アムステルダムで絶対行きたい観光スポット12選！名所や穴場、モデルコースも

アムステルダム観光における基本情報！

オランダ・アムステルダムの人気観光スポット！

オランダの首都であるアムステルダム。12世紀ごろにアムステル川にダムをつくって都市を築いてきたことが、アムステルダムの由来とされています。そのため北のヴェネツィアと呼ばれているほど。街中には約165の美しい運河が流れていて、港に浮かぶ花市場やクルーズなど、運河にまつわる観光スポットもたくさん！

今回はアムステルダムの人気観光地をご紹介します。人気の定番スポットから穴場の観光名所、家族連れで楽しめるスポットまで厳選したので、ぜひ参考にしてくださいね。

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アムステルダムで絶対行きたいおすすめ観光地8選

初めてのアムステルダム旅行で必ず行きたい、人気の観光スポットの見どころをご紹介！アムステルダムには地下鉄やバス、トラム（路面電車）など公共交通機関が充実しているため、観光スポットまで簡単にアクセスできます。

アムステルダムの市営交通会社GVBは地下鉄、バス、トラムを管理しているため、共通のチケットで乗車できるのも、移動がしやすいポイント！乗車チケットの有効期限は1時間から7日間利用できるものまであるので、自身のプランに合わせて選んでくださいね。

アムステルダム中央駅

レンガ造りが美しい！オランダ・アムステルダムの玄関口

アムステルダム港のすぐ後ろにあるのが、ランドマークのアムステルダム中央駅。駅舎はヨーロッパの中世で流行したネオゴシックとネオルネサンス様式建築を用いて、1889年に建設されました。建設は、アムステルダム国立美術館を設計したオランダの建築家・カイペルスが行っています。

西側の塔には風向計が設置されています。オランダは風車を利用して干拓地から水を組み上げて、国土をつくり出してきました。そのためオランダのシンボルともいえる風向計が、駅にも掲げられているんです。

駅構内には、インフォメーションやレンタサイクルショップなど、観光に便利なサービス施設も充実しています。駅周辺のビジターセンターには観光スポットの情報やお土産屋さんなどもあり、オランダ旅行がより楽しめるでしょう。

また駅にはショップやレストランなどがあるので、ウィンドウショッピングも楽しめますよ。 特におすすめなのが、Grand Café Restaurant 1e klas（グランドカフェレストラン）。もともとファーストクラスの乗客が待合室として利用していた場所が、カフェレストランとして生まれ変わりました。オランダ名物の小エビ料理やケーキなども味わえます。

シンゲルの花市場

オランダ国花のチューリップはカラフルで種類が豊富！

シンゲルの花市場は、1862年から始まる歴史ある花のマーケットです。シンゲル運河沿いの地域は、歴史地区として世界遺産にも登録されていて美しい建物がずらりと並んでいます。かつて花は船で運搬されていたので、シンゲル運河に浮かべて花を販売していたのだとか。世界で唯一の運河に浮かぶ花市場には、オランダ国花のチューリップの種類が豊富！

並んでいるのは本物の花だけではありません。木でできたチューリップのおもちゃや風車など、カラフルで可愛らしいお土産も見られますよ。

1年中美しい花を購入できる市場には、ピンクや黄色だけでなく、青やグラデーションされたチューリップが色とりどりに並んでいます。ヒヤシンスやバラなど、チューリップ以外の花もありますよ！さらにチューリップやカラフルなバラの球根だけが売ってたり、野菜の種なども購入できたりします。

花市場の向いにはチーズの専門店やカフェなど、休憩できるスポットもあります。市場の近くには人気スポットのムント塔もあるため、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

ゴッホ美術館

有名なひまわりだけじゃない！約200点の油絵を鑑賞

ゴッホ美術館では、オランダの画家ファン・ゴッホの作品を中心とした絵画約200点を含む約2,000点の展示品が鑑賞できます。館内では麦わら帽子を被った自画像やアイリスなど、一度はみたことあるような作品もじっくりと鑑賞できます。作品の撮影は禁止されていますが、作品のレプリカや巨大パネルなどの撮影スポットがありますよ。

ゴッホは日本の浮世絵からも影響を受けたと言われています。そのため館内にはゴッホが集めた浮世絵のコレクションや花魁の絵画、歌川広重の名所江戸百景 亀戸梅屋敷の模写など日本を感じさせる絵画も見られますよ。日本語のオーディオガイドもあり、有料で借りることが可能です。

