マレーシアの人気都市7選!特徴なども徹底解説
マレーシアには、首都クアラルンプールをはじめ、ペナンやジョホールバルなど魅力的な都市がたくさんあります。クアラルンプールの近未来的なスカイライン、ペナンのジョージタウンの歴史地区、ジョホールバルの多文化的な活気。それぞれの都市には魅力がいっぱい! 今回は、マレーシアにある都市やその魅力について解説します。
マレーシアには、首都クアラルンプールをはじめ、ペナンやジョホールバルなど魅力的な都市がたくさんあります。クアラルンプールの近未来的なスカイライン、ペナンのジョージタウンの歴史地区、ジョホールバルの多文化的な活気。それぞれの都市には魅力がいっぱい!
今回は、マレーシアにある都市やその魅力について解説します。
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マレーシアの主要な都市
都市名 | 州・エリア名 | 特徴 | 日本からの直行便の有無 |
---|---|---|---|
クアラルンプール( Kuala Lumpur):首都 | 連邦直轄領 | マレーシア最大の都市で観光スポットも豊富 | あり |
ジョホールバル(Johor Bahru) | ジョホール州 | シンガポールに近い第2の都市 | なし |
ペナン(Pinang) | ペナン州 | 東洋の真珠といわれる観光地 | なし |
コタキナバル(Kota Kinabalu) | サバ州 | 豊かな自然と文化を楽しめる港湾都市 | あり |
イポー(Ipoh) | ペラ州 | 中国文化の影響が大きくグルメが魅力 | なし |
マラッカ(Melaka) | マラッカ州 | オランダ人がつくった世界遺産の街 | なし |
クチン(Kuching) | サラワク州 | サラワク王国時代と近代が融合した美しい街 | なし |
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クアラルンプールの基本情報・特徴
クアラルンプールはマレーシアの首都で、東南アジアでもっとも活気のある都市のひとつです。マレーシア半島の西側に位置し、周辺の他の都市やリゾート地へのアクセスも抜群。人口は約195万人、首都圏全体では約700万人が暮らす大都市です。
歴史的には、19世紀にスズ鉱山の開発地として発展したクアラルンプールは、1896年にイギリス統治時代のマレー連邦の首都に指定されました。現在では、経済・政治の中心としてだけでなく、多文化共存の象徴的な街としても知られています。
都会的なビル群と伝統的なモスク、中華寺院が同居するユニークな景観が広がり、特にペトロナスツインタワーは街のランドマーク。治安も比較的安定しており、公共交通機関も整備されているため、観光客も安心して探索できます。美食を楽しめるグルメスポットも多く、マレー、インド、中華の料理が融合した屋台やレストランが並んでいます。文化の多様性や観光、ショッピングを存分に楽しめる魅力あふれる街です。
クアラルンプール市内の移動手段
クアラルンプール市内の移動は、公共交通機関が充実しているため便利です。まず都市全体をつなぐのはLRTで、主要な観光地やビジネスエリアにアクセスしやすいのが特徴。またMRT(地下鉄)は市内の新興エリアもカバーしています。
モノレールは、市の中心部やブキッ・ビンタンなどの繁華街を移動するのに最適。さらにKLIAエクスプレスは、クアラルンプール国際空港と市内を短時間で結ぶ高速鉄道で、空港へのアクセスに便利です。
路線バスも多くの路線が運行されていて、観光におすすめな無料のGOKLバスも利用可能です。全ての交通機関をスムーズに利用するならTouch 'n Goカードをおすすめします。ICカードで、チャージしておくとスピーディに乗り降りできます。
タクシーや配車アプリも市内で簡単に使え、時間や目的地に応じてさまざまな移動手段を活用できるのがクアラルンプールの魅力です。
クアラルンプールの主な観光スポット
ペトロナスツインタワー:クアラルンプールの象徴的なランドマーク。展望台から市内を一望できます。
KLタワー(クアラ・ルンプール・タワー):高層の展望タワー。夜景が美しいスポットです。
ムルデカ・スクエア:歴史的な建造物が多く、コロニアル時代の雰囲気を味わえる広場です。
スルタン・アブドゥル・サマド・ビル:ムルデカ広場の近くにある歴史的なビクトリア調の建物。
ブキッ・ビンタン:ファッションやグルメ、ショッピングを楽しめるエリアで、多くのモールが集まっています。
バトゥ洞窟:カラフルな階段や黄金の巨大像が特徴的なヒンドゥー教寺院の洞窟です。
クアラルンプールの気候
クアラルンプールは、熱帯気候に属しているため、年間を通して高温多湿な気候が続きます。平均気温は25~35度ほどで、湿度も高め。2つの季節があり、1年を通して雨が降りますが、特に多いのは10月から3月のモンスーン(雨季)で、この時期はスコールのような激しい雨が降ることがよくあります。
