タイのメークロン市場を解説!簡単な行き方、電車の時刻、絶対に満足できるポイントなど
線路ギリギリに露店がひしめき、電車が通るたびにすばやくテントを折りたたむ迫力満点の観光スポットとして有名なタイのメークロン市場。 この記事では、メークロン市場への行き方や見どころ、周辺観光情報、観光の注意点などを解説します。メークロン市場へ行く前に情報をぜひチェックして、観光を楽しむ参考にしてくださいね!
線路ギリギリに露店がひしめき、電車が通るたびにすばやくテントを折りたたむ迫力満点の観光スポットとして有名なタイのメークロン市場。
この記事では、実際にメークロン市場へ行った私が簡単な行き方や見どころ、あわせていきたい周辺観光情報、観光の注意点などを解説します。メークロン市場へ行く前に情報をぜひチェックして、観光を楽しむ参考にしてくださいね!
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メークロン市場の基本情報
タイで注目を集める観光スポットのメークロン市場。まずは、メークロン市場の特徴や歴史などの基本情報を解説します。
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メークロン市場とは?
メークロン市場とは、タイの首都・バンコクから南西に約70キロ離れたサムットソンクラーム県にある地元民向けの市場です。
タイ国鉄・メークロン駅の手前の線路沿い両脇で開かれている市場で、1日8本の電車が通るたびにテントや商品をすばやく片付ける迫力ある市場です。地元では傘たたみ市場という意味のタラート・ロムフップと呼ばれています。
メークロン市場の歴史
現在は国鉄の駅であるメークロン駅ですが、当初は私鉄の駅でした。しかし、1946年に国有化されたことをきっかけに、線路脇の国有地に貧しい人々が無許可で家を建てはじめ、1980年代から商売を始めたのがメークロン市場のはじまりです。
野菜や果物、肉や魚といった食材や、衣類や日用品が売られている地元民向けの市場でしたが、その一風変わった光景が世界中の旅人に広まり、次第に人気観光地となっていきました。
メークロン市場のあるサムットソンクラーム県はどんな県?
サムットソンクラーム県はバンコクから南西に約70キロ離れた場所にある、タイ国内77県で最も小さい県です。タイ湾に面したメークローン川の河口があることから、昔から水運の要所として発展してきました。
メークロン市場のほか、アンパワー運河沿いで軒を連ねる水上マーケット、メークローン川ボートクルーズでのホタル鑑賞などが人気です。ホテルや民宿など宿泊施設も点在しており、大都会・バンコクとは異なるゆっくりとしたステイを楽しむことができます。
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メークロン市場観光の見どころ
他ではなかなか見られない、迫力のある光景を見ることができるメークロン市場。その見どころや注目ポイントをご紹介します。
大迫力!露店すれすれを電車が通る!
メークロン市場の一番の魅力といえばこちら!1日8本電車が通過するたびに、露店のテントがすばやく折りたたまれ、商品も線路の内側に仕舞われます。折りたたまれたテントと電車の距離は、なんとわずか50センチほど!
列車が通過するというアナウンスが流れると、商人たちは一斉にテントや商品を仕舞いだし、電車が通過すると何事もなかったかのように再び元通りにテントや商品を戻して営業再開します。
タイのローカルな雰囲気を味える
いまやタイの一大観光スポットとして人気のあるメークロン市場ですが、もともとは地元民が日常的に利用するローカルな市場でした。最近では観光客向けのカフェや雑貨店もオープンしてきてはいるものの、多くの店では野菜・果物・肉・魚といった生鮮食品や、Tシャツやスリッパなどの日用品・衣類など生活に必要な商品を売っています。
お土産を購入したり食べ歩きをしたりといったことはあまり楽しめませんが、リアルなタイの生活に触れられる、旅情あふれる市場です。
線路上で露店を背景に写真を撮る
メークロン市場の線路は、1日8本しか電車が通らないため、その時間帯以外は安全に線路上に立ったり歩いたりすることができます。線路の上に立ち、露店をバッグにいれて撮影すれば、日本では撮ることのできない異国情緒あふれる写真が撮れるでしょう。
電車の中から市場を眺める
線路近くから市場と電車の様子を見るだけでなく、電車に乗って電車の中から迫りくる市場を眺めるというのも面白い体験です。
メークロン市場に向かう、もしくはメークロン市場からバンコク方面に帰る際に電車を利用しても良いですし、他の交通手段でメークロン駅まで向かい、一駅だけ電車に乗ってみるのもおすすめです。
メークロン市場観光の電車の時刻表
メークロン市場を走る電車の時刻表になります。
出発 | 到着 |
---|---|
6:20 | 8:30 |
9:00 | 11:10 |
11:30 | 14:30 |
15:30 | 17:40 |
おすすめの時間帯は?
