【金沢】繁華街はどこ?おすすめのお店や観光スポット、名物も紹介
金沢市には魅力的な繁華街がいっぱい。北陸の中心都市らしく栄えているエリアが数カ所に分かれていて、見どころも豊富です。この記事では、金沢の人気の繁華街を紹介。ぜひ食べたいご当地グルメや立ち寄りたい観光スポットも解説します。
金沢市には魅力的な繁華街がいっぱい。北陸の中心都市らしく栄えているエリアが数カ所に分かれていて、見どころも豊富です。
この記事では、金沢の人気の繁華街を紹介。ぜひ食べたいご当地グルメや立ち寄りたい観光スポットも解説します。
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金沢には魅力的な繁華街がいっぱい!
金沢の繁華街といわれるエリアは、大きく分けると2つ。香林坊・片町・竪町エリアと武蔵ヶ辻エリアになります。
香林坊・片町・竪町は、東京でいえば渋谷、原宿、新宿のように隣り合った街。距離は近くてもそれぞれに特徴があるので、金沢の繁華街は以下の4つに分割して考えることができます。
- 香林坊:金沢最大の繁華街
- 片町:金沢を代表するナイトタウン
- 竪町:金沢のファッションタウン
- 武蔵ヶ辻:近江町市場で知られる街
この記事では、それぞれの繁華街の特徴とぜひ行ってみたいお店を紹介します。さらに金沢で食べたいご当地グルメと、繁華街から歩いて行ける人気の観光スポットについても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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香林坊
おしゃれエリアもある金沢一の人気繁華街
香林坊は金沢市の中心といえる繁華街。金沢駅東口から路線バスに乗って約10分で到着する香林坊バス停で下車します。昭和の頃はあまり治安の良くない地域でしたが、昭和の末にKOHRINBO 109(今の東急スクエア)と百貨店の大和がオープンしたのをきっかけに大きく変貌。今では海外の有名ブランドのショップも並ぶ洗練された繁華街になりました。
香林坊は進化を続ける街ですが、歴史を感じることもできるのが特徴。町名の由来となった香林坊を祀る地蔵尊や香林坊橋の古い橋げた、重要文化財となった旧制四高の赤レンガ校舎なども残っています。
そんな香林坊で食事をするなら、メインストリートの裏手にあるせせらぎ通りがおすすめ。老舗の料理店や居酒屋のほか、センスある和食ダイニングやレストラン、カフェが並んでいます。
魚半
加賀料理の技を受け継ぐ郷土料理の老舗
魚魚は、120年以上の歴史を誇る郷土料理の老舗。旬の野菜や魚を素材にした加賀料理を気軽に楽しめるお店です。ルーツは松坂藩(三重県・愛知県・岐阜県)お抱えの魚問屋だった魚屋半兵衛。明治30年に金沢の香林坊に店を構えました。
名物料理は、じぶなべ。四百年前から金沢に伝わる郷土料理の治部煮を鍋にした料理です。のどぐろの炙り丼も絶品。また金沢の郷土料理には欠かせないゴリもさっぱりとした刺身やまるごと香ばしく揚げた唐揚げ、ゴボウと合わせた白味噌仕立てのゴリ汁、佃煮などで楽しめます。
魚半の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市香林坊2丁目12-15 |
電話 | 076-222-2288 |
営業時間 | 昼 11:30~14:00(L.O.13:00) 夜 17:00~22:00(L.O.21:00) |
休業日 | 水曜日、年始年始 |
アクセス | JR北陸本線 金沢駅からバスに乗り、香林坊バス停で下車、徒歩約1分 |
公式サイト |
金澤玉寿司 せせらぎ通り店
新鮮なネタと職人技を堪能する寿司店
金澤玉寿司 せせらぎ通り店は、創業70年を超える寿司店、金澤玉寿司総本店の支店。ゆったりと落ち着いた空間で寿司職人の技を堪能できます。
醤油は創業明治10年の大屋醤油、米は石川県柳田村産を中心にするなど、金沢の味へのこだわりも魅力。金沢港・富山岩瀬港などでその日水揚げされたばかりの魚をその場で自ら競り落としているので、新鮮なのはもちろん、魚の質もばつぐんです。甘エビ、ズワイガニ、香箱蟹はとくにおすすめということなので、ぜひ注文してくださいね。
片町には総本店があるのでそちらもおすすめです。
金澤玉寿司 せせらぎ通り店の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市香林坊2丁目1-1 香林坊東急スクエアG階 |
電話 | 076-254-1355 |
