ベルギー料理のおすすめ14選!絶対食べたい名物グルメを解説
ベルギーには現地の食材をふんだんに使った、日本ではあまり馴染みのないおいしい名物グルメがたくさんあります。この記事では、ベルギーに渡航経験のある筆者が、ベルギー料理の特徴や人気メニューを厳選しました!前菜、スープ、肉料理、魚料理、スイーツ、スナックなどのジャンル別にわけて紹介します。
ベルギー料理といえば、ベルギービールやチョコレートが日本でも大人気!ほかにも、ベルギー料理には現地の食材を使った、日本ではあまり馴染みのないおいしい料理がたくさんあります。
この記事ではベルギーに渡航経験のある筆者が、ベルギー料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜、スープ、肉料理、魚料理、スイーツ、スナックなどのジャンル別にわけて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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ベルギー料理の特徴
ベルギー料理は名産品のビールを使った料理をはじめ、家庭でも楽しめる郷土料理がたくさんあります。日本の九州ほどの小さな国ですが、狭い国土をうまく活用して酪農、養鶏、養豚、多様な野菜の栽培などによって豊かな食生活が支えられ、美食の国としても世界中から観光客が訪れています。
なかでも、野菜類ではチコリー、アスパラガス、エシャロット、じゃがいも、芽キャベツが有名で、旬の野菜がふんだんに使われた料理がたくさん!
ほかにも、ベルギー北部ではムール貝、カキ、小エビ、ニシンなどの魚介類に恵まれ、ベルギー南部ではキジ、野うさぎ、シカなどのジビエ料理が豊富です。
また、ベルギーではホップを利用したビール作りが盛んにおこなわれています。製造されるビールは豊富で、銘柄ごとに独自のデザインが施されているため、お気に入りのビールを見つける楽しみも味わえますよ。
さらに、ベルギーではチョコレート作りの歴史も古く、ゴディバを筆頭にさまざまなチョコレートメーカーが世界中で愛されています。ブリュッセルにはゴディバの本店があるため、ベルギーに訪れたときはぜひ立ち寄ってみてくださいね!
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ベルギー料理のおすすめ前菜2選
まずは前菜。メインディッシュ前の、軽い腹ごしらえになります。ベルギーで盛んに栽培されている野菜や北海で獲れる小エビなどを使った料理が中心で、パンと一緒に提供されることもあります。
ホワイトアスパラガス
ベルギーの名産品、栄養価の高い人気料理
ベルギーの名産品のひとつである、ホワイトアスパラガス。4月から6月の旬の時期になるとスーパーやマルシェにホワイトアスパラガスが並び、春の訪れを知らせてくれる野菜としても国民に愛されています!
シンプルに茹でて素材の味を楽しむ調理方法もありますが、茹で卵とバターを添えていただくのがベルギー・フランダース流。そのほか、リゾットやスープなど、さまざまな料理に活用できるため、何度食べても飽きのこない食材としてレストランでも登場する機会の多い食材です!
シュリンプ・クロケット
元祖コロッケ!小エビや鶏肉が入ったクリームコロッケ
コロッケの元祖といわれているクロケット・シュリンプは、北海で獲れた小エビや鶏肉が入ったクリームコロッケ。なんと、街角でクロケットの自動販売機が設置されるほど、ベルギーではポピュラーな食べ物です。
前菜や軽食として食べることが多いので、前菜としてレモンやパセリであっさりといただくのがおすすめ。まろやかなクリームソースは、日本人の口にもぴったりでしょう。
ベルギー料理のおすすめサラダ2選
続いてはサラダです。ベルギーで収穫される旬の野菜をたっぷり使った料理が中心で、グラタンにしたりシンプルな味付けでいただいたり、それぞれの家庭で好みの味付けに仕上げることが多いですよ。
チコリのグラタン
冬に旬を向かえる苦味のあるチコリはグラタンにすると食べやすい!
ベルギーの名産品であるチコリは、小さな白菜のような野菜。アンディーブやシコンと呼ばれることもあり、家庭だけでなくレストランでも見る機会の多い国民的な野菜です。コロンとした見た目とは裏腹に、少し苦味のある味が特徴です。
生食でもおいしいですが、寒い季節はホワイトソースにビールを加えてグラタン風にして温めてからいただくのがおすすめ。アルデンヌ地方の生ハムを巻いたりチーズを加えたりするとよりいっそうおいしくなりますよ!
