日本でウミガメがいる水族館は?おすすめのスポットや特徴も紹介!
全国でウミガメを飼育している水族館を紹介します!ウミガメは日本近海にもいる人気の生き物。水族館なら目の前でかわいい姿をじっくり見ることができます。この記事では、ウミガメがいる水族館を紹介。おすすめスポットや種類の見分け方についても解説します。
全国でウミガメを飼育している水族館を紹介します!ウミガメは日本近海にもいる人気の生き物。水族館なら目の前でかわいい姿をじっくり見ることができます。この記事では、ウミガメがいる水族館を紹介。おすすめスポットや種類の見分け方についても解説します。
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ウミガメってどんな生き物?
ウミガメはその名の通り海にいるカメ。日本の海岸近くにも生息していて、ダイビングやシュノーケリングでは会えたらラッキーなアイドル的な存在です。
ではウミガメはどんな特徴を持っている生き物なのでしょうか?
頭が引っ込まない
一般的なカメのように甲羅の中に頭を引っ込めることができません。また頭の大きさや形が種類を見分けるポイントになります。
歯がなくてクチバシになっている
同じ爬虫類でもワニのような歯はなく、口はクチバシになっています。
足はヒレになっている
足は泳ぎに適したヒレのような形。ただし骨は5本指になっていて、よく見るとツメもあります。前あしは前に進む力を得やすいように長く、後あしは主に舵をとるために短く幅広い形です。
甲羅は肋骨が進化したもの
カメの特徴である硬い甲羅は肋骨が進化したもの。小さな板が何枚も組み合わさっていて、その形や配列も種類の識別に役立ちます。お腹の甲羅の色は背中よりも明るいのが特徴。
これは表層近くに暮らす魚と同じで、下から見たときに水面の明るさに紛れ込むための進化です。
成長したオスの尾は大きい
尾はメスや若いオスの尾は短く、あまり目立ちません。大きな尾を持っているのは成熟したオスの証です。
オサガメという種類もいる
ウミガメに似た種類にオサガメというカメもいます。甲羅が未発達で皮膚に覆われているのがオサガメ科。とても大きくなるのも特徴です。一方、甲羅がよく発達しているのがウミガメ科。水族館でよく見るのもウミガメ科です。
ウミガメにはたくさんの種類がある
ひとくちにウミガメといっても、アカウミガメ、クロウミガメ、アオウミガメ、ヒメウミガメ、タイマイなどの種類があります。見た目の違いはあまり大きくありませんが、主に草食の種類と主に肉食の種類があるなど、習性はかなり違うのが面白いところ。
それぞれのウミガメの見分け方についてはこの記事の最後に解説します!
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ウミガメがいる水族館
多くの水族館にいるイメージがあるウミガメ。しかし実はウミガメがいない水族館もたくさんあります。そのためウミガメを目当てにいくと会えなくてガッカリすることになるかも。そこでまずはウミガメがいる水族館をまとめてみました。
日本動物園水族館協会に登録している水族館
日本動物園水族館協会に登録されている水族館なら、飼育している生き物から水族館を検索することができます。そのなかでウミガメを登録しているのは、以下の水族館でした。
※2024年12月4日現在
- おたる水族館(北海道小樽市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 男鹿水族館(秋田県男鹿市)/アオウミガメ
- 加茂水族館(山形県鶴岡市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- アクアマリンふくしま(福島県いわき市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- なかがわ水遊園(栃木県大田原市)/アカウミガメ
- 鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 葛西臨海水族園(東京都江戸川区)/アオウミガメ
- しながわ水族館(東京都品川区)/アオウミガメ
- アクアパーク品川(東京都港区)/アオウミガメ
- すみだ水族館(東京都墨田区)/アオウミガメ
- 八景島シーパラダイス(神奈川県横浜市)/アオウミガメ
- 上越市立水族博物館 うみがたり(新潟県上越市)/アオウミガメ
- 寺泊水族博物館(新潟県長岡市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- のとじま水族館(石川県七尾市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 碧南水族館(愛知県碧南市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 名古屋港水族館(愛知県名古屋市)/アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイ
