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アブシンベル神殿とは?エジプトで外せない世界遺産!歴史や見どころ、行き方を解説

エジプトを代表する観光スポット・アブシンベル神殿。1979年にアブ・シンベルからフィエラまでのヌビア遺跡群として、世界遺産に登録されています。 この記事では、アブシンベル神殿の歴史や見どころ・楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひアブシンベル神殿へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

ライター
NEWT編集部
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エジプトを代表する観光スポット・アブシンベル神殿。1979年にアブ・シンベルからフィエラまでのヌビア遺跡群として、世界遺産に登録されています。

この記事では、アブシンベル神殿の歴史や見どころ・楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひアブシンベル神殿へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

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【世界遺産】アブシンベル神殿の基本情報


photo by unsplash

アブシンベル神殿は、1979年にアブ・シンベルからフィエラまでのヌビア遺跡群として、世界遺産(文化遺産)に登録されています。きっと誰もが歴史の勉強でみたり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。まずは、アブシンベル神殿の歴史や特徴などの基本情報を解説します!

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3,300年前に作られたアブシンベル神殿の歴史


photo by pixabay

アブシンベル神殿とは、紀元前1300年頃、今から約3,300年前に古代エジプトにおいて最も有名な王のラムセス2世によって作られた神殿です。

アブシンベル神殿は、ラムセス2世を祀った大神殿と、愛妃ネフェルタリのための小神殿の2つで構成されていて、どちらも岩をくり抜いて作られた岩窟神殿遺跡です。

このアブシンベル神殿は、ラムセス2世が当時の強国ヒッタイトとの戦争、カデシュの戦い(紀元前1,286年)の勝利を記念して作られたという説があります。しかし、実際には戦いは勝ち負けがつかず、ラムセス2世がヒッタイトの女王を妻に迎え、ヒッタイトとの相互援助を取り付けたという説が有力です。

アブシンベル神殿が世界遺産となったきっかけ


photo by unsplash

アブシンベル神殿は、ナセル湖のほとりにそびえ立っています。実はアブシンベル神殿は最初は現在の場所にはなく、引っ越しをしたという歴史があります。1960年、アスワン・ハイダム建設計画でアブシンベル神殿は水没する危機にありました。

しかし、エジプトとスーダン両政府の要請を受けたユネスコの呼びかけで、世界約60カ国の援助を受け、元の位置より63メートル高く、120メートル西寄りの現在の場所に移設されたのです。

その移設は、大神殿だけでも800個以上のブロックに切り分けられて行われたそう!世界各国の技術者たちの並々ならぬ努力の結果、5年もの歳月をかけて移設が完了しました。


photo by pixabay

また、このアブシンベル神殿の水没を防ごうというユネスコの呼びかけがきっかけで、歴史的価値のある遺跡や建造物群、文化的景観を人類共通の遺産という考え方が広がり、世界遺産条約の採択につながりました。

このアブシンベル神殿の存在自体が世界遺産という機構を作り出す動機となったことになったのです。

アブシンベル神殿を作ったラムセス2世はどんな人物?


photo by pixabay

ラムセス2世はエジプトで最も偉大なファラオ(王)と形容されることも多い人物です。

紀元前1,274年頃に起きた古代エジプトとヒッタイト帝国との世界最古の戦争と言われているカデシュの戦い。この戦争を率いて、一度は劣勢に立たされたエジプト軍を、見事立て直して停戦に持ち込んだのがラムセス2世なのです。

そして、カデシュの戦いのあとにラムセス2世とヒッタイト帝国の王ムワタリとの間で領土の不可侵や、軍事相互援助など、両国の和平を目的とする条約が結ばれました。

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アブシンベル神殿の観光の見どころ


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アブシンベル神殿は、大神殿と小神殿が隣り合うようにつくられています。それぞれの神殿は100メートルほどしか離れていないので、どちらもじっくり堪能しましょう!また、古代エジプト遺跡のアブシンベル神殿ならではの見どころもまとめました。