営業時間 | ランチ11:00~14:00(ラストオーダー 13:40) ディナー17:30~22:00(ラストオーダー 21:30) 営業時間は変更になる場合あり |
休業日 | 火曜・水曜日 |
アクセス | JR金沢駅東口からバスに乗り、香林坊バス停で下車 |
公式サイト |
割烹むら井
居酒屋並の価格で加賀料理を堪能できる店
割烹むら井は、味と素材にこだわる加賀料理と割烹料理のお店。近海で獲れた天然物と加賀野菜を四季折々の郷土料理で提供しています。
ランチの一番人気は、甘海老の天丼。一日10食限定で、北陸の甘海老を堪能できるメニューです。また日替りご膳や海鮮丼、加賀料理の昼懐石なども評判です。
夜の部は、加賀懐石やのどぐろコース、お刺身盛合せ、そして加賀料理の治部煮、牛タン石焼き、甘海老コロッケ 、のどぐろの塩焼きなどが人気メニュー。その日採れたての新鮮な食材を楽しめます。
割烹むら井の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市香林坊2-12-15割烹むら井ビル2階 |
電話 | 076-265-6555 |
営業時間 | 昼 11:30~14:00 夜 16:30~23:00 |
休業日 | 年末年始 |
アクセス | JR金沢駅からバスに乗り、香林坊バス停で下車すぐ |
公式サイト |
片町
北陸を代表する夜のグルメタウン
片町は北陸随一の繁華街といわれるエリア。江戸時代に道の片側だけに商店街ができたのが名前の由来とされ、昼間がとくに人気の香林坊に対して、片町は夜のグルメタウンとして有名です。
なかでも木倉町通りは古くからの飲食店街。割烹料理店や居酒屋はもちろん、フレンチやイタリアン、エスニックのレストランや、カフェ、バーが立ち並び、多くの地元民や観光客が金沢の地元料理やお酒を楽しんでいます。
一方、犀川沿いエリアはクラブ街。北陸地方随一のナイトタウンと呼ばれています。犀川に近いエリアには、クラブが入居する雑居ビルが並び、かつては面積当たりのクラブ数が全国一だったほど。
赤玉 本店
金沢おでんを代表する老舗
赤玉 本店は、昭和2年創業の老舗。戦前は洋食店だったお店で、料理人だった亡き夫の遺志を継ぎ、初代女将が女手ひとつで店を切り盛りするためにおでんの提供をはじめました。
厳選された昆布と煮干しをベースに金沢のおいしい水でじっくりと煮出したやさしい味わいのだしは余分なものが一切入っていないため、透き通るような黄金色。赤玉 本店ではその秘伝のだしを創業以来つぎ足し続け、今では金沢おでんを代表する店として知られています。
おでんのたねは、ていねいに下処理した加賀野菜やひとつひとつ手作りした練りもの、バイ貝など。秘伝のだしはおでんのほか、元祖湯豆腐や牛スジ煮込み、茶めしなどにも使われています。
赤玉本店の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市片町2丁目21番地2号 |
電話 | 076-223-3330 |
営業時間 | 1F 12:00〜22:00(日・祝日は21:00まで) 2F 17:00〜22:00(日・祝日は21:00まで) 土日祝日の午後3時~4時は仕込のためお休み ラストオーダーは閉店30分前 おでん完売の際は閉店 |
休業日 | 月曜日(祝日の場合翌日) |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、片町バス停で下車、徒歩1分 |
公式サイト |
のど黒めし本舗 いたる
名物のど黒めしや魚介が美味しい店
金沢を代表する高級魚のどぐろを使った名物料理といえば、のど黒めし。のど黒めし本舗 いたるは、行列ができる名店です。
のど黒めしは、厚切りののどぐろを香ばしい味噌で炊き上げたご飯と合わせる料理。ひつまぶしのように1杯目はそのまま、2杯目は薬味を乗せて、3杯目はだしをかけていただきます。このだしはのどぐろの骨と頭を焼き、昆布だしで約6時間煮込んだもの。のどぐろの奥深い味を堪能できます。
一品料理も充実しており、新湊、宇出津、金沢の漁港から毎日直送される海鮮は、どれも新鮮ですよ。
のど黒めし本舗 いたる香林坊店の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市片町2-7-5 |
電話 | 076-233-1147 |
営業時間 | 昼 12:00~14:30(L.O.14:00) 夜 17:30~20:30(L.O.20:00) |
休業日 | 日曜(日曜祝日連休の場合は月曜定休) |
アクセス | JR金沢駅からバスに乗り、片町バス停から徒歩約3分 |
公式サイト |
グリルオーツカ
