公用語
韓国の公用語は韓国語で、日常生活から教育、行政に至るまで広く使われています。独自の文字であるハングルは、発音に合わせて文字を組み合わせる仕組みになっており、シンプルながらも表現力に富んだ言語です。若い世代や都市部では英語がある程度通じる場面もありますが、英語の普及率は高いとはいえず、観光時には簡単な韓国語表現を知っておくと安心です。
宗教
韓国では多様な宗教が存在しているのが特徴です。仏教やキリスト教が広く信仰されており、街の中には寺院や教会が多く見られます。また、儒教の教えも伝統的な家族観や礼儀作法に影響を与えており、信仰している人が多くいます。他にも、無宗教の人も多く、信仰の形は個人によってさまざまです。
通貨
韓国で使われている通貨は「ウォン」です。価格の表記には「₩」や「KRW」が用いられ、日常の買い物やレストランなどで目にする機会が多くあります。レートは変動しますが、日本円よりも桁数が多いため、金額の感覚に最初は戸惑うこともあるので注意しましょう。
クレジットカード、キャッシュレス決済
韓国ではクレジットカードやキャッシュレス決済が非常に普及しており、日常生活のあらゆる場面で活用されています。コンビニやカフェはもちろん、地下鉄の運賃や市場での買い物までカードやスマートフォン一つで支払いが済む場面が多く、現金を使う機会はそれほど多くありません。主要な国際ブランドのカードも広く受け入れられており、利便性の高い環境が整っています。
費用
韓国旅行にかかる費用は、3泊4日で1人あたりおおよそ7~12万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:30,000円~
宿泊費:20,000円~
現地交通費:3,000円~
食費:10,000円~
観光費:5,000円~
雑費:5,000円~
韓国は日本からのアクセスが良く、フライト時間も短いため気軽に行ける海外旅行先として人気です。外食や交通費は比較的リーズナブルで、予算に応じて充実した旅が楽しめます。美容やショッピング、グルメに関心のある方には特におすすめで、ソウルだけでなく地方都市を巡る旅もコストパフォーマンスに優れています。
ビザ
日本国籍を持つ方が韓国を観光目的で訪れる場合、一定期間内であればビザを取得せずに入国することが可能です。滞在期間は通常90日以内と定められており、その範囲であれば特別な手続きは不要です。ただし、入国にはK-ETA(電子渡航認証)の申請が必要で事前のオンライン登録が求められます。制度は変更されることもあるため、出発前の最新情報の確認が大切です。
日本との時差
韓国と日本に時差はありません。日本と同じ時間帯で生活が進んでいます。そのため、旅行やビジネスで訪れる際に時計を調整する必要がなく、現地のスケジュールにもすぐに対応しやすい環境です。
気候
韓国の気候は四季がはっきりしているのが特徴です。夏は高温多湿で、7月〜8月にかけては梅雨の影響で雨の日が多くなります。一方、冬は厳しい寒さが続き、とくに内陸部では氷点下になる日も珍しくありません。季節によって服装の準備が大きく変わるため、訪れる時期に合わせた対策が必要です。それぞれの季節に魅力があり、旅行の目的に応じて最適な時期を選べる国と言えるでしょう。
服装
韓国では季節ごとに気温の差が大きいため、服装選びに注意が必要です。春や秋は朝晩が冷え込むこともあるため、薄手のジャケットやカーディガンがあると安心です。夏は気温が高く湿度もあるため、通気性の良い軽装が適していますが、冷房が強めに効いた室内では羽織ものが役立ちます。一方、冬は氷点下になる日が多く、防寒対策は必須です。ダウンコートやマフラー、手袋などを準備すると快適に過ごせます。
旅行のベストシーズン
韓国旅行のベストシーズンは、気候が穏やかで過ごしやすい春と秋です。特に春は3月下旬〜5月頃にかけて桜やさまざまな花が咲き、街全体が明るい雰囲気に包まれます。また、秋は9月〜11月頃にかけて澄んだ空気と紅葉が魅力で、散策や観光にぴったりの時期です。
