ニューヨークの治安ここに注意!地下鉄など安全に旅行するための注意点まとめ
観光都市としても人気の高いニューヨークは、コロナ禍後の治安悪化などの影響もあり、注意が必要なエリアも多くあります。ニューヨークについて、治安の悪い危険なエリア、夜の様子、地下鉄利用時の注意点、観光時の安全対策、宿泊におすすめな安心なエリアなど、現地情報をマップ付きで解説!
ニューヨークは、世界経済の中心とも言われるアメリカの最大都市。観光客が多いこともあり、観光エリアであれば治安が比較的安定しています。しかしながらニューヨークの犯罪発生率は、東京などの日本の大都市よりもはるかに高く、治安が悪いエリアも多くあります。
今回はアメリカの中心であるニューヨークの治安について、治安の悪い場所や注意すべきエリア、夜の様子、観光時の注意点、宿泊におすすめな安全なエリアなど、現地情報をまとめました。マップ付きなので、ニューヨーク旅行する際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ニューヨークの治安に関する最新情報
ニューヨークは、世界経済の中心でありながら、一度は行ってみたいとあこがれる人も多いほど、アメリカ屈指の観光都市でもあります。マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランド島の5つの地区に分かれているため、都市としてもアメリカでも最大規模を誇ります。
アメリカ全土は2024年10月現在、外務省から発表されている海外安全ホームページによると、すべての州において渡航の危険度はレベル0と、治安は比較的安定している状態とされています。
ただし、コロナ禍より前には比較的安定していたニューヨークの治安ですが、近年ではマンハッタンの中心部でもナイフなどの武器を使った重暴行罪が多発しており、2024年現在の実際の治安としては悪い状態が続いています。また、地下鉄・バスはとくに治安が悪く、日本人が被害に遭ったトラブルも多く報告されています。
以下ではとくに注意が必要なエリアを紹介していますが、それ以外のエリアにいる場合でも、持ち物をしっかりと管理し、周囲の人たちの様子に目を配るようにしましょう。観光客が多く集まる反面、観光客を狙った犯罪も多く、事前の安全対策が重要です。
今回はニューヨークの治安の悪い場所や夜の様子、注意すべきポイントなどを紹介します。
ニューヨークで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
連絡先 | 電話番号 |
---|---|
警察・救急車・消防署 | すべて911 |
在ニューヨーク日本国総領事館 | 212-371-8222(国内からかける場合) +1-212-371-8222(国外からかける場合) |
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ニューヨークで治安が悪いとされる要注意な地域・スポット
大都市であるニューヨークは5つの地区に分けられており、観光客も多い比較的安全なエリアと、危険なエリアがあります。また、ダウンタウンエリアになると観光客を狙った犯罪が多く、巧妙な手口での詐欺や脅迫、窃盗が行われているため要注意です。
ここでは、ニューヨークの中でも気をつけるべき危険なエリアを詳しく解説します。
①ミッドタウン周辺は観光客が多いがゆえにスリなどに要注意!
タイムズスクエアやセントラルパークがあるマンハッタン区は、ニューヨークの中で最も有名な観光地エリアです。外国人が多く集まるエリアということもあり、観光客を狙った犯罪が多発しています。中でもタイムズスクエアでは、写真撮影を装って高額なチップを要求したり、強引にCDを売りつけたりなど、詐欺に引っかかってしまうケースが多いので注意しましょう。
さらに、ブライアントパークやエンパイアステートビルなど観光スポットが点在するミッドタウンも、観光客が多いがゆえに、スリや強盗などが多く発生しています。また細い路地では、ホームレスやアルコール中毒者などが居座っている可能性も。いきなりモノを投げられたり、罵声を浴びせられることもあるので、人通りが少ない場所には行かないようにしましょう。
また、以前までは危険エリアと言われていたハーレムは都市開発が進み、近年では人気の観光スポットエリアとして、観光客も増えてきました。
昼間は比較的安全ではありますが、人通りが減る夕方から夜にかけては犯罪に巻き込まれやすいので、ハーレム周辺を観光したい場合には、人通りが多い日中に行くようにしましょう。
②クイーンズ・JFK空港周辺はぼったくりに注意
クイーンズ区はクイーンズボロ橋を渡った先は治安が悪いとされています。またジャマイカ駅周辺も気をつけるようにしましょう。
そしてジョン・F・ケネディ国際空港周辺には、ぼったくりのタクシーが多いため注意が必要です。空港からホテルの多いマンハッタンまでは距離があるため、移動手段としてタクシーを利用する場合がほとんど。そのため空港周辺では、正規より高額な乗車料金を請求する個人タクシーが多く待ち構えています。白タクとも呼ばれていますが、正規タクシーであるイエローキャブとは車体の色が違うので見分けやすいです。
さらに空港周辺では、グループとなって違法タクシーに勧誘することがあり、空港内外で偽の制服を着て声をかける人もいるのでご注意ください。空港には、24時間利用できるタクシー乗り場があるので、声かけには付いて行かず必ず正規の乗り場で待ってイエローキャブに乗る、配車アプリを利用するなど、ぼったくりの被害に遭わないように対策を取っておくのがおすすめです。
③ニューヨークの地下鉄はトラブル多発!乗る車両や時間帯は要注意
ニューヨーク旅行の移動に欠かせないのが地下鉄。24時間運行しているためとても便利ですが、地下鉄で発生する犯罪は近年増加傾向にあるため、注意が必要です。
とくに深夜や早朝の時間帯は利用者が少なく、地下鉄のホームや車両内でホームレスや酔っ払い、不良グループに遭遇したり、麻薬中毒者が渡り歩いて行く場合もあります。犯罪に巻き込まれないためにも、利用する時間帯は利用者が多い日中の時間だけに限定しましょう。
詳しい安全対策は、記事後半にまとめていますのでチェックしてみてくださいね。
④ブルックリンのブラウンズビルは犯罪が多発!
