札幌から知床への行き方4選!バス・飛行機・電車での最安・最速アクセス方法
知床は、札幌から車で約7時間で行ける場所。美しい手つかずの自然が広がる、北海道らしい観光スポットです。本記事では、札幌から知床に行く方法をご紹介。電車や高速バス、レンタカーなどさまざまな方法があるので、自分の目的にぴったりの移動手段を選んでくださいね。
知床は、札幌から車で約7時間で行ける場所。美しい手つかずの自然が広がる、北海道らしい観光スポットです。本記事では、札幌から知床に行く方法をご紹介。電車や高速バス、レンタカーなどさまざまな方法があるので、自分の目的にぴったりの移動手段を選んでくださいね。
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札幌から知床に行く方法は?距離は?
札幌から知床までは、約600キロメートル以上の距離があります。だいたい東京から岐阜までの距離と同じくらいで、かなり遠いことが分かります。
車で休みなく走り続けたとしても、約7時間ほどかかるため、タクシーなどの移動はできません。札幌から知床への移動手段は限られているので、しっかりと計画して準備することが大切です。
札幌から知床までの最速・最安の行き方は?
時間 | 料金 | おすすめな人&特徴 | |
---|---|---|---|
高速バス | 約7時間~ | 8,400円~ | 乗り換えなしで移動できる便利な夜行バス |
飛行機 | 約4時間~ | 10,000円~33,000円 | すべての移動手段のなかで最速の移動方法 |
電車 | 約7時間~ | 10,560円~ | 網走や釧路、旭川を回りながら移動できる |
レンタカー | 約6時間~ | 高速代 片道 約2,640円~ | 自由に移動したい人におすすめ |
このように、移動手段によって移動時間や価格はさまざま。出発場所や時間、値段などそれぞれ詳しく説明するので、ご自身の予算や滞在時間に合った行き方を選んでくださいね。
また知床から札幌への帰り方も紹介するので、参考にしてください。
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札幌から知床まで高速バスでアクセス!
札幌から知床までは、高速バスのイーグルライナーが運行しています。札幌市内のバスターミナルから知床まで1本で移動できるので、楽に移動できる点がメリットです。
所要時間約7時間で夜間に移動できる
高速バスでの移動は、道路状況や降車場所によって多少前後しますが、おおむね約7時間程度で知床へ到着します。
運行は1日に1本のみで、23時15分に札幌を出発し、翌朝に知床に到着するスケジュールです。知床の各地へ乗り換えなしでアクセスできるので、ほかの手段に比べて楽に移動できます。
知床までの金額は8,400円~
札幌から知床までの運賃は、片道8,400円です。また、往復乗車券は15,700円で販売されていて、片道で購入するよりもリーズナブルに利用できます。
イーグルライナーは予約制のため、乗車には事前のチケット購入が必要です。乗車券はインターネットでも購入できるほか、コンビニやバスターミナルの窓口でも販売しています。
イーグルライナーは、札幌市内にあるバスターミナルから出発します。札幌駅からは、徒歩約15分くらいの場所にあり、近くまでは地下通路を使って移動できますよ。
バスターミナルの近くにはコンビニも多いので、バスの乗車前に事前に準備をしておくことがおすすめ。夜行便は休憩などでの停車はないので、必需品などは事前に購入しておきましょう。
札幌を出発したバスは、佐呂間町や斜里町に停車しながら、知床の各地に到着します。知床の停留所は以下の通りです。
- 道の駅うとろシリエトク
- ウトロ温泉バスターミナル
- 北こぶし知床ホテル&リゾート
- キキ知床ナチュラルリゾート
- 知床第一ホテル
- ホテル知床
知床の主要地域に停車するので、目的地にあわせて下車できるのが便利なポイントです。
札幌からバスで移動するメリット&デメリット
メリット
- 乗り換えなしで移動できる
- 到着が朝なので観光時間を確保できる
- 知床の各地で下車できる
デメリット
- 夜行バスに慣れていないときつい
- 運行本数が1便しかない
高速バスの帰りは知床から出発!
