ギザのピラミッドはエジプトの世界遺産!歴史や観光の見どころなど魅力を解説
エジプトを代表する観光スポット・ギザのピラミッドは、誰もが一生に一度は行ってみたい世界で最も有名な観光地の一つです。 この記事では、世界遺産に登録されているギザのピラミッドの見どころや歴史、入場料、行き方、観光のポイントなどの魅力を解説します。ぜひギザのピラミッドへ行く前に情報をチェックし、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
エジプトを代表する観光スポット・ギザのピラミッドは、誰もが一生に一度は行ってみたい世界で最も有名な観光地の一つです。
この記事では、世界遺産に登録されているギザのピラミッドの見どころや歴史、入場料、行き方、観光のポイントなどの魅力を解説します。ぜひギザのピラミッドへ行く前に情報をチェックし、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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ギザ ピラミッドの基本情報・歴史
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エジプトの世界遺産で有名な観光スポットであるギザのピラミッド。その巨大建築は世界七不思議として知られ、謎多きロマンが詰まった人気観光地です。ここでは三大ピラミッド・ギザのピラミッドの歴史や高さ、内部の様子などの基本情報を解説します。
謎多き世界遺産・ギザのピラミッドとは?
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ギザのピラミッドは、エジプト・ギザ台地にある巨大なピラミッド群で、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3つのピラミッドを総称してギザの三大ピラミッドと呼ばれます。エジプト古王朝時代に建設されたこともあり、文献が乏しいことから今でも多くの謎に包まれています。まさに古代エジプトの象徴であり、人類の歴史を解明する上で重要な役割を担っています。
また古代都市メンフィスとギザのピラミッド群は、スフィンクスとともに1979年にユネスコの世界遺産に指定されています。日本の教科書でもよく紹介されているエジプトの観光名所です。
ギザのピラミッドの大きさや高さ、傾斜角度、石の重さは?
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ギザのピラミッド群は、ギザ台地の北端に位置する岩山に約4,500年前に建てられたといわれ、ピラミッド群全体の大きさは東西約2.2キロメートル、南北約1.1キロメートルあります。
最も大規模なピラミッドであるクフ王のピラミッドは、高さ約138メートルありますが、完成時の高さは約146メートルだったと考えられています。底面は一辺約230メートル、傾斜角は約51度。ピラミッドを構成する岩石の重さは、1個あたり平均して約2.5トンもあります。
ギザのピラミッドは誰が何のために作った?
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ギザのピラミッドは、古代エジプトの王族のために建設されました。紀元前2630年頃のエジプト古王朝時代の第3王朝から建造がはじまり、紀元前2530年頃の第4王朝時代にクフ王、カフラー王、メンカウラー王によって3つの巨大な王墓が建てられたと考えられています。
長い間、ピラミッドは王権の偉大さを示すために建てられたと信じられてきましたが、最近では民に労働の場を与えるための公共事業だったという説もあるようで依然謎のままです。
ギザのピラミッドは作るのにどれぐらいかかった?
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ギザのピラミッドがいつ建設され、いつ完成したのかは上記の通り定説はあるものの、その正確な年代はさまざまな憶測を呼んでいます。
クフ王のピラミッドが在位期間中に建設されたとすれば、約23年の歳月を要して完成させたことになります。当時の建築技術や労働環境の厳しさを考えると、23年でこの壮大な大ピラミッドを作ることは事実上不可能ではないかという意見もあり、実際は数百年はかかったという説も挙げられています。
それでもピラミッドに関する研究は世界各国のチームによって前進しているので、今後どのような結論が出るか注目したいですね。
ギザのピラミッドはエジプトのどこにある?