ブルックリンのブラウンズビルは、ニューヨークで最も治安の悪いエリアとして知られています。住宅街が立ち並んでいますが貧困層が多く住んでいることから、銃撃、強盗、ドラッグといった犯罪が蔓延。近年では、乱射事件で多くの犠牲者を出したとして、大きなニュースになりました。
レンタカーを利用する時にも、うっかりこのエリアには立ち入らないように。ブランズビル近隣のエリア、イーストニューヨークやクラウンハイツ、ベドフォードスタイブサントでも同様の事件が起こる可能性があるので、近づかないようにしましょう。
②サウスブロンクスは麻薬取引や重犯罪が多発!
ブロンクス区は全域治安が良くないエリアとなっています。とくにサウスブロンクスは、ニューヨークヤンキースの本拠地であるスタジアムがあることで有名です。試合を見るために多くの観光客が集いますが、治安は危険な地域となっているため、野球観戦以外では近づかないようにしましょう。
サウスブロンクスは麻薬取引が盛んに行われている場所で、1980年代にかけてはギャングの活動拠点となってスラム街化している状況にありました。今なおギャング同士の暴行や殺人といった凶悪な犯罪も発生しているので、サウスブロンクスの街中を歩くのは大変危険です。
ヤンキースタジアムは駅の目の前にありますので、野球観戦に行く場合には、試合終了後はなるべくすぐに移動するようにしましょう。
ニューヨークの夜の治安は?
ニューヨークは、バーやクラブだけでなく、ブロードウェイミュージカル、コンサート、オペラなどのエンターテイメントも多く、眠らない街と言われるほど夜中まで賑わっています。また地下鉄は24時間運行しているため、時間を気にせずに楽しむ人も多いです。
ナイトスポットも魅力がたくさんあるニューヨークですが、大通りから一歩外れると人通りが少ない路地も多く、時間帯によっては犯罪が起こりやすくなります。男女問わず夜のひとり歩きは避けるようにしましょう。特に観光客を狙った、金銭目当てでの暴行や脅迫といった危険性も高まります。
夜に出かける際には、人通りが少ない場所は避け、ひとり歩きは控えましょう。また、観光客が多い大通りを歩いたり、目的地まではタクシーを使うなど安全を徹底すれば、夜の散策も楽しむことができます。
ニューヨーク・マンハッタンで安全な地域は?ホテル宿泊エリアのおすすめ
ニューヨークの治安が悪く注意が必要なエリアや、夜の治安について説明しましたが、ニューヨークはエリアによって治安が大きく違うため、比較的治安が良いとされるエリアも存在します。観光地であれば、治安が多少悪くても足を運ぶ方も多いと思いますが、ホテルでの宿泊場所を選ぶなら、やはり治安が良いエリアをチョイスして滞在するのが重要です。
ホテル選びのコツとしては、安全なエリアであっても細い路地は何かと危険な場合もあるため、大きな通り沿いにあるホテルを選ぶようにしましょう。また、駅から近かったり、行く予定の観光地から近かったりすると、徒歩移動の距離が最小限にできるので、観光の予定と合わせて検討してみてくださいね。
以下では、ホテルを選びの際に参考にしていただきたい治安の良い地域と、その地域にあるおすすめのホテルを紹介します。
ミッドタウン
ニューヨーク市内でホテル宿泊するエリアを選ぶなら、比較的安全とされるミッドタウンがおすすめ。観光客が多いがゆえにスリやぼったくりなどの軽犯罪はありますが、観光スポットが数多くあるので移動もしやすく、夜でも人通りがあったり、警察も多く巡回しているため安心感があります。
ミッドタウンの中でも、5th Aveより西側、34th Stと59th Stの間の地域は、ミッドタウンウェスト(ヘルズキッチン)と呼ばれ以前は治安があまり良くない地域でした。しかし近年ではモダンなオフィスビルなども増え、治安も落ち着いており、滞在しやすいエリアになっています。
また日本人にとって過ごしやすいのは、5th Aveから東側、42nd St と59th Stの間のエリアであるミッドタウンイースト。ニューヨーク警察の発表でも犯罪発生率がとても低い地域と言われていて、マンハッタンの中でも治安の良い地域です。日本企業のオフィスも多く、日本食レストランや日系スーパーもあるので、長めの滞在をするときにはとくに良いでしょう。
ただし、いずれのエリアもハドソンリバー、イーストリバー沿いはあまり治安が良くないと言われているので、2th Aveより東側、8th Aveより西側の地域のホテルは避けた方が賢明です。
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チェルシー