館内にはお土産ショップも併設されていて、作品をモチーフにしたグッズが購入できるのも思い出になりますよ！チケットは事前の購入がおすすめです。

アムステルダム国立美術館

オランダで最大級の芸術作品が集まる人気スポット！

アムステルダム国立美術館は、オランダでも最大規模の広さを誇る美術館。オランダの12〜20世紀ごろの作品が約8,000点収容されています。美術館にはゴッホの自画像やレンブラントの『夜警』、フェルメールの『牛乳を注ぐ女』をはじめとした、オランダを代表する有名な画家たちの絵画作品がずらりと並んでいて見応えたっぷり！

館内は地上〜2階建てになっており、2階に有名な作品が集まっています。そのためまずは2階に上がってゆっくりと鑑賞するのがおすすめですよ。絵画作品だけでなく、オランダで16世紀ごろから生産されているデルフト陶器やドールハウス、武器などここでしか見られない作品も鑑賞できます。

内装が美しいと言われるホール・名誉の間には、レンブラントやフェルメールの作品があります。また、吹き抜けになっているカイパース図書館は、世界で一番美しいと言われていて、その美しさに圧倒されることでしょう。

地上階にはカフェやギフトショップも併設されていて、疲れたら休憩したりお土産を買ったりできるので充実した時間が過ごせます。館内では通常展示のほか、期間限定の展示も常時企画されていますので、オランダ・アムステルダム旅行を計画の際はぜひチェックしてみてくださいね。

レンブラントの家

レンブラントの当時の生活が垣間見える豪邸！

レンブラントの家は、オランダ出身の画家レンブラント・ファン・レインが1639年から約20年間住んでいた家を利用してできた観光スポットです。1606年に建設された家は13,000ギルダー（約93万円）と、当時の相場にしては豪邸だったのだとか。レンブラントが破産後に豪邸が競売にかけられ、レンブラント生誕300周年を記念して、1911年に博物館として開館されたのが、このレンブラントの家です。

赤と緑のコントラストが可愛らしい家には、レンブラントが住んでいた当時さながらのアトリエやコレクションが展示されています。画家としての暮らしぶりというよりも、当時の生活環境がよくわかるという声が多く、実際にレンブラントの作品が置いてあるのは1、2点ほどしかありません。

レンブラントは、エッチングという技法を用いた作品もつくっており、そのコレクションが鑑賞できるのも芸術ファンにとってはうれしいポイント！館内にはレンブラントの弟子のアトリエスペースや作品も多く飾られていて、芸術鑑賞をするのにぴったりなスポットですよ。

2023年6月よりリニューアルオープンして、レンブラントの作品がさらに多く展示されるようになったほか、屋根裏部屋も公開されたそうです。詳しくは公式サイトをご確認ください。

西教会

高い塔に注目！オランダ最大のプロテスタント教会

1631年に建てられた西教会の塔は約86メートルあり、アムステルダムにある教会の中で一番高いため、遠くにいてもひと目でわかるほど。イタリア・フィレンツェで流行したルネサンス様式を用いて建てられていて、レンガと石でできた外観の美しさに圧倒されます。赤の椅子や絨毯に白を基調とした教会内部は、日差しが差し込んで明るい雰囲気があります。西教会には画家レンブラントが埋葬されていて、オランダ第6代国王のベアトリクス王女の結婚式が挙げられたことでも有名です。

教会内部の見学だけでなく、有料ツアーに参加すれば塔に登ることもできますよ。カバンの持ち込みはできないため、荷物は預けてから幅の狭いらせん階段を登っていきます。ちなみにカメラやスマートフォンは持ち込み可能です。

塔の内部には大小さまざまなサイズのカリヨンの鐘や、鐘を鳴らすためのゼンマイなどが間近で見られます。高さ約42メートルの場所からは、街の景色が360度一望できますよ！上に登っていくにつれて階段はより狭くなっていくため、動きやすい格好で訪れるのがおすすめです。

教会を出たら見ておきたいのが、塔のてっぺんにある冠。建設当時は金色でしたが、レンブラント生誕記念や修復工事によって鮮やかな青に変わりました。この冠は15世紀にアムステルダムを支配していたオーストリア皇帝・マクシミリアン1世が送ったものだと言われています。細部までこだわりの詰まった西教会にはギフトショップもあるため、訪れた記念にお土産を購入してみては？

ハイネケン・エクスペリエンス

大人限定！ビールの体験型ミュージアム

アムステルダムの中心に位置するハイネケン・エクスペリエンス。ハイネケンが初めて建設した醸造所を利用した体験型ミュージアムにはガイドツアーがあり、ビールの醸造過程や技術、ビールの注ぎ方などハイネケンビールについて深く知ることができます。ガイドは英語で約1時間30分あり、ツアーの最後にはハイネケンビールを試飲できるお酒好きにはうれしいサービスも！