雨季の間は、日中に晴れていても急に雨が降るため、雨具の準備が必要です。乾季は6月から8月で、比較的降雨量が少ないので観光には適した季節ですが、日中の暑さと紫外線には注意が必要です。
クアラルンプールへのベストシーズンは、比較的乾燥していて暑さも少し和らぐ乾季の6月~8月といわれています。日中は薄手の服で快適に過ごせますが、建物内は冷房が効きすぎていることもあるため、上着を持っていくと便利です。
ジョホールバルの基本情報・特徴
ジョホールバルは、マレーシアの南端に位置し、首都クアラルンプールから約350km離れたマレーシア第2の都市です。歴史的には19世紀にイギリスの影響を受けつつ発展し、シンガポールとの国境にあるため、経済的に重要な場所とされています。ジョホールバルの成り立ちは、当時のジョホール王国がシンガポールの近くに拠点を移したことで始まり、港湾都市として商業と観光の両方で発展を遂げました。
この都市は多文化共存の場であり、モスクや寺院、チャイナタウンなど、宗教や民族の多様な文化が見られます。また、観光客にとっては、モダンなショッピングモールやテーマパーク、歴史的な建造物が魅力的です。
治安は比較的良く、旅行者も安心して観光できますが、夜間の一人歩きや人混みでは注意を払った方がよいでしょう。
ジョホールバル市内の移動手段
ジョホールバル市内の移動は、バス、タクシー、配車アプリ、電車などが利用できます。市内バスはリーズナブルですが、運行スケジュールが必ずしも正確ではないので、時間に余裕を持って使うといいですよ。
タクシーは市内で簡単に拾えるほか、配車アプリのGrab(グラブ)を使うと安心です。料金が事前に確定するため、交渉の手間もなく、スムーズに移動できます。
また、マレー鉄道(KTMB)のシャトル・テブラウも市内の移動に便利です。シンガポールとの国境越えもできるので、両都市の観光をしたい方にはおすすめです。
ジョホールバルの主な観光スポット
レゴランドマレーシア:カラフルなレゴの世界が広がるテーマパークで、アトラクションやウォーターパークも楽しめます。
ジョホールバル・シティスクエア:ショッピングや映画、グルメなどが一堂に会する大型モール。買い物好きには外せません。
スルタン・アブ・バカール・モスク:19世紀に建てられた荘厳なモスクで、イスラム建築の美しさを堪能できます。
ダンガ・ベイ:ウォーターフロントのレクリエーションパーク。夜のライトアップが美しく、リラックスしたひとときを過ごせます。
ジョホールバル中華寺院:地元の中華系コミュニティの中心的存在で、鮮やかな建築と歴史を感じられる寺院です。
ジョホールバルの気候
ジョホールバルの気候は一年を通じて熱帯気候で、平均気温は25~30度ほど。湿度も高く、年間を通して蒸し暑さを感じる気候です。3~9月は乾季で、比較的晴天が多くなりますが、11月から1月にかけての雨季には急なスコールが頻繁に起こります。
ベストシーズンは乾季である3~9月。この時期はスコールの発生も少なく、快適に観光を楽しめます。ただし強い日差しが照りつけるため、帽子やサングラス、日焼け止めの準備をお忘れなく。
雨季に訪れる場合は、予期せぬスコールへの備えが必要です。折りたたみ傘やレインコートを持っておくと便利。また、湿度の高さから虫が出やすくなるため、虫よけ対策も重要です。水分補給を心がけ、屋内外での温度差による体調管理に注意しましょう
コタキナバルの基本情報・特徴
コタキナバルは、マレーシアのサバ州に位置する美しい港湾都市で、首都クアラルンプールから約1,600kmの場所にあります。ボルネオ島北部にあり、自然豊かなリゾート地としても人気があります。街の名は、近くの標高4,095mのキナバル山から取られたもので、登山や熱帯雨林の探検を楽しむ冒険の拠点として知られています。
第二次世界大戦中に街の多くが破壊されたものの、戦後に復興し、サバ州の政治・経済の中心として発展してきました。自然と都市が調和した街並みで、ダイビングやサンゴ礁の探索などのマリンアクティビティや、マーケットや地元のレストランでの多様な料理も楽しめます。
コタキナバルの治安は比較的良く、観光客も安心して過ごせますが、夜間や人混みでは一般的な注意を払うようにしましょう。
コタキナバルは豊かな自然と文化、多様な冒険を楽しめるのが魅力!訪れる価値のあるスポットです。
コタキナバル市内の移動手段
コタキナバル市内での移動手段には、バス、タクシー、ミニバンといった方法があります。主要な交通手段のひとつであるバスは、定期路線バスや観光客向けのバスが運行していますが、運行スケジュールはやや不定期な場合があります。市内の観光名所を回るなら、固定料金で便利なタクシーや、スマートフォンの配車アプリ・グラブ(Grab)を活用するのもおすすめです。
