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樹齢数千年のバオバブの木とは?見どころやマダガスカルでの観光方法を徹底解説!

バオバブの木は、星の王子様にも登場する有名な木で、マダガスカルの美しいシンボルとしても知られています。 この記事では、マダガスカルの絶景として知られるバオバブの木について、その特徴や行き方、マダガスカル観光の注意点まで、幅広く紹介していきます。ぜひ不思議な魅力の正体を確認していきましょう!

ライター
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バオバブの木は、星の王子様にも登場する有名な木で、マダガスカルの美しいシンボルとしても知られています。

この記事では、マダガスカルの絶景として知られるバオバブの木について、その特徴や行き方、マダガスカル観光の注意点まで、幅広く紹介していきます。ぜひ不思議な魅力の正体を確認していきましょう!

Contents

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バオバブの木の基本情報


photo by pixabay

バオバブの木は、アフリカ大陸の中でもマダガスカルとアフリカ、それからオーストラリアのサバンナ地帯に分布するアオイ科の樹木です。バオバブの木は樹齢がとても長いことが特徴で、その樹齢はなんと2,000年以上もあるといわれています。

また、とても大きく迫力があるのも特徴的。大きい木で樹高はおよそ50メートルまで達する個体も確認されています。種類は、マダガスカルで6種、アフリカ(アラビア半島)で2種、そしてオーストラリアで1種と、計9種が存在します。

バオバブの木は、その多くが絶滅危惧種に指定されていますが、全体的に長寿とされており、生命力が非常に強いことで有名です。


photo by pixabay

バオバブの不思議な形は、最大の特徴。バオバブは生えている木を引っこ抜いて逆さまに植えたとも言われるほど、独特な形をしています。同じ種類のバオバブであっても環境により形が変わるため、ずんぐりとした形やまっすぐに伸びた形など、さまざまな形を楽しむことができます。

マダガスカルにあるバオバブ並木道は、他では絶対に見ることのできない景色!テレビなどで一度は目にしたことのある景色だと思いますが、実際にバオバブをその目で見ると、巨大な幹にたくさんの枝が縦横無尽に張り巡らされ、まるで心臓と無数の血管のようです。

バオバブの木の歴史


photo by pixabay

バオバブという名前の由来は、アラビア語にあります。アラビア語で、bu hobab(果実が多い)という言葉が徐々にbaobabに変化していったといわれています。

平均樹齢は300~500年、大きいものでは樹齢1,000年以上にもなる個体もあるバオバブの木は、食糧源や風雨や日差しを防ぐ避難所としても利用されています。

実際に現地の人々がバオバブの木を日頃の生活に取り入れているところを見ると、とても身近なものとして慕われていることがわかるでしょう。

バオバブの木にまつわる言い伝え

有用な木で歴史も古いので、昔からいろいろな言い伝えもあります。有名なのは、神様に逆らったため、逆さまに植えられたというものです。

他にも、この木の下で集会や話をすると良いアイディアが生まれるとか、バオバブの幹や根のエキスを飲むとワニに襲われないなどといった言い伝えもあるよう。

たしかにバオバブの木を間近で見ると、その迫力に圧倒されます。こんな言い伝えがたくさん生まれるのも納得ですね。

バオバブの気が枯れ始めている?

現在、バオバブの木が枯れ始めているという話があります。各国の研究者の発表によると、過去12年のうちで最も古く大きなバオバブの木は、そのほとんどが枯れてしまったそう。

枯れてしまった原因には複数の説がありますが、気候変動が影響しているとしています。バオバブの木が枯れるペースも上がっています。

動物の生活を支えている


photo by pixabay

さまざまな形で人々の生活を支えてきたバオバブの木ですが、実は動物たちの生活も支えています。

果実はサルや虫の食料となり、鳥はその蜜を好んで吸収し、草食動物は葉を食べて生活しています。乾季には象が樹皮を食べて、水分補給をしている姿もよく見ることができますよ。

