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福岡の方言の特徴は?「なんしようと?」など「ばり」かわいい言葉を紹介するったい!

この記事では、福岡の方言の特徴や有名な言葉をご紹介!「〜と?」や「〜やけん」「〜たい」など語尾が特徴の福岡の方言。福岡のなかでも、博多弁と北九州弁でも少し変わる方言もあるので、ぜひフレーズを覚えて、福岡旅行の際に地元の人たちとの会話も楽しんでくださいね。

ライター
mayu tahara
福岡県在住、2児の育児に奮闘中。カフェと旅行会社勤務を経て旅行ライターへ。好きなものは旅行と水族館、カフェ、世界遺産、刺繍、ダイビング、ジブリ、化石、星空など。世界遺産検定1級所持。好きな世界遺産はクロアチアのプリトヴィッツェ湖群国立公園。 迷ったらやってみるのがモットー。好きな言葉はロマン! 親子で楽しめる旅を提案していきたいです。
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この記事では、福岡の方言の特徴や有名な言葉をご紹介!「〜と?」や「〜やけん」「〜たい」など語尾が特徴の福岡の方言。福岡のなかでも、博多弁と北九州弁でも少し変わる方言もあるので、ぜひフレーズを覚えて、福岡旅行の際に地元の人たちとの会話も楽しんでくださいね。

Contents

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福岡の方言の特徴は?

photo by mayu

日本にはさまざまな方言があり、それぞれ特徴的ですが、なかでもかわいいとたびたび話題になるのが福岡弁。福岡弁というと博多弁のイメージが強いかもしれませんが、じつは博多弁のほかに、北九州弁や筑豊弁、筑後弁などもあることをご存知でしょうか?

福岡の方言が各地域で異なるのには、いくつかの理由が考えられます。まず、福岡は江戸時代、福岡藩や小倉藩、久留米藩というようにさまざまな藩が存在しており、交流も制限されていたことから、それぞれ独自の方言ができていった説や、山間部など地理的に隔離されていた地域で方言が確立されていった説、農業がさかんな地域、商業がさかんな地域、炭鉱がさかんな地域というように産業や文化の違いが方言に反映された説もあります。

それぞれの方言は県外の人が耳にすると違いが分からないかもしれませんが、福岡県民からするとその違いは明らか!

具体的にどんな違いがあるのか詳しくご紹介していきます。

福岡の方言には地域差がある!

福岡で話されている方言の特徴や地域などを以下にまとめています。

方言名

地域

語尾

特徴

博多弁

福岡市

「~と?」「~けん」「~ろうもん」など

やわらかい印象で、親しみやすい

北九州弁

北九州市、小倉

「~ち?」「~ちゃ」など

力強く、豪快な印象

筑豊弁

筑後地方

「〜き」「〜ばい」など

力強く、少し荒っぽい印象

筑後弁

筑豊地方

「〜ばい」「〜けん」「〜たい」など

穏やかな印象

このように各地域で異なる方言が使用されていますが、世代によって異なることもあるので、少し複雑です。博多弁を普段話す筆者ですが、おじいちゃんやおばあちゃんと話すとお互いに何を言っているか分からないことも!それが方言の面白さでもありますよね。

旅行に行ったらぜひその土地の方言にも触れて福岡を満喫してくださいね。

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旅がもっと楽しくなる!博多でよく使われる方言

photo by mayu

それぞれの地域で話されている方言について、もっと深堀して紹介していきます。まずは博多を含む福岡市周辺を中心とする博多弁から!会話例もあるので、ぜひ使ってみてくださいね。

ばり〜

「ばり〜」とは、「とても」や「かなり」という意味で使用される博多弁。英語の「very」と同じ意味で、読み方を「ベリー」ではなく、「バリー」と読み間違えたのが由来だとか!(※諸説あり)

会話例

  • 「ばりお腹すいとうけん、はよご飯食べよう」=とてもお腹がすいたから、早くご飯を食べよう
  • 「ばりかわいい!」=とてもかわいい!
  • 「ばり走った」=とても走った

〜やけん/~けん

「~やけん」「~けん」とは、「~だから」というように理由を表すのに使います。

会話例

  • 「喉かわいたけん、カフェに寄らん?」=喉がかわいたから、カフェに寄らない?
  • 「ばり疲れたけん、ちょっと寝ていい?」=とても疲れたから、ちょっと寝ていい?
  • 「好きやけん、付き合ってくれん?」=好きだから、付き合って!

