大阪城公園は桜の名所！見どころやアクセス方法を紹介

大阪城公園の基本情報

大阪を代表する観光スポットの大阪城公園。天守閣のイメージが強い大阪城公園ですが、まずは、大阪城公園の歴史など基本情報についてご紹介していきます。

大阪城公園とはどんな場所？

大阪城公園は、大阪市の中心部に位置し、面積は約105.6ヘクタールと、東京ドーム23個分の広さがあります。

公園内には有名な大阪城天守閣をはじめ、大阪迎賓館、音楽ホール、野球場などさまざまな施設があります。また、大阪城に関連する13棟の重要文化財もあり、歴史を感じられるスポットです。

大阪城天守閣の8階にある展望台では、大阪城公園を360度見渡せるだけでなく、大阪のビル群を眺めることも！大阪城ホールや大阪城音楽堂では有名アーティストによるコンサートが、弓道場や修道館などではスポーツが開催され、大阪でのイベント開催に欠かせないスポットとなっています。

大阪城公園の歴史

大阪城公園のシンボルは大阪城天守閣ですが、現在の天守閣は1931年に建てられた3代目となります。1665年に雷によって天守閣が焼失してから、約250年もの間、空白の歴史があるんです。初代は、豊臣秀吉により築城されますが、1615年の大坂夏の陣によって、豊臣秀吉の滅亡とともに落城。その後、大阪城は徳川幕府の2代目将軍であった徳川秀忠によって10年かけて再築されます。

現在の天守閣は、国の有形文化財に登録されており、石垣や堀、大手門・多聞櫓・千貫櫓などの建造物は、特別史跡や重要文化財に指定されています。現在は歴史博物館として、豊臣秀吉や戦国時代、大阪城の歴史に関する文化財を展示しています。

大阪城公園は梅や桜の名所としても有名！

広大な敷地の大阪城公園では、桜や梅、紫陽花など四季折々の花を楽しめることも魅力のひとつです。特に春の訪れを告げてくれる早春の梅と、辺り一面がピンクに染まる桜のシーズンは必見。1月～3月には100品種以上、約1,200本の梅が見られ、関西屈指の梅の名所となっています。

大阪府の桜の標準木が設置されている西の丸庭園には、ソメイヨシノを中心に約300本の桜があり、大阪を代表する桜スポットです。例年、3月下旬～4月上旬が桜の見頃で、大阪城の天守閣と桜の絶景をひと目見ようと全国各地から観光客が訪れます。

桜の季節は夜のライトアップが行われ、暗闇のなかにそびえ立つ白い城壁の大阪城と桜は圧巻です。

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大阪城公園の見どころ・楽しみ方

大阪城公園といえば、大阪城の天守閣を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は天守閣だけではなく、さまざまな見所があるんです！ここでは、大阪城公園のたくさんの見どころをご紹介します。

景色を一望できる大阪城天守閣

国の登録文化財に指定されている大阪城天守閣。内部は歴史資料館として公開され、戦国時代の大坂夏の陣図屏風や実物のかぶと、具足、書画、絵図などが展示されています。

大坂夏の陣をミニチュアで再現していたり、大型パノラマビジョンによる映像解説があったりと、見応えばつぐん。一部の展示内容は約2カ月ごとに入れ替えられ、時期によっては特別展示も開催されているため、何度行っても新しい発見がありますよ。

1階にはオリジナルグッズや大阪みやげをそろえたショップが併設。8階の展望台からは大阪城公園や大阪の街並みを一望でき、殿様気分を味わえますよ。

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大阪城豊國神社や千貫櫓などの歴史スポットも

大阪城には天守閣以外にも見逃せないスポットが数多くあります。大阪城に鎮座する大阪城豊國神社は、豊臣秀吉、秀頼、秀長を祀る神社です。出世開運の神様として信仰され、石山合戦で信長が攻略を諦めた堅固な土地に建立されました。

鳥居そばには5.2メートルの平成19年に建てられた2代目の秀吉像が立っています。初代は、明治36年に大阪城内に建立されましたが、昭和18年の金属類回収令により政府に提出させられた歴史があります。この神社で歴史を学ぶのも大阪城公園の楽しみ方のひとつですね。

また、難攻不落の櫓として知られてきた千貫櫓（せんがんやぐら）は、大阪城で最も古い現存建造物の一つで、国の重要文化財に指定されています。織田信長が「千貫文の価値がある」と称したことから名付けられました。通常は内部に入ることはできませんが、年に数回公開されるのでお見逃しなく。

