ダイヤモンドヘッドはハワイにある絶景スポット!見どころや登り方などを解説
ハワイ・オアフ島を代表する観光スポットがダイヤモンドヘッド。標高232メートルの火山から、ハワイの絶景を堪能できます。 この記事では、ダイヤモンドヘッドの見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ダイヤモンドヘッドへ行く前にぜひ情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
ハワイ・オアフ島を代表する観光スポットがダイヤモンドヘッド。標高232メートルの火山から、ハワイの絶景を堪能できます。
この記事では、ダイヤモンドヘッドの見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ダイヤモンドヘッドへ行く前にぜひ情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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ダイヤモンドヘッドの基本情報
アメリカのハワイ州、オアフ島の代表的な観光スポット・ダイヤモンドヘッド。アメリカの州記念物に指定されている山です。
まずは、ダイヤモンドヘッドの歴史や特徴などの基本情報を解説します。
ダイヤモンドヘッドの歴史
ダイヤモンドヘッドは、約40〜50万年前の火山噴火で生まれた山。ハワイ諸島は地下のマグマ溜まりから噴出した溶岩によってゆっくりと作られた島々ですが、ダイヤモンドヘッドはオアフ島ができた後にわずか数日間の大噴火で生まれました。中央の開口部があまりに大きいため、山というよりはほとんど火口だけに見えます。
20世紀の初め頃、アメリカ海軍はダイヤモンドヘッドがオアフ島の沿岸防衛に理想的な場所だと気付きます。そこで山の上に監視基地を建設。現在はその時の施設が展望台や登山道に利用されています。
ダイヤモンドヘッドの名前の由来
ダイヤモンドヘッドは、もとはハワイ先住民に「レーアヒ」(Lēʻahi=マグロの額)と呼ばれていました。これはワイキキ方向から見るとマグロの頭のように見えたから。
その後、19世紀にイギリスの水夫たちがこの山に登ったところ、火口付近で方解石の結晶を発見しました。彼らは方解石をダイヤモンドと勘違い。そのため「ダイヤモンドヘッド」と名付けてしまいました。ダイヤモンドヘッドという名前は、マグロと勘違いから生まれた名前なんですね!
ダイヤモンドヘッドの特徴
ダイヤモンドヘッドはほとんどの部分がクレーターになっている火山。そのため規模の割に高さは232メートルと低く、ハイキング感覚で登ることができます。
ワイキキとサウスショアを一望できる絶景スポットで、遊歩道と階段が整備されているのもうれしいポイント!ワイキキからも近いため、大人気の観光スポットとなっています。
頂上が狭く、以前は混雑することもありましたが、2022年からは有料の予約制を導入。その結果、頂上の混雑も解消されています。
ダイヤモンドヘッドのあるホノルルってどんな街?
ダイヤモンドヘッドがあるホノルルは、ハワイを代表する観光都市。ハワイ州の州都であるホノルルの中心地には、多くのホテルやコンドミニアムが集まっています。
とくに観光の中心地となっているのが、ダイヤモンドヘッドのふもとにあるワイキキ。ワイキキ・ビーチやクヒオ・ビーチ、カイマナ・ビーチなどたくさんのビーチがあり、ショッピングや食事も充実!ワイキキだけでハワイ旅行を満喫する人もたくさんいます。
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ダイヤモンドヘッド観光の見どころ
ダイヤモンドヘッドは、面積が約1.4平方キロメートル、東京ドーム30個分と、小ぶりな規模の山。ハイキング気分で楽しめる登山道にもいろいろな見どころがあります。また写真にこだわるなら、訪れる時刻も重要。
続いては、ダイヤモンドヘッド登山でぜひ注目したいポイントと見どころ、おすすめの時刻を解説します。
登山道では植物や鳥にも注目!
ダイヤモンドヘッドのトレイル入口から頂上までは約1.3キロメートル。標高差は約171メートルです。所要時間は片道30分から40分。急な階段などもありますが、ハイキング気分で登ることができます。
登山道の魅力は、豊富な植物。王朝のシンボルとなった黄色い花の「イリマ」や、ボールのような花の形から「ライオンズテール」や「ライオンズイヤー」と呼ばれるシソ科の植物など、日本では見られない植物をたくさん見ることができます。
また多くの鳥に出会えるのも魅力。赤い頭のコウカンチョウや、お尻だけが赤いシリアカヒヨドリなど、かわいい鳥の姿にも癒されますよ!