ハントンライスの名店
グリルオーツカは、創業昭和32年の老舗洋食店。店内ではレトロな雰囲気が満喫できます。ここは金沢名物のハントンライスが食べられる店の中でもとくに人気。観光客が多い週末はもちろん、平日も行列ができることがあるほどです。
オーツカのハントンライスはケチャップライスにカジキマグロのフライ、1人前に3個の卵を使う薄焼き卵というシンプルなタイプ。フライは焼いた卵の上にあと乗せするのではなく、卵と一緒に焼いているのが特徴です。
ハンバーグやグラタン、エビフライ、コロッケなど、ランチも人気。ランチにセットされるクリームスープ(単品もあり)は常連客のファンも多い逸品です。
グリルオーツカの基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市片町2丁目9-15 |
電話 | 076-221-2646 |
営業時間 | ランチ 11:00~15:30(L.O.15:15) ディナー 17:00~20:30(L.O.19:50) |
休業日 | 水曜、祝日の場合は振替休あり 不定休あり 年末年始(12月31日~1月1日) |
アクセス | JR金沢駅からバスに乗り、片町バス停で下車すぐ |
竪町
金沢のトレンディタウン
金沢の若者の街、トレンディなエリアといえば、竪町。カタカナでタテマチと書くこともあり、金沢の原宿とも呼ばれます。金沢駅から行く場合は、バスで香林坊バス停まで行き、10分ほど歩くのが一般的。土日祝日なら、まちバスに乗って、徒歩3分ほどの片町・タテマチバス停まで行くことができます。
人気のタテマチストリートは武家の人たちの買い物の場所として一直線に作られた町家通りがルーツ。商店街は道幅もそのままに約400年間も続き、今では若者の街になりました。
そんなタテマチは全長450mほどのショッピングストリート。通りにはショッピングビルやブティック、カフェやファストフード店などが立ち並び、学校帰りの高校生も集まります。大通りに近いエリアにあるのは、全国展開しているブランドなどのショップ。奥に行くほどこだわりを持った個人経営のお店が増えていきます。
アニメイトやホビーステーション、マンガ道など、趣味系ショップが多く、秋葉原のような雰囲気が味わえるのも魅力です。
チャンカレダイナー
チャンカレダイナーは、金沢カレーとして有名なチャンピオンカレーの新形態のお店として2024年9月にオープンしたダイナー。ライブハウスREDSUN(レッドサン)の2階にあり、お酒が飲めるチャンカレとして人気を集めています。
チャンカレダイナーではチャンピオンカレーがアメリカに展開して出会ったおいしいメニューも紹介。ここだけのスパイスメニューが楽しめます。もちろん看板メニューのLカツカレーもあるので、はじめての金沢カレーを食べに訪れても満足できますよ。
チャンカレダイナー(CHAMPION’S CURRY DINER)の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市片町1-3-9 REDSUN2階 |
電話 | 076-207-7487 |
営業時間 | 日~木 12:00~23:00 金土(祝前日) 12:00~24:00 |
休業日 | 水曜日 |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、香林坊バス停で下車、徒歩約4分 |
公式サイト |
チャノキカナザワ
金沢のお茶と身体に優しいスイーツにこだわったカフェ。ドライフラワーがあしらわれたインテリアや鏡のある壁など落ち着ける癒やしの空間で、厳選した石川県の加賀棒茶を使用するドリンクや10種類以上のクレープをいただけます。
ドリンクはお茶をお好みの組み合わせで1杯ずつシェイクして提供。こだわりのスイーツもそろっていますよ。
チャノキカナザワの基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市竪町101-1 宮下ビル1F |
電話 | 076-255-6564 |
営業時間 | 月・木・金・土12:00~18:00、日・祝11:00~18:00 |
休業日 | 水曜日 |
アクセス | JR金沢駅からバスに乗り、片町バス停で下車、徒歩約5分 |
公式Instagram |
野田屋茶店
加賀棒茶のパフェが人気!お茶屋さんのカフェ
野田屋茶店は、160年以上続くお茶屋さんが営むカフェ。日本情緒あふれる店内から美しい庭園を望み、ゆっくりとお茶の味と香りを楽しめます。
