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日月譚(にちげつたん)は台湾にある国内最大の淡水湖!見どころや行き方などを解説

台湾を代表する観光スポット・日月潭。この記事では、日月潭の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説します!

ライター
NEWT編集部
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台湾を代表する観光スポット・日月潭。台湾最大の湖であり、その美しい景観が有名な場所です。

この記事では、日月潭の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ日月潭へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

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日月潭(にちげつたん・リーユエタン)の基本情報

photo by pixabay

台湾の代表的な観光スポット・日月譚。まずは、日月譚の歴史や特徴などの基本情報を解説します。

日月潭とは?

photo by Unpslash

日月潭は、台湾中央部に位置する美しい湖で、台湾最大の湖です。湖の形が太陽(日)と月に似ていることから、この名称が名付けられました。豊かな自然に囲まれ、四季折々の景色が楽しめるこの地は、訪れる人々を魅了します。

湖上のクルーズやロープウェイからの絶景、日月譚を一周できる自転車道でサイクリングもおすすめです。また、文武廟(マンモウミュウ)のような歴史的建造物やサオ族の文化に触れることができるエリアも欠かせません。

日月譚では、台湾の自然と歴史的な文化を体感しながら楽しめる観光名所となっています。

日月潭の歴史

photo by Unsplash

日月潭は、自然と歴史が織り成す観光名所として知られています。その歴史は、清朝時代にサオ族がこの地に移り住んだことからはじまります。サオ族は日月潭の豊かな自然環境に惹かれ、ここに定住しました。しかしその後、漢民族による開拓が進み、サオ族は徐々に他の地域へと移り住むようになります。

1895年、日清戦争後に台湾が日本に譲り渡されると、日月潭は日本統治下のもと、製糖業の工場が建設され、トロッコ鉄道が整備されるなど、インフラの充実が進みました。これにより、日月潭は重要な経済的役割を果たすとともに、観光地としての地位を確立しました。

1949年に日本政府が台湾に撤退すると、元中華民国総統・蒋介石のお気に入りの場所となり、多くの文化的建造物が建設されました。しかし、蒋介石の死後、日月潭は政治的な影響力を失い、設備の老朽化や環境問題に直面します。

1999年の台湾大地震をきっかけに、日月潭の再建と観光の発展が進むようになりました。そして現在、日月潭はその美しい景観、豊かな歴史、そしてさまざまなアクティビティで、国内外の観光客を魅了しています。

日月潭のある南投県ってどんな街?

photo by Unsplash

南投県は台湾本島の中央に位置し、海に面していない唯一の内陸県です。この地域は、台湾最長の河川である濁水渓や、台湾最高峰の玉山、そして美しい日月潭といった自然が広がっている場所でもあります。恵まれた自然環境によって、多様な草花や農産物が栽培されているのも南投県の特色の一つです。他にも、台湾の伝統的な工芸や文化を体験するエリアもあり、自然と文化を体感できるスポットが点在しています。

南投県では、豊かな自然と伝統が織りなす文化を体験できるので、静かな場所でリラックスしながら休暇を楽しみたい方には、ぴったりの場所です。

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日月潭観光の見どころ

photo by Unsplash

日月譚は、雄大な自然と絶景が広がる場所です。湖の周辺には観光できる場所が多いため、どのエリアを見るのか事前に決めておかないと回り切れません。

おすすめのアクティビティや、人気の観光スポット、伝統や文化を体験できるエリアなど、人気のスポットの見どころをまとめました。

絶景を楽しむアウトドアアクティビティ!

Turquoise blue. by ironypoisoning is licensed under CC BY 2.0

台湾最大の湖である日月譚では、湖の周りを一周できるサイクリングを楽しむことができます。「世界で最も美しいサイクリングコースTOP10」にも選ばれるなど、壮大な自然を満喫しながらアクティビティが体験できる場所として、世界中から人気を集めています。

日月潭周辺には4つの主要なサイクリングコースが設けられています。特に注目すべきは、台湾唯一の湖面上に作られた「水上サイクリングロード」で、そのロマンティックな景観は多くの観光客を魅了しています。このコースは約30分から楽しむことができ、日月潭一周コースに挑戦しても約3時間半で完走可能です。

日月潭のサイクリングコースは、自然の美しさと地元の文化を同時に体験できるので、アクティビティを楽しみたい方には特におすすめです!

