台湾・端午節はドラゴンボートレースが魅力!歴史や楽しみ方などを解説
台湾の三大節句の1つ、端午節。台湾国内のさまざまな場所で開催される、国中をにぎわせるお祭りです。 この記事では、端午節の見どころや楽しみ方、アクセス方法、参加する際の注意点などを解説!ぜひ端午節に参加する前に情報をチェックして、お祭りを楽しんでくださいね!
台湾の三大節句の1つ、端午節。台湾国内のさまざまな場所で開催される、国中をにぎわせるお祭りです。
この記事では、端午節の見どころや楽しみ方、アクセス方法、参加する際の注意点などを解説!ぜひ端午節に参加する前に情報をチェックして、お祭りを楽しんでくださいね!
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端午節の基本情報
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台湾の三大節句の1つ、端午節。まずは端午節の概要や歴史などの基本情報を解説します。
端午節の概要や歴史は?
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台湾の端午節は日本の端午の節句とは異なり、ドラゴンボートレースを楽しんだり、ちまきを食べたりして祝います。無病息災や厄除けなどの願いが込められているこの祭りは、楚国の政治家であり詩人であった屈原の命日を祝うために始まったものです。
国民から信頼されていた屈原でしたが、陰謀者たちにより失脚し、それによってみずから川に身を投げて亡くなります。屈原の自死を知った人々は急いで舟を出し、彼の遺体が魚に食べられてしまわないよう、ちまきを川に撒き、太鼓を鳴らしながら探しました。
それが、現在の端午節の一大イベントであるドラゴンボートレースと、行事食のちまきの由来となっています。
端午節が開催される都市は?
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台湾の端午節といえば、ドラゴンボートレース!ドラゴンボートレースは、台湾各地の川がある公園で開催されます。2023年は、台北市の大佳河濱公園、新北市の微風運河水域、高雄の愛河、台南市の安億橋から承天橋の間など、さまざまな場所で行われました。
端午節の開催日時は?
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台湾の端午節は旧暦の5月5日に祝われます。2023年は6月22日、2024年は6月10日です。旧暦の日付は新月を基準にしていて、毎年日程が異なるので注意が必要です。
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端午節の見どころ・楽しみ方
https://www.flickr.com/photos/ait_taipei/34591069723
AIT Dragon boat team Taipei 2017 by American Institute in Taiwan is licensed under Public Domain Mark 1.0
端午節は、中華圏の人たちにとって重要な祝日です。端午節が近づくと、台湾も連休が始まったり、コンビニやデパートなどで行事食が販売されたりと、国全体がお祭りムードに包まれます。つづいては、端午節の見どころや楽しみ方をご紹介!
迫力満点!ドラゴンボートレース
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台湾の端午節の一番の見どころはドラゴンボートレース!全長50〜100フィートの舟に漕ぎ手と太鼓の叩き手が一緒に乗り込み、ボートを漕ぐスピードを競う競技です。無病息災を願う風習として、台湾各地の川辺の公園にて行われます。
台湾国内にくわえて、海外からも多くの人が集まる端午節の一大イベント。ドラゴンの形をした華やかなボートも見どころですよ!
もちもちのちまきを食べる
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端午節の代表的な行事食に、ちまきがあります。台湾では、屈原の死を悼んだ人々が川にちまきを投げたという歴史に由来し、端午節にちまきを食べるようになりました。ちまきの具材はさまざまで、お肉や棗、しいたけ、きのこ、卵の黄身など、地域やお店によっても異なります。
端午節が近づくとコンビニやデパートなどでも販売されるようになるので、ぜひ一度味わってみてくださいね!
幸運を祈る風習
端午立蛋!by chia ying Yang is licensed under CC BY 2.0
立蛋(リーダン)は正午に卵を立てて良い運を祈る、端午節の伝統的なイベントです。端午節の正午は陰陽で陽気がもっとも強くなると言い伝えられていて、その瞬間に卵を立てることができれば、来年1年間を幸せに過ごせるといわれています。端午節に台湾を訪れる際には、チャレンジしてみるのもいいですね!
端午節の参加方法は?予約は必要?