ミライザ大阪城でグルメやお土産探しも欠かせない！

ミライザ大阪城は、昭和6年に建てられた第四師団司令部庁舎をリノベーションして建てられました。大阪土産を買ったり、グルメを楽しんだりできる複合施設になっています。豪華な洋風建築の雰囲気を楽しめる施設で、ショップ、カフェ、レストラン、ミュージアムなどが入っています。

特に絶景テラスカフェの「BLUE BIRDS ROOF TOP TERRACE」では、大阪城天守閣を間近に眺めながら食事が楽しめると人気です。ただし、12月～2月は冬季休業になるのでご注意を。

また、地下には「海洋堂フィギュアミュージアム ミライザ大阪城」があり、3,000点以上のフィギュアが常設展示され、日本のポップカルチャーの魅力を感じられますよ。

グルメが中心の複合施設！JO-TERRACE OSAKA

JO-TERRACE OSAKAは、大阪城公園への新しいエントランスとして誕生し、多くの人々から新しい憩いの場として人気の施設です。大阪城公園の北東エントランスに位置し、JR大阪城公園駅と直結している点もJO-TERRACE OSAKAの魅力のひとつ。

大阪グルメの専門店や多彩なカフェ、レストラン、コンビニ、ランナーサポート施設が入る複合施設です。特におすすめなのは、大阪城公園を見渡すテラス席でBBQを楽しめる「good spoon ジョーテラス店」。

また、公園内の移動手段として森ノ宮駅とJO-TERRACE OSAKA、極楽橋を結んでいるロードトレインがあります。片道大人400円、子どもと高齢者は200円で利用できるので広い大阪城公園内も安心ですね。

大阪城をのぞむ隠れスポット！本丸日本庭園

大阪城の庭園としては、桜で人気の西の丸庭園が有名ですが、大阪城の天守閣を背景にした本丸日本庭園は大阪城の隠れたフォトスポットです。本丸日本庭園は、昭和初期に和歌山城から移築された「紀州御殿」の庭園として作庭されました。大阪城公園内の本丸に位置し、庭園には池があります。

立派な錦鯉が泳いでいる池では、その水鏡に映る逆さ大阪城が圧巻！日本人にはあまり知られていないスポットのため、ゆっくり撮影することができますよ。

イベントやコンサートが開催される大阪城音楽堂・大阪城ホール

大阪城周辺にはイベントやコンサートが開催される場所が2カ所あります。ひとつは、大阪城音楽堂。1982年に天王寺公園から移転して誕生し、豊臣期の石垣の遺構の上に建てられました。大阪城公園内に位置し、椅子席は1,945席（固定席1,834席、移動席111席）と芝生席があり、約3,000人を収容可能です。音響・照明設備も完備されており、緑に囲まれた環境でコンサートなど、さまざまな音楽や講演会のイベントが開催されています。

もうひとつは、大阪城ホール。大阪城築城400年を記念してつくられた西日本最大規模のホールです。最大16,000人を収容できるアリーナとなっており、コンサート会場だけでなくスポーツ競技も行われます。大阪城公園内の天守閣北東約500メートルに位置し、体育館式のサブホールや各種研修会やセミナーなどに使用できるコンベンションホールも併設されています。

大阪城公園観光に最適なシーズンは？

ここまでは見どころや楽しみ方についてご紹介してきましたが、大阪城公園はいつ訪れるのがいいのでしょうか。ここでは、大阪城公園の観光のベストシーズンと、オフシーズンについて解説していきます。

ベストシーズンは梅や桜が楽しめる春

大阪城は関西屈指の梅や桜の名所となっているので、春に訪れるのがおすすめ！園内には、さまざまな品種の梅が咲いており、1月～3月と長い間楽しめます。

また、例年、3月下旬～4月上旬が桜の見頃となるので、園内の西の丸庭園にもぜひ足を運んでみてください。大阪城公園内は広いため、ピクニックや散策にも最適です。大阪城天守閣の屋根がグリーンと、ピンク色の梅や桜の春の花々とのコントラストがとても美しいのも魅力。ぜひ春の梅や桜が咲いている時期に大阪城公園を訪れてみてくださいね。

混雑を避けるなら1月〜2月

春だけでなく、夏や秋、冬まで年中人気の観光地である大阪城公園。明確なオフシーズンはないのですが、観光客が減るタイミングは1月中旬から2月。

この時期は年末年始の観光シーズンが明け、観光客が減るだけでなく、ホテルや航空券なども安くなるので狙い目です。そのほか、4月中旬からGW前も梅や桜の時期が終わり、混雑しにくい傾向にあります。

