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11月の北海道旅行におすすめの観光スポット!気温や服装、グルメも紹介

11月の北海道は、本州より一足早く晩秋から初冬へと移り変わるシーズン。11月上旬には紅葉、下旬には初雪が降るという、訪れるタイミングによって雰囲気が変わる月です。そんな北海道の11月は、秋と冬の両方の見どころを味わえる魅力的なシーズン!今回は11月の北海道旅行におすすめの観光スポットやグルメを札幌出身の筆者がご紹介します。

ライター
Ayumi Hirasawa
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11月の北海道は、本州より一足早く晩秋から初冬へと移り変わるシーズン。11月上旬には紅葉、下旬には初雪が降るという、訪れるタイミングによって雰囲気が変わる月です。

そんな北海道の11月は、秋と冬の両方の見どころを味わえる魅力的なシーズン!今回は11月の北海道旅行におすすめの観光スポットやグルメを札幌出身の筆者がご紹介します。

Contents

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11月の北海道観光は見どころがたくさん!

photo by PIXTA

11月の北海道は、晩秋から初冬へと移り変わるシーズンです。11月上旬は道南など一部のエリアで紅葉の見頃がピークを迎え、中旬から下旬には全道で初雪が降ります。また、イルミネーションやクリスマス市など、冬のイベントも開催され始め、一足早く冬気分を味わうことができます。

そして、11月の北海道はカニや牡蠣など、北海道に来たらぜひ味わいたいグルメが旬を迎える季節です。11月の北海道に訪れたら、自然のイベントにグルメと、さまざまな楽しみ方ができますよ!

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11月の北海道の気温は?

photo by PIXTA

11月の北海道は晩秋から初冬に移り変わるシーズンで、後半になるにつれてどんどん気温が下がっていきます。11月後半になると、最高気温が10℃に満たない地域が多く、最低気温は氷点下になることも。また、早い地域では11月上旬、遅くとも下旬には各地で初雪が降ります。11月は訪れるタイミングや年度によって、気温の冷え込みや降雪状況がかなり異なるので、最新の天気予報を確認してから訪れてくださいね。

都市名

月平均気温

月最高気温

月最低気温

札幌

6.6℃

10.3℃

2.9℃

旭川

4.4℃

8.7℃

0.1℃

函館

7.2℃

11.3℃

3.1℃

釧路

6.8℃

10.7℃

2.9℃

稚内

4.8℃

7.4℃

2.2℃

11月の北海道旅行におすすめの服装は?

photo by PIXTA

11月は訪れるタイミングによっても気候が大きく異なります。上旬は最高気温が15℃近くまで上がることもありますが、最低気温は5℃前後まで下がります。ジャンパーやトレンチコートなどのコートのほかに、朝晩の冷え込みに備えてウルトラライトダウンやフリースなどを用意しておきましょう。

下旬になると、最高気温が10℃を下回ることが多くなり、最低気温は5℃を下回ります。東京の冬本番のような気温になるため、厚手のコートが必須です。寒さが苦手な方はダウンコートを着用したり、マフラー、帽子や耳当て、手袋などの防寒具を用意したりしましょう。また、11月の北海道でスカートを履く場合は、生地の厚めのタイツを履くようにしましょう。

photo by Unsplash

なお、札幌の商業施設やホテルなどの建物内は暖房が強めに入っており、冬の本州の建物内よりかなり暖かくなっています。生地の厚いセーターやズボンを履いていると、暑すぎることも。シャツに薄手のセーターをはおるなど、重ね着で気温調整できる服装がおすすめです。

靴については、11月だと根雪(常に路上を雪が被っている状態)にはなっておらず、雪が降ったとしてもすぐに溶けるため、基本的には通常のスニーカーやブーツなどで問題ありません。ただし、年によっては11月下旬でも降雪量が多いこともあるため、天気予報を確認し、必要に応じて冬用の靴も持っていくようにしましょう。

11月の北海道旅行におすすめの観光スポット5選

11月の北海道は、冬を一足先に楽しめるイベントがたくさん!幻想的な雰囲気を楽しめるイルミネーションやライトアップが全道各地で行われているので、チェックしていきましょう。

旭川市旭山動物園

冬ならではのペンギンやホッキョクグマの姿が見れる!