治安
韓国はアジアの中でも比較的治安が良いとされており、観光客が安心して滞在できる環境が整っています。都市部では夜間でも人通りが多く、女性のひとり歩きが見られることも珍しくありません。ただし、観光地ではスリや置き引きといった軽犯罪のリスクもあるため、最低限の注意は必要です。全体的に落ち着いた雰囲気があり、初めて訪れる人でも不安を感じにくい国です。
物価
韓国の物価は日本と同程度か、やや安く感じられる場面もありますが品目によって差があります。外食は比較的リーズナブルで、地元の食堂や屋台では手頃な価格でしっかりとした食事が楽しめます。一方、カフェや輸入品、観光地の飲食店では日本と変わらないか、それ以上の価格になることもあります。交通費やコンビニ商品など日常的な支出は抑えやすく、工夫次第で出費をコントロールできます。旅行のスタイルに合わせて、無理のない予算を立てることが大切です。
交通手段
韓国では交通インフラが整っており、移動がしやすい環境が整っています。都市部では地下鉄が広く張り巡らされており、案内表示には英語や日本語も併記されているため、初めての利用でも迷いにくいです。バスも本数が多く、料金も手頃で便利です。また、タクシーも日本より安価で利用しやすく、スマートフォンのアプリを使えば配車もスムーズに行えます。他にも、都市間の移動にはKTXと呼ばれる高速鉄道があり、時間を有効に使いたい時に利用するのがおすすめです。
空港から市街地へのアクセス方法
韓国の玄関口である仁川国際空港からソウル市内までは、さまざまなアクセス手段が用意されています。空港鉄道A’REXは直通と各駅停車の2種類があり、目的地や所要時間に応じて選べるのが嬉しいポイントです。また、リムジンバスも主要ホテルやエリアを結んでおり、荷物が多い場合にも便利です。また、タクシーを利用するのもおすすめ。料金がやや高くなりますが快適に移動できます。
インターネット
韓国はインターネット環境が整っており、世界的にも通信速度が速い国の一つとして知られています。都市部ではカフェや駅、空港など多くの場所で無料Wi-Fiが提供されており、旅行中でも不便を感じにくい環境です。滞在期間が長い場合や安定した接続を求めるなら、プリペイドSIMやWi-Fiルーターのレンタルも便利です。また、通信インフラの発達により、キャッシュレス決済や地図アプリなどの利用もスムーズに行える点が大きな魅力です。
電源プラグ
韓国で使用されている電源プラグは主に「Cタイプ」と「SEタイプ」です。電圧は220ボルト、周波数は60ヘルツとなっています。日本とはプラグと電圧数が違うため変換プラグと変圧器が必要です。スマートフォンやノートパソコンなどは海外対応の充電器が増えているため、そのまま使えることもありますが、念のため渡航前に確認しておくと安心です。変換プラグは空港や現地の家電店でも購入できますが、事前に用意しておくとスムーズです。
飲水
韓国の水道水は基本的には飲用可能です。ただし、日本とは異なり硬水なため、そのまま飲む人は少なく、沸かしたり、ミネラルウォーターを購入して飲む方が多いです。とくに、硬水に慣れていない方や体調に不安がある方はそのままの飲用は避け、うがいや歯磨き程度に留めておくのが安心です。ミネラルウォーターは、コンビニやスーパーで気軽に購入でき、価格も比較的手頃です。
トイレ
韓国のトイレは清潔で使いやすい施設が多く、都市部や観光地では洋式タイプが主流となっています。デパートやカフェ、駅などにも無料で利用できるトイレが整備されており、衛生面も良好です。ただし、一部の施設ではトイレットペーパーを流さずに備え付けのゴミ箱に捨てるよう案内されている場合があるため、表示をよく確認することが大切です。また、トイレットペーパーが備わっていないケースもあるため、ポケットティッシュを持ち歩いておくと安心です。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。