また、食料としてだけでなく、動物の遊び場や暑さをしのぐ休憩場所としても活用されています。バオバブの木の上では、まれにライオンやヒョウが休んだり、遊ぶ姿を見たりするることもできるようです。

マダガスカルにあるバオバブの木の景色が有名!


photo by pixabay

バオバブの木は、マダガスカル観光でも目玉といえるものです。マダガスカルで見ることのできるバオバブのハイライトといえば、日暮れ頃です。

この時間帯はのどかな風景と周囲を歩く牛が見事にマッチ。徐々に落ちていく夕日とバオバブの木のコントラストはなんとも神秘的で、時間を忘れて見ていられるほど。

そして空もオレンジ色に輝いてくると、夕日の中に浮かび上がるかのようにバオバブの木のシルエットが重なり、息をのむような景色が眼前に広がります。バオバブの木観光のピークタイムといえますね!

世界一大きなバオバブの木は南アフリカにある!


photo by pixabay

バオバブの木と聞いて思い浮かべるのはマダガスカルにあるバオバブの並木道かと思いますが、世界で一番大きいバオバブの木は、実は南アフリカにあります。

アフリカに生息するアフリカバオバブは、バオバブの中でも最も大きな種であり、おもに熱帯乾燥地域にあります。南アメリカのほか、エチオピアやモザンビークなど、20もの国で目にすることができます。

アフリカバオバブの中でも、最も大きいものが、南アフリカ・リンポポ州の都市であるザニーンという街にあるのです。

日本にもバオバブの木はある?


photo by pixabay

バオバブの木は、日本国内でもいくつか見ることができる場所があります。

その一つ、山口県宇部市のときわ公園の植物園にあるバオバブの木は、セネガルから届けられたもので、推定樹齢は100歳で国内最大級の個体とのことです。

日本国内の植物園では、バオバブの木はそのすべてが温室育ちであるのが特徴的。もしバオバブを屋外で自生させたい場合は、春前の3月くらいに植えるとちょうど良いそう。

また、バオバブは乾燥地に自生しているため、土壌は水はけの良さを重視すると上手に育てられます。

バオバブの木は星の王子さまのモデル!


photo by unsplash

サン=テグジュペリの著書である星の王子さまには、星を爆発させるおそれのある恐ろしい木が登場します。これがバオバブの木です。バオバブは星の王子さまのモデルにもなっていたのです。

作中では恐ろしいものとして描かれているバオバブですが、そのユニークな形から、世界中で親しまれています。

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マダガスカルのバオバブの木の見どころ


photo by pixabay

バオバブの木の特徴がわかったところで、次はそんなバオバブの木の絶景が広がるマダガスカルのバオバブの木の見どころについて紹介します。

時間によって木の表情が変わる


photo by pixabay

バオバブの木は時間によってさまざまな表情を見せてくれます。夕日の中にバオバブの木のシルエットが浮かび上がり、幻想的な世界に。

夕日が沈んだ後は静寂に包まれることも手伝い、宇宙に放り出されたかのような感覚を体験することもできます。ここでは代表的な2つの時間帯によるバオバブの表情を紹介します。

朝焼けのバオバブの木


photo by pixabay

朝焼けの中で見るバオバブの木は、電車や車の音などもなく、とても静かです。静まりかえった大自然で、存在感のあるバオバブの木を確認することができるでしょう。

朝焼けの時間帯であれば観光客も少なく、静けさの中で目の前の絶景に浸ることができるため、自分のペースで時間を忘れてバオバブの木を堪能することができます。

夕焼けのバオバブの木


photo by pixabay

夕焼けの中で見るバオバブの木のシルエットは、その向こうに真っ赤な夕陽が沈む幻想的な風景となり、一度見たら決して忘れることのできない感動を与えてくれますよ。

大地がゆっくりとオレンジ色に染まっていく景色は、まさに絶景!ゆっくりと心ゆくまで堪能できます。

バオバブの木をみるならバオバブの並木道へ


photo by pixabay

ムルンダヴァから北に約15キロメートルほどのところにあり、未舗装道路にバオバブの木が悠然と立ち並ぶ姿で有名なバオバブの並木道は、マダガスカルに行ったなら、ぜひとも見たい景色です。

