イタリア 青の洞窟の魅力は神秘的な光景!行き方や見どころなどを解説
イタリアを代表する観光スポット・青の洞窟。カプリ島の断崖絶壁にある狭い入り口から見える、美しい光景が魅力です。この記事では、青の洞窟の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ観光を楽しむための参考にしてくださいね!
イタリアを代表する観光スポット・青の洞窟。カプリ島の断崖絶壁にある狭い入り口から見える、美しい光景が魅力です。
この記事では、青の洞窟の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ青の洞窟へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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イタリア 青の洞窟の基本情報
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イタリアの代表的な観光スポット、青の洞窟。まずは、青の洞窟の特徴や不思議について解説します。
イタリア・カプリ島にある青の洞窟とは?
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イタリア にある青の洞窟とは、南イタリア・カプリ島にある海の波によって作られた洞窟です。断崖絶壁にある小さなアーチ状の入り口から中に入ると神秘的な青い空間が広がります。この光景を一目みようと、世界各地から多くの観光客が訪れていますよ。
洞窟の入り口は非常に狭いので、手漕ぎの小型ボートでしか中に入れません。乗客は船頭の指示で入る直前、船の中で体と頭を倒す必要があります。
ローマ時代には、皇帝の個人的なプールや海洋神殿として使われていた歴史もあり、当時の彫像が近年でも発掘されています。美しい風景だけでなく、歴史も感じられますよ!
洞窟内が青く光って見える理由
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青の洞窟は、鮮やかな青色の海水が特徴的な観光地です。青く光って見える理由は、洞窟の海底の色が白い大理石のような石灰岩で覆われているからです。
太陽の光が水面を通して洞窟の中に入ってくるとき、海底の白色が反射して水面が青色に見える現象が起こります。ちょうど水中に設置されたライトがプールの中で光って水の色が変わったように見える現象と似ていますね。
また、水面は青色ですが、物体を水の中に入れると銀色になる不思議な現象も青の洞窟では起こるのです。
イタリア 青の洞窟のあるカプリ島ってどんな場所?
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カプリ島は、イタリア南部のティレニア海にある人口約15,000人のこぢんまりとした島です。ナポリから高速船で約40分、フェリーで約1時間半で行けます。
カプリ島といえば、青の洞窟。青の洞窟を目当てにやってくる観光客が非常に多いです。しかし、青の洞窟以外にも高級ブランド店が立ち並ぶ地区があったり、海水浴や夕日鑑賞ができたりとたくさんの魅力があります。
また、カプリ島はレモンの産地としても有名。ここではレモンのリキュールやレモンのお菓子などを購入できます。ぜひ、行かれた際はお土産として購入してみてくださいね!
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イタリア 青の洞窟観光の見どころは息を呑む神秘的な光景
Postcard 5: Blue Grotto by Jun is licensed under CC BY-SA 2.0
https://www.flickr.com/photos/biker_jun/7031758459
青の洞窟の見どころは、なんといっても神秘的な青い空間です。狭い入り口からは想像できないほど洞窟内は広く、ゆったりと景色を楽しめます。目の前に広がる光景に、息を呑むことでしょう。
青の洞窟は天候次第で入場できないことも多々あります。それでも世界各地から観光客が訪れるのは、ここでしか見られない絶景があるからです。太陽の光が届きやすい午前中のほうが、より美しい光景を楽しめますよ!
イタリア 青の洞窟と合わせて行きたいカプリ島観光スポット
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カプリ島は、一年を通して温暖な島です。青の洞窟以外にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。ここからは、緑の洞窟や白い洞窟などカプリ島のおすすめスポットの見どころを紹介します。青の洞窟を観光した後や、洞窟に入場できなかった場合にぜひ訪れてみてください!
カプリ島の穴場!緑の洞窟
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※画像はイメージです
青の洞窟以外にも自然現象でできた洞窟が多くあり、緑の洞窟もそのひとつです。
緑の洞窟は、水面がエメラルド色に光って見える美しい洞窟です。独特の緑色の光が水を透過して洞窟の壁に反射し、印象的で神秘的な空間を作り出しています。知名度では青の洞窟には劣りますが、こちらも必見のスポットです!