1年に2回しか見れない⁉太陽光の奇跡


photo by pixabay

アブシンベル神殿では、1年に2回だけ、太陽が神々を照らす奇跡が起きると言われています!アブシンベル神殿の大神殿入り口からおよそ60メートル入った一番奥に至聖所(しせいじょ)と呼ばれる小部屋があります。

ここには4体の神像が置かれていて、向かって右から太陽神ラー・ホルアクティ、神格化されたラムセス2世、首都テーベの守護神アメン・ラー、メンフィスの闇の神プタハと並んでいます。


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1年のなかで2月22日と10月22日の2日だけ、神殿の入り口からまっすぐに入った日の出の太陽の光が、最初にラムセス2世の像を照らします。太陽が動く中、最初から最後までラムセス2世の像には太陽の光があたり続けるのだとか!それは、神殿がラムセス2世が神となる過程を現したものではないか、とも言われています。

しかも、闇の神とも言われていたプタハには光が当たらない設計になっていて、あえてここだけ光が当たらないように設計していると言われているそう。3,000年前の天文学と建築学の知識・技術に驚くばかりです。 

大神殿の入り口にあるラムセス2世4体の像


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大神殿の入り口には4体の巨大な像が並んでいます。この像は全てラムセス2世です。左から若い順に青年期から老年期まで並んでいます。この4体のラムセス2世の像はそれぞれが約22メートルもの高さがあり、その存在感は圧巻!

その足元にはラムセス2世の母ムトゥイや王妃ネフェルタリ、子どもたちなどの小さな立像があります。一説によると、ラムセス2世にはネフェルタリを含め8人の妃と100人を超える子どもを授かったなどと言われています。

左から2番目の像はなぜ壊れているの?


photo by pixabay

アブシンベル神殿の建設された当時、神殿が完成してから約7年後に大地震があり、その地震で左から2番目の像が崩れてしまいました。崩れた頭部はその足元に転がっています。

アスワン・ハイダムの建設に伴い、移設された際にも、発見された当時の頭部が崩れたままの姿で忠実に保存することに決まり、現在でも崩れたままの姿を見られます。

祀られている4体の神像


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神殿の入口を入ると、右にも左にも4体の像が立ち並んでいます。列柱室と呼ばれるこの部屋には、腕を胸の前で交差させるオリシス真のポーズのラムセス2世の合計8体の像に、左右から見下ろされとても静粛なムード。

また、壁面には多くのレリーフがきれいな状態で残されており、ラムセス2世の功績が刻まれています。このさらに奥が至聖所で、4体の神像が祀られています。内部までじっくりと古代エジプトの雰囲気を味わってみてくださいね。

ネフェルタリの像もあるアブシンベル小神殿


photo by pixabay

ラムセス2世最愛の第一王妃ネフェルタリを祀った小神殿。中央の入り口の両側にそれぞれ3体ずつ像が据えられており、2体のラムセス2世の間にはネフェルタリ妃が祀られています。

まるでラムセス2世にネフェルタリ妃が守られているかのような配置。ネフェルタリ妃がラムセス2世に一番愛された妃の証明であるかのようです。

光と音がさらに神秘的な空気を生み出すショー


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※画像はイメージです。

アブシンベル神殿では、毎晩音と光のショーが行われます。アブシンベル神殿観光の見どころのひとつとも言われるほど、幻想的な雰囲気に。暗闇に浮かび上がるライトアップされたアブシンベル神殿はなんとも神秘的で、太古の空気を肌で感じることができます。

また、プロジェクトマッピングも行われるので、ぜひ見てみてくださいね!

アブシンベル神殿と合わせて行きたい観光スポット


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アブシンベル神殿は、エジプトの世界遺産、アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群のなかの1つの遺跡にすぎません。このアブシンベルからフィラエにいたる250キロメートルに及ぶ広大なエリアにはアブシンベル神殿以外にも見どころ観光スポットがたくさんあります。

ここからは、おすすめの3つのスポットを紹介しますので、ぜひ行ってみてください!

