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【知っておけば安心】2024年・シドニーの治安ガイド!注意すべき地域や安全対策を解説

オーストラリアは日本人の移住者や留学生が多く、観光客も訪れやすい人気の国ですが、 治安が良くないエリアも存在します。今回は人気の観光地であるオーストラリア・シドニー の治安について、夜の様子や治安の悪いエリアなど、シドニー在住経験のある筆者が知っておきたい情報を紹介します。シドニーを旅行する時は参考にしてくださいね。

ライター
Ayumi Hirasawa
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オーストラリアは日本人の移住者や留学生が多く、観光客も訪れやすい人気の国ですが、治安が良くないエリアも存在します。今回は人気の観光地であるオーストラリア・シドニーの治安について、夜の様子や治安の悪いエリアなど、シドニー在住経験のある筆者が知っておきたい情報を紹介します。シドニーを旅行する時は参考にしてくださいね。

Contents

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シドニーの治安はいい?悪い?

photo by Unsplash 

シドニーは留学生やワーキングホリデーなどを含め、在住日本人の数がとても多く、他の国と比べると治安は安定しています。日中や人通りの多い道路であれば、女性のひとり歩きも過剰な心配はいりませんが、海外であることを忘れず油断しないようにしましょう。

外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。オーストラリア全土は2023年現在、すべてのエリアで危険度の対象外となっており、治安が落ち着いていることがわかります。

ニューサウスウェールズ州犯罪統計局の統計によると、シドニーでは窃盗犯罪が減少傾向にあり、発生件数は約10年前の半数程度にまで減っています。

ただし、危険が全くないわけではありません。今回はシドニーの夜の様子や治安の悪い場所、注意すべきポイントなどを紹介します。

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シドニーの夜の治安は?

photo by pixabay

シドニーはオペラハウスやハーバーブリッジなど、美しい夜景スポットが人気の街です。治安の安定しているシドニーでは、夜のひとり歩きも可能ですが、必ず街頭がたくさんある明るい道や大きめの通りを歩くようにし、路地裏は避けましょう。

夜出歩く場合、特に注意が必要なエリアはキングスクロス・セントラル駅周辺だと言われています。スリや置き引きなどの窃盗や、酔っ払いや麻薬中毒者からの暴行・恐喝などの被害が発生しているエリアなので、なるべく近寄らないようにしましょう。

ホテルに戻る際は、配車アプリのUber(ウーバー)やDiDi(ディディ)を利用すると、乗車前に値段を把握することができ便利です。事前にアプリをダウンロードしておくとスムーズに利用できますよ。

シドニーで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

シドニーは治安の安定した都市ではありますが、注意が必要なエリアもあります。昼は明るく人通りの多いエリアであっても、夜は雰囲気が一変し、警戒が必要なこともあります。

ここでは、シドニーで特に注意したいエリアを紹介します。

【キングスクロス・ダーリングハースト】夜の繁華街に注意!

photo by Unsplash 

パブやバーなどが充実し、南半球最大の歓楽街とも言われているキングスクロスと、それに隣接するダーリングハースト。過去には麻薬売買や暴力事件が多発し、観光客は夜に絶対に近づいてはいけないとまで言われるエリアでしたが、現在は新しいホテルやレストランが建設され、治安が改善してきています。

しかし、件数は少なくなってはいるものの、現在でも麻薬中毒者や酔っ払いなどによる暴力事件が発生しています。

バックパッカー向けの安宿が多いエリアなので、付近に宿泊する場合は、深夜には出歩かず、昼夜問わず路地裏には入らないようにしましょう。

【セントラル駅周辺】観光客を狙ったスリ・置き引きに注意!

Sydney Central station by Hugh Llewely is licensed under CC BY-SA 2.0 DEED

電車やバスなどの交通機関が集結し、非常に多くの観光客が行き交うセントラル駅。人混みに紛れ、観光客を狙ったスリや置き引きが多発しています。

貴重品の入ったカバンを体の前側につけたり、コートの中に隠したりするなど、十分に注意するようにしましょう。

また、昼は明るい雰囲気のエリアですが、夜はホームレスの寝泊まりするエリアとなります。夜間はなるべく近寄らないようにしましょう。

シドニーで観光客が被害にあいやすい犯罪は?

シドニーの繁華街や、駅など人の集まる場所では、観光客を狙った犯罪が発生しています。置き引きやスリなどを避けるためにも、日本ではないことをしっかりと意識しながら旅行を楽しみましょう!

ここでは、シドニーで観光客が被害に遭いやすい犯罪を紹介します。

①スリ・ひったくり

photo by Unsplash

スリは日本人旅行者がもっとも巻き込まれやすい犯罪です。トートバッグや後ろに背負ったリュックのポケット、ズボンの後ろポケットに入れた財布やスマートフォンは狙われやすいため、貴重品専用の小さなカバンやセキュリティポーチを体の前に着けると安心です。駅や人気観光地などの人混みを歩くときは、スリやひったくりにあいやすいので、特に注意してください。

なお、基本的には治安が安定した都市のため、現地の人はリュックを後ろに背負ったり、ズボンの後ろポケットに貴重品を入れたりして歩いています。しかし、観光客はファッションや行動などから観光客だと認識されやすく、スリやひったくりの対象となってしまう可能性が高いので、十分に気をつけて行動しましょう。