スイーツは50種類以上。なかでも看板メニューとなっているのは加賀棒茶をふんだんに使ったほっこり加賀棒茶パフェで、これを目当てに多くの観光客が訪れます。パフェのなかには加賀棒茶ソフトクリームや棒茶パウダー、棒茶ジュレ、棒茶プリンなど棒茶スイーツがいっぱい。フルーツやドライフルーツが棒茶の香りを引き立てています。
抹茶のソフトクリームや抹茶アフォガードなど、抹茶のスイーツも人気。この抹茶は店内で石臼挽きして、香りと味わいをしっかりと引き出しています。
野田屋茶店の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市竪町3 |
電話 | 076-221-0982 |
営業時間 | 9:30~18:30 |
休業日 | 1月1日、2日 |
アクセス | JR金沢駅からバスに乗り、片町バス停で下車、徒歩約6分 |
公式Instagram |
武蔵ヶ辻
近江町市場で知られる気さくな繁華街
武蔵ヶ辻は近江町市場があることで観光客にもよく知られているエリア。地元の人にとっても武蔵ヶ辻は気軽に出かけられる繁華街です。そんな武蔵ヶ辻は、香林坊・片町・タテマチエリアとともに金沢の二大繁華街として発展してきた街。漁港が近く、水揚げされた海産物が集まったことから近江町市場が発展し、それに合わせて武蔵ヶ辻が大きな繁華街になっていきました。
市内の観光名所にアクセスしやすい立地なのも魅力。金沢駅と香林坊、ひがし茶屋街などの中間にあるので、それぞれの場所へ歩いていくことができます。武蔵ヶ辻のバス停は市内でもっともバスの本数が多いのもうれしいポイントですよ!
近江町市場内にはたくさんの飲食店があるので、ここだけで食事も買い物もできるのが特徴。ほかには武蔵ヶ辻の裏通りにある武蔵スタジオ通りという飲食店街も人気です。
近江町市場
金沢グルメの食べ歩きを楽しむならここ!
近江町市場は約300年の歴史を誇り、市民からはおみちょと呼ばれて親しまれている市民の台所です。
近江町市場があるのは、武蔵ヶ辻の中心である武蔵交差点。金沢駅からはバスで行くほかに、金沢駅通りを真っすぐに15分ほど歩いていくこともできます。広大な市場への入口はなんと10カ所。アーケード内には約170の店舗が軒を連ね、石川県産の新鮮な魚介、野菜、果物などがずらりと並んでいます。お菓子や漬物、土産物なども充実しているので、お土産探しにもぴったりです!
そして近江町市場にはお寿司屋さんなどの飲食店やテイクアウトのお店もいっぱい。食事や食べ歩きも楽しめます。
近江町市場の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市上近江町50 |
電話 | 076-231-1462 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休業日 | 1月1日~4日 |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、武蔵ヶ辻バス停から徒歩約1分 JR金沢駅から徒歩約15分 |
公式サイト |
もりもり寿し 近江町店
回転寿司の金沢御三家のひとつ
もりもり寿しは、回転寿司王国といわれる金沢の御三家のひとつ。近江町いちば館にある支店は行列が絶えないお店です。ネタを1日3回も仕入れ、しかもその日のうちに使い切る、ネタの切り置きはしないなど、鮮度にこだわっているのが特徴。
ネタでは金沢甘えびやまぐろ、香箱がになどが人気です。また1貫ずつを盛り合わせた3点盛りや5点盛りのメニューが充実しているのはうれしいポイント。これはなるべく多くの種類を食べてほしいという思いからだそうです。なかでも人気は北陸5点盛り。観光客でも迷うことなく北陸の名物を堪能できます。
もりもり寿し 近江町店の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市青草町88 近江町いちば館1F |
電話 | 076-262-7477 |
営業時間 | 8:00~16:30 |
休業日 | なし |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、武蔵ヶ辻バス停から徒歩約1分 JR金沢駅から徒歩約15分 |
公式サイト |
旬彩和食 口福
旬彩和食 口福も近江町市場内にある人気店。家族連れでも入りやすい雰囲気で、新鮮な旬の素材を生かした料理や加賀料理を手頃な値段で楽しめます。
名物は海鮮ひつまぶし。胡麻醤油をからめてあるので、1杯目はそのまま、2杯目はうにと醤油をまぜたものに好みの薬味をまぜて食べます。そして3杯目はあつあつのだしをかけてだし茶漬けに。同じように最後はだしでいただくのどぐろひつまぶしも人気です。