おすすめの時間は到着8時30分、出発9時です。次の11時10分着の電車を見に行った時には観光客が多くて混雑していたので、到着8時30分、出発9時がおすすめです。
メークロン市場観光に最適なシーズンは?
メークロン市場があるタイは、年間を通して暖かい気候です。その中でも観光におすすめのベストシーズンを紹介します。
ベストシーズンは快適に過ごせる11〜3月
タイの季節は乾季(11月〜3月)・暑季(4・5月)・雨季(6月〜10月)の3つに分かれています。その中でも乾季は雨量が少ないため、雨の心配をせずに観光が楽しみやすい季節です。
雨が少なく日照時間が長く、気温も毎日30度を超えますので、熱中症対策や日焼け止めをしっかりしましょう。
観光客が少ない時期を狙うなら6~10月
雨季にあたる6〜10月は、観光客も他のシーズンより少なくなります。しかし、日本の梅雨とは違い、1日に何度かスコールのような雨が1〜2時間続くのが特徴で、雨上がりに観光すると涼しく快適です。とくに9月の雨量は多いですが、10月中旬頃から雨量は少なくなります。
この時期に訪れる場合は、折り畳み傘やレインコートなど、雨具を常に携帯しましょう。
メークロン市場観光に要する時間
メークロン市場自体の大きさは、メークロン駅手前の約180メートルほどと大きくないため、市場を見て回るだけであれば20~30分もあれば全て見ることができます。
メークロン駅に電車が発着する時間を調べて行っても、タイの電車は大幅に遅れることもしばしばあるので、時間に余裕をもって訪れましょう。また、メークロン駅に到着した電車は、折り返しでメークロン駅を発車するまでに約30分から1時間構内に停車しており、停車中は乗車しない観光客も自由に電車の中を出入りして見学することができます。
このように、メークロン市場を訪れる際は、市場を散策する時間と電車の発着の時刻を考慮して、必要な時間数をあらかじめ想定していきましょう。
メークロン市場へのアクセス・行き方
メークロン市場観光の拠点となる都市はバンコクです。バンコクからメークロン市場まではミニバス・電車・タクシーや配車サービス・ツアーで向かうことができます。自身の目的や海外旅行への自信度合いでアクセス方法を選びましょう。
最も簡単なアクセス方法はタクシー・配車サービス
迷うことなく確実にメークロン市場にアクセスするなら、タクシーか配車サービスのGrabがおすすめです。道の混雑具合によりますが、バンコク中心部から約1時間半でアクセスすることができます。Grabであれば、片道約1,000バーツ(約4,444円)ほどの料金となります。ピーク時には高くなるので注意しましょう。
費用を抑え、市場の臨場感を味わうなら電車
メークロン市場をめいっぱい味わうのであれば、市場の間を走っていく臨場感を味わえる電車でアクセスするのがおすすめです。価格もバンコク市内の国鉄ウォンウェンヤイ駅からメークロン駅まで(電車2回・渡し船1回)片道23バーツ(約102円)とアクセス方法の中で一番安いです。
まず、バンコク市内の国鉄ウォンウェンヤイ駅からマハチャイ駅まで電車に乗ります。マハチャイ駅を降り、渡し船に乗って国鉄バーレーン駅に向かいます。そして、バーレーン駅からメークロン駅まで電車に乗ると、メークロン市場を通って終着メークロン駅に到着します。所要時間は約2時間半です。電車の本数は少ないので必ず時間を確認するようにしてくださいね。
費用を抑えつつ、簡単にアクセスできるミニバス
12〜13人乗りの乗り合いミニバス(ロットゥー)はバンコク市内のバスターミナルからノンストップでメークロン市場までアクセスできます。費用は片道100バーツ(約444円)と抑えることができます。所要時間は約1時間半です。
ただし出発時刻が決まっていないので、余裕をもっていくことをおすすめします。前回訪れた時は1時間以上遅延したので、確実に行きたい方はタクシーやGrabがおすすめです。
ミニバスはバンコク市内のチャトゥチャック ミニバスステーションから発着しています。Dカウンターの9でチケットを購入しました。
