ソンクラーンは本場タイの水かけ祭り!歴史や楽しみ方などを解説
タイ全土で行われる代表的なお祭り・ソンクラーン。 この記事では、ソンクラーンでにぎわう都市や楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひソンクラーンに参加する前に情報をチェックして、お祭りを楽しんでくださいね!
タイを代表するお祭り・ソンクラーン。旧正月である4月に毎年行われる伝統的な水かけ祭りで、タイ全土で開催されています。
この記事では、ソンクラーンでにぎわう都市や楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひソンクラーンに参加する前に情報をチェックして、お祭りを楽しんでくださいね!
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ソンクラーンの基本情報
Songkran Festival at the Thai Buddhist temple in Penang by Jan is licensed under CC BY-SA 2.0
タイを代表する国民的なお祭り・ソンクラーン。まずはじめに、ソンクラーンの歴史や目的、祭りの意味などの基本情報を解説します。
ソンクラーンとは?歴史や意味を解説
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ソンクラーンとは、古代インドの言語で「移動する」という意味をもち、太陽が1年の周期を終えて、新たな年がスタートすることから由来しています。
そのためソンクラーンは、タイの新年を祝う伝統的な祭りとして、もともとは仏像や仏塔に清水をかけることで新しい1年の邪気を払い、新年をお祝いする儀式として行われていました。相手へ敬意を表すという意味合いとしても、両親や目上の人の手に水をかけるという風習があります。
ソンクラーンは旧正月に開催されるため、多くの人々は故郷に帰省し、家族や友人と過ごします。それも重なり、近年では若者を中心に、両親や目上の人を問わずみんなで邪気を追い払おうという風習に変わり、全身に水を掛け合うようになったのです。
ソンクラーンが開催される都市は?
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ソンクラーンは、旧正月の伝統的な祭りのため、タイ全土で開催されます。地域によってさまざまな楽しみ方があるのが特徴的です。
- バンコク
- チェンマイ
- プーケット
- パタヤ
特にこの4つの地域は、観光客が多く訪れる都市でもあるため、毎年盛大な盛り上がりを見せています。ソンクラーンに参加してみたいという方は、盛り上がる都市を選んで参加するのがおすすめですよ。
ソンクラーンの開催日時は?
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ソンクラーンは、毎年4月13日〜15日の3日間のタイの祝日に開催されます。ただし、地域によってはこの祝日の前後の時期に行われる場所もあるので、参加したい地域がある場合は、事前に開催時期を調べておくのがおすすめです!
開催時間の指定はなく、場所によっては朝から夜まで水掛け祭りが行われていることも。また、時間帯によっては大通りが通行止めとなり、歩行者天国の状態で水かけ祭りが開催されるエリアもあります。
ソンクラーンのシーズンに合わせて、国内外から参加する観光客も多く、盛り上がるエリア周辺はホテルが混み合います。参加をする予定の方は、スケジュールやホテルを事前に調べて予約しておくのがおすすめです!
ソンクラーンはどのように楽しむ?
ソンクラーンの楽しみ方は、参加する都市によってさまざまなスタイルがあるものの、参加者同士で水鉄砲やバケツを使って水を掛け合って楽しむのが一般的です。
町中に給水スポットが設けられており、ホースを持参して放水する人や、乗合バスのソンテウに乗りながら水を掛け合うなど、参加方法も自由自在。
またエリアによっては、音楽フェスやコンテスト、伝統パレード、さらにはバブルマシンを使った泡の噴射などで盛り上がる場所もあるので、気になるエリアがあればぜひ調べて参加してみてくださいね!
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ソンクラーンの見どころ!都市別の楽しみ方
タイ全土で開催されるソンクラーンは、地域によってさまざまな盛り上がりを見せています。
観光地としても人気のバンコク、チェンマイ、パタヤ、プーケットの、ソンクラーンの見どころや楽しみ方をご紹介します。
水かけ祭りの本場バンコク
Songkran by helmi099 is licensed under CC BY-SA 2.0
最も観光客でにぎわうタイの首都バンコクでは、エリアによってさまざまなイベントが開催されています。日中は、道路が通行止めで歩行者天国となる場所もあり、その時間帯は自由に大通りを歩き回りながら、水を掛け合って楽しむことができますよ。特におすすめのエリアはこちらです。
- シーロム通り:数千人規模の参加者が集まり、バケツや水鉄砲で水を掛け合う
- チャオプラヤ川沿い:ボートレースなどの水上イベントが開催される
- カオサンロード:屋台が立ち並んでおり、クラブミュージックで盛り上がる
観光客が中心となって盛り上がるエリアが多いのが、バンコクのソンクラーンの魅力のひとつです。街を練り歩きながら水の掛け合いを楽しみたい方には特におすすめですよ!