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ギザは、ナイル川を挟んで首都カイロの対岸に位置し、広大なギザ台地上にその大ピラミッドがあります。ギザ砂漠は古都メンフィスにほど近く、建築に必要な石材が豊富に採れるという地の利を生かした場所として選ばれました。
世界遺産・ギザのピラミッドは、首都カイロからほど近くアクセス良好な観光地のため、世界中から観光客が訪れています。オプショナルツアーを利用しながら効率よく観光を楽しむのもおすすめです。
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ギザ ピラミッド観光の見どころ・楽しみ方
砂漠の中に突如現れる謎多き古代遺跡・ギザのピラミッド。スフィンクスとそのピラミッド群は世界でもっとも有名な世界遺産の1つです。初めてのエジプト観光ではひとまずオーソドックスなルートを回って、壮大なスケール感を肌で味わってください。
ここからはギザのピラミッドの観光の見どころや楽しみ方を詳しく紹介します。見晴らしの良い観光におすすめのビュースポットも紹介するので、エジプト観光の特別な思い出を作ってください。
一番大きい!クフ王のピラミッド
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ギザの3大ピラミッドの中で最も規模が大きいのは、クフ王のピラミッドで、一般には大ピラミッドと呼ばれています。ピラミッドを観光するならまず訪れたのは、こちらのクフ王のピラミッドです!
底辺は約230メートル、高さは約138メートルに達するこの大ピラミッド。建築当初の高さは約146メートルとされていましたが、頂上部の破損により現在の高さとなっています。14世紀にイギリスのリンカーン大聖堂が建設されるまでは、クフ王のピラミッドが地球上で最も大きな建造物でした。高低差と方角の誤差がほとんどない、正確な造りとなっています。
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このピラミッドは、エジプト古王朝時代・第4王朝のクフ王のために建築されたと結論づけられています。ピラミッド内部にある空間である“重量軽減の間”に、彼の名前があったことがその根拠となっています。
外部見学とは別に売られているチケットを購入すれば、内部の見学も可能。大回廊と呼ばれる細い通路を中腰で進む必要がありますが、内部にある石棺がおかれた玄室にも入ることができ、ピラミッドの神秘を体感できますよ。
エジプト一美しいとされるカフラー王のピラミッド
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ギザの三大ピラミッドのうち、2番目に大きいピラミッドであるカフラー王のピラミッド。正式名称は第2ピラミッドです。底辺は約215メートルで、完成当初の高さは143メートルもありました。現在、高さは約136メートルです。
カフラー王のピラミッドの方が高台に築かれているため、数値的にはクフ王のピラミッドの方が大きいのですが、遠くから見ると3つのピラミッドの中で最も高く見えます。
頂上付近には化粧石が残っており、上と下で異なるデザインが見どころ。保存状態も良いことから、エジプトで最も美しいピラミッドと称されています。前には守護神スフィンクスが鎮座しており、ピラミッドとスフィンクスを合わせて撮れる写真スポットにもなっていますよ。
一番小さいメンカウラー王のピラミッド
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ギザの三大ピラミッドの中で最も小さいメンカウラー王のピラミッド。底辺が約105メートル、完成時の高さは約65メートルありましたが、現在は62メートルです。
他の2つのピラミッドと比較すると、メンカウラー王のピラミッドはかなり小さく、体積は8分の1以下。これは、経済的な理由によるものだというのが一般的な見方です。またピラミッドの北側には大きな損壊がありますが、これはピラミッドを壊そうとして失敗したものだと考えられています。
メンカウラーは、カフラー王の子と考えられており、カフラー王の親がクフ王と推定されています。実はギザのピラミッドのうち、所有者が特定されているのはクフ王のピラミッドのみ。そのため、こちらのメンカウラー王のピラミッド正式名称は、第3ピラミッドとなっています。
一枚岩から掘り出されたスフィンクス
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スフィンクスは、人の顔にライオンの胴体が付いた聖獣とされていて、ギザでは三大ピラミッドの守護神として鎮座しています。石灰岩の丘から掘り下げて造られた彫刻で、全長73.5メートル、高さ20メートル、幅19メートルにもおよびます。