知床からの帰りの便は、行きと同じ停留所から出発します。ただし札幌に向かう便については、知床行きの夜行便とは異なり、午前中に知床を出発する昼行便となります。札幌への到着予定時刻は16時15分ごろです。
運行本数は1日に1本で、運賃は行きと同じです。乗車には事前のチケット購入が必要となるため、行きとあわせて往復でチケットを購入することがおすすめ。
昼行便の場合は、途中でコンビニでの休憩時間があります。昼食などの休憩は、バスの停車時間中に済ませるようにしましょう。
バスは観光時間をたっぷりと撮りたい人におすすめ
夜の間に移動できる夜行の高速バスは、観光時間をたっぷり確保したい人におすすめです。知床まで乗り換えなしで移動できるので、快適にアクセスできますよ。
運行本数は1日に1本のみですが、知床の各地に移動できるのは便利です。利用には事前に乗車券を購入する必要があるので、しっかりと計画を立てて利用しましょう。
札幌から知床まで飛行機でアクセス!
知床までの移動方法には、飛行機で移動する方法もあります。札幌から飛行機を利用する場合は、新千歳空港まで移動する必要がありますが、それでもほかの手段に比べて所要時間が短いことがメリットです。
所要時間約4時間で最速のアクセス方法
飛行機を利用して札幌から知床まで向かう場合、飛行機の搭乗時間としては約45分ですが、空港までの移動なども含めるとトータル約4時間程度になります。
札幌から飛行機を利用する場合は、新千歳空港から飛行機に乗り、女満別空港を経由して知床を目指します。最終的には、網走から電車で知床斜里へアクセスしますよ。
知床までの合計金額は約10,000円~33,000円
札幌から飛行機で知床に向かう場合の料金は、トータルで片道10,000円から33,000円程度です。飛行機の運賃は季節によって変動があり、片道7,000〜30,000円前後となります。
札幌から新千歳空港までは、快速エアポートを使った電車移動がおすすめ。料金は片道1,150円〜です。女満別空港に到着したら、網走まで移動します。移動手段は複数ありますが、高速バスを利用すれば片道1,050円で移動できますよ。
網走から知床斜里までの移動は、JR釧網本線を利用します。釧路本線の運賃は、片道で970円です。
知床へ飛行機で向かう場合は、新千歳空港から女満別空港へのフライトとなります。新千歳空港・女満別空港間を移動する便は、1日10本以上が運行しているので、比較的利用しやすいことがメリットです。
旅程を立てるおすすめの方法としては、網走駅から知床斜里駅へ向かう電車の時間を決めてから、時間に間に合うように航空券を確保すること。網走駅から知床斜里駅へたどり着くことが一番の難所になるので、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。
飛行機を使って移動する場合は、最終的に網走から電車で知床斜里駅へ向かうことになります。女満別空港から網走に到着したあとは、基本的に次で紹介する電車での移動と同じ方法で、知床斜里駅へ移動してくださいね。
札幌から飛行機で移動するメリット&デメリット
メリット
- 移動手段のなかで最も早く到着する
- 飛行機の本数が多い
デメリット
- 季節によっては料金が高い
- 飛行機が遅延・欠航するリスクがある
- 知床までの直行便はない
飛行機の帰りは知床斜里駅から出発!
知床から飛行機で札幌に帰る場合は、基本的には行きと反対の方法で移動します。
知床斜里駅から網走に向かい、高速バスなどの方法で女満別空港へ移動。その後、飛行機で新千歳空港まで向かい、電車などで札幌へ戻る手順です。料金や所要時間などは行きとほとんど変わりません。
飛行機は早く目的地に行きたい人におすすめ!
飛行機での移動法は、4つの移動手段のなかで最速の方法です。空港までの移動など、乗り換えがやや多くなりますが、知床斜里駅まで素早く移動できます。新千歳空港・女満別空港間の運行本数も多いので、スムーズに移動ができますよ。
少々料金は高いですが、早く知床に向かいたいときは飛行機を検討してみましょう。
札幌から知床まで電車でアクセス!