バオバブ木の中でも背が高いアダンスニア・グランディディエリという種類が生える並木道は、星の王子さまで描かれた不思議な巨木の世界観を存分に楽しめますよ。

マダガスカル観光の中でも目玉スポットというべき場所かつ並木道の周りでは普通に人々が生活をしている生活道路となっています。

農作物を終えたのんびりとした時間もおすすめ


photo by pixabay

まさに日が暮れる頃が一番の見ごろとなるバオバブの並木道では、農作業を終えた牛の群れが見られます。

ここは普通の生活道路として利用されている場所なので、現地の人々とともにゆったりと歩く牛の群れは、見事にマダガスカルの風景として調和しています。アフリカらしい雄大な景色を眺められますよ。

季節によって異なるバオバブの木もきれい!


photo by pixabay

バオバブの木は、時間帯だけでなく季節によってもその表情を変化させます。マダガスカルは季節による気温差がとても大きいので、そこに生息する植物も色合いを変えます。

マダガスカルは南半球なので、日本とは季節が逆になります。夏のマダガスカルは雨季で、雨に濡れたバオバブの木が見られることもしばしば。大きな幹に堂々と茂った緑色の葉っぱや、その葉についた水滴はますます神秘的な表情を見せてくれます。

冬は乾季にあたり、子供たちが元気に外で遊んでいることが多いので、昼間はにぎやかな声や元気な姿とともにたたずむバオバブの木を楽しめますよ!

バオバブの木があるマダガスカルへの行き方・観光情報


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ここでは、バオバブの木があるマダガスカルへの行き方や観光情報をご紹介します。日本からマダガスカル、そしてバオバブの木までのアクセスを説明するので、観光の際の参考にしてくださいね。

日本からマダガスカル・アンタナナリボへの行き方


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日本からマダガスカルへは直行便が運航されていないため、乗継便を利用します。エチオピアの首都・アジスアベバや、バンコクで1回乗り継いでマダガスカルに行くことができます。

時期によっては2回の乗り継ぎが必要になることもあるので、旅行の計画を立てる際に飛行機のスケジュールも確認するのがおすすめです。

さらに時間はかかりますが、フランス乗継ぎでマダガスカルへ行くこともできます。乗り継ぎは悪いですが、パリに立ち寄ってからマダガスカルに行くという旅行のスケジュールを立てることも可能。

マダガスカルへの入国にはビザが必要で、観光目的で30日以内であれば、マダガスカル到着時に空港で取得することもできます。

ただ、窓口は混雑されることが予想され、1時間以上空港で待たされることも。送迎を依頼している場合や初めて訪れる場合は、あらかじめ入国前にビザを準備しておきましょう。

アンタナナリボからバオバブの木への行き方


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マダガスカルの首都アンタナナリボから、バオバブの並木道があるモロンダバまでは、陸路で片道12時間以上もの時間がかかります。これは移動するだけで時間と体力を消耗します。国内線で移動すれば1時間ほどでモロンダバに到着するので飛行機を利用しましょう。

しかし、国内線の運行は週に数回しかないため、事前にフライトスケジュールを確認することを忘れないようにしましょう。

ツアー参加やチャーターもおすすめ

バオバブ並木で有名なモロンダバからは、オプショナルツアーが催行されています。こうしたツアーに参加して、マダガスカルでしか見られない不思議な森の散策をするのもおすすめです。ツアーによっては英語や日本語ガイド、昼食などが付いている場合も。