旬彩和食 口福の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市青草町88 近江町いちば館2F |
電話 | 076-225-8080 |
営業時間 | ランチ 11:00~15:00 ディナー 17:00~22:00(L.O.21:30) |
休業日 | 火曜(※祝日の場合は営業) |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、武蔵ヶ辻バス停から徒歩約1分 JR金沢駅から徒歩約15分 |
公式サイト |
金沢の繁華街で食べたいご当地グルメ
金沢には絶対に食べたい郷土料理やご当地グルメ、おいしい食材がたくさんあります。美食は金沢の大きな魅力のひとつなので、繁華街に行ったらぜひ味わってみてください。
のどぐろ
のどぐろは、日本海を代表する高級魚。正式名称はアカムツですが、ノドの奥が黒いことからのどぐろと呼ばれます。水深200mの深海に生息するため養殖ができないのも特徴。市場に出回っているのはすべて天然もので、水揚げ量が少ないため、体長20cm以上ののどぐろは1匹あたり1,000円以上が当たり前となります。
白身のトロと呼ばれるほど甘い脂がのったやわらかな食感の身が特徴。刺身はもちろん、塩焼きや煮付けも絶品です。そんなのどぐろの美味しさを余すことなく堪能できるのが、ひつまぶしやのど黒めしといわれる食べ方。とくにだしのおいしさを味わうとやみつきになりますよ。
能登牛
能登牛は石川県内で育てられる黒毛和種のうち、高い基準で格付けされたもの。肉質や肉色などが優れた肉だけが能登牛を名乗ることができます。
主な基準は、血統が明確な黒毛和種であること、石川県内が最終飼養地であり、かつ飼養期間が最長であること、肉質等級はA3以上またはB3以上であることなど。潮風が吹く石川県の素朴な風土で育てられることで肉質がきめ細やかに、そして上品な脂になることが特徴です。
牛肉のやわらかさや香りに重要な役割を果たすのは、脂肪の中に含まれるオレイン酸の含有率。能登牛は全国和牛能力共進会で、オレイン酸の含有率がもっとも多く、脂肪の質に優れていることが認められています。
そんな能登牛のおいしさをもっともストレートに味わえるのがステーキ。金沢には能登牛のステーキを提供するお店もたくさんあります。
ハントンライス
ハントンライスは金沢うまれのご当地グルメ。ハントン風ライスとも呼ばれています。ケチャップで味付けしたバターライスをオムライスのように薄焼き卵で包み、白身魚のフライをトッピングするのが基本。ケチャップソースとタルタルソースをかけ、ステンレス皿でいただくワンプレートメニューです。
その発祥には、前述のグリルオーツカも深く関わっています。ハントンライスをはじめて作ったのは、金沢市内のデパート・大和のレストランの料理長。短い休み時間に食べやすいように考案したまかない料理が原型で、この料理長は後に独立してグリルオーツカを開業しました。
ところがグリルオーツカではこの当時ハントンライスは提供していません。ハントンライスをメニューにしたのは、大和のレストランで働いていた別の料理人。昭和42年に独立開業した際に、まかないだった料理にハントンライスと名付けたのがはじまりだといわれています。
今では金沢を中心に広く食べられるようになったハントンライス。バリエーションも多く、お店によってはライスがチキンライスや洋風焼き飯になっていたり、トッピングにエビフライやトンカツが乗ったりと自由なアレンジを楽しめるようになっています。
金沢カレー
金沢カレーは金沢市を中心に広まったカレーライス。考案したのはカレーのチャンピオンで、昭和38年ごろには今の形が確立していたといわれています。
特徴は黒っぽいカレーとライスがステンレス皿に盛り付けられることで、キャベツとカツがトッピングされ、カツにはソースがかけられます。また先割れスプーンかフォークで食べることや、カレーのルーを全体にかけるのでライスがまったく見えないことも特徴です。
このようなカレーは金沢の多くのお店に広まっていきましたが、実は金沢カレーと呼ばれるようになったのは2000年代に入ってから。いまでは全国的に有名になり、北陸の広い地方や東京などでも食べられるようになりました。
金沢おでん
金沢おでんは、金沢にゆかりのあるおでん種を使い、1年中食べられているおでん。甘めで優しい味のだしも特徴ですが実は明確な定義はありません。金沢独自の食文化として発展し、親しまれてきたもので、地元食材を使えば味に関係なく金沢おでんと名乗ることができます。それだけにどのお店で食べるかのチョイスは重要。観光で食べに行くなら、慎重に選びたいところです。
