エフェソス遺跡はトルコにある世界遺産!見どころやアクセスなどを解説
トルコを代表する観光スポット・エフェソス遺跡。世界でも最大規模を誇る古代都市で、ユネスコの世界遺産に登録されています。 この記事では、エフェソス遺跡の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひエフェソス遺跡へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね。
トルコを代表する観光スポット・エフェソス遺跡。世界でも最大規模を誇る古代都市で、ユネスコの世界遺産に登録されています。
この記事では、エフェソス遺跡の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひエフェソス遺跡へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね。
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エフェソス遺跡の基本情報
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年間約150万人以上の観光客が訪れるエフェソス遺跡。世界七不思議の遺産のひとつが、この遺跡にあります。そんな謎めいた魅力あふれる、エフェソス遺跡の特徴や歴史などの基本情報を解説します。
エフェソス遺跡は世界遺産の古代都市
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エフェソス遺跡は、エーゲ海沿いのトルコ第3の都市・イズミルにある世界遺産。世界でも最大規模を誇る古代都市のひとつであり、トルコを代表する人気観光地です。
ヘレニズム文明とローマ文明の高度な都市化、建築、宗教史のシンボルとされる、貴重な遺跡が見られます。どの遺跡も保存状態が良く、まるで古代文明にタイムスリップしたような気分を味わえますよ。
ローマ帝国時代の壮大な記念碑であるケルスス図書館や大劇場など、見どころたくさんのエフェソス遺跡。世界の七不思議として知られている、アルテミス神殿の一部も見ることができますよ。
エフェソス遺跡の歴史
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エフェソス遺跡は、紀元前7000年からの壮大な歴史を誇ります。かつては政治と商業の中心地として栄え、先史時代からオスマン帝国時代までは人々が居住する都市として機能しました。科学、文化、芸術においても重要な役割を果たし、古代世界の中で最も重要な大都市のひとつとして繁栄しました。
アジアとヨーロッパをつなぐ主要な玄関口でもあり、ローマ帝国時代に最盛期を迎えます。都市には教養と富を持つ人々が生活し、建物には美しい装飾がほどこされました。その痕跡は今でもくっきりと残り、訪れる人はその歴史を鮮明に辿ることができます。
エフェソス遺跡は発見から約125年以上経っていますが、現在も発掘が進められており、まだまだ知らない謎が秘められています。
エフェソス遺跡のあるイズミルってどんな街?
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イズミルはトルコ西部エーゲ海地方に位置し、イスタンブールやアンカラに次ぐトルコ第3の都市です。エーゲ海の向こう側にはギリシャが臨み、かつては古代文明の歴史の舞台としても発展を遂げてきました。
エフェソス遺跡のほかにも、ベルガマなどの古代遺跡や歴史的な建築、モスクなどが点在するため、街全体が世界遺産といっても過言ではないでしょう。さらに比較的一年中おだやかな気候で、ビーチなどもあることから、リゾート地としても観光客に人気です。
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エフェソス遺跡の見どころ
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エフェソス遺跡には、とにかく見どころがたくさん!世界的にも有名な遺産からディープな見どころまで、その数は約46カ所以上。なので、効率良く観光したい人はツアーなどを利用するのもおすすめです。
ここではエフェソス遺跡で外せない人気のスポットの見どころをまとめたので、訪れる際の参考にしてくださいね。
エフェソス遺跡のシンボル!ケルスス図書館
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ケルスス(セルシウス)図書館は、エフェソス遺跡で最も人気のスポット。現存する部品を慎重に復元し、当時の姿に近い状態を保っています。
建物の特徴は2階建ての壁面で、古代ギリシャ様式の柱頭を持つ支柱と9段の足場が印象的。内部は10.92メートル×16.7メートルで、そのスケールの大きさに圧倒されるでしょう。美しい装飾の大理石で覆われ、当時は1万2000冊以上の本が保管されていたのだとか。図書館内には彫像が立ち、知識、学識、聡明さ、高潔さを象徴しています。
さらに建物の下にはケルスス図書館を建設したアクイラの父・セルシウスの棺が保管されています。壁にはエロス、ニケ、花冠、ばらの花飾りの浮き彫り装飾が見られ、かつての偉人の歴史に浸れますよ。
当時の趣がそのまま残された音楽堂
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音楽堂は、オデオンとも呼ばれる小劇場。その建築様式の美しさと保存状態の良さは、まるで古代の音楽や演劇の音響が聴こえてきそうなほど。