電車を利用して移動する場合は、知床に近い斜里町までの路線を利用できます。複数の路線が利用できるので、事前に経路をしっかりと確認しておきましょう。
時間 | 料金 | |
---|---|---|
旭川駅・網走駅 経由 | 7時間~ | 10,560円~ |
釧路駅 経由 | 7時間~ | 11,970円~ |
電車の所要時間は約7時間
札幌から電車で知床を目指すときは、2つの経路を使って移動ができます。1つは旭川と網走を経由していく方法で、もう1つは釧路経由で知床に向かう方法です。
所要時間は、乗り換えのタイミングにもよりますが、どちらの方法も約7〜8時間程度です。各駅で乗り換えのタイミングを合わせることが難しく、スムーズに移動できるのは1日に2〜3本程度になります。
知床斜里駅までの金額は10,560円~
釧路経由で移動する場合は、札幌駅からJR特急おおぞら号で釧路駅まで移動します。その後、JR釧網本線で知床斜里駅まで行き、知床を目指します。釧路駅経由の場合のトータルの運賃は、約11,970円です。
旭川と網走を経由して知床に行く場合は、札幌駅からJR特急ライラックまたはカムイで、まず旭川へ向かいます。その後旭川駅で、JR特急大雪号に乗り換えて網走を目指し、網走でJR釧網本線で知床斜里に到着します。旭川・網走経由の場合のトータルの運賃は10,560円です。本数は少ないですが、札幌駅から網走駅までを直通で結ぶ特急オホーツクを利用する方法もあります。
特急列車であるおおぞら号とライラック、大雪、オホーツクには、それぞれグリーン車や指定席が用意されています。グリーン車や指定席を利用する場合は、料金が少し高くなるものの、快適に知床までの移動ができますよ。
釧路駅経由、旭川駅・網走駅経由のいずれの場合も、出発地はJR札幌駅です。
知床斜里駅までの乗車券は、自動券売機やみどりの窓口で購入できます。乗車券を購入する場合は、乗り換えの時間などを考慮して、乗り遅れないようにうまく旅程を組むようにしましょう。
また、各特急の乗車券は、事前にインターネットでも購入できます。旅程を組みながら乗車券の購入をしたいときは、インターネットでの購入がおすすめです。
どの路線を利用した場合でも、電車の到着駅は知床斜里駅です。知床斜里から知床半島までは、車で約40分から1時間程度の場所にあります。知床半島の主要観光地へは路線バスが運行しているので、知床斜里駅からの移動はスムーズにできます。路線バスは、夏と冬で運行ダイヤが異なるので気をつけましょう。
電車で知床までアクセスする場合は、始発で札幌駅を出発したとしても、知床斜里駅に到着するのは夕方頃になるケースがほとんどです。そのため、移動日に知床観光するのは難しいので、知床斜里駅の周辺で1泊することも検討してみましょう。
札幌から電車で移動するメリット&デメリット
メリット
- バスに比べると利用できる本数が多い
- 北海道の各地を巡りながら移動ができる
デメリット
- バスに比べて料金が高い
- 乗り換えが複雑になる
- 乗り換えの待ち時間が多い
電車の帰りは知床斜里駅から出発!
知床斜里駅から札幌駅に戻る場合は、基本的に行きの逆の手順で帰ります。知床斜里駅から、釧路や網走・旭川を経由して帰ることが基本です。ただし、札幌から知床斜里へ向かう下り線に比べると、札幌へ向かう上り線の本数は限られる点に注意しましょう。
網走や釧路までバスで向かう手段もある
電車で知床斜里まで向かう場合は、途中駅までをバスで代替する方法もあります。札幌から各地までは、高速バスが運行していて、釧路や網走にダイレクトに移動ができますよ。
釧路までは高速バスのスターライト釧路号、網走まではドリーミントオホーツク号が運行しています。道路状況にもよりますが、旅程と鉄道の運行スケジュールがあわない場合は、バスで途中駅まで向かう方法も検討してみましょう。
電車は旅情と快適さを求める人におすすめ!
電車での移動は、快適さを重視したい人におすすめの手段です。特急電車はシートも座りやすく、トイレなどの設備も整っているので、比較的快適に過ごせます。
また、釧路や網走などの北海道を代表するような地域を経由するため、旅行の醍醐味を満喫できるのもポイント。車窓の雰囲気を楽しみながら、のんびりと移動をしましょう。
札幌から知床までレンタカーでアクセス!
