釜山ロッテワールドを深掘り！気になる料金やアクセス、アトラクションを徹底紹介

釜山ロッテワールドの基本情報

2022年に開業したばかりで、魅力あふれる施設なのに日本ではまだ知名度が広がっていない​​釜山ロッテワールド​​。そこでまずは、施設の特徴などの基本情報を解説します。

＼NEWTでおトクな韓国ツアーをチェック／

釜山ロッテワールドはどこにあるの？

釜山ロッテワールドは、釜山東部にあり、海岸と高層ビル群が織りなす景色が美しい有名観光地・海雲台（ヘウンデ）と、カニで有名な機張（キジャン）市場や、海東龍宮寺（ヘドンヨングンサ）がある機張エリアの中間に位置する場所にあります。

釜山駅からは電車のほかバス、そしてタクシーでもアクセス可能です。東海（トンヘ）線を利用してオシリア駅で下車すれば、目の前に遊園地の正門があるので、アクセスも​​大変便利です。

釜山ロッテワールドの特徴

釜山ロッテワールドは、屋外型の遊園地です。「童話の中の王国」がテーマで、アジア初のヨーロッパスタイルのテーマパーク内はジョイフルメドウ・ロイヤルガーデン・ワンダーウッズ・レインボースプリングス・ティンカーフォール・アンダーランドの６つのエリアに分かれ、合計17種類あるアトラクションがあります。

楽しいキャラクターたちが活躍するパレードなども、連日開催されています。これからまだまだ拡張予定があるため、現状アトラクションの数はやや少ないものの、子どもから大人まで、誰もが１日中楽しく遊べる施設ですよ！

釜山ロッテワールドがある釜山はどんな街？

釜山は韓国第2の都市にして、韓国最大の港町です。半島の南端に位置しているので日本との距離がとても近く、日本の対馬との距離はわずか約50キロ！釜山の花火大会で打ち上げられた花火は、天気がよければ対馬から見ることができるほどです。

日本からのアクセスも便利で、飛行機以外にも福岡から就航している高速船・ビートルを利用すれば約3時間40分で到着します。大阪や下関からフェリーも就航しているので、自分の車をフェリーに積んで​​釜山でドライブを楽しむ旅行者もいます。

訪問すべき観光地も多く、釜山ロッテワールドにも近い観光スポットは後で詳しく紹介しますが、それ以外にも市場歩きが楽しい南浦洞​​（ナンポドン）エリア​​など、何度訪ねても新しい発見がある魅力ある都市です。

釜山ロッテワールドの見どころ

それではいよいよアトラクションからパレード、さらには気になる関連施設まで、釜山ロッテワールドの魅力を解説していきます。

シーズンごとに変わるパレードにも注目！

釜山ロッテワールドでは、さまざまなパレードが楽しめます（演目は定期的に変更）。ストリート公演は決められた場所で15〜20分程度、1日4回程度少人数で行われるのが特徴です。

メインのパレードは1日2回開催されます（昼は14時開催。夕方の公演は閉園時間により異なる）。きらびやかなショーカーが何台も連なり、その上や周囲では華麗なパフォーマンスが繰り広げられます。良いポジションで見るためには、パレード開始20分前くらいに場所取りをしておきましょう。

メインパレードは火曜日がお休みで、代わりに火曜日にはミニパレード（約30分）が開催されます。さらに雨の日だけに行われる、20分程度のパレードもありますよ！

なお、冬季は気温によってパレードが休演され、室内でキャラクターとのフォトタイムに置き換えられる場合があるので、入場時に確認しておきましょう。

可愛いキャラクター商品も見逃せない！

釜山ロッテワールド​​には、人気キャラクターたちがいます。メインキャラクターは、ロッティーとローリー。それ以外にも北極からやってきたホワイトベアや、ワイン博士のモリスなど、おもに動物をモチーフにしたキャラクターたちが来園者を迎えてくれます。

彼らをモチーフにした可愛いキャラクター商品も数多くあり、メインゲート左側にあるロリスエンポリウムというショップを中心に販売されています。​​​​

制服のレンタルサービスが人気！

釜山ロッテワールドでは、ローリーキャッスル1階にあるロリス化粧室（感性制服&感性コスチューム）​​で、なんと制服のレンタルサービスを行っています。イギリスの制服風のものからK-POPアイドルが衣装として身につけた制服風のもの、さらには韓国のレトロスタイルの制服まで、パターンも豊富。

