ホテルの部屋のダブルとツインの違いは?どの部屋を選ぶのが正解か解説!
ホテルの部屋にはダブルやツイン、シングル、トリプルなどの表記があります。なかでもとくに迷うのはダブルとツインではないでしょうか。この記事では、ホテルの部屋の表記でよく見るダブルとツインの違いについて詳しく紹介します。人数によってどの部屋を選ぶべきかも解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ホテルの部屋にはダブルやツイン、シングル、トリプルなどの表記があります。なかでもとくに迷うのはダブルとツインではないでしょうか。
この記事では、ホテルの部屋の表記でよく見るダブルとツインの違いについて詳しく紹介します。人数によってどの部屋を選ぶべきかも解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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ホテルの部屋のダブルやツインの意味は?
そもそも部屋のタイプに書いてあるダブルやツインとはどういう意味なのでしょうか?部屋のタイプをあらわす表記には、ダブルやツインのほかにシングルやトリプルなどがあり、部屋の宿泊人数や部屋の大きさなどによって区分されています。
宿泊人数による表記の違い
主な宿泊人数による表記は以下のようになります。
- シングルルーム:1人
- ツインルーム:2人
- ダブルルーム:2人
- トリプルルーム:3人
- クアッドルーム:4人
クアッドルームはフォースルームと書くこともあります。もちろん日本語表記で3人部屋、4人部屋などと書いてあることもありますね。
そしてここで悩ましいのが、ツインルームとダブルルーム。どちらも2人部屋です。いったい何が違うのでしょうか?
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ダブルとツインの違いや特徴
ダブルとツインはどちらも2人で宿泊する部屋ですが、ダブルとツインには特徴により決定的な違いがあります。
ダブルルームの特徴
ダブルルームは、大きな1台のベッドが置かれた2人用の部屋。
ベッドは一般的に幅140cm以上のダブルベッドやさらに大きいクイーンサイズベッドで、主に夫婦やカップルが1台のベッドで一緒に寝ることを想定した大きさです。ベッドが1台なので部屋のスペースを有効活用でき、比較的広々と感じられます。
ただし友人同士や会社の同僚など、親密ではない関係の2人が利用する場合は少し気まずく感じるかもしれません。
ダブルルームのメリット
- カップルや夫婦に適している
- 1つのベッドで親密さを保てる
- ツインルームよりも安価な場合がある
- 部屋のスペースを有効活用できる
ダブルルームのデメリット
- 友人や知人との宿泊には適さない場合がある
- ベッドが小さい場合、2人で寝るには窮屈に感じることがある
- お互いの寝相や体温の影響を受けやすい
ツインの特徴
ツインルームは、シングルベッド2台が置かれた2人用の部屋のことです。
それぞれが独立したベッドで寝られるので、プライバシーを確保しやすいのが特徴。友人同士や会社の同僚、また家族やカップルでもお互いの寝相や体温調節の好み、起床時間が異なる場合はツインルームを選ぶことはよくあります。ベッドの間にある程度の距離があるので、お互いの寝相を気にせずに過ごせるのもメリット。
ただし2台のベッドを置くため、ダブルルームと比べると部屋が狭く感じられることもあります。
ツインルームのメリット
- 2つのベッドがあるため、就寝スペースに余裕がある
- 友人や知人との宿泊に適している
- お互いのプライバシーを保てる
- 子ども連れの家族にも適している
ツインルームのデメリット
- カップルや夫婦には適さない場合がある
- 部屋の広さによっては窮屈に感じることがある
ツインやダブルの表記は海外では通用しないことも
ホテル予約で見かけるツインやダブルという表記は日本ではなじみ深い用語ですが、実は海外では通用しないこともあります。
たとえば欧米では、ダブルというと2台のベッドがある部屋を指すことも。つまり日本でいうツインが海外ではダブルという表記になることもあるのです。一方で日本のダブルに近いものは、海外ではクイーンやフルサイズと呼ばれるのが一般的。ホテルを予約するときは、日本と海外では表記が違うということに気をつけてくださいね。