- 鳥羽水族館(三重県鳥羽市)/アオウミガメ
- 伊勢シーパラダイス(三重県伊勢市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 海遊館(大阪府大阪市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 神戸須磨シーワールド(兵庫県神戸市)/アカウミガメ・クロウミガメ・アオウミガメ・ヒメウミガメ・タイマイ
- アトア(兵庫県神戸市)/アオウミガメ
- 姫路水族館(兵庫県姫路市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- しまね海洋館(島根県浜田市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 渋川マリン水族館(岡山県玉野市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 桂浜水族館(高知県高知市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 足摺海洋館(高知県土佐清水市)/アオウミガメ
- マリンワールド海の中道(福岡県福岡市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 長崎ペンギン水族館(長崎県長崎市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 大分マリーンパレス水族館 うみたまご(大分県大分市)/アオウミガメ
- いおワールドかごしま水族館(鹿児島県鹿児島市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 美ら海水族館(沖縄県本部町)/アカウミガメ・クロウミガメ・アオウミガメ・ヒメウミガメ・タイマイ
日本動物園水族館協会に加盟していない水族館は意外に多い
一方で、日本動物園水族館協会に加盟していない水族館もたくさんあります。それは加盟するとイルカの追い込み漁に対する国際的な圧力がかかるなど、政治的なデメリットも大きいから。
そのため著名な水族館の中にもあえて脱退しているところもあります。日本動物園水族館協会に非加盟の水族館のうち、ウミガメがいる主な水族館をあげてみましょう。
- 仙台うみの杜水族館(宮城県仙台市)/アオウミガメ
- アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城県東茨城郡大洗町)/アカウミガメ・クロウミガメ・アオウミガメ
- 新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)/アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイ
- 越前松島水族館(福井県坂井市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 下田海中水族館(静岡県下田市)/アカウミガメ・アオウミガメ
- 南知多ビーチランド(愛知県知多郡美浜町)/アカウミガメ・クロウミガメ・アオウミガメ・タイマイ
- 日和佐うみがめ博物館カレッタ(徳島県海部郡美波町)/アカウミガメ・クロウミガメ・アオウミガメ・タイマイ ※2025年夏まで全面改修のため休館中
こちらは一部のリストなので、行ってみたい水族館が日本動物園水族館協会に非加盟の場合、ウミガメがいるかどうかは公式サイトで確認するか、問い合わせをしてみてください。
ウミガメがいるおすすめの水族館
日本にはウミガメがいる水族館がたくさんあります。ここからはそのなかでおすすめの水族館をピックアップ!特徴やみどころを紹介します。
おたる水族館(北海道)
太郎君が人気の水族館
おたる水族館は、250種類の海の生き物を飼育・展示している水族館。オタリアやイルカ、セイウチなどの迫力があるショーやペンギンの雪中さんぽが人気です。
そんなおたる水族館で大切な役割を担っているのがウミガメ。入ってすぐの水槽でアカウミガメとアオウミガメがお出迎えしてくれます。またおたる水族館で人気者になっているのが、アオウミガメの太郎くん。2007年に右足を失った瀕死の状態で保護された太郎くんを水族館の獣医師チームが治療し、一命を取り留めた太郎くんは海のパノラマ回遊水槽で元気に泳いでいます。
おたる水族館の基本情報 | |
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住所 | 北海道小樽市祝津3-303 |
電話 | 0134-33-1400 |
