【2024年最新】ハワイで使えるおすすめの日焼け止め!成分や禁止なものについて徹底解説
ハワイ旅行で必須アイテムなのが日焼け止め。日差しの強いハワイでは、日焼け対策もしっかりしておきたいところですよね。2022年10月より、ハワイでは海洋生物に影響を与える成分を含む日焼け止めの販売が禁止されています。 そこで今回は、ハワイで使えない日焼け止めや使用可能な日焼け止めについてご紹介します。旅行へ行く前にしっかりと準備できるように、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ハワイ旅行で必須アイテムなのが日焼け止め。日差しの強いハワイでは、日焼け対策もしっかりしておきたいところですよね。2022年10月より、ハワイでは海洋生物に影響を与える成分を含む日焼け止めの販売が禁止されています。
そこで今回は、ハワイで使えない日焼け止めや使用可能な日焼け止めについてご紹介します。旅行へ行く前にしっかりと準備できるように、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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ハワイでは使えない日焼け止めがある
ハワイの照り付ける日差しはとても強く、紫外線の量はなんと日本の2〜3倍とも言われています。そんなハワイでの日焼け対策は、万全にしたいところ。しかし、ハワイでは特定の成分を含む日焼け止めの販売や使用が禁止されているのをご存知ですか?
違反すると罰金が課せられる場合もあるので、ルールを守ってハワイの海を楽しみましょう。ここでは、日焼け止めに関する法律や使用できない成分などをご紹介します。
サンスクリーン法とは?
サンスクリーン法とは2021年1月に施行されたハワイの法律で、サンゴ礁に影響を与える成分を含む日焼け止めの流通、販売を禁止しています。ハワイの海には400種を超える魚やサンゴ礁が生息しており、サンゴ礁はさまざまな生き物の住処や産卵場所として、海洋生態系を形成する大切な役割を担っているのです。
またサンゴはバリアリーフとも呼ばれ、高波や浸水から人々や建物を守る天然の防波堤にもなっているため、私たち人間にも必要不可欠な存在です。しかしアメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、ハワイ島で56%、マウイ島で 44%、オアフ島で32%のサンゴ礁がすでに白化して死滅していると言われています。
人の皮膚から流れ出る日焼け止めの成分が、サンゴ礁が白化する原因として報告されているため、サンゴ礁にダメージを与える日焼け止めの流通や販売が禁止されることになったのです。
ハワイで使用禁止の日焼け止め成分
2021年10月より施行された法律によると、オキシベンゾンとオクチノキサートを含む日焼け止めの流通、販売が禁止されました。この2つの成分は紫外線吸収剤と呼ばれ、紫外線を吸収して化学反応を起こし熱エネルギーに変えることで、紫外線が肌内部まで届かず日焼けを防ぐ働きをします。ちなみにオクチノキサートは、日焼け止めの成分にメトキシケイヒ酸エチルヘキシルと表記されていますよ。
アメリカの毒物学専門誌によると、オキシベンゾンとオクチノキサートはサンゴのDNAにダメージを与え、環境ホルモンに影響があるとした研究結果を発表しています。サンゴ礁の白化や死滅だけでなく、白内障や皮膚がんを引き起こす可能性もあるので、人々にとっても有害物質であるといえます。
違反すると罰金が課せられる場合も!
2022年10月には条例がさらに強化され、有害物質を含むすべての日焼け止めの流通、販売が禁止されました。これによりオキシベンゾンとオクチノキサートだけでなく、ハワイでは紫外線吸収剤の日焼け止めが使用禁止になりました。この条例はハワイに訪れる観光客も対象で、違反すると罰金が課せられる可能性もあります。
なお、ハワイ島ではサンゴ礁を保護する目的でオキシベンゾンとオクチノキサートを含む日焼け止めの販売を禁止しているだけで、使用は許可されています。とはいえ、環境を守るためにも使用は控えたほうがよさそうですね。
ノンケミカルはOK!ハワイで使える日焼け止めの成分
ハワイで日焼け止めを使わないわけにもいきませんが、どの成分なら使用できるのか悩みますよね。ミネラルベースのノンケミカルと言われる紫外線散乱剤の日焼け止めなら、ハワイでも使えて肌にも優しいですよ。
紫外線散乱剤とは、紫外線を肌の表面で反射させることで日焼けを予防します。パッケージの成分には酸化亜鉛や酸化チタンと表記されているので、チェックしてみてくださいね。ちなみに、酸化亜鉛は肌の奥深くまでダメージを与えてシワの原因になる紫外線(UVA)を防ぎ、PA+〜++++の4段階まで表記されています。酸化チタンは肌の炎症やシミの原因となる紫外線(UVB)を防ぎ、SPF〇〇と表記されていますよ。
主な成分がノンケミカルの日焼け止めなら刺激も少ないため、敏感肌や乾燥肌の方でも比較的使いやすいでしょう。
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日本の日焼け止めはハワイに持ち込み可能?
日本から日焼け止めを持ち込む際のルールはありませんが、成分に気をつけましょう。主な成分が酸化亜鉛や酸化チタンである日焼け止めであれば、日本から持ち込んで使用可能です。紫外線散乱剤を使用したノンケミカルの日焼け止めを選んでくださいね。
日焼け止めを新しく買う場合、成分表の2、3番目に日焼け止め成分が記載されていることがほとんどです。成分にオキシベンゾンやオクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)などの紫外線吸収剤が使われていないかどうか、よく確認しておいてください。
日本からハワイへ向かう際に機内に持ち込む場合、日焼け止めの容量は100ミリ以内で、容量が1リットル以下の透明のジップロックに入れておきましょう。100ミリ以内であっても、ジップロックに入っていないと保安検査場で破棄することになってしまいます。
日焼け止めはハワイのどこで買える?
日焼け止めを日本から持ってくるのを忘れてしまっても大丈夫!ハワイ現地でも日焼け止めは購入できます。「reef free」「reef safe」「reef friendly」などの表記があればノンケミカルの日焼け止めなので、パッケージをよく見ておきましょう。購入できる場所は、以下の通りです。
- ABCストア
- ウォルマート
- ネオプラザ
- ロングスドラッグ
- ホールフーズ
- ダウントゥアース
- ドンキホーテ
ホテルやファーマーズマーケットでも購入できる場合もあります。比較的どこにいても使用可能な日焼け止めは買えるので、安心ですね!
日焼け止めの成分をチェックしてハワイを楽しもう
この記事では、ハワイで使用禁止の日焼け止めや使っても大丈夫な日焼け止めについてご紹介しました。日焼け止めの成分がサンゴ礁の生態に大きな影響を及ぼし、きれいな海で遊べなくなる日もそう遠くありません。サンゴ礁をはじめとする海洋生物を守るためにも、日焼け止めの成分に気をつけてハワイを楽しんでくださいね!
cover photo by pixabay