さらに子どもたち向けを中心に（一部大人用もあり）お姫様のドレスもレンタルしているので、ここでドレスを借りれば、1日中お姫様気分で園内で遊べますよ。

同じ建物の2階にはセルカ（自撮り）フォトスタジオ・キャッスルブティック（チーズ&ショット）​​があるので、ぜひ制服姿のキメキメの写真を旅の記念に撮っておきましょう。

料金は、基本セット（シャツ、上着、ボトムスなど）で20,000ウォン（約2,192円）で、別途レンタル時に保証金（現金）で10,000ウォン（約1,096円）が発生しますが返却時に返還されます。そのほか身分証明書の提示も必要です。

韓国で話題のフードがここで食べられる！

「こんにちは」の代わりに「ご飯食べた？」が挨拶になる国だけに、テーマパークのフードも充実しています。何より注目したいのが、今話題韓国のフードがここで食べられる点です。

韓国のサービスエリアの定番食ソトックソトック​​（トッポッキとソーセージの串焼き/モーリスカフェ）や、ソウルで流行中で、K-popアイドルもよく写真をアップしている、 旬のフルーツを薄い飴でコーティングした​​タンフル（バイキングスナック＜モノブレッド＞）のほか、フードコートや韓国式の中華が食べられる店などもあるので、どれを食べるか迷ってしまいますよ。

​​※料理がジェットコースターで運ばれるフードドロップは、現在改装のため休業中です（2023年12月現在）

釜山ロッテワールドの6つのエリアとアトラクションを徹底紹介！

釜山ロッテワールドは、6つのエリアに分かれています。それぞれのエリアの特徴やそこで楽しめるアトラクションについて解説します。

ティンカーフォールズ・ゾーン

釜山ロッテワールドに着いたらまずはじめに立ち寄りたいのが、妖精の村がテーマのティンカーフォールズ・ゾーン。このゾーンの中心にあるトーキングツリーは、パーク内の6つのテーマについての話を聞かせてくれます。

このゾーンのアトラクションは比較的子ども向けのものが多く、子ども専用のアトラクションで、ティンカーフォールズ・ゾーンを周回するキャンディートレインなどがあります。

大人向けには水しぶきを浴びて走り、渓谷下りの気分が味わえるオーガス・フルーム​​（身長制限あり）などが名物で、アトラクションの周囲では終日歓声が上がっています。

ロイヤルガーデン・ゾーン

ロイヤルガーデン・ゾーンは、施設を象徴する建物ローリーキャッスルがあるゾーン。お城の前には草花でローリーが描かれているので、園内1のフォトスポットとして人気があります。お城の中に入ったら、ぜひ展望台スペースへ。施設内を一望でき、特に夕暮れ時の美しさが評判です！

このゾーンの名物アトラクションはスワンレイク（身長制限あり）で、ボタンを押して上げ下げしていると、意外とスリルを味わえます。

アンダーランド・ゾーン

アンダーランド・ゾーンのテーマは鉱山で、大人にうれしい刺激的なアトラクションが多いのが特徴です。

最高時速110キロで左右最大120度まで上昇​​する、韓国最大規模の振り子式アトラクション・ジャイアントスイング（身長制限あり）​​に乗ってトップの高さまで到達したら、勇気を出してぜひ目を開いてみてください。天気が良ければ遠くに機張​​の海を垣間見ることができます。

そしてジャイアントディガーは、鉱山列車をイメージした、まさにこの施設の象徴的アトラクションです。全長約1キロの長さを最高時速105キロで駆け抜けながら、途中360度回転するスポットが3カ所もあります。搭乗前にストレッチ必須というアトラクションだけに、覚悟してご乗車を！

ジョイフルメドウ・ゾーン

ジョイフルメドウ・ゾーンは、動物農場をテーマにしたゾーンです。

子ども向けのアトラクションが多く、子ども用のジェットコースター・クッキー列車（身長制限あり）、90cm以上140cm未満が対象の踊るポニー、子どもたちが大好きな電動カート子豚のポンポカ​​（120cm以上〜140cm未満対象、105cm以上〜120cm未満は保護者同伴）や羊たちの格闘（身長制限あり）、遊園地の定番アトラクション・メリーゴーランド​​などがこのゾーンに集中しています。

レインボースプリング・ゾーン

南ゲートの近くにあり、四季折々の花であふれる美しいエリアが、レインボースプリング・ゾーンです。

メリーゴーランド同様、遊園地の定番アトラクションのひとつ・回転ブランコ​​（身長制限あり）や巨人が眠っている森の中を走り回るのがコンセプトのキッズトリア（室内）などがあります。身長制限によってアトラクションに乗れない子どもは、キッズトリアで思いっきり遊べるでしょう！

