【2024年最新】ネパールの治安は？危険な場所や注意点を解説

ネパールの治安はいい？悪い？

ネパールの治安は全体的に安定していますが、地域によって差があります。首都カトマンズや主要な観光地は比較的安全ですが、人通りの少ない場所や夜間の一人歩きは避けたほうが賢明です。

外務省の危険情報では、ネパール全土が「レベル1：十分注意してください。」に指定されています。特にインド国境付近やテライ平野部では政情不安やデモが発生することも。短期間のうちに危険情報が変化する可能性もあるので、最新の情報をチェックしてください。

ネパールの夜間の治安状況

夜間は人通りの少ない場所での一人歩きは、さけてください。特に女性の一人歩きは危険が伴うため、できるだけ複数人で行動することをおすすめします。

夜間に出歩く際は、タメル地区などの観光客が多く集まるエリアを選ぶと安心です。タクシーを利用する場合は正規の会社を利用し、料金を事前に確認しましょう。バイクタクシーは事故のリスクが高いため、利用しないほうがいいかもしれません。

ネパールで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

ネパールには、治安リスクが高い地域や要注意スポットが存在します。特に下記の地域は、十分な注意が必要になります。

• タメル地区の裏通り
• パシュパティナート周辺
• チャングナラヤンへの道

それぞれの危険地域について詳しく解説します。

タメル地区の裏通りは要注意！

カトマンズの人気観光エリア、タメル地区には狭い裏通りが多数あります。昼間は比較的安全ですが、夜間は薄暗く人通りも少ないため、スリや置き引きのリスクが高まります。

特に酔っ払った観光客が狙われやすいので、夜遅くの一人歩きは避けましょう。貴重品は肌身離さず持ち歩き、知らない人から話しかけられても安易についていかないよう注意が必要です。

パシュパティナート周辺は特に警戒を！

ヒンドゥー教の聖地として知られるパシュパティナートは、多くの観光客が訪れる人気スポットです。しかし、参拝客を装った偽の僧侶が、高額な寄付を要求するケースが報告されています。

法外な金額を請求された場合、きぜんとした態度で断りましょう。また、人混みにまぎれて貴重品を盗まれるリスクもあるため、荷物の管理には十分な注意が必要です。

チャングナラヤンへの道は人通りが少なく危険！

世界遺産にも登録されているチャングナラヤン寺院は、カトマンズ盆地を一望できる丘の上に位置しています。寺院へ向かう道は人通りが少なく、スリや強盗のリスクが高いエリアとして知られています。

単独行動は避け、できるだけ複数人で訪れるようにしましょう。また、現金や貴重品は必要最小限にとどめ、目立たないように持ち歩くことが大切です。

ネパールで観光客が被害にあいやすい犯罪は？

ネパールの治安は、比較的安定していますが、観光客を狙った犯罪も後を絶ちません。旅行者は注意が必要です！下記のような犯罪が、ネパールで多発しています。

• スリ・ひったくり
• ぼったくり
• 詐欺

代表的な犯罪について、それぞれ詳しく解説していきますよ。

スリ・ひったくり

ネパールでは、観光客を狙ったスリやひったくりが多発しています。特に人混みの多い観光地や市場、バスターミナルなどでは注意が必要です。貴重品は肌身離さず持ち歩き、リュックサックは前に抱えるようにしましょう。

ひったくり犯はバイクに乗って近づいてくることが多いため、道路側を歩くのはさけてください。

ぼったくり

タクシーやリキシャの運転手、土産物屋などによるぼったくりにも警戒が必要です。メーターを使わない、法外な料金を請求する、偽物の商品を高値で売りつけるなどの手口が報告されています。

料金は事前に確認し、異常に高い値段を要求された場合はきっぱりと断りましょう。観光地周辺では、「ガイド料」と称して高額な料金を請求するケースもあるので注意してください。

詐欺

ネパールでは、観光客を狙った様々な詐欺が多発しているので注意が必要です。下記のような手口が報告されています。

• 偽の警官や僧侶を装って金品を要求する
• 両替時にわざと少ない金額を渡す
• 「助けが必要だ」と言って金銭を要求する

見知らぬ人から話しかけられても、簡単に信用せず、公的機関以外での両替はさけましょう。また「一緒に写真を撮ろう」と言われて、後で法外な料金を請求されるケースもあるので注意が必要です。

