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【2024年最新】フランスの治安は?パリやマルセイユなどの危険な場所や注意点を解説

世界的に有名な観光地が多く、世界中から観光客が訪れるフランス。今回はそんなフランスの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気を付けたいポイントなど知っておきたい情報を紹介します。フランスを旅行する時は参考にしてくださいね。

ライター
NEWT編集部

世界的に有名な観光地が多く、世界中から観光客が訪れるフランス。今回はそんなフランスの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気を付けたいポイントなど知っておきたい情報を紹介します。フランスを旅行する時は参考にしてくださいね。

Contents

フランスの治安はいい?悪い?

photo by pixabay

フランスは世界の国々に比べると、比較的治安の良い観光地です。観光地などはいつも人が多く、日中であれば女性の1人歩きも問題ありません。

一方で、世界平和度指数2023によると、フランスは163カ国中で67位です。この順位は、先進7カ国のなかでアメリカに次ぐワースト2に位置していて、先進国の中ではやや治安が悪いといえます。その原因は、パリを中心に発生している盗難や強盗事件です。盗難の被害件数は年々増加傾向にあり、2023年の4月から6月までの間でも、105件の邦人被害が報告されています。そのため、盗難被害に遭わないためにも、手荷物などの管理には十分に注意が必要です。

外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。フランス全土は2023年現在、危険情報は発信されていません。ただし、2015年ごろからフランスの各地でテロが発生していることから、テロに対する注意喚起が発表されています。

常に最新情報をチェックして、安全に旅行を楽しめるようにしましょう。今回はフランスの夜の様子や治安の悪い場所、注意すべきポイントなどを紹介します。

フランスの夜の治安は?

photo by Unsplash

フランスは、パリを中心にナイトライフを満喫できるスポットも多くあります。エッフェル塔からパリの夜景を堪能したり、ムーランルージュでナイトショーを見学したりと、夜に出かけるケースも多いでしょう。しかし、夜の外出には特に注意が必要です。

夜のフランスでは、観光地や住宅街を問わず、強盗などの事件が発生しています。そのため、夜の1人歩きは絶対にやめましょう。また、裏通りや細い路地などに入るのもNG。夜の街を歩くときは、必ず人通りの多い場所を歩くことをおすすめします。移動するときは、公共交通機関やタクシーを利用することをおすすめします。

フランスで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

フランスは観光客も多く、パリ以外にも魅力的なエリアがある海外旅行先ですが、注意が必要な場所もあります。窃盗被害が多いパリ周辺以外にも、犯罪が多く発生しているマルセイユなど、観光客がよく行く場所でも注意が必要です。

特に、スリや置き引きの被害が多く報告されていますので、手荷物や身につけているものには十分に注意し、貴重品の管理を徹底するようにしましょう。

①パリは観光客を狙った犯罪が多発!

photo by Unsplash

フランスで最も人気のあるエリアのパリですが、観光客を狙った犯罪が多発している場所でもあります。日本人の犯罪被害の9割はパリで発生しているともいわれ、観光地であっても最大限の注意が必要です。

パリでは、スリやひったくり、置き引きなどの窃盗犯罪が多く報告されています。特に、混雑している観光地や公共交通機関の利用中に狙われるケースが多いようです。また、観光地での記念撮影に夢中になっている間に、そばに置いていた荷物を置き引きされるケースもあります。カバンを体の前にたすきがけにしたり、両手に抱えてもったりと、手荷物からは絶対に目を離さず管理を徹底するようにしましょう。

また、人気の観光地では詐欺や押し売り販売も横行しています。寄付を偽ってお金を要求したり、お土産を高値で売りつけたりなどの手口が特徴です。声をかけられても無視をして、街中で不用意にお金を渡さないように注意してくださいね。

②繁華街のナイトライフでは十分な注意が必要

photo by Unsplash

夜の繁華街では、強盗傷害などの危険な犯罪が発生しています。特に、ひと気のない場所では危険な犯罪に巻き込まれるケースもあるので、立ち寄らないことがおすすめ。夜にフランスの街を歩くときは、ひと気のある場所や大通りを歩くようにしましょう。

また、日本人の被害はほとんどありませんが、睡眠薬強盗や性的犯罪にも注意が必要です。レストランやバーなどでお酒を飲ませたり、睡眠薬を混ぜた飲み物を飲ませたりすることで、犯罪を行うケースも確認されています。フランスの繁華街では、飲みすぎに注意して、犯罪に巻き込まれないようにしましょう。また、座席に飲み物を残したまま席を外すことは避け、他人からもらったものには口をつけない方が無難です。