②置き引き

photo by pixabay

置き引きもスリ同様、日本人旅行者が巻き込まれやすい犯罪です。日本にいる感覚で、うっかり貴重品の入ったバッグを席に置いてきた、場所とりのためにスマートフォンを席に置いてきた、などしてしまうと、置き引きに遭ってしまう可能性があります。

海外にいることを常に意識し、貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしましょう。

③交通事故

photo by Unsplash

犯罪ではありませんが、交通事故もシドニー観光の際に気をつけたいトラブルです。オーストラリアは歩行者優先の意識が低く、歩行者側が青信号の際も直進してくる車を見かけることがあるなど、日本と比べて運転が粗いです。

日本の感覚で、「車側が停止してくれるだろう」と思ってしまうようなシチュエーションでも、歩行者を優先せずに車が飛び出してくることも多々あるため、十分に気をつけましょう。

また、歩行者信号が青信号となる時間が日本の信号と比べて短いため、赤信号に変わるまでの時間が短い場合は無理して渡らず、次の青信号で渡るようにしましょう。

シドニーで被害にあわないための防犯対策

異国の地で犯罪やトラブルに巻き込まれると、対処の方法がわからず、不安な気持ちで過ごすことになるだけでなく、せっかくの楽しい旅行が満喫できません。発生しうる犯罪やトラブルとその対策を事前に知っておくことが大切です。

ここでは、シドニーで被害に合わないための対策を紹介します。

①深夜の一人歩きはしない

photo by pixabay

深夜は暗闇を利用した金品目当ての窃盗犯が出歩いている可能性があります。また、路上には酔っ払いが数多くおり、奇声を発したり、観光客に絡んだりする姿もよく見かけます。

深夜の時間帯は、万が一トラブルに巻き込まれた場合に頼れる人やお店が少なくなります。ホテルから近い場所であっても、一人で不用意に出歩くのは避けましょう。

また、格安ホテルやAirbnbなどで予約した宿では、宿泊施設が街灯の少ない路地や住宅街にあることも。早朝・深夜便などであたりが暗い時間に出歩くときは、宿の前までタクシーを呼ぶなどして対策しましょう。

②しっかり閉じることのできるカバンを持つ

photo by Unsplash 

スリやひったくり、置き引きなどの窃盗は、口が開いているカバンやトートバッグなどが狙われやすいです。しっかりとチャックを閉じることのできるカバンに貴重品を入れ、体の前に着けるようにしましょう。

③車やバイクに細心の注意を払う

photo by Unsplash 

前述の通り、オーストラリアは歩行者優先の意識が低く、運転も日本より粗い傾向にあります。信号のない交差点や駐車場の出入り口を横断する際、日本であれば「車やバイク側が停止するだろう」と思う状況であっても、一時停止してくれないことが多々あります。車が進んでこないか注意深く確認してから横断するようにしましょう。

日本国総領事館発行の「安全の手引き」も確認しよう

在シドニー日本国総領事館では、毎年、「安全の手引き」を発行しており、ホームページから無料でダウンロードできます。

シドニー在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されており、旅行者にも役立つ情報が多いので、ぜひ渡航前に確認するようにしましょう。

もしシドニーで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

シドニーで思わぬ犯罪や事故、トラブルに巻き込まれたときに焦ってしまわないよう、事前に緊急連絡先をメモしておくと安心です。

ここでは、シドニーの緊急連絡先を紹介します。

緊急通報先

photo by pixabay ※画像はイメージです

オーストラリアでは、救急・消防・警察すべて「000」が緊急通報先となっています。緊急通報時は以下のように用件を伝えます。なお、英語での対応となるため、あらかじめ最低限の英語を調べておくのがおすすめです。

①「000」にダイヤルする
②オペレーターに警察(Police)、火災(Fire)、救急車(Ambulance)のいずれの用件なのかを伝える
③事件・事故が発生した住所を伝えると、近隣のステーションに電話が切り替わる
④再度住所と現在の状況を伝える

また、オーストラリアで怪我や病気にかかった際、日本と異なり直接病院で診察を受けることは原則できません。GPと呼ばれる一般開業医に診察を受け、病院での診療が必要な場合のみ、GPからの紹介を受けて病院での診療を受ける形となります。

万が一、シドニーで怪我や病気にかかってしまい、GPで診察を受ける際、英語で病状を説明するのが不安な方は、日本語対応可能なGPを訪れるようにしましょう。

在シドニー日本国総領事館

photo by Unsplash 

シドニーで犯罪・事故の被害や、パスポートの紛失・盗難に遭い、手続きなどで困った場合は、総領事館に相談・支援を受けることができます。

パスポートを紛失・盗難被害に遭った場合は、総領事館へ直接足を運ぶか、電話にて連絡が可能です。詳しくは在シドニー日本国総領事館の公式サイトを参照してください。

在シドニー日本国総領事館の連絡先

治安情報をチェックしてシドニー旅行を楽しもう!

シドニーは治安の安定した都市ですが、スリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪が日々発生しています。旅行中は羽目を外して遊びたくなりますが、細心の注意を払いながら過ごすことが楽しい思い出作りにもつながります。

異国の解放感と旅行の楽しさについつい気が緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や風習が違う異国へ来ているということを意識して、シドニー旅行を楽しんでくださいね!

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

cover photo by Unsplash


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