約1,500席の座席を備える音楽堂では、当時は演劇やコンサートが開催されていました。発掘調査によれば、元々は有名な一族出身のパブリウス・ベディウス・アントニウスと妻フラビア・パピアーナによって建てられた会議堂で、後に音楽堂へと発展したそうです。
この建物は聴衆席、半円形舞台、舞台の3つの部分から構成されており、聴衆席は職人技で作られた大理石の座席が特徴です。実際に座ると、当時の高度な技術に驚くことでしょう。
世界七不思議のひとつ!アルテミス神殿
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アルテミス神殿はギザの大ピラミッドなどと並ぶ、世界七不思議のひとつにも選ばれているかつての巨大な神殿。現在は1本の柱のみが残っており、その謎は今でも全て解き明かされていません。
古代ギリシャ建築様式のひとつ、イオニア建築の最高傑作とされるアルテミス神殿。神殿内に祭られたアルテミスの女神は、古代アナトリアの支配者たちから広く崇拝されました。
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古代ギリシャの有名なパルテノン神殿をも上回る大きさを持ち、建築技術の限界に挑戦したと言われています。
歴史的に何度も破壊と再建を繰り返し、かつては20メートルの高さを誇る127本の円柱で構成され、全体の大きさは200メートル×425メートルにも及んだそう。しかし、狂人ヘラストラトスの放火によって焼失してしまいました。
現地で実際に見れるのは柱のみとなりますが、アルテミス神殿の歴史と壮大なスケールにロマンを感じることでしょう。
エフェソス遺跡観光に最適なシーズンは?
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美しい建築様式の遺産や世界七不思議の神殿など、見どころたっぷりのエフェソス遺跡。快適に観光できるベストシーズンや、比較的観光客の少ない穴場のシーズンを詳しくご紹介します。
ベストシーズンは快適に過ごせる6月中旬〜9月中旬
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エフェソス遺跡を訪れるベストシーズンは、6月中旬〜9月中旬です。日本とは真逆で夏は降水量が少なく、気温は平均33度と高いものの、カラッとしたおだやかな気候です。
遺跡を散策する場合には、涼しい服装と十分な水分補給を心掛ければ快適に遺跡巡りができますよ。冷たい湿布や、ネッククーラーなどの便利グッズも上手に利用しましょう。
7月から8月にかけては気温がピークとなるため、出来るだけ暑さを避けたい人は、ベストシーズンの始めや終わり頃に訪れると良いでしょう。
観光客が少ない時期を狙うなら12月と1月
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エフェソス遺跡のオフシーズンは、12月と1月です。この時期は降水量が他の時期に比べて多く、風も強いです。ただし平均最低気温は6度とそれほど低くはないので、雨や寒さ対策を十分にすれば、穴場のシーズンとも言えるでしょう。フード付きのウインドブレーカーや防水靴を持参するのがおすすめです。
オフシーズンならではの静けさで、よりミステリアスなエフェソスの魅力を満喫できるかもしれません。
エフェソス遺跡の見学方法は?予約は必要?
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エフェソス遺跡を見学するにはどのような方法があるのでしょうか。チケットの料金や事前予約についてなど、詳しくご紹介します。
入場にはチケットの購入が必要!
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エフェソス遺跡の入場には、チケットの購入が必要です。エフェソス遺跡入り口のチケット売り場で購入しましょう。入場料は400トルコリラ(約2,370円・2023年6月現在)で、チケット売り場の閉場時間は19:00となります。(時期によって変更する場合があります。)
事前予約は必要?
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チケットの事前予約は必ずしも必要ではありませんが、チケット売り場が混雑する場合もあるので、事前にオンラインで購入しておくのがおすすめ。公式サイトでは、通常価格と同じ価格で購入できます。
またオンラインでは、近隣のエフェソス博物館や聖ペテロ大聖堂などがセットになったチケットや、エーゲ海地方の名所を周遊できるチケットなど、さまざまなお得なチケットもあるので、チェックしてみてくださいね。
エフェソス遺跡の見学所要時間
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エフェソス遺跡は、広い敷地内の中に見どころが点在しているため、最低でも2時間は見ておきましょう。
今回紹介した見どころを中心に見学するなら2〜3時間、その他のスポットや細かい装飾など、じっくりと鑑賞する場合は3〜4時間ほど確保しておくのがおすすめです。
効率的に観光するならツアーの参加がおすすめ
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エフェソス遺跡を効率的に観光するなら、ツアーの利用もおすすめです。好みや予定に合わせたツアーを選びましょう!