マルセイユはフランスで最も治安の悪い地域

photo by Unsplash

地中海に面した南フランスは、年間を通して暖かい気候と、美しい港町が人気のエリアです。一方で一部の地域は、移民の増加や貧困によって治安が悪化している地域も多く、観光には十分な注意が必要です。

南フランスのなかでも、マルセイユはフランスで最も治安の悪い地域といわれています。

最近の不況の影響で失業率が高く、犯罪件数が増加傾向にあることが原因です。麻薬組織の抗争なども発生しており、一般人への被害も増えています。また、ほかの地域が窃盗などの犯罪が多いことに対して、拳銃を使用した殺人や強盗などの凶悪犯罪に発展するケースも多く、観光の際にはほかの地域よりも一層警戒が必要です。マルセイユを訪れる場合は、あきらかに治安が悪そうな地域には絶対に近づかず、夜間の外出も控えることをおすすめします。

フランスで観光客が被害にあいやすい犯罪は?

フランスでもっとも観光客が被害に遭いやすい犯罪は盗難です。しかし、スリや置き引きなどの海外でよくある犯罪から、車上強盗やお金ばら撒きなどの特殊なケースも発生しています。フランス旅行へ出発する前に、あらかじめよくある犯罪の手口を知っておくと安心です。

①スリ・ひったくり・置き引き

photo by pixabay

スリ・ひったくり・置き引きなどの盗難は、フランスで最も巻き込まれやすい犯罪の1つです。2023年の4月から6月には、大使館などへ届け出があった件数だけでも、80件以上が発生しており、日本人も多く被害に遭っています。盗難の被害は、特にパリなどの都心部を中心に発生しているほか、フランスのほぼ全域で発生していることが注意ポイント。観光地から公共交通機関での移動の間など、どこでも警戒が必要です。

また、コインばら撒き泥棒など、特殊なケースの盗難も発生しています。通りを歩いていると、地面にコインをばら撒いている人が現れ、一緒に拾い集めていると、もう1人が背後から荷物などを盗んでいくという手口です。スリや置き引きはとても気づきにくいため、カバンを体の前にかけたり、荷物を必ず目の届く範囲に置いたりなど、しっかりと管理するようにしましょう。

②強盗などの凶悪な事件も発生している

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街中での窃盗も十分に注意が必要ですが、夜間の外出やひと気のない場所での移動の際には、強盗にも注意しましょう。2023年4月から6月では、フランス大使館に届け出があっただけでも3件日本人の強盗被害が発生しています。

スリや置き引きなどの盗難と異なり、強盗は暴行を受けるケースもあり非常に危険です。また、場合によっては武器を持った強盗に出くわす危険もあります。所持品を奪われまいと抵抗すると、暴行がエスカレートする可能性も。場合によっては抵抗せずに所持品を渡すことも必要です。

強盗は、夜間のひと気が少ない場所で発生するケースがほとんどです。そのため、できるだけ夜間は出歩かないようにすることがおすすめ。もし夜間に外出する場合は、公共交通機関やタクシーで移動することや、人が多い場所を歩くことなどを心がけましょう。

③パリからシャルルドゴール空港までの高速道路でも注意

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フランスでは、空港へ向かう観光客を狙った車上強盗も発生しています。特に、パリ市内とシャルル・ド・ゴール国際空港へ向かう高速道路で多く発生していることが特徴です。

車上強盗の手口は、渋滞で停車したタクシーにバイクなどで近づき、窓を割って強引に手荷物などを奪っていくケースが多いようです。割れたガラスでケガをしたケースもあり、非常に危険となっています。

この車上強盗は、フランスに旅行で訪れた観光客を襲う傾向が高いです。そのため、強盗から荷物などが見えないように対策することが重要です。例えば、荷物をタクシーのトランクに入れたり、ハンドバッグなどを足で隠したりと、とにかく荷物が見えないようにしましょう。また、高級品の紙袋なども狙われる傾向にあるため、お土産などはトランクに預けて置くことがおすすめです。

フランスで被害にあわないための防犯対策

ここまで、フランスでよくある被害を紹介しました。ここからは、実際に被害にあわないための対策をご紹介します。比較的治安がいいといわれるフランスですが、犯罪に巻き込まれて旅行が台無しにならないように、しっかりと対策しておきましょう。