photo by PIXTA

他の動物園とは一味違うユニークな展示方法により、動物たちの自然な行動を観察できることから北海道のみならず、全国から観光客が訪れる旭山動物園。

円柱水槽を上下に泳ぎ回るアザラシ、ガラスのカプセル越しに眼の前まで迫りくる大迫力のホッキョクグマ、頭上17メートルの塔と塔の間のロープをすいすいと渡るオランウータンなど、動物本来の行動が引き出されるような展示に、大人も子どもも夢中になって見てしまいます。

動物園というと夏に訪れるイメージがありますが、旭山動物園は冬こそ、日本最北端の動物園ならではの魅力が詰まっています!全国的にも有名な雪上を散歩するペンギンたちや冬だからこそ元気に動き回るホッキョクグマ、夏は灰色だった毛並みが冬には美しく真っ白になるホッキョクギツネなど、冬にしか見られない動物たちの貴重な姿を見られますよ!

旭川市旭山動物園の基本情報

住所

北海道旭川市東旭川町倉沼

電話

0166-36-1104

営業時間

2024年4月27日~2024年10月15日 9:30~17:15(最終入園 16:00) ※2024年8月10日〜2024年8月16日のみ 9:30~21:00(最終入園 20:00)

2024年10月16日~2024年11月3日 9:30~16:30(最終入園 16:00)

2024年11月11日~2025年4月7日 10:30~15:30(最終入園 15:00)

休園日

2024年4月8日~4月26日、11月4日~11月10日、12月30日~2025年1月1日

アクセス

JR旭川駅からバスで約40分・車で約30分、旭川空港から車で約25分

料金

大人 1,000円、子ども(中学生以下) 無料

公式サイト

https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/index.html

さっぽろホワイトイルミネーション

工夫が張りめぐらされた幻想的な美しさ

photo by PIXTA

札幌中心部では毎年11月下旬から広範囲にわたってイルミネーションが開催されます。JR札幌駅前からすすきのまで、約1.5キロメートル間の中央分離帯に立つ木がLEDで照らされる札幌駅前通会場、道庁赤れんが庁舎を背景に立つ北3条広場の銀杏並木が青く輝く北3条広場(アカプラ)会場など、イルミネーションは5ヶ所で開催されますが、ひときわロマンチックな光景を見に多くの市民が訪れるのが大通会場。

大通公園の1丁目から6丁目まで6ブロックにわたり開催され、それぞれのブロックで異なる色の光やコンセプトで装飾されているのが魅力です。一面が一色の光で装飾され、まるで光のじゅうたんのようになっているブロックや光のトンネルが設置されているブロックなど、思わず写真を撮りたくなる幻想的な装飾が満載!

11月下旬だと、まだ根雪にはなっていないものの、日によっては雪が降ることも。北海道らしいホワイトイルミネーションが楽しめるかもしれません。

さっぽろホワイトイルミネーションの基本情報

住所

札幌市内中心部各所

電話

開催期間中:080-5830-6001

開催期間外:011-281-6400

開催期間

大通会場:2024年11月22日~2024年12月25日、駅前通会場:2024年11月22日~2025年2月11日、南一条通会場:2024年11月22日~2025年3月14日
※北3条広場(アカプラ)会場と札幌駅南口駅前広場会場については、2024年7月18日時点では開催期間未定

休業日

開催期間中は無休

アクセス

JR札幌駅、地下鉄大通駅・すすきの駅周辺

※詳細は公式サイトを確認

料金

無料

公式サイト

https://www.sapporo.travel/white-illumination/

北海道大学 イチョウ並木

北大名物の美しい黄金色の風景

photo by Ayumi Hirasawa

ポプラ並木やクラーク博士像などが有名な北海道大学ですが、秋は黄金色に輝くイチョウ並木が見どころ。

北大構内の北13条西5~7丁目の北13条通りとも呼ばれる道路の両側に、昭和14(1939)年ごろに植えられた70本のイチョウ並木が立ち並んでおり、例年見頃を迎える10月下旬~11月上旬には、イチョウが黄金色に色づきます。イチョウの葉の落ち葉が一面に敷き詰められてできた黄色のじゅうたんも、秋らしさ満点の風景。

イチョウ並木の見頃に合わせ、北大生によって行われる北大金葉祭(こんようさい)期間中は、夜になるとイチョウ並木全体がライトアップされます。北大構内へは、北大生だけでなく一般客も24時間自由に入ることができるので、ぜひ夜の美しい姿も見に訪れてはいかがでしょうか。

北海道大学の基本情報

住所

北海道札幌市北区北13条西5~7丁目北海道大学構内

電話

011-716-2111(北海道大学)

営業時間

24時間(一般客も常時自由に散策可能)