1867年に創業されたハイネケンにちなんで、館内の入り口には1867の看板が立っています。ビール製造で使われていた大きなタンクが置いてあり、水と麦芽だけでできたものも試飲できますよ。

ハイネケンのこれまでの歩みを3D映像で見られるブースやハイネケンの旧デザインのロゴ、さまざまな賞を受賞したときの賞状なども展示されてます。BREW YOU RIDEというアトラクションでは、3D映像を見ながら自分自身がビールの原材料となって醸造から出荷の過程までを体験できますよ。

自分の名前を入れたオリジナルボトルの制作もできるのは、ミュージアムならでは。日本語対応されているので、気楽に試してみてくださいね。大人同伴でも18歳以下の方は入場できませんが、大人だけでアムステルダムに訪れた際はいく価値ありの人気スポットです。

ダム広場

昔は本当にダムがあった！現在はアムステルダムの中心地

アムステルダム中央駅から約750メートルのところにダム広場があります。13世紀ごろにアムステル川をせき止めるためにできたのが、当時この広場にあったダム。19世紀には埋め立てられて、芸術や商業の街として発展していきました。その名残からダム広場という名称が付けられており、アムステルダムの語源ともされています。

ダム広場には、17世紀ごろに建設された王宮も見られます。広場に堂々と立つ王宮は、オランダ黄金時代を代表する豪華なつくりが特徴的ですが、オランダの歴代国王は住んでいたことがなく、市庁舎として利用されていたのだとか。ナポレオン皇帝の弟ルイ・ボナパルト王が生活していたため、王宮に生まれ変わったようです。

ダム広場には、ナショナル・モニュメントがそびえ立ちます。この塔は第二次世界大戦の戦没者の慰霊のためにつくられました。オランダでは毎年5月4日の20時から2分間黙とうを捧げていて、特別な場所として利用されています。普段は階段に座ってくつろいでいる人や写真を撮る観光客で賑わっているスポットです。

ダム広場からアムステルダムの街並みを眺めて楽しむのもいいですし、広場から歩いてすぐの場所にはショップが立ち並ぶカルフェル通りに行くこともできますよ！

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アムステルダムで家族連れが楽しめる観光スポット4選

アムステルダムには子連れで楽しめる観光地もあります。のんびりとした時間が過ごせる公園や歴史が学べる施設など、ファミリーでも満喫できるアムステルダムの観光スポットを厳選してご紹介！

キューケンホフ公園

開花に合わせてオープンする、期間限定の美しい公園

キューケンホフ公園は、アムステルダム近郊にある美しい花が鑑賞できる世界最大級のフラワーパーク。約32ヘクタールあり、東京ドーム約7個分の広さを誇ります。

オランダの国花であるチューリップは約800種類あり、ヒヤシンスやスイセンなど約700万株ものカラフルな花が咲き乱れていて、その様子は世界で一番美しい春の公園と言われるほどです。毎年3月から5月の期間限定でオープンしており、毎回テーマも違うためいつ訪れてもカラフルな花の美しさにうっとりすることでしょう。

川が流れているかのように青のチューリップが並んでいて、ハート型に植えられている花壇も可愛らしくて見応えがありますよ。広い公園にはレストランやカフェもあるので、疲れたら休憩してのんびりと1日過ごすのがおすすめです。

オランダと言えば風車が有名なので、公園内にも展示されています。風車は展望台になっていて、内部の階段を登ると上から美しい景色を見渡せる人気スポット。さらに公園の周りを1周できるクルーズもあり、公園の外にも咲いている私有地のチューリップも楽しめるのがポイントです。風車とカラフルな花のコントラストもフォトジェニックな写真が撮れますよ！

チューリップの見頃は4月中旬から下旬なので、その時期にアムステルダムに訪れるならぜひ行ってみてくださいね。

アンネ・フランクの家

迫害から逃れ続けた2年間の歴史が詰まった家

オランダで入場者数がダントツに多い観光施設が、アンネ・フランクの家。第二次世界大戦の1942年から1944年の2年間、アンネとその家族が屋根裏部屋に隠れて過ごしていた家が博物館として見学できるようになっています。ナチスの秘密国家警察に見つかってしまうまでの生活や当時の思いをつづった、アンネ・フランクの日記はとても有名ですよね。

アンネ・フランクの家で見ておきたい場所は、3、4階にある屋根裏部分です。45平方メートルの広さにアンネを含む8人のユダヤ人が住んでいました。アンネの父・オットーが経営していた会社の3、4階の一部分を隠れ家として改築しており、そこでアンネは約2年間暮らしていたのです。そんな屋根裏部屋への入り口には、当時の隠れ家に繋がる本棚がそのまま残されています。来場者もこの本棚のドアを通って隠れ家に入りますが、当時の様子を考えると緊迫感があふれてくるでしょう。