もし場所が分からない場合は、係員に「メークロン」と写真と一緒に見せると案内してくれますよ。
他の観光スポットも合わせて行くならツアーもおすすめ
メークロン市場と合わせて、アンパワー運河の水上マーケットを訪れるツアーが各社から催行されており、両方訪れたい方はツアーに参加するのもおすすめです。
メークロン観光における注意点
メークロン市場を電車が通っていく風景を見る際には、以下の点に注意しましょう。
必ず時刻表を確認し、時間に余裕をもって訪れましょう
メークロン市場を電車が通過するのは1日に往復4回ずつ、計8回と限られています。また、タイ国鉄の電車は予定時刻より大幅に遅延することもあります。前後の予定の時間に余裕を持ち、電車が通過するのを必ず見れるようにしましょう。
電車がギリギリの場所を通るので気をつけましょう
電車は露店の約50センチ手前と、人が立つギリギリの場所を通過します。間近で見たいからと言って身を乗り出しすぎたり、線路に立ち入ったりして怪我のないよう、安全に充分配慮して見学するようにしてください。
スリに注意しましょう
メークロン市場は大人気の観光スポットのため、電車が通過する時刻の前後は観光客で大変混み合います。写真を撮るのに夢中になり、スリの被害に遭わないよう、荷物への警戒意識は忘れないように心がけましょう。
メークロン市場とあわせて行きたい観光地
せっかくメークロン市場へ行くならこちらの観光スポットもおすすめです!
アンパワー水上市場
アンパワー水上マーケットでは、たくさんの屋台飯やクルーズツアーなど楽しみ方がたくさん!クルーズでは、早朝には僧侶が小船で人々から飲食物などをいただく托鉢(たくはつ)を行う様子を観察できるツアー、昼間には寺院をめぐるツアーに参加できますよ。また、期間限定で実施されているホタル鑑賞ツアーも見どころです!
メークロン市場からアンパワー水上マーケットまでは、車で15分ほど。ソンテウを使えば1人10バーツでアクセス可能!GoogleMapで「ที่จอดรถประจำทางอัมพวา(bus stop Amphawa Floating Market)」と記載されている場所から乗ることができます。
メークロン市場を楽しむモデルコース
最後に実際に自分が観光したモデルコースを紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
タクシー/Grabで行く場合
車で行く場合は、メークロン市場の電車が到着する8時30分前に着くように行きましょう。
6:00 | タクシー/Grabに乗車 |
8:00 | メークロン市場に到着 |
8:30 | メークロン市場の電車が到着 |
9:00 | メークロン市場の電車が出発 |
10:00 | アンパワー水上市場へ移動 |
11:00 | アンパワー水上市場で買い物&休憩 |
12:00 | アンパワー水上市場のクルーズツアー |
15:00 | アンパワー水上市場からバンコクへ |
ミニバスで行く場合
ミニバスで場合は、10時30分前に着くように行きましょう。遅延することもあるので、余裕をもってミニバスステーションへ行くようにしてください。
9:00 | チャトチャック ミニバスステーション出発 |
10:30 | メークロン市場に到着 |
11:10 | メークロン市場の電車が到着 |
11:30 | メークロン市場の電車が出発 |
12:00 | アンパワー水上市場へ移動 |
13:00 | アンパワー水上市場で買い物&休憩 |
14:00 | アンパワー水上市場のクルーズツアー |
17:00 | アンパワー水上市場からバンコクへ |
メークロン市場の観光を満喫しよう
この記事では、メークロン市場の観光に関する見どころや歴史、アクセスなどをご紹介しました。他ではなかなか見られない、タイらしい雰囲気の注目スポット・メークロン市場。ご紹介した情報を参考に、メークロン市場の観光を満喫してみてくださいね!
※2024年10月7日のレート、1バーツ約4.4円で計算しています
cover photo by pixabay