このほか、チェルシーもホテル宿泊するのにおすすめ。アンディ・ウォーホルが住んでいたことでも有名で、最新のアートに触れられるエリアです。高級住宅街のため治安も良いことで知られています。
有名観光地としては、チェルシー・マーケットやハイラインがあるほか、アートギャラリーなども点在しています。グルメなエリアとしても人気で、おしゃれなレストランやカフェ、バーなども多く、夜でも人通りがあるので、ホテルとの行き来もしやすく過ごしやすいです。
ただし、人通りが多くて安心感はあるものの、チェルシーはスリや強盗などがそれなりに起きている地域ではあるので、周囲への注意を怠らず、夜にひとりで出歩くようなことは避けるようにしましょう。
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ニューヨークで観光客が被害にあいやすい犯罪は?
ニューヨークでは、ひったくりや恐喝といった観光客が被害にあいやすい犯罪をはじめ、多様な人種や民族が住むアメリカならではの被害にも気をつける必要があります。旅行へ行く前にあらかじめ巻き込まれやすい犯罪を知り、対策を練っておくと安心です。
ここでは、ニューヨークで観光客が被害にあいやすい犯罪を詳しくご紹介します。
①スリ・ひったくり
ニューヨーク旅行で、観光客が最も狙われやすい犯罪が、スリ・ひったくりです。日中のダウンタウンエリアは、ニューヨーカーや観光客でどこも混雑しているため、気づかれないうちに盗難の被害にあってしまうケースが非常に多いです。特に日本のパスポートは狙われやすいほか、財布や携帯などは外出先で出し入れする場面が多いため、細心の注意を払うようにしましょう。
また、タイムズスクエアなどは大型店舗の飲食店も多く、どの時間帯でも混雑しています。カバンを置いて席の確保をしてしまうと、置き引きの被害に遭う可能性が高いです。複数人いる場合は、荷物を見守る人と注文する人に分けるなど、予防対策をするように心がけましょう。
②恐喝・詐欺
ニューヨークのダウンタウンエリアでは、観光客を狙った恐喝や詐欺の被害に巻き込まれる可能性があるので注意しましょう。例としては、観光客をターゲットにわざとぶつかり、メガネや荷物が壊れたと一方的に弁償を要求してくるケースです。巧妙な手口で行われることが多く、相手の雰囲気に圧倒され、最後にはお金を渡してしまう観光客も多いです。
またタイムズスクエアでは、路上パフォーマンスや着ぐるみを着た人たちが一緒に撮影した後に多額の写真代を請求する場合もありますので、注意しましょう。
③女性を狙った性犯罪・特定の人に対するヘイトクライム
ニューヨークでは、女性一人のタイミングを狙って、グループで性犯罪におよぶケースも後を断ちません。特に、人通りが少ない狭い路地や地下鉄、さらにエレベーターなどの密室になりやすい場所には注意が必要です。複数人で犯行に及ぶことが多いため、エレベーターや地下鉄の場合には、危険だと感じたらすぐ降りるか、ほかの乗客がいる場所に移動するようにしましょう。
また、昨今では緊迫した世界情勢が続いていることもあり、特定の人を狙っての嫌がらせ、脅迫、暴行などの犯罪行為を行うヘイトクライムが起こっています。パンデミックの直後はアジア人へのヘイトクライムが目立っていましたが、2023年11月現在は中東問題によるヘイトクライムやデモが多発しているので、注意が必要です。
④タクシーのぼったくり
旅行中の移動手段として便利なタクシーですが、ニューヨークにはイエローキャブと呼ばれる正規タクシーのほかに、個人タクシーも見かけます。特に、ジョン・F・ケネディ国際空港周辺には白タクと呼ばれる個人タクシーが多く、ドライバーさんからフレンドリーに話しかけるパターンが多いです。
白タクは、高額の乗車料金を請求されるケースがほとんどです。悪質な場合は、手持ち金を全部渡すように脅迫されることも。銃社会であるアメリカでは武器を隠し持っている可能性があり、車内は密室なので抵抗すると命の危険に晒しかねません。
タクシーで移動する時には、正規タクシーのイエローキャブや、配車アプリのUberを利用するようにしましょう。
⑤クレジットカードのスキミング
旅行中に街中のATMから、クレジットカードで現金を引き出すことはよくある光景です。しかしニューヨークでは、ATMから特殊な機械でクレジットカード情報を抜き取るスキミングの犯罪も多いので注意しましょう。手元にクレジットカードがあるため、気づかないうちに犯罪に巻き込まれる場合がほとんどです。