移動に不安がある方は、車をチャーターして大自然を自由に観光するというのも楽しいですよ。

マダガスカルでの観光方法


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マダガスカル国内の移動手段はおもに、飛行機、チャーター、タクシーの3種類です。
 
チャーターでも結構な金額のために複数人で移動するのが得策。ちなみに一般的な方法は、チャーター車での移動です。

なお、マダガスカルでは外国人が車をレンタルするのは相当規制が厳しいので、現実的な手段ではありません。不安な方は運転手付きの車のチャーターを手配しましょう。

個人かつ長期旅行者に人気なのがタクシー移動です。ただし、日本国内の快適なタクシーとは異なり、狭い車内に詰められて移動するので要注意。また、飛行機はキャンセルや遅延が多いというデメリットがあり、頻繁に運行状況をチェックするなど注意が必要です。

バオバブの木は24時間365日観光できる!


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バオバブの並木道は、観光地と言っても、実際には現地の人々が普通に生活している地域であるため、24時間365日いつ訪れても観光することができます。乾季には乾いた道に悠然と立つバオバブの木が見られ、雨季であれば緑の葉がたっぷりついたバオバブの木を観光できます。

バオバブの木が密集している区間には、駐車場があることが多いですが、道は普通の生活道路のために入場料などは設定されているわけではありません。

サンセットやサンライズに合わせてなど、自由に観光ができますよ。とはいえ、実際に生活をしている現地の人がいるので、その人たちに配慮して観光をしましょう。

マダガスカルでバオバブの木を観光する際の注意点


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バオバブの木を観光する際、どのようなことに注意すると良いのでしょうか。バオバブの木のあるマダガスカルを旅行する際には、いくつか注意点があります。

まず自然災害として恐れられるサイクロン。1月から3月は、サイクロンの発生する確率が高く、被害も大きなものになるため、1月から3月にはなるべく渡航を避けるのが無難と言えます。4月中旬頃までは台風が直撃することもあるため、観光する時期としてはこの時期も避けるのが賢明です。

ほかにも注意点がいくつかありますので、次項以降細かく見ていきましょう。

多額の現金を持ち歩かない


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犯罪に巻き込まれる確率を下げるためにも、多額の現金を持ち歩かないようにしましょう。そもそも、マダガスカルは治安が良いとは言えず、残念ながら観光中に観光客をターゲットとした犯罪が発生することが多いです。

日本人をはじめとする観光客をターゲットにしやすいとされるおもな原因は、観光客は現地で暮らす人々よりもお土産などのショッピングを楽しむために、多額の現金を持ち歩いていることです。

首都・アンタナナリボの治安に考慮する


photo by  unsplash

マダガスカルはアフリカの諸国、とりわけ主要都市の中では治安は良い方だといわれていますが、貧困の状況は悪化しており、犯罪件数が増えているというデータがあります。

特に、マダガスカルの首都、アンタナナリボでは盗難・誘拐に気をつけましょう。アンタナナリボでの誘拐事件発生件数はいまも高い水準で推移しています。主に現地の富裕層をターゲットにした身代金目的の犯行が大半です。

外国人観光客もターゲットにされる場合があるので、観光時には十分注意する必要があります。


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治安に不安のある地域では、深夜の外出は控えましょう。深夜では、街の中心地であっても閑散としており、明かりも少ないため、特に注意が必要になります。強盗などの犯罪だけでなく、テロも発生することがあります。

深夜や人通りの少ない場所では、複数人で行動をすることを徹底しましょう。

マダガスカルでバオバブの木の観光を楽しもう!


photo by pixabay

マダガスカルには大自然が広がっており、本当に美しい景色に出会うことができます。とくに、夕焼けに染まるバオバブの木は幻想的で絶景。ぜひ一度は見てみたい景色です。

ぜひこの記事を参考に、マダガスカルという国の魅力、バオバブの木という世界有数の歴史ある巨木を楽しんでくださいね。

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