【2024年最新】ハワイで使えるSIMカードは?他の方法との比較や使い方を解説
ハワイ旅行でもスマホを使うためには、通信手段の確保が必要です。主な方法は、国際ローミング、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つですが、どの方法がいいのでしょうか? この記事では、ハワイでの通信手段を比較してご紹介。海外で一般的なプリペイドのSIMカードについてはとくにくわしく解説します。
ハワイ旅行でもスマホを使うためには、通信手段の確保が必要です。主な方法は、国際ローミング、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つですが、どの方法がいいのでしょうか?
この記事では、ハワイでの通信手段を比較してご紹介。海外で一般的なプリペイドのSIMカードについてはとくにくわしく解説します。
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ハワイでの通信方法を比較
まずはハワイで日本のスマホを使うための方法を比較しましょう。旅行用だけの端末を購入することも可能ですが、それは高価なので除外し、ここでは日本で使っているスマホをうまく活用する方法を考えます。主な方法は、国際ローミング、SIMカード・eSIM・Wi-Fiルーターの4つです。
国際ローミングを利用する
もっとも一般的な方法は、各携帯会社が提供している国際ローミングを利用することです。主な通信キャリアはハワイでの国際ローミングに対応。日本で使用手続きをしておけば、ハワイでもスマホを利用できます。
ソフトバンクの場合はアメリカ放題というサービスがあり、ハワイでもデータ量無料で使い放題、日本への電話も無料となるのでおトクです。
国際ローミングのメリット
- 日本で簡単な手続きをしておけば現地ですぐに使える
- 日本と同じ電話番号でスマホを使用できる
日本の電話番号がそのまま使えるのが最も大きなメリット。ハワイ滞在中にも日本の電話番号に着信がある人は最適な方法になります。
国際ローミングのデメリット
- 他の方法よりも料金が高くなる可能性がある(安いキャリアもある)
- 日本のギガをそのまま消費する(消費しないキャリアもある)
旅行先では調べ物が多く、データを消費しがち。プランによってはギガを使いきってしまう可能性があるので注意が必要です。
国際ローミングの値段は通信キャリアによって大きく異なり、ほぼ無料になる場合もあれば逆に高くなる場合もあるため、まずは自分のキャリアがどのようなプランになっているのかを確認するのがおすすめです。
ハワイ向けのSIMカードを購入する
国際ローミングが安くはなかった場合、次に比較すべきなのは、海外では一般的なプリペイドのSIMカードを使う方法です。ハワイにいる間だけ使えるSIMカードを購入し、日本で使っているスマホのSIMカードと交換、またはダブルスロットなら追加で入れて旅行中だけキャリアを切り替えます。
SIMカードのメリット
- 現地の通信キャリアに接続するため、一般的にインターネットの速度が速い
- 海外ローミングより料金が安いことが多い
- モバイルWi-Fiとの比較では、スマホ以外の機器がかさばらず、機器の充電も不要
SIMカードのデメリット
- 旅行中は日本の電話番号が使えなくなる
- SIMフリーのスマホが必要(近年はSIMフリーのスマホが多い)
- SIMフリーではない場合、SIMロックを解除する必要がある
日本の電話番号が使えなくなるのは、着信がある人にとってはデメリットかもしれません。一方で普段からLINE電話やSkypeなどを利用している人なら大きな問題ではないはず。このあたりは使い方次第だといえそうです。
eSIMを利用する
eSIMは、スマホ本体に埋め込まれた内蔵型SIM。最近対応機種が増えているもので、従来のSIMのように抜き差しする必要がありません。eSIM対応機種ならオンラインで回線契約をするだけで、ハワイでもスマホが使えるようになります。
eSIMのメリット
- カードの出し入れがないのでSIMカードの破損の心配がない
- オンラインで手続きするだけなので、慣れた人なら簡単
- その他のメリットはSIMカードと同じ。
eSIMは現在急速に拡大中。対応機種が増えてくれば今後の主力になっていきそうな方法です。
eSIMのデメリット
- 使えるスマホやキャリアが限定される(iPhoneの場合、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降なら使用可能)
- 日本でeSIMを使っている場合、プロファイルを一度削除するため帰国時に再発行手続き(有料)が必要
- オンラインでの手続き、設定に慣れていない人は手間取る可能性がある