営業時間 | 【通常営業】3月中旬〜10月中旬 9:00~17:00、10月中旬〜11月末下旬 9:00~16:00 【夜間延長】夏季、秋季の祝日・連休など 9:00~20:00 【冬期営業】12月中旬〜2月下旬 10:00~16:00 ※最終入館は閉館30分前まで |
休業日 | 営業期間中はなし 【冬季休館】11月下旬〜12月中旬、2月下旬〜3月中旬 ※季節・天候により時間変更・休園する場合があります ※冬期営業期間は海獣公園及び遊園地は閉鎖 |
アクセス | 小樽ICから車で約20分 北海道中央バスでJR小樽駅前から約25分 祝津港から徒歩10分 |
料金 | 大人(高校生以上 16歳以上) 1,800円、小人(小中学生 6~15歳) 700円、幼児(3~5歳) 350円 ※冬季は料金に変動あり |
公式サイト |
アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城県)
サメやクラゲも人気の水族館は、いたずらウミガメが話題
アクアワールド茨城県大洗水族館は、約580種6万8,000点の生き物を展示している茨城県最大の水族館です。なかでも約60種にもなるサメの飼育種類数は日本一。また幻想的なクラゲや元気いっぱいのアシカなども人気を集めています。
そんなアクアワールドでも小さな子どもに大好評なのが、1階の出会いの海の大水槽に2匹いるアオウミガメです。水槽の底の岩陰で休んでいることが多いウミガメですが、食事の時間には飼育員に寄ってきて遊ぶ姿が見られることも。飼育員さんにじゃれたり掃除ブラシを持っていったりと、イタズラをすることもあるそうですよ。
アクアワールド茨城県大洗水族館の基本情報 | |
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住所 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252-3 |
電話 | 029-267-5151 |
営業時間 | 【通常営業】 |
休館日 | 例年6月および12月にメンテナンス休館日あり ※公式サイトでご確認ください |
アクセス | 那珂湊駅からバスで約7分 大洗駅からバスで約15分 |
料金 | 大人(高校生以上) 2,300円、小中学生 1,100円、幼児(3歳以上) 400円 |
公式サイト |
すみだ水族館(東京都)
小笠原の赤ちゃんウミガメが見られる水族館
すみだ水族館は東京スカイツリーの下のソラマチにある水族館。世界遺産である小笠原諸島にいる海の生き物を中心に展示しています。海から陸までひとつながりの小笠原諸島を体感できるオガサワラベースが人気です。
なかでも注目は、ウミガメの赤ちゃん。すみだ水族館ではアオウミガメの保全活動に協力し、その一環として小笠原諸島で生まれたアオウミガメの赤ちゃんを約1年間育ててから小笠原の海へ還す活動を行っています。
毎年9月に2頭のウミガメの赤ちゃんが小笠原から到着。館内の小笠原エリア内にあるオガサワラベースにて、1年間かけて成長を見守り、甲長約8センチから21センチほどに育ちます。水槽では赤ちゃんの成長グラフを掲示。元気にエサを食べる様子などを見ることができます。
すみだ水族館の基本情報 | |
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住所 | 東京都墨田区押上1丁目1番2号 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F |
電話 | 03-5619-1821 |
営業時間 | 月~金 10:00~20:00(最終入館 19:00) 土・日・祝 9:00~21:00(最終入館 20:00) |
休館日 | なし ※メンテナンスやイベント等により休館になる場合あり |
アクセス | 東武スカイツリーライン・とうきょうスカイツリー駅から徒歩すぐ 東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・都営地下鉄浅草線 押上(スカイツリー前)駅から徒歩約5分 |
料金 | 大人 2,500円、高校生 1,800円、小・中学生 1,200円、幼児(3歳以上) 800円 |
公式サイト |
小笠原海洋センター(東京都)
かわいい赤ちゃんウミガメに会える研究センター
小笠原海洋センターは、ウミガメの調査・保全活動と、ザトウクジラやサンゴの調査を行なっている施設。展示館エリアと飼育エリアがあって、展示館エリアではウミガメやザトウクジラの生態などを無料で見ることができます。
一方の飼育エリアの水槽では、250頭から300頭のウミガメを飼育。とくに生まれたての赤ちゃんを半年から1年間育てた後に放流する活動を行っています。ほかにも幅広い年齢のアオウミガメやアカウミガメ、タイマイを飼育。最高齢が20歳以上になるウミガメは迫力満点です。