湖上の絶景を巡るクルーズ体験!

Sun Moon Lake (Taiwan 2018) by Paul Arps is licensed under CC BY 2.0

日月潭でのクルーズ体験は、湖上を周遊しながら壮大な自然の美しさを存分に楽しみたい方におすすめのアクティビティです。このクルーズは、水社、玄光寺、伊達邵の3つの停泊場を巡ります。乗船券は1日乗り放題で300ニュー台湾ドル(約1,377円)とリーズナブルで、2箇所の停泊場で自由に降りすることができるのも見どころです。

船内では中国語ガイドのアナウンスが流れますが、日本語ガイドも利用可能です。クルーズの所要時間は約1時間30分程度で、湖上からの眺めは開放感に溢れ、風を感じながらリラックスした時間を過ごすことができるのでおすすめです。

縁結びのパワースポット!日月潭龍鳳宮月老廟

D9G23331 by 曾 成訓 is licensed under CC BY 2.0

台湾南投県の日月潭にある日月潭龍鳳宮月老廟は、縁結びのパワースポットとして知られています。この廟は、恋愛成就の神様「月下老人」を祀り、恋愛に関する願いを持つ人々に人気の聖地です。

廟(びょう)は日月潭の美しい湖畔に位置し、その自然景観と調和した雰囲気が魅力的です。参拝者は線香を手に祈りを捧げ、月下老人に恋愛成就や良縁を願います。また、縁結びのお守りやおみくじを引くこともでき、多くの参拝者がこれらを利用しています。

日月潭龍鳳宮月老廟は、台湾の伝統的な宗教文化を体感できる場所としても知られており、心の平和を求める訪問者にとっては特に意義深いスポットです。周囲の自然美と合わせて、美しい写真を撮ることもできます。恋愛成就の願いがある人だけでなく、台湾の文化に触れたいと思う観光客にもおすすめの場所です。

サオ族の文化とグルメを体験!伊達サオ

photo by Unsplash

日月譚の長い歴史を共に歩んできたとされる台湾の少数民族であるサオ族。そんなサオ族が暮らすエリアがあります。グルメや買い物が楽しめるエリア・伊達サオ商店街と、サオ族の文化を体験できるサオ族鹿追市場(ルオウシチャン)の見どころを、それぞれご紹介します。

伊達サオ商店街は、サオ族の文化を体感できる魅力的な観光名所です。この地域はサオ族の居住地で、彼らの伝統的な文様が桟橋や柱に描かれています。商店街には、サオ族の郷土料理を提供する屋台やレストランが並び、台湾風バーガー「山猪肉大刈包(シャン・ヂュウロク・ダー・ガイバオ)」や猪肉の串焼き「山猪肉串(シャン・ヂュウロク・クアン)」、粟餅の「小米麻糬(シャオミーマシュ)」など、食べ歩きにぴったりの軽食が楽しめます。また、日月潭紅茶でひと休みするのもおすすめです。お土産には日月潭紅茶やサオ族の伝統衣装などが人気です。

小さな商店街なので、約1〜2時間程度あれば十分に散策を楽しめますよ!

2018-05-20 07.21.26 by pang yu liu is licensed under CC BY-SA 2.0

サオ族鹿追市場は、サオ族の文化を体感できるユニークな市場です。ここでは、サオ族による伝統的なショーが毎日開催されており、サオ族の美しい歌や踊りを楽しむことができます。また、サオ族の衣装を着てみたり、彼らの文化を体験できるのでおすすめです。

市場では、サオ族の手工芸品や地元の特産品を購入することも可能。サオ族鹿追市場の入場料は無料で、1〜2時間程度でサオ族の文化に触れたり市場を散策を楽しむことができますよ。

空中散歩で巡る九族文化村

Formosan Aboriginal Culture Village by Jeremy Thompson is licensed under CC BY 2.0

九族文化村とは、台湾の原住民族の多様な文化を体験できる、広大なアミューズメント施設です。日月潭と九族文化村を結ぶロープウェイは、約20分の乗車で、空中から眺める日月譚は絶景で、幻想的な景色を眺めながら空中散歩を楽しむことができます。

