フランス料理のおすすめ22選!有名なメニューやマナーなども紹介
フランス料理といえば、テリーヌやエスカルゴのブルゴーニュ風が有名です。 この記事では、フランス料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜、スープ、肉料理、魚料理などのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
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フランス料理の特徴
フランス料理は中華料理、トルコ料理に並ぶ世界3大料理のひとつ。日本では、ホテルのレストランでのコース料理や、気軽に楽しめるおしゃれなビストロを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
フランス料理の特徴はバター、クリーム、ハーブ、ワインなどを巧みに使った味付けで、地域によって多彩な調理法があります。洗練された味わいはもちろん、趣向を凝らした盛り付けなど、舌だけではなく目でも楽しめる料理です。
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フランス料理の基本的なテーブルマナー
格式高いフランス料理レストランで、フルコースを楽しむ時に忘れてはいけないのが、テーブルマナー。基本的なマナーを知って、スマートに食事をしましょう。
<フランス料理のテーブルマナー>
- ナイフやフォークなどのカトラリーは、外側から順に使いましょう。
- カトラリーは食事中は八の字、食べ終えた後はそろえてお皿の上に乗せましょう。
- ナプキンを広げるタイミングはドリンクが来るまで。2つ折にしてひざの上に広げましょう。
- スープは音を立てずに飲みましょう。
- パンは一口サイズにちぎりながら食べましょう。
フランス料理のおすすめ前菜4選
まずは前菜。フルコースでは最初にいただく料理で、食欲をそそる華やかな見た目や軽い腹ごしらえとなるのが特徴です。気軽にフランス料理を楽しめるビストロでは、赤ワインなどと一緒に楽しめる料理もあります。
パテ・ド・カンパーニュ
赤ワインとの相性バッチリ!フランス定番の前菜
パテドカンパーニュは、ミンチ状にした豚肉やレバーを型に詰めて焼き上げる料理。フランスの伝統料理として有名で、パテドカンパーニュという名前は田舎風パテという意味です。
赤ワインと一緒に前菜やおつまみとして食べたり、フランスパンにはさんだりと多彩な味わい方ができます。また、肉の種類や具材など、お店によっても味の個性が出るので、お気に入りのパテドカンパーニュを見つけるのも楽しみのひとつ。
テリーヌ
目でも舌でも楽しめるフランスらしい芸術的な料理
テリーヌとは、バターを塗った容器の内側に肉や魚、野菜などの具材を詰め、それをオーブンで焼いたり、蒸し焼きにした料理です。テリーヌとはフランス語で容器を意味するため、型に詰めて作られた料理は全てテリーヌということになります。
基本的には具材を細かく切ったり、ムース状にしたりして作られており、一口で味わうことができるさまざまな食材の調和が魅力です。鮮やかな色彩の野菜を組み合わせることもあるので、目でも楽しめますよ。
エスカルゴのブルゴーニュ風
エスカルゴの歯応えとパセリの香り高さが食欲をそそる
エスカルゴのブルゴーニュ風は、エスカルゴとニンニク、パセリ、バターの詰め物を殻に入れてオーブンで焼いた料理。本場フランスでは、クリスマスの定番メニューで、フォアグラ、牡蠣、七面鳥などと並ぶ人気を博します。
フランスの食用エスカルゴの種類はおよそ20種類ほどですが、主に食べられるのがその内の4種類で、中でも人気なのがブルゴーニュ産のエスカルゴ。身の締まりが格別で、ぷりっとした歯ごたえがおいしいです。
キッシュ
サクッとした食感がおいしいフランスの家庭料理
キッシュは、フランスのアルザス=ロレーヌ地方に古くからある、卵と生クリームを使った家庭料理。一見スイーツのようにも見えますが、甘い食材を使うことが少なく、ベーコン、野菜、チーズ、クリームなどを加えたフィリングが定番です。
熱々のキッシュは外側のパイ生地がサクッとしており、食べごたえばつぐん!時間をおいたものでも具材の味がしっかりと感じられるので、おいしく食べられますよ。
フランス料理のおすすめサラダ2選
フランス料理のサラダは素材の味とドレッシングの風味を楽しめるものや、パリジェンヌにも人気のヘルシーなサラダなどがあります。コース料理でいただく時は、フォークのみを使って上品に食べましょう。
ニース風サラダ
ニース地方発祥のボリューム満点サラダ
ニース風サラダは、フランスを代表するサラダのひとつで、プロヴァンス地方ニースが発祥です。
具材はトマト、インゲン、ジャガイモなどの野菜に、アンチョビ、黒オリーブ、ゆで卵などが主に使われ、さらにオリーブオイルやヴィネガーで作る、ソース・ヴィネグレットで味付けされています。ボリューム満点の人気サラダです!
