールはありますが、人通りも少なく夜になると真っ暗になり、人種差別から由来する犯罪も頻繁に起きている地域でもあるので、できる限り近寄らない方が無難です。
ウェリントンのキューバストリートの夜は注意!
最後に紹介するのは、首都のウェリントン最大の繁華街として知られるキューバストリート周辺です。お洒落なカフェやショップ、バーがたくさん点在していて、若者を中心に昼夜関係無く賑わっています。
しかし夜は、酔っ払いなど柄の悪い人が多く歩いているなど、あまり雰囲気はいいとは言えず、少し路地裏を外れると街灯も少なく暗いので、できれば人通りの多い場所を歩きましょう。
ちなみに、キューバストリートでは毎週金曜日の夜にナイトマーケットが開催されています。人通りも増えて雰囲気もよくなりますが、訪れる際にはスリや置き引きには十分に注意しましょう。
ニュージーランドの夜の治安は?
ニュージーランドは比較的治安のいい国ですが、最大都市のオークランドや南部の中心都市クライストチャーチ、首都のウェリントンといった大きな街にはナイトスポットも多くあり、なかには朝方まで賑わっているお店もあります。
夜はスリやひったくりが多い時間帯でもあるため、ナイトスポットに出かける場合は、どんな場所でも1人歩きは避けましょう。
どうしても夜に出かける場合は、タクシーや配車アプリのUberを利用して、安全な方法で移動することをおすすめします。特にUberは、事前に料金がわかってアプリから簡単に予約できるので便利です。
ニュージーランドは治安がいいとは言いますが、ひったくりやスリ、強盗などの被害は何かしら発生しています。危険な場所を歩くことは可能な限り避けてくださいね。
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ニュージーランドで観光客が被害にあいやすい犯罪は?
以前からニュージーランドは、世界的にも安全な国として高い評価を受けてきましたが、残念なことに犯罪率は近年増加傾向にあります。治安のいい国とはいえ、やはり犯罪の被害に遭わないためにも最大の警戒をすることが必要です。
渡航前に犯罪の傾向を知っておけば、被害に会う確率を減らせます!ここからは、ニュージーランドで観光客が被害にあいやすい犯罪について紹介するので参考にしてくださいね。
スリ・ひったくり
スリは日本人旅行者が最も巻き込まれやすい犯罪です。カバンを開きっぱなしにして歩いていたり、誰かと話をして荷物から目を離したスキに狙われたりすることが多いので、貴重品専用で前にかけられる小さなカバンを用意しておきましょう。
人混みを歩く場合はスリやひったくりにあいやすいので、特に注意してください。スリやひったくりの被害にあわないためには荷物を守ることも大事ですが、それ以上に命を守ることを意識しましょう。
犯人を刺激してしまうと、さらに被害が大きくなる可能性もあるので、無理は禁物です。
荷物の盗難
荷物の盗難や置き引きも、日本人が巻き込まれやすい犯罪です。背後からカバンの中身を奪い取って逃げる凶悪な犯罪や、荷物をテーブルやイスなどに置いたままにして目を離している間に盗まれるというパターンが多く見られます。
ただ、こうした犯罪はスリと同様に警戒や犯行の特徴がわかっていれば、未然に防ぐことが可能です。
荷物を置く時には目につきやすい場所に置いたり、荷物から視線を離さないように肌身離さず持ったりなど、周囲に警戒していることをアピールしましょう。盗難事件のほとんどは不注意が原因なので、警戒を強くするだけでも被害を防ぐことができます。
カードのスキミング被害
海外では、スキマーと呼ばれる特殊端末でカードのデータを盗んで悪用するスキミングの被害に巻き込まれる恐れがあります。手口としては端末の機械を細工して悪用し、暗証番号などカード情報を盗むなどその手口はさまざまです。
対策としては、カード情報を盗みにくいICチップ型カードを使用することや、使わないカードは持ち歩かないようにしましょう。暗証番号に関しても注意が必要で、入力時に他人が見ていないかどうかを警戒しながら入力したり、他人に知られにくい番号を使用したりするのがおすすめです。
もしカードの盗難にあった場合は、速やかにカード会社に連絡してカードの使用をストップさせるようにしましょう。被害にあった場合には補償はされますが、暗証番号が簡単なものである場合や、裏側の署名が未記入の場合は補償の対象外となるので気をつけてください。
ニュージーランドで被害にあわないための防犯対策
上記で紹介したように、観光客が巻き込まれやすい犯罪はスリや泥棒などの軽犯罪が中心で、こちらがしっかりと警戒して防犯対策を考えておけば防げる犯罪ばかりです。ただそれでも、自分が犯罪に巻き込まれてしまうのではと思い、不安になっている方も多いのではないでしょうか?