〜ばい/~けん

「〜ばい」「~けん」は世代関係なくよく語尾に使用されています。福岡在住の筆者の感覚では、「~けん」の方を使う人が多い印象です。

会話例

  • 「掃除手伝うけん」=掃除手伝うよ
  • 「先に行っとくばい」=先に行くよ

〜たい/~たいね

「~たい」もよく使用される語尾で、「~なんだよ」「~なんだよね」という意味です。

会話例

  • 「忙しいったいね」=忙しいのよね
  • 「今後、旅行に行くったい、~」=今度、旅行に行くよ、それでね~

〜らん

「~らん」は否定の意味でよく使用されます。「~らんよ」は「~らん」よりもやわらかい印象です。

会話例

  • 「知らんよ」=知らないよ
  • 「食べとらんよ」=食べてないよ
  • 「お腹すいとらんけん、ご飯は少しでいいよ」=お腹すいていないから、ご飯は少しでいいよ
photo by mayu

なんしようと?/なんばしようと?

「なんしようと?」や「なんばしようと?」は「何をしているの?」という意味で多用されています。良くない行動をとがめる意味で使われることもありますよ。

「なんばしようと?」のように、「ば」が入る方は、おじいちゃんやおばあちゃん世代が使用している印象です。

会話例

  • 「そんなところでなんしようと?」=そんなところで何をしているの?
  • 「お茶こぼしてからなんばしよっとね!」=お茶こぼして!何をしているの!

よかよ

「よかよ」は「いいよ」という意味で使用されます。筆者の印象では若者は最近あまり使わないですが、高齢者の間ではよく聞きますね。

会話例

  • 「よかよ」=いいよ
  • 「よか?/よかと?」=いいの?

~ろうもん

「~ろうもん」は「~でしょ」という意味で、福岡の街中で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?たとえば、よく使われるのが「よかろうもん」で、意味は「いいでしょ」です。ほかにも「しとろうもん」=「してるでしょ」というように、動詞や形容詞と一緒に使いますよ。

会話例

  • 「もう少し寝とってもよかろうもん!」=もう少し寝ていてもいいでしょ!
  • 「そんなに着とったら暑かろうもん!」=そんなに着ていたら暑いでしょ!

~っちゃん/~っちゃけど

博多弁でよく使用される語尾で、音がかわいらしい響きですよね。「~っちゃん」は「~だよ」、「~っちゃけど」は「~なんだけど」という意味で使われます。「~っちゃけど」はその後に会話の続きが来ることがほとんどですが、語尾として使うこともありますよ。

会話例

  • 「昨日、天神に行ったっちゃん!」=昨日、天神に行ったよ!
  • 「そこで大騒ぎしとる人がおるっちゃけど、なんかあったと?」=そこで大騒ぎしている人がいるけど、何があったの?
  • 「好きっちゃけど……。」=好きなんだけど……。

なおす

これは筆者も上京するまで気づいていなかったのですが、博多弁の「なおす」には「片づける」の意味があります。筆者のように知らずに使っている福岡県民も多いのだとか!

会話例

  • 「それ、なおしとくね」=それ、片づけておくね
  • 「ちゃんとおもちゃをなおしてって言っとったよね!」=ちゃんとおもちゃを片づけてって言ってたよね!