ATMを使用する際は、セキュリティーが良い場所や警備員が常駐しているATMを使うのがポイント。海外のATMは安全ではないということを念頭に、注意深く利用するようにしましょう。
ニューヨークで被害にあわないための防犯対策
楽しいアメリカ旅行でも、トラブルや犯罪に巻き込まれてしまったらせっかくの旅行も台無しになってしまいますよね。トラブルや被害に遭わないためにも、事前にどのような対策ができるのか知っておくことで、安心して旅行を楽しむことができます。
ここでは、ニューヨークで被害に遭わないための、防犯対策をご紹介します。
①早朝・夜間は出歩かない
眠らない街とも言われているニューヨークですが、人通りが少ない早朝や夜の時間帯は、犯罪に巻き込まれやすいので注意しましょう。比較的安全なエリアであっても、ひとりで外に出歩くことはあまりおすすめできません。もし夜間や早朝に外出する場合は、人通りが多い大通りを歩くようにしましょう。小さい路地は、夜になるとさらに人通りがまばらになるため、犯罪に巻き込まれやすいです。
またホテル周辺が治安が不安定なエリアである場合には、近距離での外出であっても早朝や夜間は出歩くのは危険です。人通りがある時間に外出をするか、目的地まではタクシーを利用するなど、安全対策を徹底するようにしましょう。
②地下鉄では時間帯・車両などに注意する
ニューヨークの地下鉄は24時間運行していますが、2024年現在でも地下鉄の駅構内・電車内での犯罪は増加傾向にあるため、基本的には日中〜夕方までの利用にとどめるのが安全です。
また電車を待っている場合にも、周辺には十分警戒を。ホームで待っている間に背中を押されたり、複数人に囲まれて絡まれるといった被害もあります。電車を待っている間は背後に誰も来ないように壁に寄りかかったり、乗客が多いエリアで待ったりと、対策を取っておくのがおすすめです。
また、ホームの上部にある白黒の看板(ゼブラ標識)付近で列車を待ったり、乗り降りをするようにするのも有効な安全対策です。ゼブラ標識は、車掌がのっている車両の停車位置の目印となっているため、そこで車両を待っていれば緊急時に助けを求めやすくなりますよ。
また、駅構内と車両内には、緊急用のヘルプポイント(通報装置)が設けられていますので、その近くに乗車するのも対策になります。また、ほかの車両は混んでいるのに、1つだけガラガラの車両がある場合は、車両内に危険な人物がいるなど大きなトラブルにつながる場合がありますので、その車両は避けて別の車両に乗るようにしましょう。
③持ち物は最小限の現金と貴重品にする
観光客を狙ったスリや盗難は、手口が強引な上に武器で脅迫をされるなど、危険を伴う場合があります。手持ち金を全て盗まれないようにするためにも、必要最低限の現金とクレジットカードだけを持ち歩くようにしましょう。ニューヨークでは、ほとんどのお店でクレジットカードやキャッシュレスでの決済が可能です。
現金は万が一に備えて最小限に抑え、財布代わりにポーチの中に入れて持ち歩くと、ブランド物の財布や金銭目当ての犯行の目くらましになるので、おすすめです。
④ラフな服装を心がける
観光客を狙った犯罪は、身だしなみから金目のものがあるかを判断することが多いので、外出時の服装に気をつけることも予防対策の一つです。とくにハイブランドの時計やネックレス、カバンを身につけている場合には、強引な手口で犯行に及ぶ可能性があります。
ニューヨーカーは、Tシャツにデニムズボン、スニーカーとラフな格好で外出する人がほとんど。目立つ格好をすると観光客と見分けがつきやすいので、予防対策として動きやすいラフな格好を心がけましょう。
カバンは、身体の前にかけられる小さなセキュリティーポーチを選び、財布代わりのポーチ、貴重品も最低限のものを入れるようにすると、金目のものの判断が見分けづらいため、スリや盗難の予防にも有効的です。
⑤記念撮影の声がけには応じない
タイムズスクエアの一角では、路上パフォーマンスをしたり、キャラクターの仮装や着ぐるみで道ゆく人に声をかける人も多く見かけます。フレンドリーに話しかける人が多いため、そのまま会話を楽しむのもいいのですが、記念撮影をしようと誘われた時には、断るようにしましょう。ほとんどの場合、高い金額のチップ代を要求されます。
また、建物の写真を撮っているだけでもパフォーマー達が映りそうな場所で撮影してしまうと、自分たちを撮ったと言いがかりをつけて写真代を要求される悪質な場合も。そのエリアを避けて写真を撮るようにし、またその周辺を通る際には、声がけに応じないよう注意してください。
在ニューヨーク日本国総領事館発行の「安全の手引き」も確認しよう
