エルバ島はイタリアにある絶景の観光スポット!見どころや行き方を解説
イタリアトスカーナ州の観光スポットの一つ、エルバ島。美しいティレニア海に面した夏のリゾート地として、地元イタリアの人々に愛されています。 この記事では、エルバ島の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひエルバ島へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
イタリアトスカーナ州の観光スポットの一つ、エルバ島。美しいティレニア海に面した夏のリゾート地として、地元イタリアの人々に愛されています。
この記事では、エルバ島の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひエルバ島へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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エルバ島の基本情報
イタリアのティレニア海に浮かぶリゾート地、エルバ島。まずは、エルバ島の歴史や特徴などの基本情報を解説します。
エルバ島とは?
イタリア・トスカーナ州の沿岸にあるエルバ島は、シチリア島・サルディーニャ島に次いでイタリアで3番目に大きな島です。
地中海でも有名なリゾート地として知られ、夏のバカンスシーズンには美しいビーチを目当てに、イタリアだけでなくヨーロッパ各地から観光客が訪れます。また、その豊かな自然が評価され、2003年にユネスコエコパークとして登録されました。
エルバ島の歴史
紀元前からエルバ島には人が住んでいました。そこから、エトルリア時代、ローマ帝国時代を経て、ピオンビーノ公国とスペイン、フィレンツェ大公国がエルバ島を分割して支配するようになります。なかでも、フィレンツェ大公国のメディチ家が島の北側に軍港と、高台に要塞を築いてからは、エルバ島は急速に発展していきました。
エルバ島の歴史の中で最も有名なのは、フランス皇帝から失脚したナポレオンが流刑先として送られたこと。ナポレオンが流された当時、エルバ島はフランス領でした。島には2カ所、ナポレオンの住居が今も残っています。中は見学することもできるので、ナポレオンに興味がある人はぜひ訪れてみてくださいね。
エルバ島の特徴
地中海の島であるエルバ島は、夏のバカンスシーズンになるとヨーロッパ中から観光客が訪れます。海岸には200を超えるビーチがあり、多くの人が海水浴を楽しみます。
また、温暖な気候を利用し、ワインの生産がさかんな場所としても有名です。アレアティコと呼ばれる甘口の赤ワインや、ヴィーノ・マリーノと呼ばれる海に沈めて作られた白ワインが特に知られています。
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エルバ島観光の見どころ
リゾート地として多くの人が訪れるエルバ島ですが、島全体が国立公園として保護されていて、自然が豊かな場所です。有名な観光スポットは少ないですが、自然も歴史も満喫したい方にはおすすめです。
ここからは、エルバ島で人気のスポットをご紹介!メディチ家要塞やナポレオンの邸宅など、人気の見どころを紹介していきます。
エルバ島の繁栄の面影が残る メディチ家要塞
エルバ島最大の港町、ポルトフェッラーイオの高台にあるのがメディチ家要塞です。16世紀にこの地を支配したメディチ家の当主、コジモ1世によって建てられました。
現在、要塞は一般公開されています。要塞見学で見逃せないのは、青々と広がる地中海とイタリア半島の大パノラマ!ポルトフェッラーイオの港から坂を上がって要塞へ行くのは少し大変ですが、そんな疲れも吹き飛ばしてくれるほどの絶景が待っていますよ。
メディチ家要塞の入場料は7ユーロ(約1,105円)。メディチ家の歴史に思いをはせながら、海を眺めるのも素敵ですね。
ナポレオンが住んだ邸宅 ヴィラ・ムリーニ
流刑されたナポレオンの邸宅が、ヴィラ・ムリーニです。現在は美術館として公開されていて、ナポレオンが住んだ当時の内部を見学することができます。
あまり大きな邸宅ではないので、1時間半もあればまわることができます。時間があれば、庭園で一休みしてみるのもおすすめ。静かな雰囲気で過ごしやすいですよ。
入場料は5ユーロ(約789円)。メディチ家要塞から徒歩で約20~30分ほどの距離なので、要塞からトレッキング感覚で訪れてみるのもおすすめです。
エルバ島おすすめの人気ビーチ3選
ビーチリゾートのエルバ島には、200以上のビーチがあります。お昼寝をしながらのんびりと海を楽しんでも良し、船をチャーターして海水浴を満喫するのも良し!好きな楽しみ方で海を満喫してみてくださいね。ここからは、楽しく過ごせるエルバ島のおすすめビーチをご紹介します。
透明な海が魅力のサンソーネ
サンソーネは、ポルトフェッラーイオからエンフォラ岬の方向へ5キロほど行ったところにあるビーチです。海水浴中に魚がくっきり見えるほど、透明な海は本当にきれい!白い浜に寝ころんでのんびり過ごせば、時間が経つのも忘れてしまいそうです。
このビーチは砂浜ではなく小石の浜なので、ビーチサンダルや海用のスポーツサンダルがあると快適に過ごせます。出かけるときはお忘れなく!