ウミガメのエサやり体験もおすすめ。野菜を差し出すと静かに寄ってきて食べるウミガメはとてもかわいくて癒やされますよ。
小笠原海洋センターの基本情報 | |
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住所 | 東京都小笠原村父島字屏風谷 |
電話 | 04998-2-2830 |
営業時間 | 展示館 9:00~12:00/13:30〜16:00 出港日 9:00~12:00 |
休館日 | おがさわら丸が入港していない日 |
アクセス | 二見港から徒歩約30分、車で5分、村営バスの場合「海洋センターまで」と伝えれば途中下車可能 |
料金 | 無料 ※餌やりなどの体験プログラムは有料 |
公式サイト |
横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県)
自然光あふれる水槽で泳ぐウミガメ
八景島は横浜にある人工島です。島にあるのは水族館のシーパラダイスのほか、遊園地や飲食店、ショップなど。メインのシーパラダイスは、アクアミュージアム、ドルフィンファンタジー、ふれあいラグーン、うみファームの4つの施設に分かれており、国内最大規模の水族館。
中でもアクアミュージアムでは、約700種類12万点の海の生き物を展示しています。LABO1から11までのエリアに分けて海の生き物たちを紹介。ウミガメが見られるのは、LABO10のサンゴ礁を彩る群れの魚たちコーナーです。
熱帯の楽園を再現したエリアで、シーパラダイスが海洋環境調査に協力した徳之島の海がテーマ。明るい太陽の光が降り注いでいるのも特徴です。アオウミガメやナポレオンフィッシュなどの大型の生き物が悠々と泳いでいる水槽は、ずっと見ていても飽きませんよ。
横浜・八景島シーパラダイスの基本情報 | |
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住所 | 横浜市金沢区八景島 |
電話 | 045-788-8888(テレフォンインフォメーション) |
営業時間 | 日によって異なるため公式HPを要確認 |
休館日 | なし ※臨時休館の場合あり |
アクセス | 八景島駅から徒歩すぐ |
料金 | 【ワンデーパス(アクアリゾーツパス+シーパラプレミアムパス)】 |
公式サイト |
新江ノ島水族館(神奈川県)
相模湾と太平洋がテーマ。ウミガメにタッチできるイベントも
新江ノ島水族館は、えのすいの愛称で親しまれている人気スポットです。相模湾や太平洋をテーマにバラエティ豊かな展示を行っているのが特徴。波を発生させている相模湾大水槽で泳ぐ約8,000匹のマイワシの群舞や、イルカショーなどが人気です。
ウミガメに会えるのは、ウミガメの浜辺。ふれあいプログラムとしてウミガメの食事が見られるほか、土日祝日には各日先着10人限定の有料イベントとしてウミガメにタッチも行われています。このイベントではえのすいトリーターがウミガメの食性や飼育方法、相模湾で見られるウミガメについて分かりやすく解説。エサをあげたり甲羅にタッチしたりしながら間近で観察し、ウミガメと相模湾の環境について知ることができます。
新江ノ島水族館の基本情報 | |
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住所 | 神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目19番1号 |
電話 | 0466-29-9960 |
営業時間 | 3月~11月 9:00~17:00(最終入館 16:00) 12月~2月 10:00~17:00(最終入館 16:00) |
休館日 | なし ※施設点検等で臨時休館あり |
アクセス | 小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅から徒歩約3分、江ノ島電鉄・江ノ島駅から徒歩約10分 |
料金 | 大人 2,800円、高校生 1,800円、小中学生 1,300円、幼児(3歳以上) 900円 |
公式サイト |
名古屋港水族館(愛知県)
ウミガメのフーディングタイムも人気の水族館
名古屋港水族館は約500種類の海の生きものたちと出会える名古屋屈指の人気スポット。日本と世界の海を再現した展示のほか、イルカショーやペンギンのフィーディングタイムなどみどころがたくさんあり、事前予約をすれば飼育係のレクチャーやバックヤード見学などの体験学習プログラムへも参加できます。
名古屋港水族館では赤道の海ゾーンにあるウミガメ回遊水槽にて、アカウミガメとアオウミガメ、タイマイを展示。ウミガメが泳ぎ回っても壁にぶつからないドーナツ型の水槽や上陸できる砂浜、休むことができる岩陰など、ウミガメの性質に合わせて工夫を凝らした水槽になっています。フィーディングタイムにはウミガメにエサをあげる体験もできますよ。
名古屋港水族館の基本情報 | |