※キッズトリアは身長が125cm以下で保護者同伴時のみ利用可能

ワンダーウッズ・ゾーン

ワンダーウッズ・ゾーンは港町をテーマにしたゾーンだけに、水に関連するアトラクションが多いのが特徴です。

このゾーンのメインアトラクション・ジャイアントスフラッシュ（身長・年齢制限あり）は韓国初のウォーター ジェットコースター​​で、高さ 44.6メートルの高さから時速100キロで2000トンの水が讃えられた水たまりに急降下していくエキサイティングな乗り物。

海賊船を模した乗り物が突っ込む際には盛大に水しぶきが上がります。濡れたくなければ、自動販売機で発売されているレインコートを購入してくださいね。

釜山ロッテワールド観光に最適なシーズンは？

釜山ロッテワールドは、屋外型施設なだけにどうしても天候に左右されます。そこで釜山ロッテワールドに遊びに行く、最適なシーズンについて解説します。

屋外型施設なのでベストシーズンはズバリ春と秋！

釜山は日本との距離も近いため、気候に大きな差はありません。そのため屋外施設で快適に遊べるのは、やはり春（3〜6月）と秋（9〜11月）頃になります。

ただし、最近の韓国は春はミセモンジと呼ばれるPM2.5による環境悪化が深刻です。釜山は半島の南部にあるのでソウルと比較するとまだ良いのですが、それでも注意報や警報が出ている日は、外にいる時にはマスクをしていた方が安全です。

夏は日差しが強く暑いので不向きですが、近くの海雲台の海水浴などとセットで観光が楽しめるでしょう。

観光客が少ない時期を狙うなら冬がおすすめ！

テーマパークの場合、乗り物の待ち時間によってかなり楽しさが左右されます。寒さが厳しいオフシーズンの冬は、比較的入場者が少ないので待ち時間は少なめなので狙い目です。ただし、気温によってはパレードが中止になる場合がある、閉園時間が早いといった点は考慮しましょう。

そして開園直前は、チケット売り場や入場ゲートが多少混雑する場合があります。開園前の列に並んでいた人が園内に入り終わる、開園から10分程度後の時間を狙った方が、スムーズに入場できる可能性が高いです。

釜山ロッテワールドの入場方法は？

海外からテーマパークを訪問する場合、やはり気になるのはチケットの購入方法です。ここでは、釜山ロッテワールドの入場方法について詳しく紹介します。

入場券は2種類！

釜山ロッテワールドの入場券は、終日遊べる1日券と、閉園時間の都合で季節により変動がありますが、15〜16時以降に入場可能な午後券の2種類があります。それぞれの料金は下記のようになります。

【1日券】

【午後券】

上記が入場のために必要なチケットですが、ベビー（36ヶ月未満）利用券にはこのほかに、子どもの用のアトラクション1回分のチケットがついた3,000ウォン（約329円）のチケットや、キッズトリアエリアの利用券がついた6,000ウォン（約658円）のチケットがあります。

それ以外にオプションチケットとして、事前搭乗予約なしで優先的に搭乗できるファストパスに当たるマジックパスプレミアム​​が発売されていますよ！こちらは2回券が15,000ウォン（約1,646円）、4回券が27,000ウォン（約2,963円）で、パーク内の無人発券機で購入可能です。

数量限定販売のため、売り切れになる場合があるほか、マジックパスプレミアムはモバイル専用チケットなので、スマートフォンがないと利用できません。

日本からのオンライン予約はできる？できない？　

釜山ロッテワールドの前売りチケットは、公式サイトを通じて販売されています。しかし韓国国内で発行されたクレジットカードか、主に韓国国内で使われているネイバーペイ、カカオペイでの決済になるため、実質日本国内からの決済はほとんどの人にとって難しいのが実情です。

釜山ロッテワールドの専用アプリもありますが、実際にアクセスしてみたところ、日本からアクセスしているためか購入はできませんでした。

ただし、海外のテーマパークの前売り入場券が購入できるアプリや、チケット販売を行っている日本のオンラインサイトなどからは購入可能です。

スマホやオンラインでチケットを購入しない場合は、直接釜山ロッテワールドでチケットを購入しましょう！

釜山ロッテワールドへのアクセス・行き方

釜山ロッテワールドは、電車で釜山駅からおよそ1時間程度の距離にあります。ここでは釜山駅を起点に、電車以外にもバスなどでのアクセス方法を解説します。

電車

釜山駅から釜山ロッテワールドにアクセスするために最も便利なのが、鉄道の利用です。地下鉄１号線で教大（キョデ）駅で東海（トンヘ）線に乗り換え、オシリア駅 1番出口を降りてそこから500メートルほどの距離なので、ゆっくり歩いても徒歩10分​​ほどで到着します。所要時間はおよそ1時間、料金は1,650ウォン（約181円）です。