水かけコンサートでにぎわうパタヤ
Amazing Songkran 2017 by Johan Fantenberg is licensed under CC BY 2.0
海沿いの都市として有名なパタヤのソンクラーンは、他の都市よりも開催期間が長いのが特徴です。例年は、ソンクラーンの3日間を含め7日間ほど開催。最終日にはメインストリートが歩行者天国となり、盛大な盛り上がりを見せます。
- ビーチロード:パタヤのメインストリートで、音楽やコンサートも開催
- セントラルフェスティバル:大規模の野外ステージで水の大放出が楽しめる
またパタヤでは、ステージが設けられるエリアに参加者が集中するため、普通の道路の混雑はひどくなく、他の都市よりも移動しやすいのも見どころです!
伝統的行事が行われるチェンマイ
wat buddha thai new year (15) by Jeff is licensed under CC BY-SA 2.0
自然と歴史が調和する美しい古都チェンマイのソンクラーンは、バンコクと並ぶほど人気の開催都市です。チェンマイでは、ソンクラーンはサリー・ピーマイ・ムアンとも呼ばれています。特におすすめの場所はこちらです。
- 旧市街:旧市街地を取り囲むお堀周辺を、練り歩きながら水掛けが楽しめる
- ターペー門:名物コンテストや音楽イベントが開催される
- チェンマイ門:砂を使った仏塔作りや、伝統的なイベントが開催される
チェンマイは、古都ならではの伝統的な風習と現代の楽しみ方が融合した祭りとなっています。各寺院では托鉢の僧侶に食べ物を献上するなど、従来の伝統的なソンクラーンの雰囲気を感じられますよ。
チェンマイのソンクラーンは、古き風習の祭りの雰囲気を楽しみたい方にぴったりです!
絶景の中でソンクラーンを満喫!プーケット
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タイ屈指のビーチリゾートとして有名なプーケットのソンクラーンは、絶景のロケーションとともに水かけ祭りを楽しめるのが特徴です。特におすすめのエリアはこちら。
- パトンビーチ:ビーチ沿いの道路が歩行者天国となり、水掛けを楽しめる
- バングラー通り:夜になると最もにぎわう繁華街で、バーやクラブが立ちんでいる水かけ祭りの激戦区
- タラン通り:オールダウンと言われ歴史あふれる建物が多く、地元の人でにぎわう
海辺のリゾート感あふれる雰囲気と、ソンクラーンならではの伝統的な祭りの融合はプーケットならではの魅力です。ソンクラーンを楽しみつつ、リゾート気分も味わいたい人におすすめですよ!
ソンクラーンの参加方法は?予約は必要?
Fire at will | Taste of Songkran | Hatyai Songkran 2016 by John Ragai is licensed under CC BY 2.0
ソンクラーンは、タイ全土で行われる伝統的な祭りなので、参加費は必要ありません。ここからは、ソンクラーンの参加方法や混雑時間について説明します。
入場にチケットは不要!
Songkran by Hanumann is licensed under CC BY 2.0
ソンクラーンは、屋外に一歩出れば町中の至るところで行われている祭りなので、誰でも自由に参加できます。
観光客が多く集まるエリアでは、さまざまな場所で給水スポットがあり、街を練り歩きながら水の掛け合いを楽しめますよ。また住宅エリアに行っても、家族ぐるみで家の前で道ゆく歩行者と水をかけ合うなど、子どもからお年寄りまで自由に楽しんでいます。
そのため、ソンクラーンに参加したい方は、盛り上がるエリアに移動して地元の人と一緒に楽しめますよ!
ソンクラーンの混雑時間は?
ソンクラーンがもっとも盛り上がる時間は、太陽が高く昇る昼前〜夕方にかけてです。この時間帯はさまざまな場所から参加者が集まり最も盛り上がるため、人気のエリアでは思うように前に進めないほど人が溢れかえるほどの混雑状態に。
ソンクラーンの時期にタイに行く場合、この時間帯は通行止めや渋滞が多発するので、午前中までには移動をしておくのがおすすめです!