クレーターを見下ろす展望台
トレイル入り口から15分ほど登ると、最初の展望台に到着します。ここは海と山がよく見えるポイント。見上げればこれから向かうダイヤモンドヘッドの頂上、見下ろせば大きなクレーターと海を一望できます。
よく見ると、下の方には出発地点も見えるはず。ここまでは緩やかな道がほとんどだったので、「もうこんなに登ってきたんだ!」と驚くかもしれませんよ。
軍事要塞の階段やトンネル
最初の展望台からさらに登り始めると、薄暗いトンネルや階段が続きます。
ダイヤモンドヘッドは20世紀初めから半ばまでアメリカ軍の要塞地だった山。要塞に資材を運ぶための道とトンネルが整備されました。
要塞は実際の戦闘で使われることはなく廃止されることに。その後、運搬道やトンネルは観光用の登山道になりました。歴史を感じる階段やトンネルにもぜひ注目してみてくださいね!
山頂からはサウスショアの絶景!
最後は急な階段を登って山頂展望台に到着!
ここからはワイキキの市街地や、サウスショアの絶景を一望することができます。真っ青な海と空、ホテルが立ち並ぶワイキキの景色は最高!
事前予約制のおかげで、あまり広くない頂上でもじっくり写真を撮ることができます。
狙い目は朝日と夕日!
ダイヤモンドヘッドを訪れるなら、時間にもこだわるのがおすすめ。特に人気が高いのは、朝日と夕日の時間帯です。オレンジ色に輝く海の美しさは格別!朝日や夕陽を眺めたい方は、予約の前にオアフ島の日の出や日の入りの時刻を調べておくようにしてくださいね。
またハワイらしい真っ青な海を撮りたいなら、日が高い昼間の方がおすすめです。
ダイヤモンドヘッド観光に最適なシーズンは?
ハワイは1年中がベストシーズンと言える常夏の楽園。年間平均気温は24度前後で1年中太陽に恵まれています。しかしその中にも乾季と雨季は存在。またダイヤモンドヘッドの写真にこだわるなら、特別なベストシーズンもあります。
続いては、ダイヤモンドヘッド観光のベストシーズンをご紹介します。
常夏を満喫するなら4月〜9月
ハワイらしいカラッと晴れた気候を楽しみたい場合は、4月〜9月の乾季がベストシーズン。
この季節なら、天候をほとんど心配せずに、ダイヤモンドヘッド登山やその他の観光地を満喫できますよ!
朝日と夕日を狙うなら12~3月
ハワイの雨季は10月〜3月頃。しかし雨季といってもハワイでは雨が降り続くわけではありません。ざっと雨が降った後にカラッと晴れるのが特徴。逆にこの時期は、ハワイを象徴する虹に出会える機会が増えるため、狙い目です。
ダイヤモンドヘッドの朝日と夕日を狙う場合も、この頃がベストシーズンとなります。理由は、ダイヤモンドヘッドの営業時間です。
ダイヤモンドヘッドに登れるのは6時から18時で、最終入場は16時30分まで。そのため昼間が長い時期には朝日と夕日を見ることができません。営業時間と日の出、日の入り時間の関係で、12月〜3月頃が狙い目となります。
ダイヤモンドヘッドの見学方法は?予約は必要?
ダイヤモンドヘッドは入場時の混雑を緩和するために、2022年5月から事前予約制となっています。ハワイ在住以外の人は、事前にオンライン予約と入場料の支払いが必要。
料金は、1人5ドル(約734円)で、駐車場は1台10ドル(約1,467円)です。
※2023年12月3日のレート、1ドル=146.83円で計算
事前予約は予約サイトから
ダイヤモンドヘッドの入場チケットは、ダイヤモンドヘッド州立記念碑の公式サイトからオンライン予約します。予約できるのは、訪問日の30日前から。
予約サイトに入り、「チケットの種類」「予約日」「人数」を選択して入力します。車で行く場合は、入場券と駐車場を利用する「Parking and entry」を選択。徒歩やバスで行く場合は、入場券のみの「Entry only」を選びます。
次に予約できる時間帯が表示されるので、時間を選択し、予約情報を確認。個人情報、クレジットカード情報の順で入力します。これで予約は完了です。QRコードが表示され、メールも届きます。
入場にはQRコードが付いている予約完了ページかメールが必要になりますから、すぐ見せられるようにプリントアウトするか手元のスマートフォンに保存してくださいね!
