【2024年最新】セブ島の治安は?治安が悪い危険な場所や注意点を解説
セブ島は観光や留学に人気のフィリピンの町ですが、治安が良くないエリアも存在します。今回はフィリピン在住者が、人気の観光地であるフィリピン・セブ島の治安について、夜の様子や治安の悪い場所など知っておきたい情報を紹介します。セブ島に旅行する時は参考にしてくださいね。
セブ島は観光や留学に人気のフィリピンの都市ですが、治安が良くないエリアも存在します。今回はフィリピン在住者が、人気の観光地であるフィリピン・セブ島の治安について、夜の様子や治安の悪い場所など知っておきたい情報を紹介します。セブ島に旅行する時は参考にしてくださいね。
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セブ島の治安に関する概要
セブ島は日本人を含めさまざまな国から観光客が訪れる人気の観光地。そのため、フィリピンの他の地域と比べると、比較的治安がいい地域です。しかし、観光客をターゲットにしたスリやひったくりなどの軽犯罪に巻き込まれることもあります。特に夜のセブ島の治安は悪い場所が多いので、ひとり行動は避けた方がいいでしょう。
外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。セブ島はレベル1になっており、フィリピンのミンダナオ地域やパラワン州南部よりは安全ですが、日本よりも犯罪に巻き込まれるリスクが高いので注意しながら観光しましょう。
セブ島で犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
連絡先 | 電話番号 |
---|---|
警察 | 166(セブ島市内) |
救急車 | 161(セブ島市内) |
消防署 | 160(セブ島市内) |
在セブ日本国総領事館 | 国内からかける場合:(032)231-7321、(032)231-7322 |
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セブ島で観光客が被害にあいやすい犯罪は?
セブ島では、観光客をねらったスリやひったくりなどの軽犯罪が多いです。また移動の際に利用するタクシーでのトラブルも見られます。フィリピン人の人懐っこい性格を悪用した犯罪にも注意が必要です。ここでは、セブ島で観光客が被害にあいやすい犯罪を紹介します。
①スリ・ひったくり
セブシティはスリのプロ集団も潜んでいると言われるほどスリが多発しています。特にフィリピンではiPhoneは高級なので、iPhoneをむやみに道で出すのは危険です。
また、セブシティにはたくさんのストリートチルドレンがおり、子どもを使った犯罪も多いのが現実です。数人の子どもたちが寄ってきてバッグに手を入れられ逃げられたり、子どもたちと話している間に他の子どもたちに貴重品をすられたりすることもあります。
②タクシーのぼったくり
セブ島では電車やバスなど公共の交通手段が整っていないため、観光客はタクシーを利用することも多いです。
セブ島のタクシー運転手の中には、観光客を狙いメーターを使わずに不当な運賃を請求してくる運転手や、メーターを細工し通常の値段より高い値段を請求してくる運転手がいます。移動する際は、配車アプリのGrabを利用したり、メーターを使っているかを事前に確認したりしましょう。
③トランプ詐欺
フィリピン人の人懐っこい人柄を悪用した犯罪のひとつがトランプ詐欺です。バーや繁華街、ショッピングモールで声をかけられ、会話が弾んだところで自宅に連れて行かれるのがトランプ詐欺の基本の流れ。
連れていかれた先ではトランプの賭けゲームに誘われます。誘ってきたフィリピン人とグループになり最初は勝つのですが、最後は負けてしまい、多額の支払いを請求されます。誘ってきた人も含め全員がグループで詐欺を働いているのです。
フィリピンでは賭博は違法のため、警察に行っても逆に、ギャンブルをしていた罪に問われてしまいます。フィリピン人の甘い誘いには注意しましょう。
④睡眠強盗
睡眠強盗も上記のトランプ詐欺と同様に、フィリピン人の友好的なアプローチに注意が必要なケースです。観光地やバー、レストランなどで声をかけられ、仲良くなり会話が弾んでいるあいだにお酒などの飲み物や食べ物に睡眠薬や麻酔薬を入れられます。
意識を失っているうちにスマートフォンや財布などの貴重品を盗まれてしまいます。クレジットカードだけを抜き取られ限度額いっぱいまで利用されるケースも。旅先での出会いは大切にしたいですが、初めて会う人には注意も必要です。
セブ島で治安が悪いとされる要注意エリア・スポット
ここでは、セブ島の中でも特に治安の悪さに注意が必要なエリアを紹介します。リゾートホテルが立ち並ぶマクタン島エリアは、ホテル以外の観光地があまり無いので犯罪に巻き込まれることも少ないですが、ショッピングスポットや観光地が多いセブシティでは注意が必要です。
①SMシティセブ付近は観光客を狙った犯罪が多発!