九族文化村では、台湾の16の原住民族の生活様式や文化を見学できます。伝統的な衣装の試着や、各民族の美食を味わうことができるほか、毎日開催されるショーでは、原住民族の踊りや儀式を間近で見ることが可能です。また、2月の桜花祭では、園内の桜が満開になり、夜桜を楽しむこともできるのでおすすめ。

九族文化村を十分に楽しむには、半日から1日の滞在がベストです。入場料は大人で900ニュー台湾ドル(約4,134円)で、季節やイベントによって変動することもあるので、訪れる際には事前に公式ホームページをご確認ください。

日月潭観光に最適なシーズンは?

photo by Unsplash

台湾は日本より南に位置し、全体的に温暖な気候です。特に冬は日本に比べて暖かく、平均気温が高いため、日月潭を含む台湾の観光は年間を通して快適です。最適な訪問時期は春と秋頃。これらの季節は穏やかな天候で、日月潭の自然美を存分に楽しむことができます。

ここでは、日月譚へ行く際のベストシーズンとオフシーズンについてそれぞれ解説します。

ベストシーズンは快適に過ごせる10〜4月

Sun Moon Lake of Taiwan by llee_wu is licensed under CC BY 2.0

台湾の日月潭への旅行に最適なシーズンは、10月から4月です。この期間は台湾全体が比較的涼しく、過ごしやすい気候となっています。台湾は北部が亜熱帯、南部は熱帯気候となっており、日本の冬より暖かい気候が特徴です。

特に11月は春のような暖かさなので、観光にもぴったりな季節とされています。服装は、昼夜の気温差や室内の空調に対応できるよう、薄手の長袖や羽織れるものを準備すると良いでしょう。日月潭の自然を快適に楽しむには、このシーズンがおすすめです。

観光客が少ない時期を狙うなら4〜7月

IMG_13931_Shuishalian by Mark 高維隆 is licensed under CC BY 2.0

観光客が少ない時期を狙うなら、4月から7月がオフシーズンがおすすめです。この時期は台湾が亜熱帯気候であるため、日本よりも暖かく、特に春から初夏にかけては気温が徐々に上昇します。ただ梅雨の季節でもあり、日差しが強く湿度も高くなるため、訪れる観光客も少ないです。台湾では室内のエアコンが効いていることが多いため、薄手の長袖や羽織れるものを持参すると良いでしょう。

この時期は観光客が比較的少なく、日月潭をゆったりと楽しみたい方にぴったりです。

日月潭の見学方法は?予約は必要?

2013_sun_moon_lake_039 by Devan Hsu is licensed under CC BY-SA 2.0

日月譚への入場料はなく、自由に散策を楽しむことができます。日月譚の周辺には観光スポットが点在しているため、午前中から出向いて楽しむのがおすすめです!

ここからは、日月譚の見学方法や混雑状況について詳しく説明します。

観光スポットによってはチケットの購入が必要!

Sun Moon Lake of Taiwan by llee_wu is licensed under CC BY-ND 2.0

日月潭への入場料はかからないものの、特定の観光スポットやアクティビティにはチケットの購入が必要です。例えば、日月潭の絶景を空中から眺めるロープウェイや、湖上を巡るボートクルーズは、別途料金が発生します。

日月譚周辺には多くの文化的・歴史的スポットも点在しており、入場料もそれぞれ異なるため、目的のスポットには入場料が必要となるか事前に確認しておくようにしましょう。

アクティビティや観光スポット巡りができる日帰りツアーに申し込むと、入場料が含まれている場合が多いので、快適に観光を楽しみたい方は、ツアーに参加するのもおすすめですよ!

日月譚の混雑状況は?