からう

これも福岡県民からしたら博多弁だったの?という声が聞こえてきそうですが、これも博多弁なのです。意味は「背負う」でランドセルやリュックなどを背負う時によく使います。

会話例

  • 「ランドセルをからう」=ランドセルを背負う

とっとーと

県外の人からすれば「と」が多くて困惑するかもしれませんが、博多弁で「取っているよ」の意味になります。詳しく分けると、「とっとー」が「取って」、最後の「と」が語尾の「だよ」に当たります。

福岡県民なら分かるのですが、県外の人からは何を言っているのかまったく分からないと言われる、「と」ばかりが出てくる早口言葉のようなフレーズがあるので紹介します。

「(お菓子の)おっとっととっとってっていっとったのになんでとっとってくれんかったとっていっとーと!」

一体どこで区切るの?と思うかもしれませんが、区切ると「(お菓子の)おっとっと、とっとってっていっとったのに、なんでとっとってくれんかったとっていっとーと!」です!

意味は「(お菓子の)おっとっとを取っておいてって言っていたのに、なんで取っておいてくれなかったのって言ってるの!」なのですが、伝わりましたか?ぜひ使ってみてくださいね!

旅がもっと楽しくなる!北九州でよく使われる方言

photo by Unsplash

続いて、北九州市を中心に話されている北九州弁を紹介していきます。筆者の場合、大学に入るまであまり北九州地域の人と交流がなかったので、「なんち?」や「~ち」をはじめて聞いた時はきゅんとしました!強く聞こえることもありますが、女性が使うとかわいいですよ!

なんち?

「なんち?」は「なんて?」や「なんて言ったの?」の意味で使われます。語尾のイントネーションが上がることもあり、かわいく聞こえますよ。

会話例

  • 「なんち?聞こえんやった!」=なんて言った?聞こえなかった!

〜ちゃ/~ち

「〜ちゃ」や「~ち」は博多弁では「~と」にあたる語尾で、「~だよ」の意味で使用されます。

会話例

  • 「明日一緒にカラオケ行こうちゃ」=明日一緒にカラオケ行こうよ
  • 「好きっちゃ!」=好きだよ!
  • 「このマフラーふんわりするっち」=このマフラーふんわりしているよ

〜ち

語尾でもたびたび使用される「~ち」は、「~って」という伝聞の意味で使用されることもありますよ。

会話例

  • 「そういえば、お母さんが牛乳買ってきてっち言いよったよ」=そういえば、お母さんが牛乳買ってきてって言ってたよ

はわく

「はわく」は博多弁でもたびたび話されますが、北九州弁のひとつです。意味は「掃く」で、掃除をする時に使われます。筆者も「はわく」をずっと使っていたので、上京して標準語が「掃く」と知った時はびっくりしました。

会話例

  • 「そこ、はわいとって!」=そこ、掃いておいて!

はらかく

「はらかく」もよく使われる北九州弁ですが、博多弁でも使います。意味は「怒る」「腹を立てる」です。声を荒げて怒るというよりも、「ふてくされる」のニュアンスの方が強いですよ。

会話例

  • 「そんなんではらかいとってもしゃーなかろうもん!」=そんなことで腹を立てていても仕方ないでしょう!
  • 「ちょっとしたことですぐはらかいてから!」=ちょっとしてことですぐに怒るなんて!

きさん

「きさん」はきれいな言葉ではないので、できるだけ使わないのが望ましいですが、意味は「貴様」です。「きさん」に限らず、北九州弁では単語の語尾が「~ん」になることが多いですよ。

会話例

  • 「きさん、もっかい言ってみーや!」=貴様、もう一度言ってみろ!

しゃーしい/しゃあしい

「しゃーしい」は「うるさい」「面倒くさい」「わずらわしい」といった意味でよく使用されています。同じような表現で「せからしか」もあるのですが、若者ではあまり使っているのを聞いたことがありません。「しゃーしい」よりも若干強い表現になりますよ。

会話例

  • 「外がしゃーしくて寝れん」=外がうるさくて寝られない
  • 「せからしか!ちょっと黙っとかんね!」=うるさいよ!ちょっと黙っておきなさい

旅がもっと楽しくなる!筑豊地域でよく使われる方言

DSC_3822 by gtknj is licensed under CC BY 2.0

続いて、福岡県飯塚市や田川市、直方市(のおがたし)、鞍手町(くらてまち)などからなる筑豊地域で使われている方言を紹介していきます。どこかノスタルジックな響きだったり、イントネーションが個人的にかわいいなと思う方言ばかりですよ。