前足にKafrahと刻まれていることや、スフィンクスの参道がカフラー王のピラミッドへまっすぐ伸びていることが、カフラー王が第2ピラミッドと一緒に造らせたと考えられています。
石灰岩の材質が古いため、常に劣化が進んでいます。また、歴史上何度も改修されているため、現状を永久に保持し続けることは難しいと言えるでしょう。より完璧なスフィンクスの姿を見たいのであれば、できるだけ早く訪れることをおすすめします。
ラクダと一緒にピラミッドの写真が撮れるキャメルライド
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ギザのピラミッド周辺ではラクダに乗って写真が撮れるキャメルライドが観光客に人気です。
第3ピラミッド(メンカウラー王)側のにある、ギザの三大ピラミッドをすべて見ることができるビューポイントでは、ラクダに乗って写真を撮ることができます。ギザのピラミッド観光ならではの特別な思い出が作れますよ。
現地でキャメルライドを見つけるときは、強引な勧誘や不当な請求にはお気をつけください。ガイド付き観光ツアーにキャメルライドが組み込まれているものがあるので、そちらがおすすめです。
3つのピラミッドが一望できるパノラマビューポイント
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フォトジェニックな景色を見たいのであれば、クフ王、カフラー王、メンカウラー王のギザの三大ピラミッドが一望できるパノラマビューポイントに行くのがおすすめです。3大ピラミッドが最も美しく見える場所として人気です。
チケット売り場はクフ王のピラミッドの近くになりますが、ピラミッドはクフ王、カフラー王、メンカウラー王と並んでいます。パノラマビューポイントはメンカウラー側にあって、チケット売り場から車で約10分の場所になります。絶好の記念写真スポットで撮影をして、ぜひ一生の思い出にしてください。
世界最古の木造船がみられる太陽の船博物館
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クフ王のピラミッドのすぐそばには、現存する世界最古の木造船が展示される太陽の船博物館があります。この木造船は1954年、クフ王のピラミッドの南側から発掘された約4,500年前の船です。全長43メートルにもなる木造船で、発掘された数万点の部品を繋ぎ合わせるのに14年の歳月を要しました。
目的についてはいまだに謎に包まれており、研究者の間でも意見が分かれています。クフ王の死後の世界で必要とされる宗教的なシンボルであったという説もあります。その一方で、クフ王の遺体を運ぶための船であったとも言われており、実際に入水した痕跡が確認されているとのことです。
博物館への入場はピラミッド・エリアのチケットがあれば観覧できます。館内はエアコンやトイレなどの設備も整っているので休憩がてら訪れるにもおすすめです。トイレのチップとして1EGP(約4.52円)を持参することをお忘れなく。
毎日開催されている音と光のショー
Great Pyramid of Giza at night by paweesit is licensed under CC BY-ND 2.0
夜になると、三大ピラミッドとスフィンクスを使った音と光のショーが開催されます。スフィンクスが古代エジプト時代の秘密を伝えるナレーターのような役割を果たし、照明技術と音楽による煌びやかで幻想的な空間で、歴史的な解説などを聴くことができます(英語のみ)。昼間とは別世界のような印象になり、まさに古代と現代が融合したアートの世界です。
ホテルからの送迎が付き、豪華なエジプト料理が楽しめるツアーもあるので、ぜひチェックしてみてください。またギザエリアの夜は寒くなることが予想されるので、暖かい上着を持って行くと安心ですよ。
ギザ ピラミッドと合わせて!おすすめ観光スポット
ギザのピラミッドに行くときにあわせて訪れたい観光スポットを紹介します。古代エジプト時代の魅力が詰まったエジプト観光での旅の参考にしてください。
17万点が展示されているエジプト考古学博物館
Egyptian Museum, al-Qāhirah, CG, EGY by Warren LeMay is licensed under CC0 1.0
エジプト考古学博物館(通称:カイロ博物館)は、1858年に設立された博物館で、世界的にも歴史が長く、最も権威の高い考古学博物館の1つです。