現地のツアーでは、日本語対応のガイドと一緒に周遊するオプションも。エフェソス遺跡の人気スポットを巡りながら、その歴史をより深く知ることができますよ。
トルコ国内を周遊する人は、イスタンブールなどの各都市からの日帰りツアーも便利です。慣れない海外での国内線の手配なども全ておまかせできるので、安心できますね。
エフェソス遺跡へのアクセス・行き方
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エフェソス遺跡観光の拠点は、イズミルのセルチュクという小さな町。まずはイズミル中心地からセルチュクまで電車で移動、さらにセルチュクからバスや徒歩、タクシーなどでエフェソス遺跡へ行く方法が一般的です。
ここでは、イズミルからセルチュクへの移動、そしてセルチュクからエフェソス遺跡への移動を詳しくご紹介します。
イズミルからセルチュクまでは電車が簡単
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イズミルからセルチュクまでの移動は、電車が簡単です。駅はイズミルの中心地にあるのでわかりやすく、初めて訪れる人でも安心ですよ。
バスマーネ駅からデニズリ行きの電車に乗って、セルチュク駅で下車しましょう。乗車時間は約1時間30分。また、1日の運行数は約6本と少ないため、利用する際は運行時間を事前に確認しておくと良いでしょう。
セルチュクからエフェソス遺跡の移動はミニバスが便利
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※画像はイメージです
イズミルからセルチュクに到着したら、乗り換えをします。
セルチュクからエフェソス遺跡までの移動で1番メジャーなのが、ミニバス。ミニバスは、セルチュクのバスターミナルから随時出発しており、約10分程でエフェソス遺跡に着くので便利です。
ミニバスはエフェソス遺跡の北ゲートに到着します。帰りも同じ場所からの乗車となるので、場所を覚えておくと良いでしょう。
費用を節約するなら徒歩でもアクセス可能!
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セルチュクからエフェソス遺跡まで徒歩で約30分ほど。平坦な大通りなので、体力に自信のある人なら、徒歩でも行ける距離です。費用の節約にもなるので、観光の予算を抑えたい人におすすめ。
ただし道中には何もないので、夏場は水分補給や暑さ対策を十分に準備してから向かいましょう。
最短で向かいたいならタクシー
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セルチュクからエフェソス遺跡まで出来るだけ早く向かいたい人は、タクシーがおすすめ。駅を出てすぐの場所にタクシー乗り場があります。よりスムーズに乗車したい場合は、事前にアプリでタクシーを手配しておくと良いでしょう。
ただし金額はほかの移動手段と比べると割高なので、観光の予算と相談してくださいね。
エフェソス遺跡観光における注意点
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エフェソス遺跡はトルコ国内のほかの人気観光地と同様、毎日世界中から訪れる観光客でにぎわいます。とくに混雑する時間帯や事前に注意しておくと良いことなど、知っておくと得する情報をご紹介します。
混雑を避けるなら遅い時間帯に訪れる
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エフェソス遺跡は昼間は世界中から団体観光客が訪れるため、混雑することがあります。なので、混雑を避ける場合は、午後の時間帯の出来るだけ遅い時間帯がおすすめです。12時〜13時のランチの時間帯も穴場になることがあります。
混雑を避けるだけではなく、夕暮れ時のミステリアスな雰囲気の遺跡を楽しむこともできるので、一石二鳥ですよ。
お手洗いを済ませておく
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エフェソス遺跡の敷地内のトイレは、1カ所のみとなります。トイレはミニバスを降りた北ゲートのみの設置となっているため、入場の際に必ず済ませておくようにしましょう。
夏は日差し対策を念入りに!
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エフェソス遺跡は、地面や建物は大理石でできているため、夏場はじりじりと照りつけるような暑さに。水分補給や暑さ対策を十分にして観光しましょう。さらに日差しを遮る木陰や屋根などもないため、日焼け止めや帽子、サングラスは必須です。
計画を立ててエフェソス遺跡の観光を満喫しよう!
この記事では、エフェソス遺跡の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。エフェソス遺跡は、その謎めいた歴史を知ってから見学すると、より深く楽しめますよ。夏場は暑さ対策も必須です。
ぜひ紹介した情報を参考に、十分に計画や準備をして、エフェソス遺跡の観光を満喫してみてくださいね!
エフェソス遺跡(Efes)の基本情報
住所:Efes Harabeleri, 35920 Selçuk/İzmir
電話:+90 02328926010
営業時間:8:00~20:00(チケット売り場は19:00まで)
休業日:無休
アクセス: セルチュクからミニバスで約10分、 セルチュクから徒歩で約30分
料金:400トルコリラ(約2,370円)
※2023年6月15日のレート、1トルコリラ=5.94円で計算
公式サイト:https://muze.gov.tr/muze-detay?DistId=EFS&SectionId=EFS01
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