緑の洞窟はカプリ島一周ツアーで行くのがいいでしょう。約2時間の船旅で緑の洞窟のほか、白い洞窟、赤の洞窟、青の洞窟などを訪れることができます。船は近くまで寄ってくれるので、美しいエメラルドグリーンを堪能できますよ。
緑の洞窟(Grotta Verde)の基本情報
住所:80071 Anacapri Metropolitan City of Naples, イタリア
営業時間:24時間営業
休業日:なし
アクセス:カプリ島中心地マリーナグランデからボートで約10分
料金:-
リフトで行く!ソラーロ山
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カプリ島南部に位置するソラーロ山は、標高約589メートルのカプリ島で一番高い山です。頂上からの景色は、カプリブルーが望めるまさに絶景のスポットとして人気です。カプリ島周辺の断崖絶壁の岩々の下に広がるカプリの海は、青の洞窟とはまた違った絶景が望めますよ。
ソラーロ山へは、1人乗りのリフトで行けます。激しい登山やハイキングはしたくないという人や足腰の弱い人でも安心ですね。リフトの乗り場は、カプリ島内のアナカプリという場所にあります。ソラーロ山までの所要時間は約10分。
ソラーロ山の頂上にはカフェもあり、ゆったりとカプリ島の全景を望むことができますよ!
ソラーロ山(Monte Solaro)の基本情報
住所:Via Caposcuro, 10, 80071 Anacapri NA, イタリア
営業時間(リフトの営業時間):3月〜4月 9:30〜16:00、11月〜2月 9:30〜15:30、5月〜10月 9:30〜17:00
休業日:-
アクセス:アナカプリのリフト乗り場から約10分
料金:リフト往復14ユーロ(約2,216円)、片道 11ユーロ(約1,741円)
※2023年9月6日のレート、1ユーロ=158.21円で計算
公式サイト(リフト乗り場):http://www.capriseggiovia.it/en/impianto.html
ゆったりとした時間を過ごせるアナカプリ地区
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カプリ島は、観光の拠点になるマリーナグランデや高級ブティック店があるカプリ地区と、民家が多いアナカプリ地区に分けられます。アナカプリ地区は、白壁の建物が立ち並ぶのんびりとしたエリアです。白を基調とした風景はフォトジェニックな写真を撮るのにぴったり!
散策ができる遊歩道も整備されており、ゆったりと散歩を楽しめます。カプリ地区ほどではありませんが、ショップも複数あるのでショッピングも楽しめますよ!
アナカプリは各観光地への移動拠点でもあり、ソラーロ山のリフト乗り場やイタリア 青の洞窟行きのバス乗り場はアナカプリにあります。サンミケーレ教会やミニチュア・カプリという博物館もおすすめです。
アナカプリ地区(Anacapri)の基本情報
住所:アナカプリ, イタリア 〒80071 ナポリ
営業時間:24時間
休業日:なし
アクセス:カプリ地区から車で約10分
料金:なし
イタリア 青の洞窟観光に最適なシーズンは?
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せっかく青の洞窟に行くのならおすすめの時期に訪れたいですよね。ここからは、イタリア の青の洞窟を訪れるのにベストなシーズンを詳しく解説します。
ベストシーズンは入場確率が高い6月〜8月
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青の洞窟は年間通して、6月〜8月は比較的入場確率が高い時期で、ベストシーズンと言われています。6月〜8月の入場確率は約80%で、雨が少ないため海の水位も低くなり、洞窟に入りやすくなるのです。
また、この季節は晴れる日も多く、気温も25℃〜30℃前後と過ごしやすいですよ。カプリ島観光全体で見てもベストシーズンといえるでしょう。ただ、太陽が容赦なく照り付けるので、紫外線対策として帽子や日焼け止めを持参するのがおすすめです。
観光客が少ない時期を狙うなら4月・5月・10月・11月
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観光客が少ない時期に訪れるなら、ハイシーズン前後の4月・5月・10月・11月がおすすめ。青の洞窟の入場確率は、4月が約65%、5月が約75%、10月が約50%、11月が約40%です。
青の洞窟は毎年4月、5月頃から入場確率が徐々に上がってきます。本格的な観光シーズン前なので比較的ゆったりと観光できるでしょう。ただ、ハイシーズンに比べて入場確率は低く、入れない場合があります。
また、4月は最低気温が13℃前後と海の上では少々肌寒く感じられます。長袖のコートなどを持参するのがおすすめです。
イタリア 青の洞窟の見学方法は?予約は必要?