館内には、屋根裏部屋で過ごしていたユダヤ人の所持品やアンネが実際に使っていた日記の原本が展示されています。会社として使っていたブースには、当時の家の構造がわかる模型も見学できますよ。

館内の壁には、アンネや家族が残した言葉があちらこちらに記されています。平和を願う少女の言葉を見ると、感慨深いものを感じることでしょう。ちなみに館内は撮影禁止。また、アンネ・フランクの家はとても混雑しているため、オンラインで事前にチケットを購入することをおすすめします。

ザーンセ・スカンスの風車村

オランダと言えば風車！この風景は外せない

アムステルダムから約30分ほどのところに、ザーンセ・スカンスの風車村があります。17世紀ごろのオランダの暮らしぶりがわかる風車の風景や家屋、伝統工芸などが見学できる人気の観光スポット！

風車の景色が有名なオランダでは、発電や排水、小麦粉を挽くなど生活において風車は欠かせない装置でした。近年は、風車以外の動力が発達したことにより、風車が並んでいる風景を見ることが難しくなったのだとか。ザーンセ・スカンスの風車村にはオランダの各地から集めた5機の風車があり、数百年に渡って使われてきた歴史ある風車が見られます。

ザーンセ・スカンスの風車村には、風車以外にも楽しめるスポットが盛りだくさん！オランダ伝統の木靴・クロスペンの工場は博物館にもなっており、繊細な絵のタッチの木靴や木靴の製造過程が見られる作業場など、じっくりと見学したくなるブースがあります。

チーズショップにも博物館が併設されていて、オランダのさまざまなチーズが試食できますよ。さらに19世紀のパン屋をモチーフにしたベーカリーショップやオランダのパンケーキがいただけるレストランなど、オランダの名物を食べるチャンス！オランダらしい風景や伝統工芸品などが1日中楽しめるスポットなので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

アムステルダム運河クルーズ

オランダ・アムステルダムの美しい街並みをじっくりと堪能

アムステルダム中央駅から歩いてすぐのところで、運河クルーズが運行しています。アムステルダムには約100キロ続く水路が張り巡らされており、クルーズでは街にある水路を通りながら美しい街並みをゆっくりと見ることができますよ。

世界遺産に登録された17世紀の運河やアンネ・フランクの家の近く、オランダで有名なヘレン運河、カイザー運河、プリンセンクラフト運河なども一望でき、充実した時間が過ごせるでしょう。

運河クルーズを運行している会社はいくつかありますが、Lovers（ラバーズ）のクルーズに乗船すると日本語オーディオガイドが付いてきます。そのため、アムステルダムの運河や観光スポットについて聞き逃すことなく楽しめますよ！

オランダの街並みを楽しめる運河クルーズで、ゆったりと時間を過ごしてみては？

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アムステルダム観光を満喫するためのモデルコース

photo by pixabay

歴史的に有名な観光地から街並みが美しいスポットまで、見どころいっぱいのアムステルダム。どこを歩いてもフォトジェニックな場所ばかりで、アムステルダム旅行が初めてだとどのようにスケジュールを組めばいいのか悩みますよね。そこで今回は、アムステルダムを満喫するためのモデルコースをご紹介します。アムステルダムだけの観光であれば3泊5日でも楽しめますが、4泊6日あればゆっくりと観光できますよ。

日本からアムステルダム・スキポール空港までは直行便が出ていて、約12時間ほどで到着します。アムステルダムに着いたら交通会社GVBの共通乗車チケットを買って、さっそく観光に出かけましょう！


photo by pixabay

＜スケジュール例＞

1日目　アムステルダム到着→アムステルダム中央駅に行き、街並みや食事を堪能→シンゲルの花市場でお土産やショッピング

2日目　ザーンセ・スカンスの風車村でオランダの風景や文化などを楽しむ

3日目　アンネ・フランクの家で歴史を学ぶ→アムステルダム国立美術館でゆっくりと鑑賞

4日目　西教会の展望台に登る→運河クルーズでオランダの街並みを満喫→帰国

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オランダ・アムステルダムの人気観光スポットを満喫！

この記事では、アムステルダムのおすすめ観光スポットをご紹介しました。歴史的な名所や芸術に触れる観光スポットなど、アムステルダムには見どころがたくさん！効率よく観光するために、ツアーに参加するのもおすすめですよ。

ぜひご紹介した観光地を参考にして、アムステルダム旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！


※記事内の金額は2023年7月15日のレート、1ユーロ＝156.01円で計算しています。
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