巨大ダム、アスワン・ハイ・ダム


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1971年に、旧ソ連の支援を受けてエジプトの母とも呼ばれるナイル川に作られたのが、アスワン・ハイ・ダムです。その全長は3,830メートル、高さ111メートルという巨大な大きさを誇ります。

ダムの堤体には展望広場があり、琵琶湖の約8倍もある世界最大級の人工湖、ナセル湖が一望でき、絶景!ぜひアブシンベル神殿に立ち寄った際には、世界遺産創立のきっかけともなったアスワン・ハイ・ダムにも行ってみてくださいね。

フィラエ島にあるイシス神殿


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イシス神殿は、古代エジプトで信仰されていた豊穣の女神イシスのために作られた神殿です。イシスがホルスを産んだのがフィラエ島だったため、そのフィラエ島にイシスを崇める神殿を作ったとされています。

また、フィラエ島は草木が豊かな島で、ナイルの真珠と呼ばれていました。そのフィラエ島もアスワン・ハイ・ダム建設に伴い水没の恐れがあったため、大きさや気候が似ている近くの島に移設したそう。それが現在フィラエ島と呼ばれているアギルキア島となっています。

神殿の壁には、神々の姿やナイル川、女神イシスが描かれているレリーフは、今でもきれいに残っており、見応えばつぐんです!

壁画がおすすめのカラブシャ神殿


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※画像はイメージです。

このカラブシャ神殿も、アスワン・ハイ・ダム建設に伴うナセル湖の水位上昇による水没から保護するために移設された遺跡群です。ヌビア建築最高の建築物のひとつと言われています。

カラブシャ神殿は、エジプト文明の遺跡とはいえ、独自の文化と言語をもっていたヌビア地域独自の太陽神であるマンドゥリスに捧げられたもので、その意味でとても珍しい存在なのです。

そしてカラブシャ神殿の壁画にはエジプト神話の神々のレリーフやヒエログリフがきれいな状態で残されており、見応えがあり観光のおすすめポイントです!

アブシンベル神殿観光に最適なシーズン


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アブシンベル神殿はエジプトの南端、スーダンとの国境近くに位置する街でいわゆる砂漠地帯です。夏の最高気温は40℃を超えることも珍しくありません!そのため、暑さがやわらぐ10月〜3月の冬の時期がおすすめです。日中も最高気温が25℃前後と過ごしやすく、快適に観光できます。

しかし、夜間は10℃くらいまで気温が下がることもあるので、昼と夜の寒暖差に注意してください!日中は半袖で過ごせますが、夜は上着がないと寒いので時期によっては少し厚めのコートやマフラーも持参すると良いでしょう。

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アブシンベル神殿の見学方法は?予約は必要?


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エジプト南部の一大観光スポット、アブシンベル神殿。アブシンベル神殿の観光の目安は約2時間です。ここではアブシンベル神殿の見学方法や予約方法などを解説します。

アブシンベル神殿の入場にはチケットの購入が必要!


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アブシンベル神殿へは入場チケットが必要です。入場料は260エジプトポンド(約799円)で、神殿手前のチケットオフィスで購入することができます。事前の予約は必要ないので、当日アブシンベル神殿手前にあるチケット売り場にそのまま向かいましょう。

またツアーに参加する場合は、入場チケット代が含まれているツアーと、チケットは現地で別途購入するツアーがあるので、チケット料金の有無も事前に確かめておくといいでしょう。

オプショナルツアーに参加するのもおすすめ


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現地でオプショナルツアーに参加するのもおすすめ!ツアーは、アブシンベル観光の拠点、アスワンからの日帰りツアーが主流です。

ガイド付き、乗り合いバスの手配なら5,000円前後。こちらは入場チケット代が含まれていないことが多いようです。空港やホテルからの送迎、ガイド付きのプライベートツアーだと20,000円前後です。

アブシンベル神殿観光は宿泊もおすすめ


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アブシンベル神殿の観光は、アスワンからの日帰りツアーが一般的ですが、宿泊もおすすめ。なぜなら、夜に音と光のショーを見ることができるからです。

他の街からの日帰りツアーでは堪能できないこのショーは毎晩行われていて、アブシンベル神殿観光の一大イベントです。神殿がライトアップされ、プロジェクトマッピングも行われます。また、早朝のアブシンベル神殿は、人も少なく幻想的で見る価値あり!