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ここからはイタリアの青の洞窟に入場する際の見学方法やチケットについて詳しく解説します。事前にしっかり確認しておけば、より充実した観光ができますよ!
青の洞窟へ行くには入場料が必要!
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青の洞窟は文化施設なので、博物館や美術館と同じように入場料がかかります。入場料は1人14ユーロ(約2,216円)です。これは手漕ぎボートの料金10ユーロ(約1,582円)と入場料4ユーロ(約633円)の合計金額です。
フェリーやバスで行っても、青の洞窟に行くには最終的に手漕ぎボートに乗る必要があります。入場料は、水上チケット売り場か手漕ぎボート乗船後に支払います。支払いは現金のみで、クレジットカードは使えません。あらかじめ、現金を用意しておきましょう。
また、青の洞窟の入場券は事前にオンラインでの購入はできません。また、事前予約もできないので、現地に到着してから入場券を購入する必要があります。
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ
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青の洞窟観光は、オプショナルツアーも実施されています。カプリ島はナポリからフェリーで約1時間の距離にあるので、ナポリからの日帰りオプショナルツアーも多数あります。
日本語スタッフが同行するツアーや万が一、青の洞窟に入れなくても代案が用意されているオプショナルツアーに参加するのがいいでしょう。
青の洞窟までは高速船やバス、手漕ぎボートといくつも乗り換えが必要になります。迷ってしまいそうで不安、慣れている人にサポートしてもらいたいと思う人はオプショナルツアーに参加するのもおすすめですよ。
イタリア 青の洞窟観光に要する時間
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青の洞窟観光の所要時間はボートの乗り継ぎを含めると約1時間です。ハイシーズンになると、手漕ぎボートがすべて出払ってしまい、船上で1〜2時間待機しなければならないこともあるので注意しましょう。
バスは、モーターボートに比べて時間がかかりますが、停留所の階段を降りるとすぐに手漕ぎボートの乗り場があります。船頭に声を掛け、空いていれば手漕ぎボートにすぐに乗れるのが良い点です。船酔いや熱中症が心配な人は、バスを使って陸路で青の洞窟に行くのもおすすめ!
イタリア 青の洞窟へのアクセス・行き方
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青の洞窟観光の拠点となる都市はナポリです。ナポリからカプリ島に渡り、青の洞窟へ行く方法が一般的です。ここでは、青の洞窟へのアクセス方法を解説します。
最も一般的な移動はフェリーまたは高速船
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カプリ島の主要港マリーナグランデまでは、ナポリから船が出ています。ナポリからカプリ島までは、フェリーや高速船を使ってアクセスできます。
所要時間については、フェリーの場合は約1時間半、高速船の場合は約50分。船の料金は時間帯によって変動するので、公式サイトで確認してみてくださいね。
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カプリ島に到着したら、マリーナグランデから青の洞窟行きのモーターボートに乗り換えます。青の洞窟は午前中に見る方がより綺麗に見えるので、カプリ島に着いたらそのまま青の洞窟に向かいましょう!
出発時間は設定されておらず、到着した順にモーターボートに乗ります。マリーナグランデから青の洞窟までは、約15分で到着しますよ。
青の洞窟は波の高さや海の荒れ具合で入れない日もありますが、チケットを別日に振り替えできるので安心です。青の洞窟観光は数日余裕を持っておくといいでしょう。
モーターボートのチケットは、事前にオンラインで購入ができます。
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モーターボートで青の洞窟の入り口付近まで行くと、次は洞窟の狭い入り口を通るための手漕ぎボートに乗り換えます。ボートにはイタリア人の船頭が乗っています。
青の洞窟の入り口に手漕ぎボートが近づいたら、船頭の合図で頭と身体を一斉に下げましょう!青の洞窟の入り口は幅が約2メートル、高さが約1メートルしかありません。この小さな入り口を通るために、乗客はボートにほぼ仰向けの状態になる必要があります。
船頭の掛け声と共に洞窟の中に入ると、そこには澄んだ青色に輝く美しい光景が広がりますよ!