タブレ
クスクスと野菜たっぷりの栄養満点ヘルシーメニュー
フランス人にとって、国民食とまで言われるほど人気のタブレ。クスクスにたっぷりと野菜やハーブを混ぜ、オリーブオイルや塩などで味付けした料理です。
ぷちっとした食感のクスクスは、ふっくらとしているので意外にもお腹に溜まります。栄養満点なので、ヘルシーな食事を摂りたい人にもおすすめです。
フランス料理のおすすめスープ4選
フランス料理のスープは、夏に飲みたいすっきりとした冷製スープや、素材のうまみがたっぷり凝縮したスープなどたくさんの種類があります。
ビシソワーズ
夏にぴったりの冷製スープ
ビシソワーズは、ジャガイモを使った冷製スープ。その語源は、考案者であるルイ・ディアの故郷であるフランスのヴィシーにちなんで名付けられました。
裏ごししたなめらかな舌触りのジャガイモと、生クリームの優しい味わいが特徴のビシソワーズは、暑い夏の時期にすっきりと飲めるのでおすすめです。
野菜のポタージュ
おいしくてヘルシーなフランスの家庭料理
野菜のポタージュは、さまざまな野菜で作られるフランスの家庭料理です。寒い冬は、パンとポタージュを一緒に食べるのがフランス流。
コーンやカボチャなどを使い、弱火でコトコト煮込んだポタージュは、野菜の甘みと栄養がぎゅっと詰まっているので、おいしさとヘルシーさのいいところどり!
甲殻類のビスク
濃厚でクリーミーな味わいのスープ
ビスクとは、甲殻類を使った濃厚なスープです。日本でもカフェやスープショップなどで提供されているので、馴染みのある人も多いのではないでしょうか。
フランスでは、一般的にロブスターやエビなどが用いられ、香味野菜、白ぶどう酒、魚のだしとともにじっくりと煮たあと、裏ごししたものに生クリームを加えて仕上げます。甲殻類の濃厚なエキスとクリーミーな味わいがクセになる料理ですよ。
オニオングラタン
フランスの冬の定番スープ
オニオングラタンは、バゲットが入ったボリューム満点のスープ。フランスの冬の定番メニューで、小腹を満たすためにビストロやブラッスリーなどでさっと食べられるカジュアルなスープです。
じっくりと炒めた玉ねぎの甘みと、チーズのコク、バゲットの香ばしさがたまらないおいしさで、寒い冬に食べると心も体もポカポカに温めてくれます。
フランス料理のおすすめ魚料理4選
フランスの魚料理は、上品な味わいのメインディッシュやスープ、子どもにも人気の家庭料理などさまざま。また、レストランによってはコース料理のメインとしても提供されることがあります。
スズキのポワレ
外はカリっ中はふんわりのぜいたくメニュー
スズキのポワレは、スズキを油やバターなどで蒸し焼きにした料理です。調理中に食材から出た脂をかけるアロゼという調理法により、外はカリッと、中はふんわりした食感のリッチな味わい。溶かしバターやオリーブオイルをかけると、味の幅が広がりますよ。
舌平目のムニエル
バターやレモンをベースにソースが味わい深い
舌平目のムニエルは、臭みが少なくやわらかい舌平目にバターやレモンをベースにしたソースをかけた料理。フランスでも、高級料理としてレストランなどで提供されています。
シンプルな味付けですが、素材の味を引き立てるバターの芳醇な香りが食欲をそそります。お皿に盛り付けられた野菜と一緒に添えていただきましょう。
ブイヤベース
たっぷり魚介類のうまみがぎゅっと凝縮
ブイヤベースは、大きな鍋に魚介類をたっぷり入れて、トマトベースで煮込んだもの。中国のフカヒレスープ、タイのトムヤムクンと並ぶ世界三大スープと言われており、フランス・マルセイユなどの地中海沿岸地方発祥の料理です。
サフランやガーリックの風味が食欲をそそります。魚介類のうまみがぎゅっと凝縮されているので、スープの最後の一口までおいしく食べれますよ。
サーモンのパイ包み焼き
サクッとしたパイ生地が子どもにも人気
サーモンのパイ包み焼きは、サーモンをメインに、ほうれん草などの野菜や卵をパイ生地で包み、こんがりと焼き上げた料理。レストランや家庭によっては、お米やキノコなどを入れることもあります。
パイ生地のサクサク感と、中身のサーモンやほうれん草のクリーミーさの組み合わせは、子どもにも大人気!
