鳥取砂丘は鳥取県を代表する観光スポット!見どころやアクセスなどを解説
鳥取砂丘は鳥取県を代表する観光スポット。多くの観光客の人気を集める砂丘は広大で、訪れたからには見逃したくないポイントがたくさんあります。 この記事では、鳥取砂丘の見どころや楽しみ方、アクセス方法や注意点などを解説!訪れる前に情報をチェックして、ぜひ端から端まで鳥取砂丘の観光を楽しんでくださいね。
鳥取砂丘は鳥取県を代表する観光スポット。多くの観光客の人気を集める砂丘は広大で、訪れたからには見逃したくないポイントがたくさんあります。
この記事では、鳥取砂丘の見どころや楽しみ方、アクセス方法や注意点などを解説!訪れる前に情報をチェックして、ぜひ端から端まで鳥取砂丘の観光を楽しんでくださいね。
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鳥取砂丘の基本情報
鳥取県を代表する観光スポット、鳥取砂丘。まずは、鳥取砂丘の特徴などの基本情報を解説します。
砂丘とは?
砂丘は風で運ばれた砂が作る丘のこと。砂漠と混同されがちですが、砂漠は年間降雨量が250mm以下、または降雨量より蒸発量の方が多く、砂や礫、岩石の多い土地のことで、海からの砂が集まってできた砂丘とはまったく異なります。
写真で見ると似ていますが、砂漠は掘っても乾いた砂ばかり。一方の砂丘は湿気が多く、少し掘ると湿った砂が出てきます。また普通に雨が降り、冬には雪が積もることもあるのが砂丘の特徴です。
鳥取砂丘は日本三大砂丘のひとつ。鳥取砂丘以外の2つは諸説ありますが、一般的には静岡県の中田島砂丘と鹿児島県の吹上浜だといわれています。
鳥取砂丘の特徴
鳥取県を代表する観光地として年間100万人以上が訪れる鳥取砂丘。その大きさは東西16キロ、南北2.4キロもあり、広さは中心部だけで約150ヘクタールもあります。これは観光可能な砂丘としては日本一の広さです。
ただし鳥取砂丘が日本一大きい砂丘というわけではなく、観光不可なものでは防衛省の実験場になっている青森県下北半島の猿ヶ森砂丘があります。
砂丘のほぼ全体が国の天然記念物に指定されている鳥取砂丘は、たくさんの市民が保全活動を行っているのも特徴。鳥取砂丘を美しく保つための海岸一斉清掃が行われるほか、砂丘は放置すると植物におおわれて狭くなってしまうため、夏の早朝や夕方にはボランティアによる除草も行われています。
鳥取砂丘の歴史
鳥取砂丘は中国山地の花こう岩などが風化して砂になり、雨で千代川へ流れ出たものが日本海の波で海岸へ押し戻されたもの。ただしこれだけだと普通の砂浜になります。
鳥取砂丘ではここに日本海から吹く強い風が加わり、その影響で砂が内陸へ飛んで丘になりました。この作用が長い年月をかけて繰り返されたことで、広大な鳥取砂丘ができたのです。
鳥取砂丘のある鳥取市ってどんな街?
鳥取砂丘は鳥取の市街から車で10分ほど。自然の観光スポットが市の中心部にこれほど近いのもめずらしいことです。
鳥取市は神話・因幡の白うさぎの舞台としても知られる街。港町でもあり、鳥取港の周辺には海鮮の直売所やお食事処がたくさんあります。
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鳥取砂丘の見どころ
多くの観光客が訪れる鳥取砂丘。観光エリアだけでも広大なので、事前情報なしに行ってしまうと、見るべきポイントを見落としてしまうこともあります。
ここでは鳥取砂丘の見どころスポットをご紹介!ぜひ参考にして、滞在時間が許す限り楽しんでくださいね。
最初に行きたい!鳥取砂丘ビジターセンター
鳥取砂丘に入る前にぜひ寄っていきたいのが、鳥取砂丘ビジターセンターです。ここでは砂丘の成り立ちや規模、見どころなどを分かりやすく展示しています。
パンフレットももらえるので、どのコースだと何分くらいかかるか、砂丘観光の計画を立てるのにも役立ちますよ!
ビジターセンター横のマップも便利です。
鳥取砂丘は砂の丘なので、毎日のようにその姿を変えているように思う人も多いはず。しかしそのようなことはなく、大きな地形は長い間変化していません。マップを見れば鳥取砂丘の地形がよく分かります。
砂丘へはこの位置から階段を登っていきます。ここからは砂丘の様子はまったく見えないので、どれくらいの規模かぜひ想像を膨らませてみてくださいね!