シュー・ド・ブリュッセル
ベルギーで有名な芽キャベツは、肉料理の付け合わせにも大人気
シュー・ド・ブリュッセルは、フランス語でブリュッセルのキャベツという意味。ベルギーの名産品のひとつである芽キャベツのことを指します。ブリュッセル郊外で研究開発された野菜のため、シュー・ド・ブリュッセルという名前がつきました。
冬が旬の芽キャベツは茹でたり炒めても美味しく、肉料理の付け合わせとして添えられることも多い野菜です。好みでたまごやベーコンと一緒に炒めて食べるのもおすすめです!
ベルギー料理のおすすめスープ2選
続いてはスープです。ベルギー料理のスープはブイヨンやクリームソースなど、日本でも馴染みのある味わいのものがたくさん。日本の食材をアレンジして調理できるものも多いため、自宅でも味わってみてくださいね。
プール・オ・ポ
鶏を丸ごと一匹使用した温かいポトフ
プール・オ・ポは、鶏を丸ごと一匹使ったポトフのような食べ物で、たっぷりの野菜と一緒に煮込んだ料理です。鶏のなかに野菜やお米を詰めることが多く、地方や家庭によってレシピが異なることも魅力のひとつ。
ベルギーはフランスの食文化から多くの影響を受けているため、上品な味わいの料理が多いことも特徴のひとつ。残ったゆで汁は、スープとしておいしくいただけますよ。
ワーテルゾーイ
たくさんの野菜と鶏肉などを煮込んだポピュラーな料理
ワーテルゾーイは、鶏肉やシーフード、じゃがいも、野菜などをクリームソースで煮込んだシチューのような料理。ベルギーの第3都市であるヘントの名物料理です。
鶏肉を使ったものはヘント風ワーテルゾーイと呼ばれ、サーモンやタラなどの川魚を煮込んだり、クリームの濃度が異なったりと、地域や家庭によってさまざまな作り方があります。日本人の口にもあう、クリーム系のやさしい味わいですよ。
ベルギー料理のおすすめ肉料理2選
続いては、メインディッシュの肉料理です。食事の質を重要視するベルギーでは、一皿にメインの料理と添え物やサラダなどが盛り付けられているスタイルがほとんど!メインの食材だけでなく、名産品をふんだんに使った付け合わせもしっかり堪能してくださいね。
カルボネート・フラマンド
牛肉をビールでホロホロになるまで煮込んだベルギーの郷土料理
ベルギーを代表する肉料理、カルボネート・フラマンドは、水を使わずビールで煮込んだフランドル地方の郷土料理です。ビール大国ならではの名物料理といえますね!1970年代以降のベルギー郷土料理の見直しをするときに、再注目されるようになった料理です。
ワインではなくビールで煮込むことで肉が柔らかくなり、お口のなかでホロホロと崩れていく食感が楽しめます。付け合わせのフリッツやパンをソースに絡めていただくと、最後までカルボネート・フラマンドが堪能できますよ!
ジビエ料理
秋から冬にかけて世界中からジビエ料理を堪能しに訪れるほど!