①早朝・夜間は出歩かない

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基本的には深夜や早朝の外出は控えることがおすすめです。有名な観光地の付近であっても、夜には人がまったく通らなくなるケースもあります。強盗などの犯罪は、夜間のひと気がない場所で起こりやすいので、できるだけ観光や用事は昼間のうちに済ませておきましょう。

どうしても夜に観光へ出かける場合は、必ず公共交通機関やタクシーを利用して、街を歩く時間を減らすことがおすすめです。また、街を歩くときは人が多い場所を通りましょう。裏路地などを通ることは極力さけるのをおすすめします。

②荷物からは絶対に目を離さない

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スリや置き引きなどの窃盗が多いフランスでは、荷物の管理がとても重要です。バッグやスーツケースなど、荷物は必ず目の届く範囲で管理しましょう。レストランなどで、座席確保のために荷物を置いておくなどは、絶対にNGです。

また、バッグなどファスナーはしっかり閉めて、体の正面に来るように持つことがおすすめ。また、貴重品などは他人から見えない内ポケットなどにしまいましょう。フランスでは子どもや女性のスリや置き引きも横行しています。特に通行人が多い場所や、混雑している電車やバスのなかでは特に注意が必要です。

万が一のときのために、現金やクレジットカードなどは分散して持っておくことも重要です。財布が盗まれてしまった場合でも、緊急用のお金やクレジットカードがあれば、心持ちがずいぶんと違います。盗難は誰にでも起こり得ることなので、しっかりと備えておきましょう。

③日本大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう

在フランス日本国総領事館では、毎年、安全の手引きを発行しています。ホームページから無料でダウンロードできますので、フランス旅行の前に確認しておきましょう。基本的には、フランス在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されています。旅行にも役立つ情報が多く書かれているので、渡航前に確認しておきましょう。

もしフランスで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

十分に注意していても、どうしてもトラブルは起こってしまうものです。もしトラブルに遭遇してしまったら、慌てずに適切に対応しましょう。ここでは、もし犯罪の被害にあってしまったときの緊急連絡先について解説します。

緊急通報先

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  • 警察:17(携帯電話からは 112)
  • 消防:18
  • 救急車:15(有料)

日本では警察は「110番」、消防や救急車は「119番」ですが、フランスでは警察が17(携帯からかける場合は112)、消防は18、救急車を呼ぶ場合は「15」です。用途にあわせて、それぞれの番号にかけることで、警察や救急車を呼ぶことができます。

フランスで救急車を呼ぶ場合はお金がかかります。依頼料金は60ユーロ(約9,508円)で、1キロメートルごとに2ユーロが加算されます。緊急事態の場合はためらわずに呼んでしまいましょう。

盗難に遭ったなど緊急車両を呼ぶ内容ではない被害の場合は、最寄りの警察署に足を運ぶようにしましょう。

在フランス日本大使館 or 総領事館

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  • パスポート紛失の対応
  • トラブルの相談
  • 弁護士や通訳の情報提供
  • 医療機関の紹介
  • 現地警察や保険会社に関する助言

フランスで事件や盗難に遭った場合は、管轄の在フランス日本大使館か領事館に行きましょう。パスポートを紛失した場合は、まずは警察所で盗難・紛失届証明書を発行してもらいます。もし警察署での手続きの方法が分からなければ、大使館や領事館でアドバイスをもらえますので、相談してみることがおすすめです。パスポートの盗難・紛失届証明書が手に入れば、大使館や領事館で帰国のための渡航書の発行ができます。そのほかにも、日本語が通じる病院を紹介してもらえます。

フランスには、パリの日本大使館以外にも、地域によって複数の領事館があります。直接訪問する以外にも、電話で連絡することができますので、渡航前に場所や電話番号をチェックしておきましょう。

 在フランス日本国大使館の連絡先

 在ストラスブール日本国総領事館

在マルセイユ日本国総領事館

在リヨン領事事務所

在ヌメア領事事務所 

治安情報をチェックしてフランス旅行を楽しもう!

フランスは、世界的に人気の高い観光地ではありますが、盗難などのトラブルにあう可能性があります。スリや置き引きなどに細心の注意をはらって、楽しく観光が楽しめるようにしましょう。また、女性の夜間のひとり歩きや薄暗い路地、観光客が少ない場所を歩くのは避けることがおすすめ。

犯罪に巻き込まれないために、カバンを前にかけておくなど、自分自身で対策することがポイントです。フランスの華やかな雰囲気に、ついつい気持ちが緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や風習も違う異国に来ているということを、常に意識して旅行を楽しんでくださいね!

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

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