ネパールで被害にあわないための防犯対策

ネパール旅行を安全に楽しむためには、準備が大切です。犯罪の手口を知り適切な防犯対策を講じることで、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。ここでは、ネパールで被害に遭わないための具体的な自衛策を紹介します。旅行前にしっかりとチェックして、安心して旅に出かけましょう！

早朝・夜間の一人歩きは避ける

ネパールの都市部では、早朝や夜間の人通りが少ない時間帯は犯罪のリスクが高まります。特に女性の一人歩きは危険を伴うため、できるだけ避けるようにしましょう。どうしても出歩く必要がある場合は、明るく人通りの多い場所を選び、複数人で行動することをおすすめします。

現金の持ち歩きは最小限に

多額の現金を持ち歩くと、スリや強盗のターゲットになる危険性が高まります。必要以上の現金は、ホテルの金庫に預けるか、複数の場所に分散して保管しましょう。両替は空港や銀行、ホテルなどの信頼できる場所で行い、レートが異常によい両替所には近づかないようにしてください。

公共交通機関の利用は慎重に

ネパールの公共バスやミニバスは、スリなどの犯罪リスクが高いため、利用は控えめにしましょう。どうしても利用する必要がある場合は、貴重品に細心の注意を払い、混雑した車両は避けるようにしてください。タクシーを利用する際は、正規の会社を選び、料金を事前に確認することが大切です。

日本大使館発行の「安全の手引き」も確認

在ネパール日本国大使館では、ネパール滞在中の日本人旅行者のために「安全の手引き」を発行しています。最新版では、ネパールの治安情勢や注意すべき犯罪、具体的な防犯対策などが詳しく解説されています。渡航前に必ず目を通し、安全対策に役立ててください。
安全の手引き：https://www.np.emb-japan.go.jp/files/100305536.pdf

もしネパールで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

ネパール旅行中に思わぬトラブルに巻き込まれてしまった時のために、事前に緊急時の連絡先を把握しておくことが大切です。万が一の際に慌てずに対応できるよう、警察や病院、大使館の連絡先をメモしておきましょう。ここでは、ネパールで犯罪被害に遭った時の具体的な連絡先を紹介します。安心して旅行を楽しむための備えを整えておくことをおすすめします！

緊急通報先

ネパールでは、緊急時に以下の番号に電話をかけましょう。

• 警察：100
• 消防：101
• 救急車（Grande International Hospital）：98012025 4 5
• 救急車（Nepal Mediciti Hospital ）：9801235698
• 救急車（Norvic International Hospital）：4258554、5911623
• 救急車（Bir Hospital）：4221988
• 観光警察：1144

緊急事態が発生した場合は落ち着いて状況を説明し、必要な支援を求めてください。電話オペレーターが英語を話せない可能性があるため、ゆっくりとはっきりと話すことを心がけましょう。

盗難などの犯罪被害にあった場合で、緊急性がない場合は最寄りの警察署に直接出向いて被害届を提出します。その際、パスポートや被害品のリスト、事件の詳細を記したメモを用意しておくと手続きがスムーズです。

在ネパール日本国大使館

住所：1253, Narayan Gopal Sadak Panipokhari, ward No.3 Kathmandu (North), Nepal
電話：（977-1）4526680
メールアドレス：jpemb@km.mofa.go.jp
営業時間：月～金 9:00～13:00、14:00～17:00（土日閉館）
公式サイト：https://www.np.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

治安情報をチェックしてネパール旅行を楽しもう！

ネパールは魅力的な観光地ですが、治安面では注意が必要な国でもあります。危険な地域を避け、適切な防犯対策を講じることで、安全に旅行を楽しむことができるでしょう。常に最新の治安情報をチェックし、状況に応じて柔軟に対応することが重要です。

リスクを理解した上で十分な準備を行い、ネパールの大自然や世界遺産を堪能してみてはいかがでしょうか。現地の人々の温かいおもてなしに触れ、忘れられない思い出を作ってください！

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

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