ブリュッセル南部・ワロン地方で有名な料理で、なかでもデュルビュイという町のジビエ料理は秋になると世界中から美食家が集まるほどといわれています。
狩猟で獲れたうさぎ、キジ、鹿など森の恵みをおいしく調理したジビエ料理は、秋から冬の季節しか楽しめないのも魅力のひとつ。ワロン地方の素敵な街で、こだわりのジビエ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ベルギー料理のおすすめ魚料理2選
続いては、肉料理に並ぶメインディッシュの魚料理。北海に面している地域では新鮮な海鮮料理も楽しめ、なかでもベルギーを代表するムール貝は外せない料理のひとつ。ベルギービールとよくあう料理も多いため、あっという間に平らげてしまうかもしれませんね。
ムール貝の白ワイン蒸し
大きなお皿いっぱいに運ばれてくるムール貝の白ワイン蒸し
ベルギーを代表する料理にあげられる、ムール貝の白ワイン蒸し。7月中旬から冬にかけて水揚げされ、初物が出回るとニュースになるほど国民から愛されている食材のひとつです。付け合わせにフリッツやパンが出されることが多く、残った貝はピンセット代わりに活用していただくことも。
レストランではバケツのような専用の蒸し器で提供されるため、1人前は1キロを超えるほど大容量!ひとりでは食べきれなかったり飽きたりするので、みんなでシェアしていただくのがおすすめですよ。
アンギーユ・オ・ヴェール
うなぎとハーブの相性はばつぐん!だし汁や野菜などと一緒に煮込んだ料理
アンギーユ・オ・ヴェールは、小さく切ったうなぎをパセリやセルフィーユなどのハーブ類、野菜、スパイス、白ワインなどで煮込み、卵黄を加えていただく料理。少し脂っこくクセのある味わいではありますが、うなぎとハーブの相性がよくベルギーではよく食べられる料理のひとつです。
付け合わせに提供されるフリッツやパンをスープにつけると、よりいっそうおいしくいただけますよ。日本で親しまれているうなぎの蒲焼とはちがった味わいを楽しめるので、ベルギーに訪れたときはぜひチャレンジしてみてくださいね。
ベルギー料理のおすすめスイーツ・スナック4選
最後に、ベルギーで親しまれているスイーツ・スナック。ワンプレートスタイルで食事をするベルギーでは、満足度を高めるために食後のデザートを食べる習慣があります。北部と南部で食文化が異なりますが、ここではベルギー全土で愛されているものをご紹介します!
フリッツ
ベルギーを代表するフライドポテト
フリッツとは、名産品のじゃがいもを使ったフライドポテトのこと。ベルギーが発祥の国といわれ、ベルギーのブリュージュには少し変わったフリッツの博物館もあるほど!
フリッツに使うじゃがいもは揚げるのに適した品種を厳選し、二度揚げすることで外はカリッと、なかはホクホクのフリッツに仕上がります。街中のスタンドで食べると、よりディープなベルギーカルチャーを感じられるのでおすすめです!
ベルギービール
多様な銘柄のベルギービールは好みの味を探してみて
ベルギーといえば、ベルギービールを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ベルギー国内には約250の醸造所があり、銘柄はなんと1,500種類を超えるほど!同じビールがないといわれるほど、色、味、香り、アルコール度数などバラエティに富んだビールが製造されています。
ベルギービールはベルギー料理にもよくあうものが製造されているので、食事と一緒に楽しむのもおすすめです。ベルギーの各地には醸造所で試飲ができたり歴史を知れる博物館などがあるため、時間があれば訪れてみてくださいね。
ベルギーワッフル
街のあちこちで見かけるワッフルは熱々で召し上がれ!
四角いワッフルに生クリームやフルーツなどをトッピングするブリュッセルワッフルと、生地のなかにパールシュガーが入り甘味の強い丸形や楕円形のリエージュワッフルの2種類のワッフルがあります。
ブリュッセルワッフルは甘さが控えめて好みのトッピングを楽しめるため、カフェや屋台で食べられることがほとんど。一方のリエージュワッフルはスーパーなどで包装されているタイプが多く、持ち歩いて食べることもできますよ。
お店によって味わいやトッピングが違うため、お気に入りを見つけるのも楽しみのひとつですね!
ベルギーチョコレート
ゴディバ発祥の国!世界的にも有名なチョコレート店がたくさん!
ベルギーはゴディバ、ピエール・マルコリーニ、ヴィタメールなど、世界中で人気のチョコレートブランド発祥の国としてチョコレートの製造も盛んにおこなわれています。ひと口サイズのチョコレートを意味するボンボンショコラは、ベルギーで生まれた古典的な製造法がいまでも採用されているほど。
また、カフェでコーヒーを注文するとボンボンショコラやスペキュロスがついてくるほど、ベルギーでは日常的にスイーツを食べる習慣があります。ベルギーへ訪れたときは、ぜひ本場のチョコレートを味わってみてくださいね。
おいしいベルギー料理を満喫しよう!
ベルギー料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?ベルギー料理は名産品を活かしたシンプルな料理や、日本人のお口にもあう料理まで幅広いメニューがあります。
日本の食材を使ったアレンジ料理を楽しめるものも多いため、自宅で調理してみるのもおすすめです。
今回紹介したベルギー料理はどれも有名で人気なメニューばかりなので、ぜひ食べてみてくださいね。
cover photo by pixabay