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台湾の端午節は、特定の場所への入場料を支払ったり、事前に予約をしたりする必要はありません。たとえば、ちまきを楽しむために地元の店舗を訪れたり、ドラゴンボートレースを見学するために開催地に出向いたりして楽しむことができます。
街中でさまざまなイベントや催し物が行われ、台湾全体がお祭りムードに包まれるので、個人の好みに合わせて気軽に楽しめるのがうれしいポイントです。
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ
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オプショナルツアーへの参加もおすすめ!ホテルからドラゴンボートレースの開催地への送迎が含まれるツアーや、実際にドラゴンボートレースに参加できるツアー、行事食のちまきを包む体験や市場散策ができるツアーなど、さまざまな体験や観光地へのアクセスがセットになったものがたくさんあります。
日本語でのガイドがついているツアーもあるので、海外旅行初心者にも安心して楽しめますよ。台湾の端午節をより満喫するために、オプショナルツアーを上手に活用してみてくださいね。
開催地へのアクセス・行き方
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ドラゴンボートレースはさまざまな場所で開催されているため、アクセス方法もさまざまです。当日シャトルバスが運行される開催地もあります。
2023年は、台北市の大佳川辺公園、新北市の微風運河水域、高雄の愛河、台南市の安億橋から承天橋の間など、さまざまな場所で行われました。
ここでは、台北市の中心駅である台北駅から、メイン会場となっている大佳川辺公園までのアクセスをご紹介します。
最も一般的な移動は電車
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台北駅から大佳川辺公園までは、電車で行くのが便利です。ドラゴンボートレースの開催日は、MRTの圓山駅から大佳川辺公園までシャトルバスが運行しているので、利用すると良いでしょう。
台北駅から圓山駅までは、MRT淡水信義線に乗って淡水方面に4駅、料金は20ニュー台湾ドル(約93円)でアクセスすることができます。電車は本数が多く、乗車と降車の駅が分かりやすいので、台湾に初めて訪れる人にもおすすめです。
安く到着したいならバス
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台北駅からバスで大佳川辺公園へ行く場合、延平一駅(長安)というバス停から乗車し、九号水門で下車するのが最短ルートです。料金は15ニュー台湾ドル(約70円)と、1番安く到着できる移動手段ではありますが、台湾のバスは手を上げて止めたり、降りるバス停の名前を聞きとるのが難しかったりと、難易度が高いという一面もあります。台湾らしい体験をしたいという方にはおすすめです。
自由度を高くするならタクシー
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台北駅からタクシーで大佳川辺公園へ行く場合、約15分ほどで到着できます。電車やバスと比べて料金はかかりますが、台湾のタクシーは日本同様に初乗りや加算、深夜などの料金が決まっていて、比較的料金が安いのが特徴です。
支払いの際におつりがないこともあるので、細かい現金かクレジットカードを用意しておきましょう。自由度が高く、柔軟に移動できるのが魅力的!
端午節における注意点
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端午節の時期に台湾を訪れる場合、いくつか注意するべきことがあります。期間中は休業する店が増えるため、行きたい場所を訪れる前にあらかじめ確認するようにしましょう。ドラゴンボートレースなどのイベントでは、国内外からたくさんの人が集まるので、盗難やスリに気を付けることも重要です。
また、端午節にはいくつかのタブーがあります。特に注意するべきなのは、ちまきの紐の扱いです。綺麗に包装された粽子を人に贈ることは、台湾の葬儀で行われる行為と類似していて、タブーとされています。
端午節の期間中、だれかにちまきを贈る際には紐を切るなどの配慮が必要です。現地の伝統的な習慣を尊重し、楽しい端午節を過ごしてくださいね。
端午節を満喫しよう
この記事では、端午節に関する見どころや歴史、参加方法、アクセスなどを紹介しました。台湾の人たちにとって重要なイベントである端午節は、旅行者も楽しむことができる魅力的なお祭りです。街中のお祭りムードや伝統的なイベントなど、台湾らしい雰囲気を存分に楽しめます。
ぜひ紹介した情報を参考に、端午節を満喫してみてくださいね!
端午節の基本情報
住所:大佳川辺公園
No. 5號, Binjiang St, Zhongshan District, Taipei City, 台湾 104
開催日:毎年旧暦の5月5日
アクセス: MRT台北駅から車で約15分
参加料金:なし
※2023年9月18日のレート、1ニュー台湾ドル=4.64円で計算
公式SNS:https://www.facebook.com/DragonboatTaipei/
※記事内の金額は2023年9月18日のレート、1ニュー台湾ドル=4.64円で計算しています
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