チェックイン方法
登山道の入口についたら、QRコードが付いている予約完了ページかメールを提示して入場します。
予約した日時でないと入場はできないため、ダイヤモンドヘッドに向かう前に日時はしっかり確認してください。また駐車場の利用も予約が必須。レンタカーで行く方は間違えずに駐車場付きのチケットを予約するようにしてください。
ダイヤモンドヘッド観光に要する時間
ダイヤモンドヘッドの登山は、片道30分から40分。手すりなどもあるため、お年寄りや子どもでも登りやすい道になっています。
展望台や頂上で写真を撮りながら景色を楽しむと、往復で2時間弱が一般的な観光時間です。駐車場の予約枠もそれに合わせて、6時〜8時、8時〜10時など2時間単位の枠になっています。
ダイヤモンドヘッドへのアクセス・行き方
ダイヤモンドヘッドはハワイを代表する観光地で、主なホテルも集まっているワイキキから行きやすい観光スポット。ワイキキからいろいろな方法で訪れることができます。
ここでは、バス、ワイキキトロリー、レンタカーそれぞれの行き方を解説します。
費用を抑えるなら移動はバスで
ワイキキからダイヤモンドヘッドを訪れる場合、最も安くて一般的な方法は、ハワイの公共バス「TheBus」での移動です。
ルート23に乗って20分ほどで、最寄りバス停「Diamond Head Rd + Opp 18th Ave」に到着。バス停からダイヤモンドヘッド内トレイルの入り口までは、徒歩で20分ほどです。
バスの料金は一回の乗車につき3ドル(約440円)。1日乗り放題のワンデーパスは7.5ドル(約1,101円)です。
※2023年12月3日のレート、1ドル=146.83円で計算
入り口まで直接行くならワイキキトロリーで
トレイル入り口まで歩きたくない場合は、ワイキキトロリーが便利です。ワイキキトロリーの「グリーンライン」に乗ると、約30分でダイヤモンドヘッド内トレイルの入り口前に到着します。
ワイキキトロリーには、絶景をめぐるブルーラインや、文化と歴史スポットを回るレッドライン、主要ホテルとショッピングセンターを結ぶピンクラインもあります。ワイキキトロリーの1日乗車券は30ドル(約4,405円)です。
※2023年12月3日のレート、1ドル=146.83円で計算
周辺観光も楽しむならレンタカー
ワイキキだけでなく、オアフ島の観光名所を広く巡りたいならレンタカーがおすすめです。
ワイキキからダイヤモンドヘッドの駐車場までは、車なら約10分と最短時間で到着します。ただし入場予約の時間から30分以内に駐車する必要があるため、遅刻には注意してくださいね!
ダイヤモンドヘッド観光における注意点
多くの人が気軽に訪れるダイヤモンドヘッドは、簡単に登れる山です。それでも日本でのハイキングのような感覚で訪れると、あわてることになるかもしれません。
ここではダイヤモンドヘッド観光の注意点をご紹介します。
登山前にトイレに行く!
ダイヤモンドヘッドでは、トレイルに入ると、途中や頂上に公衆トイレはありません。ビジターセンター近くのトイレに必ず行っておくようにしてください。
ビジターセンターにはステッカーやTシャツなどのお土産も売っています。日焼け止めや帽子も売っていますから、うっかり忘れた場合は最初に寄ってみるのがおすすめです!
スニーカー・飲み物を用意!
ダイヤモンドヘッドは低い山で、登山の時間は片道30分から40分。それでも途中には舗装されていない道や、急坂、急階段もあります。
登山とまではいかなくてもハイキングレベルの装備は必要。スニーカーなど歩きやすいシューズで登るのがおすすめです。ワイキキとビーチの観光に慣れてしまうと、サンダルで出かけてしまいがちなので、注意してくださいね!
またとくに昼間は気温も上がるので、飲み物も忘れずに持っていくようにしてください。
ダイヤモンドヘッドの観光を満喫しよう
この記事では、ダイヤモンドヘッド観光の見どころや見学方法、アクセスなどをご紹介しました。
ダイヤモンドヘッドは、オアフ島で多くの方が滞在するワイキキを一望できる絶景スポット!滞在時間2時間ほどで満喫でき、オアフ島に旅行するなら一度は訪れてみたい観光スポットです。
ぜひ紹介した情報を参考に、ダイヤモンドヘッドの観光を満喫してみてくださいね!
ダイヤモンドヘッド(Diamond Head)の基本情報 | |
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住所 | Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国 |
電話 | +18085870300 |
営業時間 | 6:00~18:00(最終入場は16:00) |
休業日 | 元日、感謝祭、クリスマス |
アクセス | ワイキキからバスで約15分 |
料金 | 1人5ドル(約734円)、駐車場1台10ドル(約1,467円) ※2023年12月3日のレート、1ドル=146.83円で計算 |
公式サイト | https://www.pacifichistoricparks.org/diamond-head-state-monument |
※記事内の価格は2023年12月3日のレート、1ドル=146.83円で計算しています。
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