17万点以上の貴重な品を収蔵し、古代エジプトの遺物コレクションとしては世界で最も完全なものといわれています。歴代ファラオの像だけでなく、象形文字の暗号を解読したロゼッタ・ストーンなど、人類史上最古で最も重要な文書も展示されています。
このほか、王朝時代以前の工芸品や宝石、印象的な古代文書、有名なツタンカーメンのマスクなどを収蔵。カイロ博物館は毎年何百万人もの訪問者を魅了する特別な場所となっています。
エジプト考古学博物館(The Egyptian Museum in Cairo)の基本情報
住所:El-Tahrir Square, Ismailia, Qasr El Nil, Cairo Governorate 4272083 エジプト
電話:+20225796948
営業時間:9:00~17:00(チケット販売:8:30~16:15)
休業日:なし
アクセス: カイロ国際空港から車で約25分
料金:大人 200EGP(約900円)、学生 100EGP(約450円)
※2023年6月13日のレート、1EGP=4.52円で計算
公式サイト:egyptianmuseumcairo.com/egyptian-museum-cairo/
ピラミッドを一望できる⁉KFC
Pyramids at Giza from Pizza Hut on top of KFC by _jcthomas_ is licensed under CC BY 2.0
ピラミッド観光の中でもちょっと変わった体験がしたいなら、スフィンクスがほぼ正面に見えるKFC(ケンタッキーフライドチキン)に立ち寄るのはいかがでしょうか。冷暖房の効いた店内でひと休みしながら、お馴染みのメニューが楽しめます。
普段KFCに食べ慣れている人でも、スフィンクスの前で食べる味は忘れられないものとなりそうですね。
大人も子どもも楽しめる!ファラオ村
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※写真はイメージです
ファラオ村は、ナイル川の中州に浮かぶ島に作られた古代エジプトのテーマパークです。古代エジプトの墓や古代都市を忠実に再現しており、ピラミッドや歴代のファラオのモニュメントが設置されています。その街並みを見学しながら、体験型アトラクションや買い物を楽しむことができます。
さらに、伝統的な衣装に身を包んだ俳優が登場して当時の様子を再現したり、剣闘士の戦いなどの見世物もあります。子どもが遊べる施設も多く、再現されたファラオと対話して古代の学習ができたりするので、家族連れにもぴったり。
ファラオ村(Pharaonic Village)の基本情報
住所: 3 Al Bahr Al Aazam, st, Giza District, Giza Governorate 12519 エジプト
電話:+20235718675
営業時間:9:00~20:00
休業日:なし
アクセス: カイロ国際空港から車で約35分
料金:選択する体験によって異なる
公式サイト:https://www.pharaonicvillage.com/
ギザのピラミッド観光のベストシーズンは?
ここからはギザのピラミッド並びにエジプト観光に最適なシーズンの紹介をします。せっかくだから快適に過ごせた方がいい、お得な時期に行きたいなどの要望がある方は参考にしてみてください。
ベストシーズンは雨が少なく快適に過ごせる12月〜2月
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ギザのピラミッドを訪れるのに最も適しているベストシーズンは、雨が少なく過ごしやすい12月から2月にかけてです。この時期の気温は4〜14℃と穏やかで、服装などが管理のしやすい気候となっています。
エジプトは一般的に暑く乾燥した国なので、6月から8月は40℃近くまで気温が上がり暑くなることがあるため、特にギザの三大ピラミッドやその内部、スフィンクスの観光は体力的にもかなり消耗します。
快適な12月から2月であれば、古代のロマンを心ゆくまで探索できることでしょう。また、この時期は日照時間が長いため、ギザのピラミッドをじっくりと鑑賞することができますよ。
航空券が安い時期を狙うなら1月〜2月
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快適な気温と降雨量の少なさに加え、航空券が安いタイミングを狙うなら1〜2月がおすすめ。この時期はエジプトへの航空券の年間レートが最も低くなります。そのため、観光客にとってこの時期はエジプト旅行のチケット購入の理想的なタイミングともいえます。
ピラミッドやカイロの現代文化など、多くの見どころがあるエジプトで、お得な時期に訪れて素晴らしい旅の思い出をつくりたいですね。
ギザ ピラミッドの見学方法は?チケットは必要?