- その他のデメリットはSIMカードと同じ
Wi-Fiルーターを利用する
従来はもっとも安価で一般的だったのがWi-Fiルーター。Wi-Fiルーターの端末を持ち歩き、スマホはWi-Fiで接続して使います。
Wi-Fiルーターのメリット
- 複数台が同時に接続できる
- スマホのキャリア設定を変更しなくても使える
複数台が同時に接続できるので、数人が一緒に行動する場合は便利。各自が通信方法を確保しなくてもスマホを使うことができます。
Wi-Fiルーターのデメリット
- Wi-Fiルーターが荷物になる
- 電池残量を気にして、定期的に充電する必要がある
- 端末の受け取りと返却に手間がかかる
- 旅行中に日本の電話番号が一時的に使えなくなる
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ハワイでSIMカードを使う方法
ハワイ旅行で一般的な方法のひとつがプリペイドのSIMカード。日本の通信キャリアにハワイ向けの国際ローミングの激安プランがなく、ある程度の日数ハワイに滞在する場合、一般的にSIMカードの方が安くなります。
ではSIMカードをハワイで使う場合、どのような準備をすればいいのでしょうか。SIMフリーの設定の流れを解説します。
スマホがSIMフリーであることを確認する
まずは自分のスマホがSIMフリーの端末かどうかを確認します。SIMフリーとはどの通信会社のSIMカードでも利用できる状態のこと。最近はSIMフリーのスマホが一般的ですが、docomoやau、ソフトバンクなどの通信キャリアから購入して長く使っている端末の場合、SIMフリーではない可能性もあります。
SIMフリーでない場合はSIMロックを解除する
スマホがSIMフリーではなかった場合、SIMロックを解除してSIMフリーにします。通信キャリアの店舗窓口やネットから申し込み、SIMロックを解除してもらうのが一般的です。
海外SIMカードを購入する
次は海外SIMカードを購入します。日本で購入する方法と現地で購入する方法があり、どちらもそれほど面倒ではありません。
ハワイのSIMカードの選び方
海外SIMカードは、以下の3つのことを考慮して選びます。
- 通信キャリア
- 使用日数・必要な容量(ギガ数)
- 音声通話プランの有無・無料通話の時間
ハワイの通信キャリア
ハワイのSIMカードを購入する際にはどの通信キャリアを選べばいいのでしょうか。ハワイでは以下の3つのキャリアが大手となります。
- Verizon
- AT&T
- T-mobile(Sprint)
Verizonはアメリカ最大手のキャリア。ネットワーク環境の良さは1番ですが、料金設定は他社と比較すると少し高めです。AT&Tはアメリカシェア2番手のキャリア。ネットワーク環境も良好です。T-mobileは近年人気急上昇中のキャリアです。
ハワイではこの3つのキャリアから選んでおけば安心。ほかに格安キャリアもあります。
ハワイのSIMカードを日本で購入する
ハワイで使えるSIMカードは日本でも簡単に購入できます。店舗に行かなくてもamazonで購入可能。アメリカ本土と共通で使用できるSIMカードもたくさんあります。通信会社や必要な日数、データ容量などをいくつもある種類の中から選んで購入しますが、日本で買えるSIMカードの種類はT-Mobileが充実している傾向です。
amazonで販売されているSIMカードの一例をご紹介しましょう。
ハワイ専用のSIMカードの例
- 4日間データ容量無制限タイプで¥1,480〜(一例)
- AT&TとT-mobileの回線を利用
- データ通信専用SIM(音声通話はLINE電話などのアプリで対応)
- 1日使用量が1GBに達すると最大通信速度が256kbpsに低下(翌日0時に解除)
- 設定不要でSIMカードをスマホに挿せば通信開始
- 中国語、英語、日本語のカスタマーサービスつき
ハワイ+アメリカのSIMカードの例
- 8日間データ通信使い放題タイプで¥2,080〜(一例)
- AT&Tの回線を利用
- 1日使用量が300MBに達すると最大通信速度が256kbpsに低下(翌日0時に解除)
- 3 in 1サイズに対応
- PLUG TO GOで、設定不要。SIMカードをスマホに挿せば通信開始
- LINE公式アカウントで日本語、英語、中国語のカスタマーサポート対応
ハワイのSIMカードを現地で購入する
日本で購入する以外に、ハワイに到着してからSIMカードを買う方法もあります。ショッピングモールや現地キャリアの携帯ショップなど、プリペイドSIMカードを購入できる場所はいくつかあります。現地の方が多くの種類から選べて、安いものが見つかる可能性も高いのはメリット。