バス

釜山駅から乗り換えなしでバスを利用する場合には、1001系統が便利です。急行バスで約1時間で到着し、オシリア駅で下車します。料金は2,100ウォン（約230円）。オシリア駅から釜山ロッテワールドは徒歩10分ほどでアクセスできます。

乗り換えなしで一般のバスを利用する場合には40系統のバスが利用できますが、時間が約1時間30分かかるうえに、降りて（ブラボーガソリンスタンド停留場）からも徒歩15分ほどかかるので、節約したいという人以外には、おすすめのルートではありません。

タクシー

最も時間が早く便利なのが、タクシーの利用です。ネイバーマップの計算によると、釜山駅から向かった場合は所要時間は約33分、料金の目安は23,800ウォン（約2,612円）です。複数人で訪れる場合や荷物が重くて移動が大変な方には、タクシーの利用がおすすめ！

釜山ロッテワールド観光における注意点

アトラクションによっては、身長や年齢制限が設けられています。一般的に年齢制限で気になるのは、いくつから利用できるかの下限ですが、釜山ロッテワールドの場合には子ども向けのアトラクションもしっかり準備されているため、利用できる年齢制限に上限が設けられているものもあります。

また、釜山ロッテワールドは屋外型のテーマパークなので、雨の日や冬季で寒さが厳しい場合にはパレードなどのプログラムが変更になる点にも注意が必要。

一部アトラクションでは、水しぶきが大量にかかる可能性があります。防水用の簡易レインコートも自動販売機で発売されていますが、気になる場合には大きめのタオルや簡易な着替えなどを持参すると安心。

そのほか観光客がうっかり持ち込んでしまいそうな物品の中で持ち込み制限があるものに、ピクニックマットや酒類などがあります。なお一度退場すると、再入場の制度はないので注意しましょう！

釜山ロッテワールドに行ったら立ち寄りたい釜山の観光スポット

釜山ロッテワールドの周囲には、ロッテプレミアムアウトレットといった人気のスポットもあります。ここでは敷地を離れて、ちょっと足を伸ばして行くべき観光スポットを2カ所紹介します。

海雲台（ヘウンデ）

釜山旅行の際に、1度は立ち寄りたい観光地のひとつが海雲台。白砂のビーチは約2キロほど続いており、世界一パラソルの多い海水浴場としてギネスブックに登録もされたことがあるほど、夏になると色とりどりのパラソルがビーチを埋めます。

2020年にオープンしたBUSAN X the SKY（プサンエックスザスカイ​​）の99階には、世界一高い場所にあるスターバックスがあります。ここからは海雲台の美しい海岸だけではなく、広く釜山の景色が楽しめます。

同じく2020年に開業し、観光客の人気を集めているのが海雲台ブルーラインパーク。海岸列車とスカイカプセル（写真）の２つの乗り物が運行していますがいずれも人気が高いため、海雲台に着いたらまずはここに来てチケットを購入し、待ち時間の間に観光やカフェ巡りなどを楽しむのがおすすめ！

海東龍宮寺（へドンヨングンサ）

海東龍宮寺は海岸沿いの岩場の上に建立されているお寺で、高さ10メートルの海水観音大仏に象徴されるように、観音信仰の聖地として知られています。

青くて美しい海が望めるロケーションにあり、多くの観光客が訪れるスポットです。心からの祈りを捧げれば、誰でもひとつだけ願い事を叶えてくれると伝えられているので、一度お参りして真剣に祈りを捧げてみてはいかがでしょうか？

ぜひ釜山ロッテワールドと合わせて海東龍宮寺にも訪れてみてくださいね！

釜山ロッテワールド観光を満喫しよう

この記事では、釜山ロッテワールド観光に関する見どころや入場方法、アクセスなどをご紹介しました。

ぜひ紹介した情報を参考に、釜山ロッテワールド観光を満喫してみてくださいね！

※記事内の金額は2023年12月19日のレート、1ウォン＝ 0.11​​円で計算しています。

cover photo by ロッテワールドアドベンチャー釜山