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ここからはギザのピラミッドの見学方法を紹介します。チケットの購入方法、観光ツアーのおすすめなどを解説します。
ギザのピラミッド入場にはチケットの購入が必要!
ギザのピラミッドに入るには、チケットの購入が必要です。入場料は、選択するオプションによって異なり、ピラミッドエリアは200EGP(約900円)、クフ王のピラミッド内部入場は400EGP(約1,800円)、カフラー王のピラミッド内部入場は100EGP(約450円)となっています。
入場チケットは、公式の入口であるクフ王側のゲートかスフィンクスゲートで購入できます。それ以外のところではチケット販売がないので、事前に行くべき場所を決めてからチケット売り場に向かいましょう。
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ
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世界的な人気観光地のギザのピラミッドは、オプショナルツアーが豊富に用意されています。キャメルライドやイルミネーションショーに参加できるツアーや、日本語の現地ガイドを付けることもできます。
オプショナルツアーは旅行会社や旅行時期によって内容や値段は異なりますが、エジプトの旅を特別なものにしてくれることでしょう。ツアーを検討している人はエジプト旅行前に予約しておくのがおすすめです。
ギザのピラミッドの大きさを体感できる!徒歩ルートも
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ギザのピラミッドでの観光には、5時間ほどかかる壮大な徒歩ルートがあります。各ピラミッド間やパノラマビューポイントまでの移動は、馬車や車、ラクダを利用するのが一般的ですが、時間をかけてゆっくりと古代遺跡の遠景・近景を楽しむのも一興です。
ゲートから観光ポイントまでの道のりを徒歩で移動するととても長く、ピラミッドはずっと見えるけどなかなかたどり着かないという不思議な現象も体感できるでしょう。自分の足で踏破したい方は歩きやすい格好と水分の持参は必須です。約2,000平米の広大な敷地を自分の足で歩き、自分だけの目線で世界遺産を眺めてみては?
ギザ ピラミッド観光の所要時間
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ギザのピラミッドでの観光は、移動や休憩を含めるとほぼ丸1日かかる可能性があります。馬車やラクダ、車に乗りながら、ピラミッドの景観を写真に収めたいという方は、3時間〜半日は少なくとも必要です。歩いて回るなら最低5時間はかかりるので、事前にスケジュールをしっかりと確認しておきましょう。
夜のピラミッド・ショーを見たい人は、1泊2日のプランがおすすめです。
ギザ ピラミッドへのアクセス・行き方
ギザのピラミッドへ行くためには、首都カイロからギザに向かいますが、バス、タクシー、地下鉄、Uberなどさまざまな移動方法があります。それぞれの行き方を解説するので最適な移動方法を選んでください。
最も一般的な移動はタクシー・Uber
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ギザのピラミッドへの移動には、タクシーとUberが利用できます。カイロ国際空港からの所要時間は約50分です。交渉次第ですが約1,000円~2,000で移動できることもあるようです。
カイロ市街からギザのピラミッドまでは、車で約35分。カイロからはタクシーやUberは見つかりやすく、交渉次第ですがピラミッドまでの料金は約500円~1,000円で行けます。交渉が苦手な方は、事前にタクシーを予約できる配車アプリUberを利用するのがおすすめですよ。
費用を節約するならバス
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費用の節約を考えるのであればバスを使いましょう。カイロ国際空港からカイロの市街、乗り継ぎでギザのピラミッド入口まで移動可能です。ここではカイロ市街からのバスの乗り方を紹介します。
まずは、エジプト考古学博物館すぐ裏手にタフリール西バスタールがあるので、ギザ行のバスに乗車します。乗車すること約35分、Mash’al bus stopというバス停で降りれば、クフ王ゲートまで徒歩で行くことができます。料金は100円ほどなのでとてもお得です!