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住所 | 愛知県名古屋市港区港町1番3号 |
電話 | 052-654-7080 |
営業時間 | 9:30〜17:30 ※夏季は延長あり・月により営業時間が異なるため、公式サイトを要確認 |
休業日 | 月曜(祝日の場合翌日休) ※季節によって変動あり、公式サイトを要確認 |
アクセス | 地下鉄名港線 名古屋港駅から徒歩約5分 |
料金 | 大人(高校生以上) 2,030円、小・中学生 1,010円、幼児(4歳以上) 500円 |
公式サイト |
南知多ビーチランド(愛知県)
4種類40頭以上のウミガメに会える水族館
南知多ビーチランドは、南知多おもちゃ王国と併設している施設。子どもたちが夢中になるイベントや遊具がいっぱいで、水族館とおもちゃ王国を自由に行き来して1日たっぷり遊べます。水族館では、アシカ・イルカショーをはじめ、海の生きものへの餌やりが楽しめる「ふれあいカーニバル」も毎日開催。魚の大水槽、ペンギン館、セイウチ館でのガイドも人気です。
そんな南知多ビーチランドでは、知多半島へのウミガメの上陸や産卵状況を40年以上調査し、保護活動も行っています。飼育しているウミガメは、アカウミガメ、クロウミガメ、アオウミガメ、タイマイの4種類。40頭以上のウミガメが広い水槽を泳ぎ回っています。バックヤードツアーではエサやりも体験できますよ。
南知多ビーチランドの基本情報 | |
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住所 | 愛知県知多郡美浜町奥田428-1 |
電話 | 0569-87-2000 |
営業時間 | 9:30〜16:00 ※季節により変動あり、公式サイトで要確認 |
休業日 | 不定休 ※公式サイトで要確認 |
アクセス | 南知多道路 美浜ICから車で約10分 名鉄知多新線 知多奥田駅から徒歩15分 |
料金 | 大人(高校生以上)2,200円、子ども(2歳以上)1,100円 ※南知多ビーチランドと南知多おもちゃ王国の共通 |
公式サイト |
鳥羽水族館(三重県)
ジュゴンと仲良しのカメ吉が人気!飼育種類数日本一の水族館
鳥羽水族館は1955年に開業し、2020年に65周年を迎えた歴史のある水族館です。約1,200種類以上の飼育種類数は日本一。人魚伝説のもとになったジュゴンや、日本の水族館ではとても希少になったラッコも飼育しています。順路がないのも特色。入場者は好きなルートで見て、気に入ったところには何度も戻ることができます。
そんな鳥羽水族館の人気者がアオウミガメのカメ吉。普段はジュゴンの隣の水槽で泳いで飼育員さんにちょっかいを出したりしていますが、ときどきジュゴン水槽にお邪魔して一緒に泳ぐこともあります。実はカメ吉はジュゴンの水槽で一緒に育ったお友だち。大きくなって別々の水槽に移されましたが、ジュゴンのセレナが寂しがるため、ときどき一緒に泳がせているそうです。
鳥羽水族館の基本情報 | |
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住所 | 三重県鳥羽市鳥羽3-3-6 |
電話 | 0599-25-2555 |
営業時間 | 9:30〜17:00(最終入館 16:00) ※GW、夏期(8/1~8/31)、3連休のみ 9:00~17:30(最終入館 16:30) |
休業日 | なし |
アクセス | JR近鉄鳥羽駅から徒歩で約10分 伊勢ICから車で約30分 |
料金 | 大人 2,800円、小・中学生 1,600円、子ども(3歳以上) 800円 |
公式サイト |
海遊館(大阪府)
世界最大級の水族園では隙間に挟まるウミガメが話題
海遊館は、世界最大級の水槽がある水族館。約620種、3万点の生き物を飼育・展示しています。主な特徴は太平洋とその周辺の自然環境を忠実に再現していること。館内の水槽は実際の太平洋の位置になるように配置されています。
たくさんある水槽のなかでも人気が高いのは、ジンベエザメが悠然と泳ぐ建物中央の太平洋水槽。ほかにも滝が流れて草木が茂る日本の森水槽や、カマイルカたちが暮らすタスマン海、クラゲの魅力を追求した海月銀河や、 ワモンアザラシなどが暮らす北極圏水槽もみどころです。
そんな海遊館でよく話題になるのが、クック海峡水槽のアオウミガメ。正面のアクリルガラスと岩の間に挟まって休むため、ウミガメが動けなくなっていると心配する声がよく上がっているそうです。でも習性で隙間に入っているだけで大丈夫とのことなので、安心してくださいね。
海遊館の基本情報 | |
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住所 | 大阪府大阪市港区海岸通1-1-10 |
電話 | 06-6576-5501 |