休業日

なし

アクセス

地下鉄北12条駅から徒歩で約4分、JR札幌駅より徒歩で約15分

料金

無料

白金青い池

冬季限定の幻想的なライトアップ

photo by PIXTA

その風景写真がApple社製コンピューター・Macの壁紙に採用されたことから、国内だけでなく世界中から注目を集めるようになった人気の景勝地・白金青い池。季節や光の入り具合によって表情を変えるコバルトブルーの色が神秘的な池です。池の周囲は森林に囲まれ、池の中に立つ枯れたカラマツがより一層幻想的な雰囲気を醸し出しています。

白金青い池では、例年11月1日から4月30日までライトアップが行われます。ライトアップにはさまざまな照明のパターンがあり、約10分間で一つのストーリーが表現されます。例年12月から4月上旬ごろは、水面の凍結・着雪のため池の青色は見ることができないため、11月は池の青色を見ることができるうえ、ライトアップも開催される貴重なタイミング。

photo by Unsplash

なお、11月の白金青い池周辺では雪が降る日があります。また、日中は気温が上がったとしても、朝晩は冷え込み、路面が凍結することもあります。

レンタカーを利用する場合、本州の11月の感覚で訪れ、思わぬスリップ事故を起こしてしまわないよう、充分に気をつけましょう。最新の現地の天気予報や路面状況を確認し、不安がある場合は無理せず観光バスやツアーを利用するのがおすすめです。

白金青い池の基本情報

住所

北海道上川郡美瑛町白金

電話

営業時間

【駐車場利用時間】5月~10月 7:00~19:00、11月〜4月 8:00~21:30

休業日

なし 
※冬季のライトアップは悪天候により中止もあり

アクセス

JR美瑛駅からバスで約25分・車で約20分、札幌市中心部から車で約2時間40分、旭川市中心部から車で約45分

料金

【駐車場料金】二輪自動車 100円、普通自動車・小型自動車・軽自動車 500円、大型自動車(バス等)2,000円

公式サイト

https://www.biei-hokkaido.jp/ja/shirogane-blue-pond

小樽ゆき物語

より一層ロマンチックな小樽が楽しめるイベント

photo by Ayumi Hirasawa

冬の小樽が幻想的なムードにつつまれるプロモーションイベント・小樽ゆき物語。例年11月1日から開催され、小樽市内の複数の観光スポットやホテルで冬の小樽をよりロマンチックに彩るイベントや装飾が行われます。

その中でも一番人気なのが、小樽運河が青色に光るLED約10,000球で彩られる青の運河。特に美しい時間帯はまだ空に青みが残る日没後の時間帯。イルミネーションの青と空の青が相まって、より一層幻想的な小樽運河の光景を楽しめます。また、イベント​期間中は、運河クルーズ船も青色のライトをまとって運河内を周遊します。

そして、JR小樽駅入口に飾られるガラスアートギャラリーや、運河プラザ館内に飾られるワイングラス約2,000個を積み上げた高さ約3メートルのワイングラスタワーも必見!

ほかにも、小樽市内の複数のホテルで、ランタンを持って街歩きを楽しむナイト・ランタン・ウォーキングプランが提供されています。

小樽ゆき物語の基本情報

住所

小樽市内各所

電話

0134-33-2510(小樽観光協会)

営業時間

施設により異なる

休業日

施設により異なる

アクセス

施設により異なる

料金

施設により異なる

公式サイト

https://www.snowstory.info/

11月に食べたい北海道のおすすめグルメ

11月の北海道では、冬に旬を迎えるグルメが本州より一足早く味わえます。特に、脂ののった海の幸が旬を迎えるので、ぜひ現地で味わってみてくださいね!ここでは11月に食べたい北海道のおすすめグルメをご紹介。

カニ

photo by PIXTA

「北海道といえばカニ」と言われるほど、カニ漁がさかんな北海道では、1年を通してカニが水揚げされていますが、カニの種類によって旬はさまざま。

11月に旬を迎えるカニはタラバガニです。タラバガニの旬は4~6月と11~2月の年2回あり、秋冬のカニは脱皮が終わり、身がぎっしりと詰まっています。タラバガニのおいしい食べ方は焼きガニや鍋物。寒さが深まる11月にぴったりです。

ちなみに北海道のカニの代表格・毛ガニは通年水揚げされ、特定の旬はありません。季節によって水揚げされる場所が異なり、11月は十勝や釧路・根室沿岸で水揚げされたものが出回ります。

