札幌から登別への行き方3選!バス・電車などの最安・最速アクセス方法
登別は、札幌からバスで約1時間50分、特急列車で約1時間15分の位置にある、全国的にも有名な温泉地。泉質抜群の温泉のほか、迫力ある地獄谷が有名で、札幌から日帰りで訪れることも十分可能です。 本記事では札幌出身の筆者が、札幌から登別までのアクセス方法をご紹介。それぞれのメリット・デメリットを確認し、自分にぴったりの移動手段を選んでくださいね。
登別は、札幌からバスで約1時間50分、特急列車で約1時間15分の位置にある、全国的にも有名な温泉地。泉質抜群の温泉のほか、迫力ある地獄谷が有名で、札幌から日帰りで訪れることも十分可能です。
本記事では札幌出身の筆者が、札幌から登別までのアクセス方法をご紹介。それぞれのメリット・デメリットを確認し、自分にぴったりの移動手段を選んでくださいね。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
札幌から登別に行く方法は?距離は?
登別は、札幌から南に約110㎞離れた場所にあります。各種アクセス方法はありますが、いずれも1時間15分〜1時間50分程度で着くことができるので、現地での観光を含めても、札幌から日帰りでも十分に訪れることのできる距離感です。
とはいえ、登別は北海道でも有数の温泉地なので、宿やホテルに1泊するのがおすすめ。ホテルのチェックイン・チェックアウトにぴったりの時間帯に、高速バスも運行されています。
札幌から登別までの最速・最安の行き方は?
時間 | 料金 | おすすめな人&特徴 | |
---|---|---|---|
高速バス (高速むろらん号・高速白鳥号・高速おんせん号) | 約1時間50分 | 1人 2,280円~ | 最安で行きたい人、荷物が多い人 |
特急列車 (特急北斗) | 約1時間15分 | 1人 4,780円 | 最短で行きたい人、電車旅を楽しみたい人、多くの便から選びたい人 |
タクシー | 約1時間30分 | 1台 約41,000円~ | 道中や現地で自由に観光スポットに立ち寄りたい人 |
このように、移動手段によって移動時間や価格はさまざま。出発場所や時間、値段などそれぞれ詳しく説明するので、ご自身の予算や滞在時間に合った行き方を選んでくださいね。
また、洞爺湖から札幌への帰り方も紹介するので、参考にしてみてください。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
札幌から登別まで高速バスでアクセス!
札幌から登別まで、最も安くアクセスできる手段であり、最もおすすめのアクセス方法は高速バスです。
登別へは室蘭行きの高速バスでアクセスできるため、北海道中央バスと道南バスが共同運行する室蘭行きの高速バスである、高速むろらん号(北海道中央バスの運行便)または高速白鳥号(道南バスの運行便)が利用できます。このほか登別行きの高速バスとして、道南バスが運行する高速おんせん号があります。高速むろらん号・白鳥号は登別中心部にのみ停車し、高速おんせん号は登別温泉付近にのみ停車します。
高速バスの乗り場は、札幌中心部から出発する場合、高速むろらん号は札幌駅前・札幌ターミナル(大通)・サッポロファクトリー前、高速おんせん号は札幌駅前から乗車できます。
時間 | 料金 | |
---|---|---|
高速むろらん号(高速白鳥号) | 約1時間50分 | 大人 2,280円 |
高速おんせん号 | 約1時間50分 | 大人 2,500円 |
約1時間50分でアクセスでき、1番おすすめ
渋滞状況や路面状況、天候にもよりますが、札幌駅前から登別中心部や登別温泉までは高速バスで約1時間50分でアクセスできます。また、高速むろらん号は1日14便、高速おんせん号は1日1便運行されています。
登別までの金額は片道2,280円~