景色を楽しみながら青の洞窟へ向かうならバスもあり
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青の洞窟へはモーターボートのほかにも、バスで行く方法もあります。バスはアナカプリ地区から運行しており、青の洞窟行きのバスは6:30から30分おきに最終22:30まであります。行き先が、Grotta Azzuraと書かれたバスに乗りましょう。運賃は、片道2.20ユーロ(約310円)です。クリスマス期間と年末年始は運休になる便もあります。
バスの所要時間は約40分とモーターボートに比べると時間はかかりますが、くねくねした道を走りながらカプリ島の景色をゆっくりと楽しめます。バス停Grotta Azzuraを降りると、すぐに青の洞窟の入り口があるので迷うこともありません!
イタリア 青の洞窟観光における注意点
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ここからは、イタリアの青の洞窟観光の注意点について解説します。現地に行って戸惑うことのないように、しっかり確認しておきましょう!
洞窟に入れない場合がある
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青の洞窟は、天候や海の水位の影響により入場がむずかしい観光地としても有名です。青の洞窟の入り口は幅2メートル、高さは1メートルしかなく、非常に狭い入り口なので、少しでも海の水位が高くなると入場できない場合もあります。
波が比較的高い冬期にあたる11月~2月の平均入場率は、15%前後(2021年時点)。年間を通して、6月〜8月の入場率は約70%なのでこの時期を狙うといいでしょう!
酔い止めを用意しておく
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高速船やモーターボート、手漕ぎボートなどイタリア 青の洞窟に行くためには数種類の船に乗らなければなりません。カプリ島の海は普段は穏やかですが、天候によっては荒れて波が高くなり船が揺れることがあります。
また、ハイシーズンは青の洞窟前で手漕ぎボートが混雑し、船の上で数時間待たされる場合もあります。船酔いする人はもちろん、普段船酔いしない人も酔い止めを持参しておくと安心できるでしょう。
チップを用意しておく
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青の洞窟の乗客は、手漕ぎボートの船頭に対して入場料のほかに、1人あたり1ユーロ(約140円)程度のチップを渡す習慣があります。
手漕ぎボートの船頭は、青の洞窟内に乗客を案内するだけでなく、入る前の待ち時間に陽気な歌を歌ったり、場を盛り上げたりしてくれます。青の洞窟に入る前の高揚感をさらに高めてくれますよ。
気持ちの良い船頭だと思ったら、多めにチップを渡しても良いかもしれませんね。チップは事前に用意しておき、降りる時に船頭に渡しましょう。
カメラやスマホを落とさないように気を付ける
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カプリ島では急に船が揺れることもあるので、海にカメラやスマートフォンを落とさないように気をつけましょう。カプリ島の海はかなり深く、一度物を落としてしまうと取り戻すことができません。
そのため、乗船中は船から身を乗り出したりはせず、カメラやスマートフォンは首からかけたりして使用するのがおすすめです。
動きやすい服装で行く
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青の洞窟観光では、ボートの乗り換えが数回あるため、動きやすい服装で行きましょう。サンダルも海に落ちてしまう可能性があるので、履きなれたスニーカーや運動靴がおすすめです。
また、ハイシーズンは数時間海の上で待機する場合があります。日本の夏と同じく太陽が容赦なく照りつけるので、紫外線・熱中症対策に帽子、サングラス、日焼け止めは忘れず持参しましょう。
長袖の薄手シャツもあると便利ですよ。帽子は風に飛ばされないように、紐付きのものを選ぶのがおすすめです。
イタリア・カプリ島で青の洞窟の観光を満喫しよう
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この記事では、カプリ島にある青の洞窟に関する見どころや見学方法、アクセス方法などをご紹介しました。マリンブルーの絶景が魅力で、一度は行ってみたい絶景スポットとして人気の観光地です。
ぜひ、紹介した情報を参考に、青の洞窟の観光を満喫してみてくださいね!
イタリア 青の洞窟(Grotta Azzurra)の基本情報
住所:Via Grotta Azzurra, 80071 Anacapri NA, Italy
電話:+390818375646
営業時間:9:00~17:00
休業日:11月〜3月は天候により閉鎖される場合あり。12月25日と1月1日は閉鎖
アクセス:カプリ島中心地、マリーナグランデからボートで約10分
料金:入場料と手漕ぎボート代合わせて14ユーロ(約2,216円)
※料金は変動する可能性があるため最新情報をご確認ください
※2023年9月6日のレート、1ユーロ=158.21円で計算
公式サイト:https://www.cittadicapri.it/
※記事内の金額は2023年9月6日のレート、1ユーロ=158.21円で計算しています。
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