セブ島のショッピングスポットとして人気のSMシティセブ。セブシティにある大型のショッピングモールです。
ショッピングモールの中は比較的安全ですが、SMシティセブを一歩出ると、ストリートチルドレンやホームレスが多いので、注意しましょう。気付かないうちにうしろからカバンを開けられ、貴重品を盗まれるケースが多いです。できるだけカバンは前に持ち、買い物袋にも注意しましょう。
②夜の歓楽街、マンゴーストリート/コロンストリートも注意が必要!
マンゴーストリートはバーやクラブが多く集まるセブ島を代表する夜の繁華街で、コロンストリートはローカルの屋台でにぎわう場所。週末は観光客や留学生でにぎわいます。
しかし、物乞いやストリートチルドレン、売春婦が多く、治安も悪いエリアです。スリや女性を使った美人局、睡眠強盗に注意しましょう。夜の繁華街を味わいたい人は、数人で行動することをおすすめします。
③カルボンマーケットは気をつけながら観光しよう
セブシティの観光スポットであるサントニーニョ教会やセブ大聖堂などの近くにあるカルボンマーケット。ここはセブ庶民の台所とも言われており、食べ物や日用品、生活雑貨などいろいろなものが安く手に入ります。
カルボンマーケット周辺はローカルな雰囲気を味わえる場所ですが、観光客に限らずフィリピン人もスリや強盗の被害にあう確率の高い治安の悪い危険な場所です。日本人が訪れると目立ち、スリのターゲットにされる可能性が高いため、気をつけたいエリアです。
セブ島の夜の治安は?
観光客に人気のセブ島には、夜もにぎわう繁華街がいくつかあります。夜になるとスリやひったくりの犯罪が増えるので、より一層注意しましょう。特に、観光客や留学生に人気の夜の繁華街マンゴーストリートや、ローカルの屋台でにぎわうコロンストリートは、物乞いやストリートチルドレンが多く、スリの被害が多発しているので注意が必要です。
どんな場所でも夜のひとり歩きは危険なので避けましょう。ひったくりやスリだけでなく、睡眠薬強盗や女性を狙った性犯罪の危険もあります。夜のセブ島での観光や移動にはひとり歩きはせず、移動時は配車アプリのGrabを利用することをおすすめします。
子ども連れのセブ島は?危険?
家族旅行や親子留学など子ども連れの場合は、細心の注意が必要です。先ほども紹介した通り、スリや盗難などが多いので子どもに高価な荷物は持たせない、日本人だと分かるキャラクターグッズのおもちゃなどは持たせないなど、対策をするようにしましょう。夜に出歩かないのはもちろん、徒歩移動はなるべくひかえて、タクシーやホテルのシャトルバスを利用するのがおすすめです。
セブ島で被害にあわないための防犯対策
ここではセブ島で上記のような犯罪の被害にあわないための対策を紹介します。少しの注意で防ぐことができる犯罪も多いので、参考にしてくださいね。
①道を歩く時は最大限の注意を
スリとひったくりが多いセブ島では、路上や人ごみを歩く際に注意しましょう。貴重品は最低限にし、パスポートや大金はホテルの金庫に置いておく方がおすすめです。男性は後ろのポケットに財布やスマートフォンを入れることも多いと思いますが、セブ島ではすぐにすられてしまうのでカバンにしまいましょう。
先述のとおり、iPhoneはフィリピンでは高級品なので、歩きスマホはしないように。また、バッグは前に持つことを意識してくださいね。
②華美な格好をしない
華美な格好をしていると観光客として目立ち、スリ集団のターゲットにされます。大きめのピアスやネックレスは引きちぎられて、怪我にもつながるので置いておきましょう。旅行先でおしゃれをしたい気持ちはやまやまですが、ビーチやホテル内で思いっきりおしゃれをして、セブシティの観光はシンプルで動きやすい服装がおすすめです。
③タクシーに乗る前にメーターを使うか確認
移動には配車アプリのGrabがおすすめですが、混み合って捕まらないなど、やむをえずタクシーを利用する場合は、必ず乗車前にメーターの有無を確認しましょう。
また車内にメーターがあっても使わない悪質な運転手もいるので、メーターを使うことと行き先を事前にしっかり運転手に伝えてくださいね。
④知らない人と一緒に飲食しない
フィリピン人は明るく友好的な性格ですが、それを悪用した犯罪も横行しています。甘い誘いには乗らないこと、初めて会った人の家には行かないことです。店であってもよく知らない人に出されたお酒や飲み物、食べ物は口にしないようにしましょう。