また日本のホテルでよく見かける表現に、ダブル(シングルユース)というものがあります。これはダブルだけど2人部屋ではなく、1人で広めのベッドを使用するという意味。料金単位は1名分の料金で表示されており、2人で泊まる場合は2名分の料金に変更されるので注意が必要です。
そのほかの部屋の特徴
ダブルとツインの特徴を見たところで、ほかの部屋も簡単に解説しましょう。
シングル
シングルルームは1人用の部屋で、普通はシングルベッド1台が置かれています。一人旅やビジネス利用に最適。部屋のサイズはもっとも小さく、価格も他の部屋タイプと比べて安いのが特徴です。
トリプル
トリプルルームは3人用の部屋で、家族や3人グループでの利用に適しています。一般的にはシングルベッド3台か、ダブルベッド1台とシングルベッド1台の組み合わせです。3人で宿泊できるので1人あたりの宿泊費を抑えられるのがメリットです。
クアッド
クアッドルームは4人用の部屋で、家族や4人グループでの利用に適しています。通常はシングルベッド4台か、ダブルベッド2台の組み合わせ。4人で宿泊できるため、さらに1人あたりの宿泊費を抑えられますが、4人分の荷物を置くスペースが必要なため、部屋が狭く感じる場合もあります。
ベッドの大きさによる表記
部屋の表記を見ると、ベッドの大きさが書いてあることもあります。ベッドの大きさはとても大切。快適にホテルで過ごすためにもそれぞれのベッドの大きさをイメージしておきましょう。
シングル
シングルベッドは一般的に幅97センチ、長さ195センチ前後のサイズです。ホテルのシングルルームでよく見られるベッドサイズ。1人で寝るのに適していますが、身長が高い人や体格の大きい人だと少し窮屈に感じる場合もあります。
セミダブル
セミダブルベッドは幅120センチ、長さ195センチ前後のサイズで、シングルとダブルの中間的な大きさです。1人で使用すれば広々と寝られるサイズで、身長が高い人や体格の大きい人にも適しています。カップルでも利用可能ですが、2人で寝るには少し窮屈かもしれません。
ダブル
ダブルベッドは幅140センチ、長さ195センチ程度のサイズです。カップルや夫婦での利用に人気があり、ホテルのダブルルームでよく見られるサイズ。2人で寝るのに適していますが、体格によっては少し狭く感じる場合もあります。1人で広々と使うためにダブルを選ぶこともあります。
クイーン
クイーンベッドは幅160センチ、長さ195センチ前後のサイズで、2人で寝るのに十分な広さがあります。ダブルベッドよりもゆったりと寝られるため、長期滞在や快適性を重視する場合にぴったり。高級ホテルのダブルルームやスイートルームでよく見られるベッドサイズです。
キング
キングベッドは幅180センチ、長さ195センチ以上のサイズで、最も大きなベッドです。2人で寝てもじゅうぶんすぎる広さがあり、子どもと一緒に寝る家族づれ旅行にも適しています。高級ホテルのスイートルームや特別室でよく見られ、1人で利用すればホテルの部屋ならではのぜいたくな広さを楽しめます。
日本と海外ベッドのサイズは違う?
実はベッドのサイズも日本と海外で違うことがあるため注意が必要。とくに日本のダブルベッドは欧米の標準的なダブルベッドよりも小さいことがよくあります。海外旅行に慣れた人が日本のホテルを予約する際、ダブルと聞いて広めのベッドを期待していたのに、実際は2人で寝るには狭いと感じることも。
気になる人はホテル予約の際に部屋のタイプだけでなく、具体的なベッドのサイズや数を確認した方がいいかもしれません。
ホテルで借りられるベッドはどんなベッド?
ホテルではもともとの設定以上の人数で泊まるときなどに、追加でベッドを借りられる場合があります。
エキストラベッド
エキストラベッドは、ホテルの部屋に追加で設置できる簡易ベッドのことです。通常は折りたたみ式のベッドや簡易ソファベッドを使用。部屋の定員よりも1人多く宿泊したいグループ旅行や、子どもを含む家族旅行の場合によく利用されます。
エキストラベッドは予約やチェックインのときにリクエストすることで借りられますが、部屋のサイズによっては設置できない場合もあります。また、追加料金が発生することが多いので、事前に確認が必要です。
エキストラベッドの快適性は?