現地はアラビア語を使うので読解しにくく、また道中は客引きなどもかなり多いのも特徴。行き先が不安であれば運転手やバス内にいる係員に、ギザのピラミッドに行きたい旨を伝えると案内してもらえますよ。
カイロの雰囲気を楽しみながら行くなら地下鉄とバス
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※画像はイメージです
カイロからギザのピラミッドへは、地下鉄で行くことができます。地下鉄の運賃はかなり安く、ギザまで短時間で行くことができ、さらにアフリカ最古の地下鉄と呼ばれるカイロ地下鉄のレトロな雰囲気も楽しめます。地下鉄Giza Stationで降りたら、そこからはバスに乗り換えます。バス停がわかりにくい場合には、ここからタクシーを使うのもおすすめ。
カイロ市内からGiza Stationまでは、約20円、約15分ほどでGiza Stationに到着できます。駅についたら駅のすぐ近くにある乗合バスを利用して、ピラミッドを目指しましょう。
乗合バスの料金は、約30分の乗車で約20円。駅を降りたら「ピラミッドに案内するよ」という客引きがいるので、付いていかないようにしてくださいね。
ギザ ピラミッド観光における注意点
ここからはギザのピラミッド観光における注意点をいくつか紹介します。世界遺産でありエジプトを代表する観光地というだけに、警備が厳しくルール違反は厳禁です。また現地の人による強引な勧誘があるという点も、頭に入れておいた方がいいでしょう。
勧誘や嘘の情報には惑わされないようにする
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ギザのピラミッドを訪れる際には、ラクダに乗らないか?専用の部屋に入らないか?など、強引な勧誘があることを想定しておきましょう。ラクダに乗ることは一生に一度の特別な経験かもしれませんが、比較的短時間で、法外な料金を請求されることもあります。
また、悪意を持った人にチケットを見せてしまうとまた、「特別な場所に連れて行ってやる」と言われて非公式な場所に連れて行かれることも。高額なチップを要求してくるなんてこともあります。チケットは認定された公式の入場口、外部と内部の決められた入口でのみ提示してください。
チケットの提示を求める人は、係員を装うこともありますので、しっかり見分けるよう意識してみましょう。少しでも不安な点があれば、はっきりと断るのが一番です。
ギザ ピラミッド内部は撮影ができない
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ギザのピラミッド内部での写真撮影は禁止されています。ピラミッド内部には奥に棺の間があり、係員が気さくに撮影を勧めてくるときがあります。その誘いに乗って棺の間を撮影してしまうとまんまとチップを払わされることも。気さくに話しかけてくるときは全て親切とは思わないようにしてください。
ピラミッドに登ることは禁止されている
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ピラミッドに登ることは固く禁じられています。過去に無責任な観光客による死亡事故が何件か記録されています。以前はピラミッドに登れるツアーもあったようですが、2023年現在は禁止になっているので注意してください。
監視の目が非常に厳しいので、危険行為や迷惑行為をすると即座に取り締まりを受けることになります。ルールに従って安全なピラミッド観光をしましょう。
トイレが非常に少ないため、利用のタイミングに注意
トイレに関しては、敷地内に少ないため非常に混雑するとが予想されます。また観光客が利用できるトイレは、クフ王のピラミッド側かスフィンクス側の2つのゲートと、太陽の船博物館にしかありません。利用するタイミングにご注意ください。
エジプトの謎多き世界遺産!ギザ ピラミッドを満喫
ギザのピラミッドの観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。世界七不思議の中でも年代が最も古く、世界中の誰もが知る憧れの観光スポットです。一生に一度は行ってみたいという方は、これを機に叶えてみませんか。
ぜひ紹介した情報を参考に、ギザ ピラミッドの観光を満喫してみてくださいね!
ギザのピラミッド(The Great Pyramid in Giza)の基本情報
住所: Al Haram, Nazlet El-Semman, Al Giza Desert, Giza Governorate 3512201 エジプト
電話:なし
営業時間:8:00~17:00
休業日:なし
アクセス: カイロ国際空港から車で約50分
料金:ピラミッドエリア 200EGP(約900円)、クフ王のピラミッド内部入場 400EGP(約1,800円)、カフラー王のピラミッド内部入場 100EGP(約450円)
※記事内の金額は2023年6月13日のレート、1EGP=4.52円で計算しています。