~き

「~き」は「~だから」という意味。原因や理由を話すときに使います。

会話例

  • 「駅前にパン屋がオープンしたき、一緒に行ってみらん?」=駅前にパン屋がオープンしたから、一緒に行かない?
  • 「そげん走るき、疲れるんばい!」=そんなに走るから疲れるのよ

ばっさ/ばさら/でたん

どれも聞きなじみない音ですが、すべて「very」の意味で使用される言葉です。博多弁でいう「ばり」と同じですね。

会話例

  • 「最近のイチゴはばっさ高いね」=最近のイチゴはとっても高いね
  • 「今日でたん寒か~」=今日はとても寒いね~
  • 「ばさら汗たらしてから、なんかあったと?」=とても汗を流して、何かあったの?

あるしこ

何かの料理名のような響きの「あるしこ」は「あるだけ全部」の意味で使用されます。

会話例

  • 「お腹すいたき、あるしこ食べていい?」=お腹すいたから、あるだけ全部食べていい?

なし/なして

「なし」や「なして」は「なぜ」や「どうして」の意味。筑豊弁ですが、博多弁地域でも一部使用されていることも。絶妙なイントネーションなので、ぜひ本場で聞いてみてくださいね。

会話例

  • 「なしてそげんこつ言うん?」=どうしてそんなことを言うの?
  • 「なし、さっきハンバーグ食べんかったん?」=なんでさっきハンバーグ食べなかったの?

とんぴんつく

「とんぴんつく」はなんだかかわいらしい響きですが、「調子に乗る」「ふざける」という意味で、あまり良い言葉ではありません。

会話例

  • 「でたんとんぴんついとるき、こけたったい!」=すごく調子に乗っていたから、こけてしまったのよ!
  • 「そげんとんぴんついてから!」=そんなに調子に乗って!

旅がもっと楽しくなる!筑後地域でよく使われる方言

photo by Unsplash

最後に福岡県南部にある久留米市を中心とした筑後地方で使用されている方言を紹介します。少々なまりがキツイと表現されることもありますが、実際に聞いてみるとかわいいですよ。

こがしこ

筑後弁の「こがしこ」は「これだけ」の意味で使用されます。量を表すときに多用されますが、高齢者が頻繁に使っている印象が強いです。

会話例

  • 「こがしこしかないとね」=これだけしかないのね

ばさらか

「ばさらか」は先ほどの「こがしこ」とは対照的に「たくさん」「とても」の意味で使われています。ほかにも「ぎゃん」や「くう」も同じ意味で使用されていますよ。福岡には「たくさん」を表現する方言がたくさんありますね。

会話例

  • 「不用品売ったら、ばさらかたこう売れた!」=不用品を売ったら、とても高く売れた!
  • 「ぎゃんかわいい!」=とてもかわいい!

くらす

通常だと「くらす」と聞くと「暮らす」の意味を想像するかもしれませんが、筑後弁では「殴る」「打つ」「たたく」といった怖い表現です。筑後弁ですが、博多や北九州地域でも使用されています。

会話例

  • 「きさん、くらすぞ!」=貴様、殴るぞ!

かべちょろ

博多弁を普段話す筆者も使っていたので筑後弁と知って驚いたのですが「かべちょろ」ってなんのことだと思いますか?もしかすると名前から予想がついた人もいるかもしれませんが、「トカゲ」や「ヤモリ」のことを指します。かべをちょろちょろ動き回ることからこの名がついたのだとか!

会話例

  • 「あ!そこにかべちょろおるよ!」=あ!そこにトカゲがいるよ!

福岡の方言を知って、旅先で地元の人とコミュニケーションを楽しもう

福岡の方言を紹介しました。福岡弁というと博多弁を想像する人が多いですが、じつは北九州弁や筑後弁、筑豊弁があり、それぞれ特徴があっておもしろいですよね。

福岡旅行に行ったら街中や屋台などで地元の人たちの会話を楽しめることもあるので、グルメや観光だけでなく、耳でも福岡を満喫してくださいね!

cover photo by mayu


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