ここからは、ニュージーランドで被害にあわないための防犯対策について解説していきます。
夜間は1人で出歩かない
日中は安全な場所であっても、人通りが少なくなる早朝や夜間はそれだけで危険度が増します。ニュージーランドの都市は比較的安全ではありますが、早朝や夜間の時間帯に1人で歩くのは避けるようにしましょう。
ニュージーランドのお店は、バーなどのナイトクラブを除いて21時頃にはほとんど閉店し、早い内に街の中は静まりかえります。
外灯も暗いので犯罪に巻き込まれるリスクを避けるためにも、夜21時以降の外出は避けましょう。どうしてもナイトクラブなどへ足を運びたいと思ったら、歩いて行かずにタクシーを利用することをおすすめします。
荷物から決して目を離さない
窃盗犯は、荷物から目を離したスキを狙って襲うことが大半なので、決して荷物から目を離さないようにしてください。カバンのチャックを開けたまま街を歩いたり、荷物を自分の目線から離した状態で誰かと会話しながら歩いたりするのは、泥棒に盗んでくださいと言っているのと同じです。
リュックや肩にかけるバックは背後にかけず、常に前の方にかけておけば被害にあう確率を減らせます。
ニュージーランドが安全な国とはいえ、泥棒がどこに潜んでいるかは分かりません。楽しい旅を台無しにしないためにも、普段から警戒を怠らないようにしましょうね。
危ない場所に近づかない
少しでも危険を回避するためには、危ない場所には近づかないことも大切です。人通りの少ない場所や雰囲気の悪い場所でなるべく歩かないように気をつけましょう。
また、大通りでも夜の一人歩きには十分気を付ける必要があります。夜は昼間と違って暗く、一部には外灯も少ない場所も多くあります。
危険な雰囲気を感じたらその場所を歩かないようにするなど、自分の身は自分で守るのを心がけましょう!
日本大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう
在ニュージーランド日本国大使館では、在クライストチャーチ領事事務所が発表している安全の手引きを発行していて、サイトから閲覧可能です。
どちらかと言うと生活者向けの情報ですが、安全の手引きには防犯の基本的心構えや、注意事項や防犯対策が記載されています。
このほか、地震や山火事などの災害に対する心構えに関しても記載されているなど、旅行者にとっても役立つ情報がそろっているので、渡航前に確認するようにしましょう。
ニュージーランドで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
治安のいいニュージーランドですが、運悪く犯罪の被害にあってしまう場合もあります。もしも犯罪に巻き込まれた時のために、事前に緊急の連絡先などを知っておくことは大切です。
ここからは、ニュージーランドで犯罪の被害にあった際の連絡先について紹介するので、万が一の時に備えて必ずチェックするようにしてください。
緊急通報先
日本では警察は「110番」、消防や救急車は「119番」ですが、ニュージーランドでは両方とも「111番」です。電話が繋がると警察か消防または救急かと用件を聞かれるので、落ち着いて現在の状況を伝えましょう。「ジャパニーズ・プリーズ」と言えば日本語通訳が対応してくれる場合もあります。
また、ニュージーランドでは盗難やパスポートの紛失など、緊急でないときの報告相談ダイヤルもあり、「105」にダイヤルすれば繋がります。このほかにニュージーランド警察では、日本人向けに安全に関する情報が日本語で書かれたサイトがあるので、旅行前にチェックしておきましょう。
在ニュージーランド日本大使館 or 総領事館
ニュージーランドで、パスポートの盗難や思わぬ犯罪の被害に遭った時は、まずは最寄りの警察署でポリスレポートを作成してもらいましょう。手続きなどで困った時には、総領事館に連絡することでサポートしてもらえることもあります。
総領事館の窓口は、平日の午前9時〜12時、午後13時30分〜16時まで開いていて、週末と祝日は休館日です。窓口に直接足を運ぶ以外にも、電話や電子メールでも対応しています。詳しくは在ニュージーランド日本国大使館の公式サイトを参照にしてください。
【在ニュージーランドオークランド総領事館】
- 電話番号:(09) 303-4106
- メールアドレス:passport@ac.mofa.go.jp(旅券、在留届)、police.c@ac.mofa.go.jp(警察証明に関する連絡先)
- 公式サイト:https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
【在クライストチャーチ領事事務所】
- 電話番号:03-366-5680
- メールアドレス:enquiry.chc@wl.mofa.go.jp
- 公式サイト:https://www.nz.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_office_j.html
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ニュージーランドは比較的治安のいい国として知られていますが、スリやひったくりなどの軽犯罪は発生していたり、都市部では犯罪も増加傾向にはあるため、細心の注意を払って行動することが大切です。
特に女性の場合、夜の1人歩きや人通りの少ない路地などは避け、混み合う観光地ではカバンを前方にかけるなどの自分自身で防犯対策を心がけましょう。
治安のいい国ということに油断してしまうかもしれませんが、異国に来ていることを常に意識して、旅行を楽しんでくださいね!
※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。
cover photo by pixabay