高速むろらん号(高速白鳥号)は札幌市内中心部のどのバス停から乗車した場合も、料金は片道2,280円です。
札幌駅前のバス停は、地下鉄さっぽろ駅と大通駅を結ぶ地下歩行空間の2番出口から地上に出て左手の7番乗り場です。札幌ターミナルのバス停は、中央バス札幌ターミナル内の4番乗り場です。サッポロファクトリー前のバス停は、サッポロファクトリー1条館の前、北1条雁来通に面したバス停です。
乗車券は、中央バス札幌ターミナル窓口で購入できるほか、降車時に現金で支払うことができます。また、高速むろらん号ではICカードが、高速白鳥号ではICカードは使用できませんが、PayPayが利用できます。
高速むろらん号(高速白鳥号)の2024年5月現在、1日14便運行されています。詳しい時刻表は北海道中央バスの公式サイトをご確認ください。
高速むろらん号(高速白鳥号)は、登別周辺では登別駅前と登別で降車が可能です。降車後、登別温泉街や登別地獄谷、登別伊達時代村などの観光スポットへは、道南バスやタクシーを利用してアクセスできます。登別マリンパークニクスへは、徒歩5分ほどでアクセスできます。
高速おんせん号は札幌市内のどのバス停から乗車した場合も、料金は片道2,500円です。
札幌駅前のバス停は2ヶ所あり、1つは、地下鉄さっぽろ駅と大通駅を結ぶ地下歩行空間の2番出口から、地上に出て左手の7番乗り場です。もう1つは、JR札幌駅南口を出て左方向にまっすぐ進んだ、北5条西1丁目にある30番乗り場です。
高速おんせん号は完全予約制で、出発時刻の2時間前までに道南バスオンライン予約サイトから予約する必要があります。支払方法は、クレジットカードかコンビニ払いとなっています。
高速おんせん号は2024年5月現在、1日1便運行されており、札幌駅前7番を13時40分に出発したのち、札幌駅前30番を13時43分に出発する流れとなっています。最新の時刻表は道南バスの公式サイトをご確認ください。降車地については、登別温泉周辺の複数のバス停で降車が可能です。
なお、登別温泉のホテルに宿泊する場合、ホテルによっては札幌駅とホテルを結ぶ送迎バスが運行されています。ホテルを予約する際、送迎バスの有無も合わせて確認しましょう。
札幌からバスで移動するメリット&デメリット
メリット
- 金額が最も安い
- 特急列車やタクシーより大きな荷物を積みやすい
- 便数が多い
- 冬季間、特急列車や普通列車と比べると運休になる確率が低い
デメリット
- 渋滞に巻き込まれる場合がある
- 冬季間、降雪や路面凍結などにより、大幅に到着が遅れることがある
札幌への帰りは登別駅前や登別温泉などから出発!
高速むろらん号(高速白鳥号)の帰りは、行きと同様に登別と登別駅前から乗車でき、札幌市内まで運行されています。
1日14便運行されていますが、便によっては登別駅前からは乗車できず、登別のみから乗車可能となっているため、必ず時刻表を確認しましょう。札幌中心部で降車できるバス停は、サッポロファクトリー前、時計台前、北2条西3丁目、札幌駅前となっています。
また高速おんせん号の帰りは、行きと同様に登別温泉周辺の複数のバス停から乗車でき、札幌市内まで運行されています。1日1便のみで、足湯入口を朝9時20分に出発します。札幌中心部で降車できるバス停は、時計台前、北2条西3丁目、札幌駅前30番となっています。
なお、帰りのバスも行きと同様、出発時刻の2時間前までに予約する必要がありますので、注意しましょう。
また、登別温泉のホテルに泊まる場合は、行きと同様、ホテルによっては札幌駅までの送迎バスが運行されていますので、予約時に確認しておきましょう。
バスはコスパよく登別に行きたい人におすすめ!
バスでの移動は、コスパを重視する方におすすめです。特急列車のおよそ半額でアクセスできるうえ、特急列車とほぼ同様の便数が運行されているため、利便性も高くなっています。
札幌から登別まで特急列車でアクセス!