ソンクラーンへのアクセス・行き方
On-coming splash | Hatyai Songkran 2016 by John Ragai is licensed under CC BY 2.0
各地で盛り上がるソンクラーン。今回は人気の開催都市であるバンコク、パタヤ、チェンマイ、プーケットへの一般的なアクセス方法と盛り上がるエリアまでの行き方をそれぞれご紹介します。
バンコク・シーロム通りへの行き方
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スワンナプーム国際空港からバンコク市内へは、バスやタクシーで約50分です。
バンコク市内でソンクラーンが盛り上がるエリアのひとつであるシーロム通り。スワンナプーム国際空港から電車に乗って直接行くことができ、最寄駅はBTSシーロム駅から徒歩5分ほどの場所です。
バンコク市内はBTS(高架鉄道)や地下鉄などの交通網が発達しているので、ソンクラーン開催時はさまざまなエリアに行って楽しむのもおすすめ!タクシーやバイクタクシー、トゥクトゥクでの移動は、渋滞になる可能性があったり、水をかけられたりすることもあるため、避けた方がよさそうです。
パタヤ・ビーチロードへの行き方
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スワンナプーム国際空港からパタヤ市内へは、車やバスで約2時間です。
パタヤ市内でバソンクラーンが盛り上がるエリアの一つであるビーチロード。パタヤは電車が通っていないため、ソンテウと呼ばれる乗合タクシーで移動するのがおすすめです。目的地であるビーチロードと伝えれば、そのまま目的地まで連れて行ってくれます。
バンコク市内からパタヤへ向かう場合、旧正月で道が渋滞することも。バンコクからパタヤに日帰りで行く場合は、朝方の早めの時間に移動するのがおすすめですよ。
チェンマイ・旧市街への行き方
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※写真はイメージです
スワンナプーム国際空港からチェンマイ市内へは、国内線の飛行機やバス、寝台列車で行くことができます。国内線の飛行機で行く場合、チェンマイまでは約1時間30分です。
チェンマイで盛り上がるソンクラーンのエリアのひとつが、旧市街。駅から車で行くと約10分ほどです。徒歩でも約30分ほどなので、ソンクラーン当日は、ターペー門まで練り歩きながら行くのも、おすすめです!
プーケット・パトンビーチへの行き方
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※写真はイメージです
スワンナプーム国際空港からプーケット市内へは、バンコク経由の国内線の飛行機に乗って約1時間20分です。
プーケットで盛り上がるソンクラーンのエリアのひとつが、パトンビーチ。空港から車で行くと約1時間ほどです。ミニバスで行くと安く行くことができるので、タクシーよりもおすすめです!ビーチでのんびりしながらソンクラーンに参戦しましょう!
ソンクラーンにおける注意点
ソンクラーンは、地元の人だけでなく世界中から参加者が集うタイ屈指の人気を誇る祭り。誰でも自由に参加できる一方で、全て自己管理となるため持ち物や服装には注意が必要です。
ここでは、ほかにも気をつけるべき注意点を紹介するので、しっかり準備を整えてからソンクラーンを楽しみましょう!
防水対策を事前に準備しておく
2012 Songkran 061 by Kazuhiro Nakamura is licensed under CC BY 2.0
ソンクラーンに参加する場合、事前に用意しておくと便利なグッズをご紹介します。開催されているエリアでも、屋台やお店でグッズが販売されていますが、定価よりかなり割高の価格で売られているため、事前に用意しておくと便利です。
- 水着
- 濡れてもいい服装
- 防水バッグ(完全防水できるジップロックがおすすめ)
- 水鉄砲などの遊び道具
- ゴーグル(盛り上がるエリアを訪れる場合)
- カッパ(荷物を持って移動する場合)
ソンクラーンの期間中は参加者同士だけでなく、通りかかるタクシーやバイクタクシーにも水がかかってきます。荷物をもって移動をする場合、濡れる可能性があるのでご注意ください。
混雑時などにはスリに気をつける
盛り上がるエリアに行くと、混雑する時間帯はなかなか前に進めないほど人で溢れ返ります。人同士の距離もとても近くなるため、スリや盗難に注意が必要です。
ソンクラーンに参加する場合は、必要最小限の荷物で行くといいでしょう。首にかけられる防水ケースの中に携帯や現金を入れておき、ケースは体の前に掛けて常に目の届く範囲で持ち歩くのがおすすめですよ!
服装に気をつける
ソンクラーンの期間中は、宿を一歩出ればいつ水がかけられてもおかしくありません。屋外に出る前に、水着を着てから濡れてもいい服装で出かけるのがおすすめです。
さらにホテルから離れた場所に行く場合は、帰る時に着替えがないと体調を壊したり、タクシーに乗れなくなったりしてしまう可能性もあるので、着替えをもって行くようにしましょう。
また、ソンクラーンの期間中に荷物を持って移動する場合も、濡れてもいい服装で出かけるのがおすすめです。
タイのお祭りソンクラーンを満喫しよう
この記事では、ソンクラーンに関する各エリアの見どころや歴史、参加方法、アクセスなどをご紹介しました。世界中の参加者が集まるタイ本場の水かけ祭りを最大限に楽しむために、ぜひ紹介した情報を参考にソンクラーンを満喫してみてくださいね!
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