The trail again. by ironypoisoning is licensed under CC BY-SA 2.0

日月潭は台湾国内でも人気の観光地なので、週末や祝日は比較的混雑しやすいため、平日の観光がおすすめです。3月〜5月の春と9月〜11月の秋頃は快適な気候であるため、海外から多くの観光客が訪れます。さらに中国の旧正月や夏休みなどの大型連休中は、地元の観光客でにぎわうため、混雑しやすい時期です。混雑を避けるには、事前にチケットやツアーを予約したり、オフシーズンに観光するなどの方法が効果的です。

日月潭の広大な自然をゆっくり楽しむためには、観光する時期も考慮して計画を立てると良いでしょう。

台中から日月潭へのアクセス・行き方

photo by Unsplash

日月潭観光の拠点となる都市は台中。台中の中心部からへ行く方法は、バスで向かうのが一般的です。

ここでは目的に合わせ、バス・タクシーとそれぞれの行き方を解説します。

最も一般的な移動はバス

photo by Unsplash ※写真はイメージです

日月潭へのアクセスには、バスが最も一般的で便利な交通手段です。台中から日月潭へは、台湾好行(たいわんこうこう)バスを利用すると、片道193ニュー台湾ドル(約883円)で、所要時間は約1時間30分〜1時間50分です。このバスは、台湾鉄路台中駅や新幹線台中駅から出発し、日月潭の水社ビジターセンターまで直接行くことができます。

また日月潭への「台湾好行」バスは、セットで購入できるチケットもおすすめです。日月潭の湖周りを巡る周遊バスチケットやロープウェイチケット、湖の遊覧船チケットなどが含まれており、お得に観光を楽しむことができます。バスチケットは、台湾鉄路台中駅付近や新幹線台中駅の南投客運カウンターで購入できます。

最短で向かいたいならタクシー

photo by pixabay ※写真はイメージです

日月潭へ最短で向かうなら、タクシーが便利です。台中市内から日月潭までのタクシー料金は1,500〜2,000ニュー台湾ドル(約6,849〜9,132円)で、所要時間は約90分程度です。タクシーは台中の主要駅や空港から簡単に利用できるので、家族や友人との旅行では、時間の節約になるだけでなく、交通費も割安で行くことができるのでおすすめ。

台中では無線タクシーや個人タクシーが主流で、無線タクシーは会社によって運営され、アプリを通じて配車を依頼することも可能です。事前に決済や目的地を指定したい方には、Uberアプリを利用するのも一つの選択肢です。

台中から日月潭へのタクシー移動は、時間を有効に使いたい方にはおすすめのアクセス方法です。

日月潭観光における注意点

photo by Unsplash

日月譚は、台湾最大の湖ということもあり散策できる観光スポットやアクティビティが豊富ですが、都心からも離れているため事前に計画を立てておくことが大切です。

ここではいくつかの注意点をそれぞれ解説します。

長時間の移動を前提に予定を立てる

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台湾の主要都市である台北から日月潭へ観光に行く場合には、長時間の移動を前提に計画を立てることが重要です。直通バスを利用する場合、台北から日月潭まで約4時間かかります。観光できる時間が限られている場合は、移動時間を考慮して観光スポットの選択や滞在時間を調整する必要があります。

日帰り旅行で日月潭へ訪れる場合は、滞在時間が限られるため事前に主要な観光地を絞り込むと効率的です。また、数日間の滞在を計画する場合は、台北から台中へ移動する時間なども余裕をもってスケジュールを立てるといいでしょう。

週末に行くなら事前予約をしておく

photo by pixabay

日月潭への観光は、週末や観光シーズン中は混雑しやすく、周辺ホテルの予約も取りづらい可能性があります。春や秋は季節ならではの光景を楽しむ観光客で賑わうため人気が高い時期です。このような時期に週末に日月潭を訪れる場合は、ホテルや特定のアトラクションの事前予約が必須です。

特に、人気のホテルやレストラン、ロープウェイやボートクルーズなどは早めに予約が埋まることが多いため、計画を立てる際は早めの予約を心がけましょう。

日月潭の観光を満喫しよう

この記事では、日月潭の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。台湾最大の湖で美しい自然が堪能できる日月潭は、一度は行ってみたい人気の観光スポットです。

ぜひ紹介した情報を参考に、日月潭の観光を満喫してみてくださいね!

日月譚(にちげつたん)の基本情報

住所

555203 南投県魚池郷中山路599

電話

886-49-2855668

営業時間

24時間 ※観光スポットによって営業時間は異なる

休業日

なし

アクセス

台中駅からバスで約1時間50分

料金

なし

公式サイト

https://www.sunmoonlake.gov.tw/ja/

※記事内の価格は2023年12月26日レート、1ニュー台湾ドル=4.60円で計算しています。

cover photo by Unsplash

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