札幌から登別に訪れる際、最短時間でアクセスできるのは特急列車です。渋滞を気にせずアクセスできるのも魅力の1つです。
約1時間15分でアクセスできる
札幌駅から登別駅へ特急列車で向かう場合、特急列車・特急北斗または特急すずらんを利用します。
特急北斗は札幌駅を出発し函館駅まで、特急すずらんは札幌駅を出発し室蘭駅まで運行しており、途中の登別駅にも停車します。登別駅に停車する特急北斗・特急すずらんは、札幌発朝6時52分から夜22時00分まで1日16便の運行。なお、札幌駅を朝6時00分に出発する特急北斗は登別駅に停車しないため、ご注意ください。
詳しい時刻表は、JR北海道の公式サイトをご確認ください。なお、ダイヤは定期的に改定されますので、必ず最新の情報をご確認ください。
登別駅までの金額は片道4,780円〜
札幌駅から登別駅までの片道料金は、指定席4,780円、グリーン席7,050円となっています。特急列車の乗車券は、JR札幌駅の西口、東口改札の券売機もしくは、みどりの窓口で購入できます。
なお、登別駅から登別温泉街や登別時刻谷、登別伊達時代村などの観光スポットへは道南バスやタクシーを利用してアクセスできます。登別マリンパークニクスへは、徒歩5分でアクセスできます。
札幌から特急列車で移動するメリット&デメリット
メリット
- 運行本数が多い
- 最短時間でアクセスできる
- 渋滞に巻き込まれる可能性がない
- 車窓から北海道の風景を楽しむことができる
デメリット
- 料金がバスよりかなり高い
- 冬季間、バスより運休となる確率が高い
札幌への帰りは登別駅から出発!
帰りは、行きと同様に登別駅から札幌駅へ、特急列車・特急北斗または特急すずらんを利用して帰ることができます。登別駅を出発し、札幌駅に停車する特急北斗・特急すずらんは、朝5時54分から夜21時21分まで、1日17便運行されています。
特急列車は最短時間で登別に行きたい人におすすめ!
特急列車での移動は、所要時間を重視する方におすすめ。約1時間15分ほどでアクセスすることができるため、登別への到着後、観光する時間をたっぷり確保できます。
特急列車は運行本数も多いので、効率的に計画が立てられるのも魅力のひとつ。高速道路を走る時間の長いバスと異なり、北海道の風景を車窓から見ながら移動できるのも、旅の良い思い出となるでしょう。
札幌から登別までタクシーでアクセス!
登別近隣の観光地を合わせてめぐりたい、現地での観光はタクシーを利用して効率よくめぐりたいという方は、札幌からタクシーを利用するとよいでしょう。札幌発着で登別を訪れるタクシープランが、さまざまな観光会社やタクシー会社から提供されています。
約1時間30分でアクセスでき、自由度高く移動できる
渋滞状況や路面状況、天候にもよりますが、札幌から登別へは高速道路を利用すれば、約1時間30分で移動できます。
登別までの金額は片道約41,000円〜
札幌市内中心部から登別までのタクシー料金は、高速料金込みで片道おおよそ41,000円からとなっています。ただし、渋滞によりさらに費用が高額になったり、タクシー会社によって金額設定が大きく異なったりする場合があります。また、長距離移動となるため、事前に札幌市内のタクシー会社に問い合わせて、予約しておくことをおすすめします。
このほか、札幌から多くの観光客が訪れる登別へは、さまざまなタクシー会社や観光ツアー会社が観光タクシープランを用意しています。
例えば、札幌から出発し、中山峠、洞爺湖、有珠山や昭和新山、登別、ウポポイをまわって再び札幌に戻るという、約7時間のプランを45,080円で提供するタクシー会社もあり、観光タクシーを利用する方がかなりお得な場合もあります。
札幌からタクシーで移動するメリット&デメリット
メリット
- 登別についてからもタクシーで観光することができる
- 登別周辺だけでなく、洞爺湖や白老など近隣の街を訪れることが可能なプランもある
デメリット
- バスや特急列車より料金が高い
- 渋滞に巻き込まれる場合がある
- 冬季間、降雪や路面凍結などにより大幅に到着が遅れることがある
タクシーは近隣の観光スポットもめぐりたい人におすすめ!
タクシーでの移動は、登別と合わせて近隣の観光スポットもめぐりたい方におすすめです。また、現地でより多くの観光スポットを効率よくめぐりたい方には、タクシー利用が最も便利です。
目的に合わせて札幌から洞爺湖に行こう!
本記事では、札幌から登別までの移動手段について、高速バス、特急列車、タクシーの3つをご紹介しました。
それぞれメリットやデメリットがありますが、1番おすすめの移動手段は高速バス。特急列車やタクシーと比べて料金が圧倒的に安いので、コスパを重視する方におすすめです。
最短時間で移動したい方には、特急列車での移動が最適。登別と合わせて近隣の観光スポットもめぐりたい方には、タクシーでの移動が便利です。
それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、ご自身に合った移動手段で登別まで移動してくださいね。
cover photo by
地獄谷 by Nao Iizuka is licensed under CC BY 2.0 DEED