ただしハワイの場合は注意が必要。ハワイ旅行で利用されることが多いダニエル・K・イノウエ国際空港ではSIMカードが購入できる場所はありません。そのため、現地で売っている店を探して購入することになります。すぐにショッピングモールに行くか、現地キャリアの店舗の目安がついている人以外は、日本で出国前に購入しておいた方が便利かもしれません。
ハワイ用SIMカードの設定方法
ハワイ用のSIMを購入したら、使えるように設定する必要があります。ここでは海外SIMの使い方の基本を解説します。
元のSIMカードを取り出す
まずは専用の取り出しピンでスマホ側面の小さな穴を押してスロットを出します。日本の通信キャリアのSIMカードが入っているはずなので、そっと取り出してください。日本のSIMカードは帰国後に再び使うので、なくさないように保管します。デュアルスロットの場合はSIMを取り出す必要はありません。
ハワイのSIMカードを挿入する
日本のSIMカードを取り出した部分にハワイ用のSIMカードを載せてスマホに戻します。カードの向きに注意してください。デュアルスロットの場合は2つ目のスロットにハワイ用のSIMカードを挿入します。
ハワイのSIMカードをセットアップする
SIMカードを挿入したらセットアップ(アクティベート)をします。とくにセットアップが必要ないものなど、機種や通信会社によってやり方は異なるため、説明書に従って設定してください。
ハワイ用のSIMを購入する際に気をつけること
ハワイ用のSIMカードの購入と使用には、いくつか気をつけるべきことがあります。続いてはハワイのSIMカードの購入や使用する際に失敗しないためのポイントを解説します。
eSIMと間違えないように注意
通販で購入するとき、SIMカードと検索してもeSIMが混ざって出てきます。eSIM対応機種なら間違って購入しても問題なく使用できますが、未対応のスマホの場合、使えないことに。間違えて購入しないよう注意してください。
SIMカードの大きさに注意
SIMカードには3種類(標準SIM、MicroSIM、NanoSIM)の大きさがあります。一般的なのはNanoSIM。アダプターを使って全てのタイプに対応するSIMカードも増えています。まずは自分のスマホのSIMカードの大きさを確認してください。
SIMカードのサービスの違いに注意
音声通話をしたい人は、SIMカードを選ぶ際に音声通話プランの有無に気をつけてください。データ通信専用タイプは、電話番号を使った音声通話はできず、通話はLINEやSkypeなどのアプリでの対応となります。
また使用可能日数やデータ容量のほか、データ上限が1日単位のものと総量のもの、データ上限を超えた場合に速度が落ちるものと一切使えなくなるものといった違いがあります。自分の使い方によって選ぶことが大切。
とくに旅行の日程より短かいタイプを購入すると途中で使えなくなるので注意が必要です。逆に長すぎても無駄になるので、日程に合ったものを購入してください。
サービススタートになるタイミングに注意
国内で購入した場合、まずはSIMカードがどの段階でサービススタートになるかを確認してください。設定不要タイプのSIMカードは、旅行前に挿入して電源を入れるとサービスがスタートしてしまうかも。同時にサービス終了までのカウントダウンが開始されるので注意が必要です。
周波数が対応していないスマホに注意
ハワイのスマホが使用する回線の周波数は、日本のものとは異なるため、日本のスマホの中には、ハワイで使用できないものもあります。近年のiPhoneならほとんどの機種が使用可能。その他のスマホもほとんどが使用できますが、一部の格安スマホは周波数に対応せず、使用できないこともあります。
ハワイでの電話番号やアカウントを必要な人に伝えておく
ハワイ用のSIMを利用すると日本の通信会社とはつながらず、日本の電話番号は一時的に使用できなくなります。一方で音声通話プランつきの海外SIMなら現地の電話番号が与えられるので、日本からの電話を受ける必要がある場合、海外用の電話番号を伝えるようにしてください。
またデータ通信のみのプランの場合、音声通話はLINEやSkypeなどを使うことになるので、LINEやSkypeのアカウントを伝えておくのもおすすめです。
ハワイでも快適にスマホを使おう!
この記事ではプリペイドのSIMカードを中心に、ハワイでスマホの通信手段を確保する方法を解説しました。海外ローミングやSIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターにはそれぞれに特徴があるので、メリットとデメリットを考慮して選ぶことが大切。あなたにぴったりな方法を選択して、ハワイでもスマホを快適に使ってくださいね!
cover photo by PIXTA