大阪城公園の料金や見学方法は？

大阪観光では外せない観光スポットの大阪城公園。入場料や観光にどのくらい時間がかかるのでしょうか。詳しく解説していきます。

大阪城天守閣入場にはチケットの購入が必要！

大阪城公園自体は入場料の必要はないため、園内の庭園などを散策することは無料で楽しめます。しかし、大阪城の天守閣に入るには入場料が発生します。大人一人600円、中学生以下は無料です。

入場チケットは、現地でも購入できますが、公式サイトからオンラインで購入することも可能です。チケットは日付指定などはなく、購入してから3カ月間有効。現地の券売所はハイシーズンだと混み合うことが予想されるので、事前に購入しておくのがおすすめです。

大阪城公園観光に要する時間 

大阪城天守閣は8階建て。各フロアでさまざまな展示がされているため、天守閣の所要時間は、1時間ほどです。ざっと見るなら30分程度でも見て回れますが、展示物や展望台からの眺めをゆっくり楽しむなら1時間30分程度の時間を確保しておきましょう。

大阪城公園内を天守閣以外も楽しむなら所要時間は、2時間〜3時間ほど。時間に余裕がある場合は、ご紹介した西の丸庭園や本丸日本庭園などを散策したり、豊國神社なども足を伸ばしたりして大阪城公園内を観光してみてくださいね。

大阪城公園へのアクセス・行き方

大阪城公園周辺には駅がたくさんあり、電車でのアクセスがしやすい観光地！大阪城公園は敷地が広いので、ここでは大阪城天守閣までのアクセス方法をご紹介します。たくさんある最寄り駅や最寄り駅から徒歩でかかる時間、電車以外のアクセス方法など、事前にしっかりチェックしておきましょう！

最もおすすめな移動方法は電車

大阪城公園への最もおすすめなアクセス方法は電車です。大阪駅からは、JR大阪環状線に乗車し、大阪城公園駅や森ノ宮駅で下車してください。運賃は大阪駅から大人170円でリーズナブル。大阪城天守閣までは大阪城公園駅から徒歩約20分、森ノ宮駅からは徒歩約15分です。

そのほか、大阪メトロ谷町線・中央線の谷町四丁目駅も最寄り駅となり、天守閣までは徒歩約20分です。谷町四丁目駅から天守閣までの道のりでは、西の丸庭園や千貫櫓などを見られるので特におすすめです。長堀鶴見緑地線では大阪ビジネスパーク駅が最寄り駅となり、天守閣まで徒歩約15分となります。

このように大阪城公園周辺にはさまざまな路線の駅が点在しているので、ご自身が利用しやすい路線や歩くルートを考慮して選んでくださいね。

自由度を高くするなら車・レンタカー

大阪城公園だけでなく、道頓堀や難波など大阪の観光地を巡る場合は、車やレンタカーがおすすめです。これらの観光地は大阪城から電車でアクセスすると乗り換えが必要になり、道路が混雑していない場合は車での移動がスムーズです。そのため、車やレンタカーで大阪城を訪れることも選択肢として考えておくのがおすすめです。

神戸方面からは阪神高速道路から13号東大阪線を進み、法円坂出口を出ます。東大阪方面からは、阪神高速道路から13号東大阪線を進み、森之宮出口を出ます。関西空港からレンタカーで大阪城公園にアクセスする場合は、道路状況にもよりますが、約1時間で到着します。

大阪城には駐車場も完備されており、約170台駐車できる大阪城公園前駐車場と約140台駐車できる森ノ宮駐車場があります。24時間利用できるので、安心して利用してくださいね。

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大阪城公園観光における注意点

大阪城公園を観光する際、園内は車両乗り入れ禁止のため注意しましょう。

大阪城公園内は広く、最寄りの駅からでも天守閣まではかなりの距離があります。どの最寄り駅からでも徒歩15分〜20分はかかってしまうので、タクシーで目の前まで行きたいと考える方もいるかもしれません。しかし、大阪城公園内は原則、緊急車両以外は乗り入れ禁止となっています。

そのため、レンタカーや自家用車の場合は、近くの駐車場に停め、園内を歩くように、タクシーの場合は大手門のタクシー乗降場で降りるようにしましょう。

大阪城公園内の散策を楽しみながら天守閣までアクセスできるよう、時間にも余裕を持った予定を立ててくださいね。

人気観光地・大阪城公園を満喫しよう

この記事では、大阪城公園の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。人気の天守閣だけではない魅力たっぷりの大阪城公園。

ぜひ紹介した情報を参考に、大阪城公園の観光を満喫してみてくださいね！

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