鳥取砂丘ビジターセンターの基本情報 | |
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住所 | 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971 |
電話 | 0857-22-0021 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 鳥取駅バスターミナルから岩美・岩井線または砂丘線に乗り、砂丘会館バス停または砂丘東口バス停で下車すぐ 鳥取自動車道鳥取ICから約20分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
広さと砂の美しさに感動!砂丘入り口
階段を登ると砂丘入り口。いきなり広大な砂丘が目に飛び込んできます!目の前の大きな丘が馬の背。その先に少しだけ見えているのが日本海です。
砂丘の入り口に立つと、細かい砂の美しさにも感動するはず。この砂は砂漠っぽいサラサラの砂ではなく、砂浜にあるような少し湿った砂。砂丘が砂漠とは異なることを実感できます。
季節によって現れる!オアシス
砂丘入口から目の前の斜面の下に見えているのがオアシス。これは雨が地下水として湧き出したものです。
一年中あるわけではなく、晩秋から春先にかけて出現。夏などの水がない時期にはただのくぼみになっています。
鳥取砂丘のメインスポット!馬の背
オアシスの前にそびえている馬の背は、高さ47メートルの丘。多くの鳥取砂丘の写真で見ることができる最も有名なポイントです。
馬の背までは砂丘入り口から約400メートル。砂が靴の中に入らないよう慎重に歩いていってくださいね!
オアシスの位置から馬の背に登ろうとすると、かなりの急斜面!そのまま登ろうとすると、かなりの確率で一度は足が滑って砂だらけになります。
右側に迂回しながら登れば、斜面は少し緩やかになりますよ。
絶景に感動!馬の背に迫る日本海
馬の背の頂上まで登ると、いきなり日本海が目の前に広がります!荒波と風を感じると、砂丘が海から集められた砂でできたことを実感するはず。
足跡がないところがあったら、ぜひよく見てください。風によって描かれた波模様のような風紋が見えますよ!
リフトに乗って展望台へ
多くの人が鳥取砂丘で歩いて観光するのは、全体のごく一部。そこで散策の後は、リフトに乗って展望台へ行くのもおすすめです。砂丘センター見晴らしの丘から鳥取砂丘を一望すれば、そのスケールを感じることができますよ。
鳥取砂丘観光リフトの基本情報 | |
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住所 | 鳥取県鳥取市福部町湯山2083 |
電話 | 0857-22-2111 |
営業時間 | 9:30 ~ 16:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 鳥取駅バスターミナルから岩美・岩井線または砂丘線に乗り、砂丘会館バス停または砂丘東口バス停で下車すぐ 鳥取自動車道鳥取ICから約20分 |
料金 | 大人往復400円、片道300円 小人(4歳以上小学生以下)往復300円、片道200円 |
公式サイト |
圧巻の砂のアート!砂の美術館
砂の美術館は、鳥取砂丘の砂を素材にして作った巨大な砂像を公開している美術館。2006年の野外展示から始まり、2012年に屋内展示施設が誕生しました。
この美術館ではずっと同じ砂像を展示しているわけではなく、定期的にテーマを変えています。約1年の会期が終わると作品を全て崩し、再びその砂で新しい作品を制作。そのため何度行っても新鮮な驚きを体験できます。
砂の美術館の基本情報 | |
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住所 | 鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17 |
電話 | 0857-20-2231 |
営業時間 | 9:00~18:00(最終入館17:30) |
休業日 | なし |
アクセス | 鳥取駅バスターミナルから岩美・岩井線に乗り、砂丘東口バス停から徒歩約3分、または砂丘線の砂の美術館前バス停から徒歩1分 鳥取自動車道鳥取ICから約20分 |
料金 | 一般800円、小・中・高校生400円 |
公式サイト |
鳥取砂丘の観光に最適なシーズンは?
日本海に面した鳥取砂丘は、四季によってさまざまな表情を見せてくれます。そのためとくにベストシーズンはなく、見たい景色に合わせて訪れるのがおすすめ。それぞれのシーズンで何が見られるのかをご紹介します。
四季それぞれに見どころが変わる
鳥取砂丘では、春にハマヒルガオの群生が見頃を迎えます。ほかにも砂丘特有の植物が多く見られるのが春の特徴です。
夏は砂漠のような雰囲気を楽しむのにぴったり!実際に砂が熱くなるため火傷に注意が必要ですが、夏には太陽が日本海の方向に沈むため、きれいな夕日を見ることもできます。
秋は鳥取砂丘の周辺で名物の砂丘らっきょうの花が見頃を迎える季節。花の時期に合わせて訪れる人も大勢います。
そして冬には雪が降ると砂丘一面を雪がおおう幻想的な風景を見ることができます。
またオアシスに湧き水が溜まるのは晩秋から春先なので、オアシスを見たい人はその時期に合わせるのがベストです。
最適な時間帯は?