営業時間 | 8:00~21:00 ※日により異なるため、公式サイトを要確認 ※最終入館は閉館の60分前まで |
休業日 | 公式サイトで要確認 |
アクセス | 阪神高速湾岸線 天保山ICからすぐ |
料金 | 大人 2,700~3,500円、小・中学生 1,400~1,800円、子ども(3歳以上) 700~900円、2歳以下 無料 ※日によって入場料が異なるため、公式サイトを要確認 |
公式サイト |
神戸須磨シーワールド(兵庫県)
2024年オープン!シャチが見られる最新の水族館
神戸須磨シーワールドは、開園から30年以上たった神戸市立須磨海浜水族園が2024年6月にリニューアルオープンした水族館。オルカスタディアム、ドルフィンスタディアム、アクアライブの3つの建物に約560種1万9,000点の生きものたちが暮らしています。
そんな神戸須磨シーワールドは、日本で見られる6種類のウミガメのうち、5種類を飼育しているのが自慢。光の差し込む水中を、アカウミガメ、クロウミガメ、アオウミガメ、オリーブヒメウミガメ、タイマイが泳ぎ回っています。ディスカバリーガイダンスによるウミガメコミュニケーションも人気。キャストの解説を聞きながら、大きなウミガメたちにエサをあげることができますよ。
神戸須磨シーワールドの基本情報 | |
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住所 | 兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3-5 |
電話 | 078-731-7301 |
営業時間 | 日によって異なるため公式サイトを要確認 |
休業日 | 毎月不定で休館 ※詳しい日程は公式サイトを要確認 |
アクセス | JR 須磨海浜公園駅から徒歩約5分 |
料金 | 大人 2,900~3,700円、子ども(4歳以上) 1,700~1,800円 ※日によって異なるため公式サイトを要確認 |
公式サイト |
マリンワールド海の中道(福岡県)
ウミガメの保護活動も行っている水族館
マリンワールド海の中道は、九州を代表する大規模な水族館。九州の海がテーマで、九州7県の水辺を再現しています。九州を取り囲む東シナ海や太平洋、日本海、瀬戸内海の水槽があり、実際の環境に近い状態を見られるのが特徴です。
九州の近海エリアは、足元から頭上まである大きな水槽が登場。まるで海の中に入り込んだような気分になります。ほかにも九州の外洋、九州の深海、奄美のサンゴ礁などのテーマに合わせた展示があります。
ウミガメに会えるのは、3階のウミガメ水槽。アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイがいます。一番大きなアオウミガメは体重100キロ以上。またマリンワールド海の中道では、弱っているウミガメの保護活動も行い、治療後に自然に還す活動も行っています。
マリンワールド海の中道の基本情報 | |
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住所 | 福岡県福岡市東区大字西戸崎18-28 |
電話 | 092-603-0400 |
営業時間 | 【通常営業】9:30〜17:30(最終入館 16:30) 【GW、夏季】9:30〜21:00(最終入館 20:00) 【12月~2月】10:00〜17:00(最終入館 16:00) |
休業日 | 2月第1月曜とその翌日 |
アクセス | JR香椎線 海ノ中道駅から徒歩5分 都市高速6号線 アイランドシティ出口から車で15分 |
料金 | 大人(高校生以上) 2,500円、小・中学生 1,200円、子ども(3才以上小学生未満) 700円 |
公式サイト |
大分マリーンパレス水族館 うみたまご(大分県)
動物たちとなかよくなる水族館
大分マリーンパレス水族館 うみたまごは、別府湾に面した水族館。動物たちとなかよくなる水族館がコンセプトで、セイウチに直接タッチもできるなど、動物と触れ合えるイベントが多いのがポイントです。
そんな水族館らしいエリアが、あそびーち。屋外に設置されている人工浜で、海を模したプールの中にいるイルカや歩き回るペンギンなどを間近に見ることができます。イルカを撫でるイベントや、3種類のアシカと写真を撮るイベント、カワウソに直接エサを渡すイベントも楽しいですよ。
ウミガメに会えるのは、屋内タッチプール前のウミガメ水槽。アオウミガメの中に1匹だけタイマイが混ざっています。土日祝日には、有料のウミガメエサやり体験に参加して触れ合うことができますよ。
大分マリーンパレス水族館 うみたまごの基本情報 | |
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住所 | 大分市大字神崎字ウト3078番地の22 |
電話 | 097-534-1010 |