一般的に金沢おでんのだしは、昆布や鰹節、煮干しなどでとった味わい深いもの。だしのみのお店もありますが、醤油を加える場合にはほどよい甘味をもった金沢の大野醤油がよく使われます。
金沢おでんの定番具材
金沢おでんには、特徴的な具材がたくさんあります。
- 赤巻き:赤と白の渦巻き模様が鮮やかなかまぼこ
- 車麩:大きな丸いお麩で、だしをよく吸う金沢おでんには欠かせない具材
- 源助大根:金沢地方特有の大根。加賀野菜の1つで普通の大根より柔らかいのが特徴
- がんもどき:つぶした豆腐に野菜などを加えて揚げたもの。金沢ではひとずという呼び名
- ふかし:魚のすり身を蒸した食材。油で揚げていないためだしを吸いやすいのが特徴
- バイ貝:巻貝の一種で、福が倍になるといわれる縁起物
- カニ面:香箱ガニの身とカニ味噌、卵、内子と外子(卵)を混ぜて甲羅に詰め込んだもの
中でもおでんの具としては珍しいのが、バイ貝とカニ面ではないでしょうか。バイ貝は金沢おでんの代表的な具材で、大きな殻ごと入っています。身を食べたあとに殻の中に溜まっただしを飲むのも定番。バイ貝の濃厚な旨みがだしと合わさって深い味わいを楽しめます。
そしてもっとも金沢おでんらしい具がカニ面。使われる香箱ガニはズワイガニのメスです。金沢ではオスのズワイガニよりも親しまれている冬の高級食材。カニの風味が豊かで、だしの旨みと合わさることでおいしさがさらに開花します。カニ面は金沢おでんの主役。訪れる時期が合ったらぜひ食べてみてください。
ちなみに夏なら旬の加賀野菜を使った冷たいおでんなども楽しめますよ。
8番らーめん
金沢でご当地ラーメンを食べたいなら8番らーめんがおすすめ。石川県では知らない人がいないといわれる北陸のソウルフードです。一番人気はなんといっても、シャキシャキの野菜がたっぷりのった野菜らーめん。 野菜を炒めてから煮込むので、スープには野菜の旨味がたっぷり溶け込んでいます。ちなみに3種類あるスープのうち一番人気は塩です。
こってり好きなら野菜こく旨らーめんもおすすめ。こちらは濃厚とんこつスープで黒マー油がアクセントになっています。
金沢の繁華街で食べに行くなら片町の犀川大橋店が狙い目。といっても北陸地方に100店舗以上あるので、旅行中に目に入ったタイミングで飛び込んでみてはいかがでしょうか。
金沢の繁華街に近い観光名所
金沢の繁華街は散策も楽しいエリア。実は少し歩くだけで金沢を代表する観光スポットを訪ねることができます。
ここからは繁華街のすぐ近くにある人気スポットを紹介しましょう。
兼六園
金沢を代表する日本三名園のひとつは繁華街のすぐ近く
兼六園は、偕楽園、後楽園と並ぶ日本三名園のひとつの廻遊式の庭園。金沢を代表する観光名所ですが、香林坊から徒歩約10分、近江町市場からも徒歩約15分で行くことができます。
そんな兼六園は1676年に加賀藩五代藩主の前田綱紀が造った庭園を礎に、歴代藩主が長い歳月をかけて整備してきたのが特徴。そのためさまざまな時代の庭園手法を見ることができます。
広大な敷地内では四季折々の美しさを楽しめるのもポイント!たとえば春には約40種の桜が咲き誇ります。全国でも珍しい兼六園菊桜は必見。また夜にはライトアップされた夜桜を楽しむこともできます。夏の濃い緑の草木や苔、秋の紅葉も見逃せませんが、兼六園といえば有名なのが冬の光景です。
雪で枝が折れるのを防ぐための傘のような縄が広げられる雪吊りは、兼六園ならではの風物詩。なかでも園内随一の枝ぶりを誇る唐崎松の雪吊りはその美しさで知られています。雪吊りを張る作業も見事なので、タイミングが合ったらぜひ見学してみてください。
兼六園の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市兼六町1 |
電話 | 076-234-3800 |
営業時間 | 3月1日~10月15日 7:00~18:00(入園は17:30まで) 10月16日~2月末日 8:00~17:00(入園は16:30まで) 早朝営業時間(無料) 3月1日~3月31日・9月1日~10月31日 5:00~通常開園の15分前まで 4月1日~8月31日 4:00~通常開園の15分前まで 11月1日~2月末日 6:00~通常開園の15分前まで |
休業日 | なし |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、兼六園下・金沢城バス停から徒歩約5分 香林坊バス停から徒歩約10分 |
料金 | 大人(18歳以上64歳以下)320円、子ども(6~17歳) 100円、5歳以下・65歳以上 無料 早朝営業時間は全年齢無料 |