知床までの移動には、レンタカーを利用することもおすすめです。北海道の広大な大地を、のんびりとドライブしながら満喫できます。
車の所要時間は最短約6時間
道路状況にもよりますが、札幌から知床までは最短約6時間ほどで移動できます。ただし、6時間は休憩などをはさまずに走り続けた場合で、実際には7時間程度はかかるでしょう。
実際の走行距離としては、東京から名古屋を超えて関西を目指すときの距離と同じです。そのため、途中に数回の休憩をはさみつつ、ゆっくりと向かうことがおすすめ。また北海道では、途中はコンビニなどもない場所を通過することになるので、どこで休憩や給油をするかなど、経路予測をしっかりと立てておくことが重要です。
知床までの高速料金は約2,640円~
レンタカーを使って札幌から知床へ行くときは、道央自動車道と旭川紋別自動車道を経由します。高速道路区間は札幌ICから比布JCTまでで、その先は無料の旭川紋別自動車道を利用し、遠軽瀬戸瀬ICで降りるのが一般的です。
高速道路の通行料は、曜日によって変わります。平日の通行の場合は、ETCか一般料金かを問わず3,770円です。一方で休日・祝日に通行する場合は、ETCを利用する場合のみ2,640円で通行できます。
レンタカーを利用する場合は、札幌の各地から移動できます。知床に向かう前日までにレンタカーを借りておけば、ホテルなどから直接知床まで移動できますよ。
札幌市内には、各地にレンタカーの店舗があります。また、新千歳空港にもレンタカー店があるので、到着後から車をレンタルすることも可能。北海道でのレンタカーを使った移動は定番なので、利用しやすい方法といえます。
ただし、夏の旅行シーズンなどの繁忙期は、レンタカーの台数が不足してしまうケースもあります。旅程が決まり次第、できるだけ早めにレンタカーを予約しておきましょう。
レンタカーの最大の魅力は、到着場所を自由に決められる点です。知床の好きな場所へ自由に移動できるので、バスや電車の時間を気にせずに観光を満喫できます。
ただし知床の一部の道路は、繁忙期にはマイカー規制を行っているケースもあります。また落石などの影響によって、通行止めとなっている場合もあるので、道路情報には十分に注意しましょう。
札幌からバスで移動するメリット&デメリット
メリット
- 自由に移動できる
- 電車やバスの時間を気にせずに移動できる
- 北海道の各地を巡るながら観光ができる
デメリット
- レンタカー料金や高速代、ガソリン代がかかる
- 自分で運転するので疲れる
- お酒が楽しめない
レンタカーは自由に移動したい人におすすめ!
レンタカーでの移動は、自由に知床観光を楽しみたい人におすすめの手段です。交通機関の時間を気にせずに移動できるので、自分のペースで観光を楽しめます。
また、札幌から知床までの途中にある観光スポットを訪れやすいのもポイント。知床までのドライブを楽しみながら、北海道の名所を巡る旅行もおすすめです。
目的に合わせて札幌から知床に行こう!
本記事では、札幌から知床まで、高速バス、飛行機、電車、レンタカーの4つの行き方について紹介しました。
それぞれメリットやデメリットはありますが、1番おすすめの移動手段は高速バス。金額が安いだけでなく、夜間に移動ができるので、知床での観光時間をたっぷりと確保できます。
早く知床まで移動したい方は、飛行機での移動がおすすめです。4つの移動手段のなかで最速で移動でき、タイミングによっては4時間程度で移動できますよ。
料金と快適さを確保したい方は、電車での移動がおすすめです。乗り換えの手間はかかりますが、日中に札幌と知床間を移動できます。
また、北海道の観光では、レンタカーを利用することもおすすめ。移動の自由度が高いうえ、札幌から知床の移動の途中で、観光地を訪れることもできます。
それぞれのメリット・デメリットを確認した上で、ぴったりの移動手段で知床までの移動を楽しんでくださいね。
cover photo by
663highland, CC BY 2.5,