エキストラベッドを使うときに気になるのが、寝心地ですよね。ホテルのベッドは一般的に寝心地にもこだわっていますが、エキストラベッドの寝心地は、そういった上質なベッドと比べると残念ながらやや劣ります。折りたたみ式のものが多いため、マットレスが薄く、硬さを感じる場合も。またサイズが小さめなことが多く、大柄な人だと狭く感じるかもしれません。しかし最近のホテルでは快適性を重視し、クッション性の高いマットレスを使用するところも増えています。
一般的には快適性では通常のベッドよりも劣りますが、急な人数変更や予算を抑えたい場合には便利なオプションだといえます。
ベビーベッド
ベビーベッドは0〜2歳くらいの赤ちゃん用の小さなベッド。ホテルのベビーベッドは折りたたみ式のものが多く、リクエストすれば多くのホテルが無料または有料で貸し出して部屋に設置してくれます。ベビーベッドは安全性が高く、赤ちゃんが落ちないよう四方が囲まれた構造。親のベッドの横に置くことで、夜中の授乳やおむつ交換にも便利なので、ぜひ利用したいですね。
ただしホテルによってはベビーベッドの数が限られている場合があるので、利用したいときは当日ではなく、事前に予約するのがおすすめです。
旅行タイプ別、最適な部屋とベッドは?
ここまでベッドのタイプを中心に部屋の種類を解説してきましたが、グループ旅行や家族旅行の場合、家族構成や年齢によって、どんな部屋を選べばいいのでしょうか?
いくつかの旅行タイプ別に、おすすめの部屋の選択肢を紹介しましょう。
カップル・夫婦
カップルや夫婦なら、ダブルルームやクイーンルームがおすすめです。1台のベッドで寝ることができ、お互いの体温で暖かく過ごせます。部屋の広さも2人で過ごすのに適しています。ただしお互いの寝相が気になる場合はツインベッドが配置される部屋を選ぶのもおすすめです。
乳幼児のいる家族(3人)
乳幼児のいる3人家族ならダブルルームにベビーベッドを追加するのが一般的です。部屋の広さに余裕があれば、両親が快適に過ごせるだけでなく、ベビーベッドを置くスペースも確保できます。こちらも夫婦互いの寝相が気になる場合などはツインルームを選んでください。
小学生以下の子どもがいる家族(3〜4人)
小学生以下の子どもがいる3人から4人の家族の場合、子どもが小さいうちはツインルームでそれぞれ添い寝ということもありますが、子どもの成長によっては狭くなってきます。
子どもがある程度大きくなってきたらトリプルルームやクアッドルームが最適。年齢や人数によって、ダブルベッド+シングルベッドの組み合わせや、シングルベッド3〜4台の部屋を選びます。家族全員が快適に過ごせる広さの部屋を選ぶことが重要です。
思春期以上の子どもがいる家族
思春期以上の子どもがいる家族では、和洋室やファミリースイートなど寝室が分かれている広い部屋を選択することが多くなります。またはプライバシーを考慮してツインルームを2部屋以上予約するのもおすすめです。トリプルルームやクアッドルームは選べるホテルが少ない場合もあるため、ツインルーム2部屋を予約する方がホテル選びの自由度は高いかもしれません。
三世代家族
三世代家族は人数や構成にもよりますが、複数の部屋を組み合わせるか、大型のファミリースイート、和洋室などを選ぶことが多くなります。祖父母、親、子どもそれぞれのプライバシーを確保できる部屋の配置や広さなら、より快適に過ごせますよ。
友人グループ
友人グループは人数や関係性によってツインルームやトリプルルーム、クアッドルームを選択するといいでしょう。同性の友人同士なら和室の大人数部屋を共有するのもコスト面でおすすめです。
滞在期間が長い場合は広めの部屋を
部屋を選ぶ際は宿泊人数だけでなく、実は滞在期間も重要です。ポイントは宿泊日数が長いほど広めの部屋を選ぶこと。滞在期間が長くなると旅行バッグが大きくなる上、着替えなどの荷物を部屋に広げるようになります。またおみやげが増えるとさらに散らかりやすいので、より広めの部屋を選ぶことで快適に過ごせますよ。
ツインとダブルの違いを知って快適なホテルステイを!
ホテルの部屋選びは、旅の快適さを左右する重要なポイント。ダブルとツインの違いをはじめ、各部屋タイプの特徴を理解することで、自分に最適な選択ができるようになります。
家族構成や旅の目的、予算に応じて適切なタイプの部屋を予約すれば、より快適に宿泊できるはず。この記事を参考に、すてきな部屋を選んでくださいね!
cover photo by PIXTA