公式サイト |
金沢城公園
兼六園よりも繁華街に近い必見の観光スポット
金沢城公園は兼六園に隣接した公園。香林坊などの繁華街にはさらに近く、すぐに歩いていけます。金沢城は、1546年に本願寺が金沢御堂を創建したことにはじまる城。当時は小さな建物でしたが、1580年に織田信長の命を受けた佐久間盛政が築城をはじめ、3年後に前田利家が入城しました。
その後、1602年の落雷により天守が消失するなど何度も災害にあいながら、加賀藩前田家14代の居城として百万石の加賀を納めてきました。現在は古くからの歴史がある建物と復元された建物を見学可能。敷地内には江戸時代に建てられた石川門、三十間長屋、土倉(鶴丸倉庫)という3つの重要文化財があり、当時の面影を感じることができます。
園内の大名庭園・玉泉院丸庭園も見どころ。もともとは1634年に三代藩主の前田利常が作庭してから明治時代の廃藩まで存在していた庭園で、現在は2015年に復元されたものを見学できます。繁華街で食事をしたら、ぜひ時間をゆっくり使って散策してくださいね。
金沢城公園の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市丸の内1番1号 |
電話 | 076-234-3800 |
営業時間 | 3月1日~10月15日 7:00~18:00、10月16日~2月末日 8:00~17:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 金沢駅からバスで約20分、バス停 兼六園下・金沢城または広坂・21世紀美術館から徒歩約5分、バス停 香林坊から徒歩約7分 |
料金 | 入園無料 ※菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は大人(18歳以上)320円、子ども(6歳~18歳未満)100円 |
公式サイト |
長町武家屋敷跡
趣のある武家屋敷に感激!
長町武家屋敷跡は、藩政時代に中流の藩士の屋敷が軒を連ねていたエリア。香林坊のバス停から徒歩約7分と近く、繁華街から一歩入るといきなり江戸時代のような趣ある光景が広がっています。黄土色の土塀、石畳の小路など当時の様子がそのまま残った街並みはテーマパークのよう。しかし今も普通に人が住んで生活しています。
そんな街並みで印象的なのが、大野庄用水の清らかな流れ。かつては木材の運搬にも使われていた用水で、金沢城の築城にも大きな役割を果たしました。
長町武家屋敷跡で唯一屋敷内を実際に見学できるのは、武家屋敷跡野村家。当時の武士の暮らしぶりを感じられるため海外からの観光客にも人気となっています。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星の評価を得た庭園も見どころですよ。
長町武家屋敷跡の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市長町 |
電話 | 076-221-3553(武家屋敷跡野村家) |
営業時間 | 散策自由 武家屋敷跡 野村家は8:30〜17:30(10〜3月は8:30〜16:30) |
休業日 | なし 武家屋敷跡 野村家は12月26日・27日、1月1日・2日休館 |
アクセス | 金沢駅からバスで約18分、バス停 香林坊から徒歩約7分 |
料金 | 散策無料 武家屋敷跡 野村家は550円 |
公式サイト | https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/article/detail_310.html |
金沢21世紀美術館
多彩な現代アートにふれることができる美術館
金沢21世紀美術館は、兼六園のすぐ近くにある美術館。さまざまなジャンルの現代アートに、見て、触れて、楽しめる美術館です。面積は2万6千㎡以上。広大な敷地内をじっくりとまわって鑑賞することができます。
金沢21世紀美術館の代表的な作品は、レアンドロ・エルリッヒ作のスイミング・プール。水で満たされているように見えるスイミングプールは上だけにガラスで挟まれた水の面があり、中に入ればまるで水中にいるようなおもしろい写真を撮ることができます。
アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3は、芝生に設置された12 個のチューバのような筒。地中を通る管が2個ずつペアでつながっていて、思わぬところへ声が伝わるというユニークなアートです。
ここでは難しく考えずにアートを体感して、楽しんでくださいね!