営業時間 | 【通常営業】9:00~17:00 【GW】8:00~18:00 【8月(お盆以外)】9:00~18:00 【8月(お盆)】8:00~18:00 |
休業日 | 不定休(2024年は12月4・5日) |
アクセス | JR九州 別府駅からバスに乗り、高崎山自然動物園前バス停で下車 JR九州 大分駅からバスに乗り、高崎山自然動物園前バス停で下車 東九州自動車道 別府ICから車で約21分 |
料金 | 大人(高校生以上) 2,600円、子ども(小・中学生) 1,300円、子ども(4才以上) 850円 |
公式サイト |
美ら海水族館(沖縄県)
無料のウミガメ館には5種類のウミガメが勢揃い
沖縄美ら海水族館は、沖縄県を代表する人気観光スポット。家族旅行や修学旅行など、沖縄本島の観光に来た人の多くが訪れます。人気No.1はやはりジンベエザメですが、巨大サメの水槽やマナティー館もみどころ。沖縄のカラフルな海を再現した水槽も人気です。
そしてウミガメだけを展示しているウミガメ館も人気。こちらは水族館に入らなくても無料で観ることができます。ここでは世界に8種いるウミガメのうち、アカウミガメ、クロウミガメ、アオウミガメ、ヒメウミガメ、タイマイの5種類を飼育。水面を泳ぐウミガメの姿を上から観察できるほか、地階の観覧室に入ればウミガメが水中を泳ぐ姿を横から観察できます。
またウミガメの生態について調べたさまざまな調査結果もパネルで紹介しているので学べることが多いのもポイント。観覧エリアからウミガメにエサをあげることもできますよ。
沖縄美ら海水族館の基本情報 | |
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住所 | 沖縄県国頭郡本部町字石川424 |
電話 | 0980-48-3748 |
営業時間 | 【通常期】8:30〜18:30(最終入館 17:30) 【繁忙期】8:30~20:00(最終入館 19:00) |
休業日 | なし |
アクセス | 那覇空港から車で約2時間(高速道路利用)、バス(高速バス使用)で約2時間30分 |
料金 | 大人 2,180円、高校生 1,440円、小・中学生) 710円、 子ども(6歳未満) 無料 |
公式サイト |
ウミガメの種類と特徴
水族館にいろいろな種類のウミガメがいるとき、どこで見分ければいいのでしょうか?それぞれのウミガメの外見と習性の違いを解説しましょう。
アカウミガメ
アカウミガメは、貝類や甲殻類などの小動物を食べる肉食のウミガメ。日本沿岸で生まれた個体は太平洋を横断してメキシコやアメリカ沿岸に渡り、ある程度成長してから再び日本近海に戻り、産卵します。
見分けるときの特徴は、頭がほかの種類より大きいことと、目と目の間の額板が5枚あること。そしてずんぐりした体つきです。
アオウミガメ
アオウミガメは主に海藻を食べる草食のウミガメ。伊豆諸島や小笠原諸島など日本近海で近年とくに増えている種類で、伊豆半島でも目撃されるようになっています。
アオウミガメの特徴は、やさしい顔つきで、目と目の間の額板が長い2枚であること。ちなみにアオウミガメという名前の由来は脂肪が青緑色だからです。甲羅の色は青緑や褐色などさまざまなので、種類の判別の参考にはあまりなりません。
クロウミガメ
クロウミガメは東部太平洋に生息する、日本では珍しいウミガメ。アオウミガメと似ていて、少し前までは同じ種類だと考えられていました。実際に遺伝的にはアオウミガメとほとんど同じ。ただし甲羅のうしろが急に細くなり、お腹が黒く、生息域が異なるなど形や性質には大きな違いがあるため、別種だと考えられるようになってきています。
ヒメウミガメ
ヒメウミガメは世界中の熱帯・温帯海域に生息するウミガメですが、日本ではほとんど見ることがない種類。ウミガメの中では最小で、甲長は50センチから60センチです。オリーブヒメウミガメと呼ばれることもあります。
タイマイ
タイマイも日本近海でよく見られるウミガメ。主食はガレキサンゴや岩などに生えたカイメンで、クラゲも食べます。べっこうの材料として乱獲されましたが、現在は保護されています。
見分け方は、尖ったクチバシと、目と目の間の額板が小さな4つになっていること。そして甲羅のふちがギザギザになっていることです。
ウミガメに会いに水族館に行こう!
全国でウミガメが飼育されている水族館を紹介しました。ウミガメは沖縄周辺や伊豆諸島に生息している生き物。のんびりと泳ぐ姿がかわいらしい人気者ですが、よく現れる場所を狙っていかないとなかなか会えないのが難点です。
でも水族館なら確実。飼育している水族館を調べていけば、目の前を泳ぐかわいい姿を見ることができます。また水族館によってはエサやり体験ができるのもうれしいポイント。エサを食べる姿はなかなかアグレッシブで楽しいですよ!
今回の記事も参考にして、水族館のウミガメに会いに行ってみてくださいね。
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