特に年に2回のラムセスデーの太陽光の奇跡は宿泊しないと見ることができません。そのため、アブシンベル神殿へこだわりを持って見学したい方は、神殿近くのホテルへの宿泊もとてもおすすめです!

アブシンベル神殿へのアクセス・行き方


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アブシンベル神殿観光の拠点となる街はアスワンです。まずはアスワンを目指したいところですが、日本からアスワンへの直行便はありません。

アブシンベル神殿へは首都カイロやアスワンから飛行機が出ていますが、欠航が多く時間も不正確なので日本から行く際はカイロからアスワンまでは空路で、アスワンからアブシンベルまでは陸路が主流です。

ここでは最も一般的なツアーとローカルバスでのアクセスに関して解説します。

最も一般的な移動はツアー


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アブシンベル神殿への移動は、アスワンからの日帰り、あるいは1泊のツアーが最も一般的です。出発前に日本でオプショナルツアーに申し込んでおくか、現地のホテルで申し込みましょう。

日帰りツアーは、基本的に所要時間が8〜10時間で組まれることがほとんど。ガイド付きやランチ付きなど、ツアーによって内容が異なるので、気になる方は事前にチェックしておきましょう。神殿の入場料は含まれていない場合があるため、現地で購入します。

費用を節約するならローカルバス


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アスワン市内のバスステーションから毎朝8時に1本だけアブシンベル神殿へのバスが出ています。

移動時間は片道約3時間半かかるため、現地での滞在時間は約2時間。そう考えると、じっくりと神殿の観光を楽しみたい方は少し時間が足りないかもしれません。事前にスケジュールや旅程を確認してから決めるのがおすすめです。

料金は、バス会社により異なりますが片道70エジプトポンド(約215円)ほど。バスステーションにある小さなオフィスで買いましょう。なお、アブシンベルからアスワンへ向かうバスは13時半に出発します。

アブシンベル神殿観光における注意点


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アブシンベル神殿を観光するにあたり、いくつか注意しておきたいことがあります。

まずは、神殿内部の写真撮影が不可であること。神殿の外観の写真撮影は可能ですが、神殿の内部はカメラでの撮影が禁止されています。しかし、スマートフォンでの撮影はOKな場合もあるので、撮影をしたい方は現地のガイドに一言確認してから撮影するといいでしょう。

また、エジプト観光には暑さ対策が必須です。現地での滞在中は暑さと強い日差しへの対策を忘れずにしましょう。日焼け止めは塗って出かけるのではなく、常に持ち歩くと良いですね。帽子やサングラス、タオルも持参しましょう。ペットボトルの水は必需品です!こまめに水分補給してくださいね。

アブシンベル神殿の観光を満喫しよう


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この記事では、アブシンベル神殿の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。アブシンベル神殿の魅力は行って見学してみないとわかりません。ぜひ紹介した情報を参考に、悠久の歴史を肌で感じ、アブシンベル神殿の観光を満喫してくださいね!

アブシンベル神殿(Abu Simbel)の基本情報
住所: Egypt 〒1211501 Aswan Governorate, Abu Simbel
電話:+20 2 22617304
営業時間:5:00~18:00営業時間:5:00~18:00
休業日:なし
料金:260エジプトポンド/約799円(大人)
   500エジプトポンド/約1,537円(大人・2月22日及び10月22日)
   130エジプトポンド/約400円(学生)
   250エジプトポンド/約768円(学生・2月22日及び10月22日)
公式サイト:https://egymonuments.gov.eg/en/archaeological-sites/abu-simbel

※記事内の金額は2024年10月16日のレート、1エジプトポンド=3円で計算しています。

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