金沢21世紀美術館の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市広坂1-2-1 |
電話 | 076-220-2800 |
営業時間 | 展覧会ゾーン 10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで) 交流ゾーン 9:00~22:00 |
休業日 | 展覧会ゾーン:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始 交流ゾーン:年末年始 |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、香林坊バス停から徒歩約5分 |
料金 | 展覧会ゾーン:有料(展覧会により料金は異なる) 交流ゾーン:無料 |
公式サイト |
尾張町 町民文化館
明治時代の銀行を見学できる施設
近江町市場もある武蔵から橋場にかけての大通り沿いは古い建造物が多く、街歩きが楽しいエリア。 そのなかでもとくに目立つ尾張町 町民文化館は、明治時代の銀行建築を見学できる建物です。
外観は黒漆喰仕上げと黒瓦屋根の和風建築ですが、中に入ると意外なことに白漆喰仕上げで洋館の雰囲気。窓口や頭取室、地下の金庫室などを無料で見学できます。たくさん展示されている旧貨や旧紙幣も見どころですよ。
尾張町 町民文化館の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市尾張町1-11-8 |
電話 | 076-221-8430(尾張町商店街振興組合) |
営業時間 | 10:00~16:00 |
休業日 | 平日、12月29日~1月3日 |
アクセス | JR金沢駅からバスに乗り、尾張町バス停から徒歩約1分 または武蔵ヶ辻・近江町市場バス停から徒歩約5分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
にし茶屋街
割烹や和スイーツカフェが立ち並ぶ茶屋街
にし茶屋街は、片町の近くにあるエリア。1820年に加賀藩から認められた花街のひとつで、主計町茶屋街、ひがし茶屋街とともに金沢三茶屋街に数えられています。一直線に伸びた目抜き通りにはノスタルジックなガス灯が灯り、昔ながらの風情がいっぱい。
長さは100mほどと短いものの、建物の多くは金沢らしいランチやスイーツを提供するカフェやレストランになっているので、散策しながら立ち寄ってみることもできます。
にし茶屋街の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市野町2丁目 |
電話 | 店舗により異なる |
営業時間 | 店舗により異なる |
休業日 | 店舗により異なる |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、広小路バス停からから徒歩約3分 片町のすぐ近く |
料金 | 店舗により異なる |
公式サイト | https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10199.html |
ひがし茶屋街
今は金箔ソフトが人気!茶屋街のひとつ
ひがし茶屋街は、武蔵ヶ辻から歩いて行ける茶屋街。金沢三茶屋街のなかでもとくに人気のエリアで、金沢を代表する観光スポットのひとつになっています。重要伝統的建造物保存地区の古い日本家屋はリノベーションされ、和菓子や伝統工芸品、雑貨などを扱うお店やカフェなどとして活用。日本の趣を感じる街並みは、外国人観光客にも大人気です。
そんなひがし茶屋街を訪れたらぜひ食べてみたいのが金箔ソフト。元祖の店といわれる箔一の金箔ソフトをここでいただけます。キラキラと輝く金箔を1枚丸ごと使った斬新なソフトクリームは、ぜひ写真に撮ってから食べてくださいね。
また茶屋・志摩も一度は訪れてみたいスポット。江戸時代から手つかずの建物が現存し、国指定の重要文化財となっています。別棟の寒村庵では美しい庭を鑑賞しながら金沢の伝統菓子と抹茶を味わえますよ。
ひがし茶屋街の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市東山 |
電話 | 店舗により異なる |
営業時間 | 店舗により異なる |
休業日 | 店舗により異なる |
アクセス | 金沢駅からバスに乗り、橋場町バス停から徒歩約5分 |
料金 | 店舗により異なる |
公式サイト | https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10212.html |
主計町茶屋街
夕暮れどきの灯りが幻想的な茶屋街
主計町(かずえまち)茶屋街も金沢三茶屋街のひとつ。こちらも武蔵ヶ辻から歩いて行くことができ、ひがし茶屋街からも徒歩3分とすぐ近くです。
名前の由来は、江戸時代に富田主計という人物の屋敷があったから。すぐ近くに記念館がある泉鏡花の作品にもよく登場している名所です。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された街並みは、細い路地に昔ながらの料亭や茶屋が建ち並び、金沢らしい和の情緒がいっぱい。とくに夕暮れどきに明かりが灯ると幻想的な雰囲気になります。店の中から聞こえてくる三味線と太鼓の音も趣がありますよ。
主計町(かずえまち)茶屋街の基本情報 | |
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住所 | 石川県金沢市主計町 |
電話 | 店舗により異なる |
営業時間 | 店舗により異なる |
休業日 | 店舗により異なる |
アクセス | 金沢駅からバスで約15分、バス停 橋場町または橋場町・ひがし茶屋街から徒歩約3分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
金沢の繁華街に行こう!
金沢の繁華街は主に4カ所。それぞれに他にはない魅力があります。金沢観光では近江町市場や兼六園だけでなく、その間の繁華街にもぜひ足を伸ばしてみてください。きっとお気に入りの街が見つかりますよ。
cover photo by PIXTA