鳥取砂丘は時間帯によって影が移り変わり、風景の印象も大きく変わるので、どの時間に訪れても楽しめます。中でもとくにおすすめなのは、早朝です。
鳥取砂丘の名物は風によってできる風紋。しかし観光客が多いため、時間が経つと足跡でほとんど見えなくなってしまいます。鳥取砂丘は24時間いつでも見学できるので、きれいな風紋を見たい人は足跡が少ない早朝に訪れるのがベスト。
夜の間に風速5メートル以上の風が吹くと足跡が消えて風紋ができやすいので、その翌朝に行くことができればラッキーです。
鳥取砂丘の見学方法は?予約は必要?
観光スポットとして大人気の鳥取砂丘。入場料や予約は必要なのでしょうか。また見学の所要時間はどれくらいなのでしょうか。
入場にはチケットは不要!
鳥取砂丘のエリアは入場ゲートもなく、自由に入場可能です。もちろん予約も必要もなし。24時間いつでも入ることができます。
鳥取砂丘の観光に要する時間
鳥取砂丘の観光に決まったコースはありません。ただしパンフレットなどにはいくつかのコースが設定されているので、それに合わせて歩くのが一般的です。
最短は砂丘入り口から馬の背まで直線で歩き、戻ってくるコース。片道15分ほどなので、馬の背で少し景色を眺めて所要時間は45分前後になります。
馬の背の上を日本海と平行に歩き、風紋が多いエリアなどを周ってくるコースの場合、徒歩の所要時間は1時間前後。
展望台や砂の美術館など周囲の施設も観光し、アクティビティも楽しめば、滞在時間は4〜5時間以上になります。
鳥取砂丘へのアクセス・行き方
鳥取砂丘は鳥取市の市街地のすぐ近くにある観光スポット。
自家用車やレンタカー以外にも、バスやタクシーなどでアクセスしやすいのも特徴です。ここでは鳥取砂丘への行き方をご紹介します。
最も一般的な移動はバス
公共交通機関を使う場合、バスが最も一般的で便利です。
JR鳥取駅北口の鳥取バスターミナルから路線バス39鳥取砂丘線に乗って砂丘会館(鳥取砂丘)まで。または32・33岩美岩井線に乗って砂丘東口まで行きます。鳥取砂丘までの所要時間は約20分で、料金は片道380円です。
また、土日祝日のみ運行のループ麒麟獅子バスもあります。こちらはJR鳥取駅北口の鳥取バスターミナルから乗り、鳥取砂丘まで約25分。料金は1回乗車につき300円、または1日乗車券を利用すれば600円です。
自由度を高くするなら自家用車かレンタカー
自家用車かレンタカーなら、鳥取砂丘の他の観光地に行くのも便利。アクセスも良好で、鳥取空港から約10分、鳥取駅から約15分、鳥取インターチェンジから約20分で到着します。
鳥取砂丘の入り口近くにはたくさんの駐車場があるので、駐車場所に困ることもあまりないはずです。
鳥取砂丘観光における注意点
鳥取砂丘で注意しなければならないのは、とにかく砂丘を汚さないということ。ゴミのポイ捨てはもちろん、砂に落書きをするのも厳格に禁止されています。
ちょっとぐらいという軽い気持ちで書いても落書きはなかなか消えず、美観を損ねてしまうことに。自然公園法の規定で6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金、また日本一の鳥取砂丘を守り育てる条例の規定で5万円以下の過料の支払いを命じられることになるので、絶対に落書きをしないでください。
鳥取砂丘観光に適した履き物は?
鳥取砂丘を歩くときに迷うのが、履き物です。
イメージは砂が細かいビーチと同じ。砂は柔らかく崩れやすいので、ヒールやパンプスではうまく歩けません。スニーカーで上手に歩けば、最後まで砂が入らないことも。でも途中で一度でも滑ったら、かなりの確率で靴下の中にまで細かい砂が入ってしまいます。絶対に砂を入れたくない人は長靴を履くのがおすすめです。
また砂が入る前提でサンダルを履いて行き、ビジターセンターで足を洗う方法もあります。ただし夏場は砂が60度ほどになり、低温やけどをしてしまうため、夏場のサンダルはやめた方がいいでしょう。
鳥取砂丘の観光を満喫しよう
この記事では、鳥取砂丘の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。
鳥取砂丘は広大な自然の景観に感動できるスポット。鳥取市街にも近く、おいしい海の幸と合わせて楽しむこともできます。
ぜひ紹介した情報を参考に、鳥取砂丘の観光を楽しんでくださいね!
鳥取砂丘の基本情報 | |
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住所 | 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971(鳥取砂丘ビジターセンター) |
電話 | 0857-22-0021(鳥取砂丘ビジターセンター) |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | 鳥取駅バスターミナルから岩美・岩井線または砂丘線に乗り、砂丘会館バス停または砂丘東口バス停で下車すぐ 鳥取自動車道鳥取ICから約20分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
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