またミニバンは近郊への移動に便利で、ほかの都市や観光地へもリーズナブルな料金でアクセスできます。
治安も良好なため夜間の移動も比較的安心できますが、注意を怠らないようにしましょう。
コタキナバルの主な観光スポット
キナバル国立公園: 東南アジア最高峰のキナバル山を有する美しい国立公園で世界遺産。登山やハイキングが楽しめ、熱帯雨林の豊かな生態系も見どころ。
タンジュンアルビーチ: 美しい夕日で有名なビーチで、ロマンティックな雰囲気が魅力的。地元の屋台やレストランも充実している。
ガヤストリート: 日曜日に開催されるストリートマーケットが人気。地元の工芸品やフルーツ、スパイスなどが並び、ローカルな雰囲気を満喫できる。
サピ島: 透明度の高い海で知られる島で、シュノーケリングやダイビングが楽しめる。船に乗って短時間でアクセス可能。
コタキナバルの気候
コタキナバルの気候は、一年を通して暖かく湿度が高い熱帯性気候です。気温は平均して25〜30℃ほどで、湿度も80%を超える日が多く、晴れた日にはリゾート感を満喫できるでしょう。
2月から5月頃は乾季で観光やアウトドア活動に最適。それ以外の時期は雨が降り続くこともありますが、すぐに晴れることが多く、観光にもそれほど影響しません。
ベストシーズンは乾季で、とくに3月から4月が人気です。ビーチや島々を巡るアクティビティに最適。雨季に旅行する場合は、夕方のスコールに備えて、雨具や防水バッグを持ち歩くのがおすすめです。日中は日差しが強いので、帽子や日焼け止めを使って紫外線対策もしっかりしましょう。
イポーの基本情報・特徴
イポーは、マレーシアのペラ州にある都市で、首都クアラルンプールからおよそ200kmの距離に位置しています。かつてスズの採掘で繁栄した歴史を持ち、その名残が市内のコロニアル様式の建物や、レトロな街並みに色濃く残っています。自然も豊かで、街の近くには石灰岩の洞窟や渓谷が点在し、独特の風景を生み出しています。
治安は比較的安定しており、観光客も安心して訪れることができますが、一般的な海外旅行での注意点は忘れずに。特に夜間の一人歩きや、治安が不安なエリアの訪問は避けるようにしましょう。
イポーの魅力は、歴史的な建築と自然の融合に加え、活気あふれるグルメシーン。食通にはたまらない名物料理やカフェがたくさんあり、訪れるたびに新たな発見があるでしょう。
イポー市内の移動手段
イポー市内の移動手段は、観光客にとって使いやすく便利な方法がそろっています。市内の主要な交通機関は、タクシーやバス。タクシーは主要な観光スポットへのアクセスに便利で、比較的リーズナブルな料金で利用できます。メーター制が基本ですが、事前に交渉するのもおすすめです。
バスは、ローカルな雰囲気を楽しみながら移動したい人に最適です。主要なバス停や駅から市内のさまざまな場所へアクセスできますが、運行スケジュールが一定でないことがあるため、余裕を持った行動を心がけましょう。
また、配車アプリ・グラブ(Grab)はイポーでも利用可能で、地元の交通事情に不慣れな方にも安心です。車を呼ぶだけでなく、料金が表示されるので、スムーズに移動できます。徒歩で街を散策するのもおすすめ。中心部はコンパクトなので、観光スポットをいくつかまとめて見て回ることもできますよ!
イポーの主な観光スポット
ペラトン洞窟寺院:石灰岩の洞窟内にある美しい仏教寺院で、独特の自然景観と穏やかな雰囲気が魅力です。
サン・ポ・トン洞寺院:イポーの代表的な仏教寺院のひとつで、石灰岩の洞窟内に広がる神秘的な空間が印象的です。
イポー鉄道駅:イポーのタージ・マハルとも称される歴史的な建物で、植民地時代の壮麗な建築を楽しめます。
ロストワールド・オブ・タンブン:動物園や遊園地、アドベンチャーパーク、プールや温泉施設まで併設されているイポー屈指の巨大なテーマパークです。
イポーの気候
イポーは熱帯雲林気候。一年を通して暖かく、雨季と乾季がはっきりしないのが特徴です。年間の平均気温は27度前後で、最も暑い時期の3月から5月にかけては、気温が30度以上になることもよくあります。
一方で、11月から2月にかけては、スコールが頻繁に起こるため、雨具が欠かせません。6月から9月は、比較的湿度が低く、天気も安定しているので、観光には最適な時期です。晴れの日が多く、景色も美しく見えるので、アクティビティや寺院巡りには最高です。服装は、軽めの服に加え、冷房の効いた場所では羽織ものも用意しておくと便利です。
マレーシアのさまざまな都市を知って、旅行を楽しもう!
マレーシアはその国土の広大さゆえに、多彩で魅力的なさまざまな都市があり、どの都市に旅行に行くかで経験できることも大きく変わってきます。
それぞれの都市に特徴があるので、この記事を参考に、どこに旅行に行くかじっくり選んでみてくださいね。
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