公用語
ドバイの公用語はアラビア語です。一方で、多国籍な住民が集まる都市であるため、英語も広く浸透しています。ビジネスや観光、日常会話の多くが英語で成り立っているため、旅行で訪れる際も安心して過ごしやすい環境です。
宗教
ドバイではイスラム教が国の宗教として根づいており、生活のさまざまな場面に信仰が息づいています。モスクの礼拝時間に合わせてアザーンが響き渡り、ラマダンの時期には日中の飲食を控える習慣が街全体に広がります。一方で、外国人の居住者も多く、キリスト教やヒンドゥー教など他宗教も浸透しているのが特徴です。
通貨
ドバイで使用されている通貨は「ディルハム(AED)」で、補助単位はフィルスです。紙幣や硬貨にはアラビア語と英語の表記があり、旅行者にも分かりやすい仕様となっています。現地では現金のほか、クレジットカードの利用も一般的で、大型モールやホテルだけでなく、タクシーやカフェでも広く使われています。
クレジットカード、キャッシュレス決済
ドバイではクレジットカードやキャッシュレス決済が広く普及しており、現金を使う場面は限られています。ショッピングモールやレストランはもちろん、タクシーや観光施設などでも主要ブランドのカードが問題なく使えます。また、Apple PayやGoogle Payといったスマートフォンによる非接触型決済にも対応している店舗が多く、支払いがスムーズに行える環境です。
費用
ドバイへの旅行費用は、3泊5日で1人あたりおおよそ18万〜28万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:100,000円〜
宿泊費:20,000円〜
現地交通費:5,000円〜
食費:20,000円〜
観光費:8,000円〜
雑費:6,000円〜
ドバイは高級志向のイメージがありますが、選ぶエリアや施設によって費用に大きな幅があります。5つ星ホテルや高級レストランは割高ですが、地下鉄やフードコート、ローカルの食堂を活用すればコストを抑えることも可能です。
ビザ
日本のパスポートを所持している場合、ドバイを含むアラブ首長国連邦への観光目的の渡航であれば、事前のビザ取得は不要です。入国時に空港で無料のビザが発給され、最長30日間の滞在が認められます。延長を希望する場合は、現地の入国管理局で手続きが必要となります。ビザの条件や滞在期間は変更される可能性もあるため、渡航前に最新情報を確認しておくようにしましょう。
日本との時差
ドバイと日本の時差は5時間で、日本のほうが進んでいます。たとえば日本が15:00のとき、ドバイは10:00です。ドバイではサマータイムが導入されていないため、年間を通じて時差は変わりません。
気候
ドバイは一年を通して晴天の日が多く、乾燥した砂漠気候が特徴です。夏季は特に気温が高く、日中は40℃を超える日も珍しくありません。一方、11月〜3月にかけての冬季は過ごしやすく、日中の気温は20〜30℃前後に落ち着きます。雨はほとんど降らず、湿度も比較的低いため、観光がしやすい期間と言えるでしょう。
服装
ドバイでは高温の気候が続くため、通気性の良い薄手の服装が基本ですが、公共の場では肌の露出を控えると安心です。ショッピングモールやレストランなどでは冷房が強めに効いているため、羽織ものがあると便利です。また、モスクを訪れる際は、男女ともに腕や脚を覆う服装が求められ、女性はスカーフで頭を覆う必要があります。観光客にも敬意ある身だしなみが求められるため、過度にカジュアルな服装は避けるようにしましょう。
旅行のベストシーズン
ドバイ旅行のベストシーズンは、10月〜4月です。この期間は日中の気温が20〜30℃前後と過ごしやすく、屋外での観光やビーチアクティビティにも最適です。乾燥した空気と晴天に恵まれる日が多く、砂漠ツアーや市内散策も快適に楽しめます。一方、4月以降は気温が急上昇し、特に夏場は40℃を超える日が続くため、屋内施設を中心に回る旅程が大切です。気候を考慮して訪れる時期を選ぶことが、快適な滞在の鍵となります。
治安
ドバイは中東の中でも治安が安定している都市として知られています。街中には監視カメラが多く設置され、犯罪の抑止力となっているほか、警察の対応も迅速で信頼されています。また、スリや置き引きなどの軽犯罪も少ない傾向にありますが、人混みの中や夜間の移動では基本的な注意を払うことが大切です。法律や宗教への理解を持ち、節度ある行動を心がけるようにしましょう。
物価
ドバイは華やかなイメージにふさわしく、物価も全体的に高めです。観光地や高級モールでは、コーヒー1杯に1,000円近くかかることも珍しくなく、外食も日本より割高に感じられることが多いです。一方で、ローカルの食堂やスーパーを利用すれば、比較的リーズナブルな価格で食事や生活用品を手に入れることも可能です。高層ビル群やリゾートホテルなど、贅沢な体験を求めるほど出費が増える構造になっているため、滞在スタイルによって予算を変更するのがいいでしょう。
交通手段
ドバイ市内の移動手段は充実しており、快適に移動できます。主要な交通機関としてドバイメトロ、路線バス、タクシーのほか、トラムや水上バスなどもあります。特にメトロは清潔でわかりやすく、観光名所やショッピングモールへのアクセスにも便利です。タクシーは比較的リーズナブルで24時間利用可能なうえ、配車アプリも広く普及しています。目的地や予算に応じて選択肢が多いため、スムーズな移動が可能な都市といえるでしょう。
空港から市街地へのアクセス方法
ドバイ国際空港から市街地への移動は、アクセスの選択肢が豊富でスムーズです。最も一般的なのはドバイメトロで、空港内の駅から乗車すれば、ダウンタウンやビジネス地区まで気軽に移動できます。また、タクシーも24時間利用可能で、清潔かつ料金も比較的明瞭なため、荷物が多い場合や深夜の到着時にも安心です。他にもUberやCareemといった配車アプリもおすすめで、目的地までの移動がより柔軟になります。
インターネット
ドバイではインターネット環境が整っており、滞在中も快適に通信が可能です。多くの場所で無料Wi-Fiが提供されており、観光中の調べものや連絡にも困りません。ただし、一部の通信アプリや通話機能が制限されている場合もあるため、現地で使用できるアプリを事前に確認しておくと安心です。他にも、地方や一部エリアではインターネットに接続できない場合もあるので、プリペイドSIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiを活用するのがおすすめです。
電源プラグ
ドバイで使用されている電源プラグの形状は「BFタイプ」です。電圧は220〜240ボルト、周波数は50ヘルツとなっており、日本の電化製品を使用する際には変換プラグや変圧器が必要になります。スマートフォンやカメラの充電などは、対応電圧かどうかを確認すれば問題なく使えるケースが多いですが、ドライヤーなどの高出力機器は変圧器が必要になる場合もあります。
飲水
ドバイの水道水は国の管理基準により飲用可能とされていますが、現地では多くの人がミネラルウォーターを利用しています。水道水は主に海水の淡水化によって供給されており、衛生面では問題ないものの、硬水であるため日本人はお腹を壊す可能性があります。市販のボトルウォーターを利用するのが安心です。
トイレ
ドバイのトイレは洋式が主流で、清潔に保たれている施設が多く、観光客でも快適に利用できます。ほとんどの場所ではトイレットペーパーが備え付けられていますが、イスラム文化に基づき、ウォーターホース(ハンドシャワー)が併設されているのが一般的です。トイレットペーパーはそのまま流せる場所もありますが、一部の施設では配管の関係から備え付けのゴミ箱に捨てるよう案内されている場合もあります。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。