フランス料理のおすすめ肉料理4選
フランス料理のフルコースではメインとなる肉料理。高級食材をぜいたくに使った料理は、見た目の芸術性もあり、テーブルを華やかに彩ってくれます。
牛ヒレ肉のロッシーニ風
黒トリュフやフォアグラを使ったぜいたくなステーキ料理
牛ヒレ肉のロッシーニ風は、牛ヒレ肉にフォアグラと黒トリュフを合わせたぜいたくなステーキ料理。19世紀の作曲家であり食通のジョアキーノ・ロッシーニにちなんで名付けられました。
バターでソテーした牛肉のヒレはレアで焼かれ、しっとりとした食感が特徴。さらに、黒トリュフの芳醇な香りとフォアグラの濃厚な甘みが絶妙なハーモニーを奏でます。ワインと一緒に味わうのがおすすめです。
鴨肉のコンフィ
低温でじっくりと焼いたジューシーな鴨肉料理
鴨肉のコンフィは、フランスでは料理やワインをカジュアルに楽しめるビストロの定番メニューで、フランス南西地区ラングドックの郷土料理でもあります。
低温でじっくりと火を入れた鴨肉は、皮はカリッと香ばしく、中はほろほろと柔らかい食感。肉のうまみがぎゅっと凝縮されているので、ワインのおつまみとしても最高の料理です。
牛肉の赤ワイン煮
とろけるような牛肉が絶品!
牛肉の赤ワイン煮は、牛肉を赤ワインで煮込んだフランスの伝統料理。玉ねぎ、ニンジン、セロリなどの野菜とともにじっくりと煮込んだ牛肉は、ほろほろととろけるように柔らかく、野菜の風味がしっかりと染み込んでいます。
マッシュポテト、パスタ、バゲットなどと一緒に食べるのが定番で、食べごたえがありますよ。
仔羊のクリーム煮込み
ジューシーな肉とクリーミーなコクが際立つフランスの家庭料理
仔羊のクリーム煮込みは、生クリームで具材をやわらかく煮込むフランスの家庭料理。仔羊のほかにも、鶏肉、仔牛、魚介類などを使うこともあります。
クリーム煮といえばシチューが馴染みがありますが、そのちがいは煮込む前に肉をしっかりと焼くこと。それによりうまみが中に閉じ込められ、ジューシーな味わいになります。家庭やレストランによっては、最後に全卵や卵黄と合わせて、コクを出す調理法もあるのだとか。
フランス料理のおすすめスイーツ4選
日本でも人気の高い、フランス料理のスイーツ。クリーミーなブリュレやタルト、洋酒が香る大人の味わいのスイーツなど、味の幅が広く、上品な味が特徴です。
クリームブリュレ
フランス映画で一躍有名になった人気スイーツ
フランス映画『アメリ』に登場したことで有名になった、クリームブリュレ。表面のパリッと割れるカラメリゼされた砂糖が特徴です。濃厚なカスタードには、卵、牛乳、砂糖、バニラのほかに生クリームが入っているので、コクのある味わいがスイーツ好きを唸らせます。
作中に登場するクリームブリュレは、映画の舞台であるフランス・パリの モンマルトルに実在する、カフェ・デ・ ドゥ ・ムーランで実際に注文することができるので、訪れた際はぜひ注文してみてくださいね。
タルトタタン
口いっぱいにリンゴの香ばしさが広がるタルト
タルトタタンは、砂糖やバターを使って甘く煮たリンゴにパイ生地などをかぶせて焼き上げたタルトのことです。フランス語では、逆さまのタルトという意味があり、19世紀のフランスのあるホテルでうっかり炒めすぎたリンゴの焦げ目を隠そうと、タルト生地を上にのせて焼いたのがはじまりなんだとか。
生地の下に入れて焼くことで、いい具合でキャラメリゼされたリンゴは、口に入れると香ばしさが広がります。温かいタルトタタンに冷たいアイスクリームをのせて食べるのもおすすめです。
ヌガーグラッセ
女性に人気の冷製デザート
ヌガーグラッセは、南フランス発祥の伝統的な冷製デザートです。アイスクリームのような見た目ですが、食感が異なり、メレンゲや生クリームを冷やし固めていることから、ふわふわでなめらかな口溶け。
はちみつ、キャラメリゼしたナッツ、ドライフルーツなどが入っているため、歯ごたえや甘酸っぱさを感じられるので後を引くおいしさです。紅茶やワインなどとも相性が良く、女性にも人気があります。
サバラン
洋酒のシロップが香る大人のスイーツ
サバランとは、フランスの菓子パンであるブリオッシュに洋酒入りのシロップを染み込ませたケーキです。口の中に入れると、ラム酒の芳醇な香りのシロップがじゅわっと広がる、大人の味わいが人気です。
生クリームやフルーツなどで仕上げられていることも多く、シロップの風味と甘さや甘酸っぱさが調和しています。本場フランスでは洋酒入りのシロップをしっかりと効かせるのが定番で、パリのレストランやカフェなどでは、サバランを注文すると、目の前でシロップをたっぷりとかけてくれることもあるのだとか。
おいしいフランス料理を満喫しよう!
フランス料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?フランス料理は高級なフルコースのメニューからビストロで食べられるカジュアルなメニューまでさまざま!フランスならではの芸術的な盛り付けや飾り付けなども、食事の時間を華やかにしてくれます。
今回紹介したフランス料理はどれもおすすめのものばかりなので、ぜひ食べてみてくださいね!
photo by pixabay