在ニューヨーク日本領事館では、毎年、安全の手引きを発行しており、ホームページから無料でダウンロードや印刷ができます。ニューヨーク在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されていて、旅行者にも役立つ情報が多いので、渡航前に確認するようにしましょう。
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もしニューヨークで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
ニューヨークでの旅行において自己管理や注意事項に気をつけていても、思わぬ犯罪や事故、トラブルに巻き込まれるケースもあります。被害に遭ってしまった時には慌ててしまわないように、事前に緊急連絡先をメモしておくと安心です。
ここでは、ニューヨークでもし犯罪にあってしまった際の緊急連絡先をご紹介します。
緊急通報先
ニューヨーク旅行で被害にあった場合にはただちに「911」に連絡しましょう。日本では警察は「110」、消防や救急車は「119」と連絡先はそれぞれ異なりますが、アメリカではどちらも「911」で統一されています。
連絡先 | 電話番号 |
---|---|
警察・救急車・消防署 | すべて911 |
被害の直後はパニックに陥りやすいため、日本の番号と間違ってかけてしまう可能性もあります。心配な方は、見やすいところにメモしておくのもおすすめです。
オペレーターが出たら、通報場所と内容(警察または消防)を告げてください。オペレーターに英語で説明できないときには「ジャパニーズ・プリーズ」と伝えれば、日本語通訳サービスを介して通話することができます。
また盗難などに遭った場合など、緊急時以外は「911」ではなく、最寄りの警察署に相談するようにしましょう。
在ニューヨーク日本国総領事館
もしニューヨークで被害にあった場合、在ニューヨーク日本国総領事館に連絡することもできます。緊急の場合は24時間受け付けているので安心です。
また、パスポートの盗難や思わぬ犯罪の被害に遭った時は、まずは最寄りの警察署でポリスレポートを作成してもらう必要があります。手続きなどで困った時は、総領事館へ連絡することでサポートしてもらえることも。現地警察への届け出に関する助言をしてもらえたり、パスポートの盗難に関しては、発給手数料はかかるものの「帰国のための渡航書」の発給手続きなどを行ってくれます。
総領事館の方へは直接足を運ぶか、電話にて連絡が可能です。詳しくは在ニューヨーク日本国総領事館の公式サイトを参照してください。
在ニューヨーク日本国総領事館の基本情報 | |
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住所 | 46 - 47/F, One Exchange Square, 8 Connaught Place, Central, Hong Kong |
電話 | 212-371-8222(国内からかける場合) +1-212-371-8222(国外からかける場合) |
メールアドレス | ryoji@ny.mofa.go.jp |
営業時間 | 9:30~17:00※緊急の場合は24時間対応 |
休業日 | 土曜・日曜・祝日 |
公式サイト | https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/hanzai.html#callcgi |
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アメリカ・ニューヨークは、夜の外出や観光客を狙った犯罪に注意すれば、比較的治安が安定しています。ただし、海外にいるということを忘れずに、細心の注意をはらってすごすことが大切です。人通りが少ない路地、危険なエリアは避けると安心でしょう。
また犯罪に巻き込まれないために、身なりや貴重品の管理など、自分自身で予防対策をすることがポイントです。旅行の開放感でついつい気持ちが緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や習慣も違う異国に来ているということを、常に意識して旅行をたのしむようにしてください。
※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。
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