牡蠣

photo by PIXTA

あまりイメージがない方も多いかもしれませんが、実は北海道は牡蠣の一大産地。オホーツク海側のサロマ湖、道南の知内(しりうち)町、釧路の隣町・厚岸(あっけし)町が主な産地となっています。サロマ湖、知内町の牡蠣は、水温が低く、牡蠣が最も肉厚で味が濃厚になる11月から3月に旬を迎えます。

厚岸町の牡蠣は、「低水温下では成長が遅くなる」という牡蠣の性質を利用し、養殖の時期をコントロールしているため、一年中出荷されていますが、やはり最もおいしい季節は冬。

厚岸町では毎年11月、厚岸の牡蠣を自ら焼き台で焼いて食べたり、出店で購入して食べたりできるイベント・あっけし牡蠣まつりが開催されます。今年2024年は11月16日・17日に行われるので、牡蠣が好きな方はぜひ参加してみてくださいね!

ししゃも

photo by PIXTA

全国で出回っているししゃもの大半は、本物のししゃもではないことをご存じでしょうか?実は本物のししゃもは北海道の太平洋沿岸にのみ生息する魚で、十勝地方・日高地方・釧路地方の特定の河川でのみ水揚げされる希少な魚。なお、一般的にししゃもとして流通している魚は、カラフトシシャモという別の魚であることが多いです。

道内でも貴重なししゃもですが、10月中旬から11月下旬にかけて漁が行われ、新千歳空港から車で40分ほどの町・むかわ町や、釧路市の隣町・白糠(しらぬか)町、釧路市などで手軽に味わえます。

本物のししゃもは、通常出回っているカラフトシシャモと比べて格段にうま味が濃く、とにかく絶品。そして、普段ししゃもと言えば「卵の詰まったメスがおいしい」というイメージが強いと思いますが、本物のししゃもでぜひ味わってもらいたいのはオスです。オスのししゃもはメスのししゃもと比べて身の味がさらに濃いんです!もちろん、卵のプチプチ感がアクセントとなるメスもおいしいので、両方味わってみてくださいね。

寒ブリ

photo by PIXTA

以前は北海道ではあまり漁獲されなかったブリですが、近年は気候変動により、北海道でもブリがたくさん水揚げされ、その漁獲量は1990年代と比べてなんと20倍にまで及んでいます。

そんな北海道のブリは、11月から1月が旬の寒ブリ。函館市、日高地方、余市町、釧路市、知床方面などさまざまな漁港で水揚げされます。北海道の寒ブリは脂が乗っていて旨みたっぷり、そして全て天然ものなので濃いうま味が楽しめます。刺身はもちろん、ブリ大根や照り焼きなど、さまざまなブリ料理を味わってみてくださいね。

11月の北海道観光の注意ポイント

photo by PIXTA ※画像はイメージです

11月に北海道に行く場合、服装や移動時など、気をつけるべきことがいくつかあります。最後に11月の北海道旅行で注意したいポイントをご紹介。ぜひ参考にしてくださいね!

本州の真冬並みの気温!服装に注意する

11月の北海道は、道外の気候と大きく異なるため、季節感覚に注意して訪れる必要があります。特に、11月半ばを過ぎてから訪れる場合、服装に考慮が必要。最高気温は10℃以下、最低気温は地域や日によっては氷点下になることもあります。

秋の終わりの感覚で訪れ、薄手のコートなどの秋服で訪れてしまうと、あまりの寒さに追加で服を購入しないといけなくなってしまうかもしれないので気をつけましょう。

降雪や路面凍結に気をつける

山間部や峠などでは、10月から降雪や路面凍結が始まっています。平地でも、例年11月には雪が降り始めます。雪道の運転に慣れていない方や不安がある方は無理をせず、公共交通機関やツアーを利用したり、札幌・小樽や函館など交通機関が発達していて車が不要な街を訪れたりするようにしましょう。

もしレンタカーを借りる場合は、必ずスタッドレスタイヤが装着されているレンタカーを借りるようにしましょう。北海道のレンタカー店では、11月であれば標準装備でスタッドレスタイヤが装着されている場合が多いですよ。

\北海道の詳しい観光情報はこちら!/

【2024年最新】北海道旅行でおすすめの観光地18選!名所や穴場を厳選

11月の北海道観光を満喫しよう!

秋と冬を両方味わえ、本州より先に冬のロマンチックムード溢れるイベントも楽しめる11月の北海道。北海道ならではの11月の特徴に注意して、北海道旅行を楽しんでくださいね!

cover photo by PIXTA

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