⑤夜のひとり歩きや危険なエリアへの立ち入りはしない
セブシティのダウンタウン、カルボンマーケットやコロンストリート、パシル地区は夜に訪れるのは大変危険です。ドラッグなどの薬物が横行しているエリアもあるので、絶対に立ち入らないようにしましょう。
⑥日本領事館発行の「安全の手引き」も確認しよう
在セブ日本国領事館では、毎年、安全の手引きを発行しており、ホームページから無料でダウンロードできます。セブ島在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されていて、旅行者にも役立つ情報が多いので、渡航前に確認するようにしましょう。
※在セブ日本国領事館による安全の手引きはこちら
セブ島で犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
万が一、セブ島で犯罪の被害にあってしまったら緊急連絡先に問い合わせしましょう。
最寄りの警察署に被害届を出すのが先決ですが、フィリピンの警察は外国人に対して書類発行料や手数料など本来請求されない料金を請求してくる場合があります。
言語の壁もあるので、在セブ日本国領事館や病院のジャパニーズヘルプデスクに問い合わせすることをおすすめします。海外旅行保険に加入している場合は、その後の補償などについて保険の緊急連絡先に問い合わせしましょう。
緊急通報先
フィリピン・セブ市内では、警察は「166」、救急車は「161」、消防は「160」です。フィリピン全土でつながる番号は、警察は「911」または「117」、消防や救急車は「911」ですが、マニラを経由するのでセブ市内でトラブルに巻き込まれた場合はセブ市内の番号に電話することをおすすめします。
病院での治療が必要な場合、日本語の通じるジャパニーズ・ヘルプ・デスクがある病院がいくつかあるので、そこに電話することをおすすめします。
セブ島
- セブ・ドクターズ・ユニバーシティ・ホスピタル(Cebu Doctors University Hospital):255-5555 (ジャパニーズ・ヘルプ・デスク :318-6507、0917-571-7436)
- チョンワ・ホスピタル: 255-8000 (ジャパニーズ・ヘルプ・デスク:032-318-6057)
海外旅行保険に加入している場合は、保険の緊急連絡先に問い合わせするのもおすすめです。パニックになっていると英語での意思疎通が難しいため、まずは日本語で指示をあおぎましょう。
在セブ日本国総領事館
在セブ日本国領事館では日本人が事件・事故にあったり、緊急入院した場合、解決方法の相談にのってくれます。窓口は平日8:40~12:30、14:00~16:30で訪問可能です。
在セブ日本国総領事館(Consular-General of Japan in Cebu)の基本情報 | |
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住所 | 8th Floor, 2Quad Building, Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City, Philippines |
電話 | (032)231-7321、(032)231-7322(国内からかける場合) |
メールアドレス | cebucoj@ce.mofa.go.jp |
営業時間 | 月~金 8:30~12:30、13:30~17:15 |
休業日 | 土曜・日曜・祝日 |
公式サイト |
治安情報をチェックしてセブ島旅行を楽しもう!
フィリピン・セブ島は比較的治安のいいエリアですが、スリやひったくり、ぼったくりなどの軽犯罪は日々発生しているので、細心の注意をはらって過ごすことが大切です。夜のひとり歩き、薄暗い路地、観光客が少ないローカルエリアは避けると安心でしょう。
犯罪に巻き込まれないために、カバンを前にかけておくなど、自分自身で対策することがポイントです。旅行の開放感とセブ島の陽気に、ついつい気持ちが緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や風習も違う異国に来ているということを、常に意識して旅行を楽しんでくださいね!
※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。
cover photo by Unsplash