海の家でくつろげる、マリーナ・ディ・カンポ
エルバ島の南側に位置するビーチが、マリーナ・ディ・カンポです。こちらのビーチはエルバ島で一番長く、海の家や売店などが多いので、快適に海で過ごしたい方におすすめです。
透明度ばつぐんの海は、すぐ隣が港。ヨットが行ったり来たりする風景は、まるで絵はがきのような美しさです。マリーナ・ディ・カンポのビーチはとても人気があるので、周囲にレストランもたくさんあります。海水浴のついでに、おいしい海鮮料理を味わってみてくださいね。
手ぶらで海水浴したい!という人は、海の家でパラソルとビーチチェアをレンタルできますよ。一日のんびりと過ごしてみては?
シュノーケリングが楽しい、バラバルカ
バラバルカビーチは、エルバ島の南東にある大きな街・カポリーヴェリ近くにあります。このビーチは、砂浜だけでなく岩場があり、いろいろな生き物を観察できるので、子ども連れの方におすすめしたいスポットです!
海水浴や日光浴だけでなく、シュノーケリングで魚を探したり、岩場でカニや貝などを観察したりと、いろいろな過ごし方ができるのがこのビーチのいいところ。子どもから大人まで楽しめるので、あっという間に1日が過ぎてしまいます。
バラバルカビーチへ行くときは、足を保護するためのサンダルや切り傷用の絆創膏を、忘れずに持って行きましょう。
エルバ島観光に最適なシーズンは?
エルバ島は、イタリア半島近くの地中海に位置しています。温暖な地域で、観光シーズンにはあまり雨が降らず、気持ちよく散策や街歩きできるスポットです。
続いてはエルバ島観光におすすめの時期について紹介します。旅を満喫するためにも参考にしてくださいね。
ベストシーズンはやっぱり夏!7・8月がおすすめ
エルバ島はビーチリゾートとして有名なので、おすすめのシーズンは夏!多くの人が訪れる季節で、なかでも7、8月が一番ピークです。この時期には海で泳ぎやすい温度になるので、海水浴にぴったり!
ビーチへ行くときは、使い慣れたサングラスと日焼け止めをお忘れなく!現地でも調達できますが、ヨーロッパ人に合わせて作られたものがほとんどです。サングラスは鼻の高さが合わなくてかけられなかったり、日焼け止めはベタベタした使用感だったりします。快適に過ごしたい人は、両方とも日本から持ってくると良いでしょう。
観光客が少ない時期を狙うなら6・9月
エルバ島が混雑する時期を避けてのんびり過ごしたい人は、バカンスシーズンが本格的に始まる前の6月や、人出が少なくなる9月中旬あたりに行くと良いでしょう。オンシーズンに比べると、値段が安いのも魅力です。
ただし、この時期は時間帯によって海にクラゲが出ることもあるので、海水浴に行くときは注意しましょう。また、朝晩は潮風が冷たい日があります。薄手のパーカーや綿のストールなど、軽く肩に羽織れるものを持っていくと便利です。
エルバ島へのアクセス・行き方
エルバ島は、イタリア本土から10キロ離れた場所にあり、行き来は簡単です。旅の拠点となる都市はピオンビーノで、ここからエルバ島へ行く方法が一般的です。
最も一般的な移動は船
イタリア本土のピオンビーノから、エルバ島のポルトフェッラーイオへ行く定期フェリーが出ています。フェリーの会社は4社ほど。1時間に2〜3本の頻度で運行されているので、好きな時間のフェリーに乗りましょう。
ピオンビーノからポルトフェッラーイオへの所要時間は約40~60分。料金は会社と運行時間によって異なりますが、大人1人往復で約12~23ユーロ(約2,051円〜3,628円)が目安です。
7~8月や連休にはフェリーが満席になることもあるため、事前に予約をするとよいでしょう。
島内の移動はレンタカーかバスを
エルバ島は小さな島ですが、あちこちのビーチをまわったりポルトフェッラーイオやリオ・マリーナなどの複数の街に宿泊したり、というスケジュールを組む場合は、島の中で自由に動けるようレンタカーを借りると便利!ただしレンタカーを借りる場合は、国際運転免許証が必須となります。
もちろん公共バスが島を走っているので、時間を調べて利用するようにしましょう。海を眺めながらのんびり、バスの旅も素敵ですよ。ただ、バスはなかなか来ないことも多く移動時間が読めないので、急いで次の場所へ行きたいという場合は、タクシーを利用すると良いでしょう。
エルバ島観光における注意点・おすすめの過ごし方
エルバ島は、島全体がリゾート地。多くの人が集まる場所なので、混雑する夏の繁忙期はスリや盗難が多いので、持ち物に気を配りましょう。貴重品は常にバッグに入れて、ポケットに財布やスマートフォンを入れないよう気をつけてください。
また、エルバ島はトスカーナ群島国立公園に指定されている地域です。環境保護のため立ち入り禁止区域になっている場所での遊泳やボートの乗り入れ、散策などはできません。知らずに入ってしまった…という場合でも罰則があるため、行動には注意しましょう。
エルバ島の観光を満喫しよう
エルバ島は日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパではとても人気のある観光地です。この記事では、エルバ島の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。
ぜひ紹介した情報を参考に、エルバ島の観光を満喫してみてくださいね!
※2023年10月12日のレート、1ユーロ=157.72円で計算
cover photo by unsplash