【旅行前にチェック】モルディブの治安ガイド!危険な場所や注意点を解説
モルディブは親切な人が多くて治安が良い国とされていますが、治安が良くないエリアも存在します。今回は人気の観光地であるモルディブの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気を付けたいポイントなど知っておきたい情報を紹介します。モルディブで旅行する時は参考にしてくださいね。
モルディブは親切な人が多くて治安が良い国とされていますが、治安が良くないエリアも存在します。今回は人気の観光地であるモルディブの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が旅行中に気を付けたいポイントなど、知っておきたい情報を紹介します。モルディブで旅行する時は参考にしてくださいね。
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モルディブの治安に関する概要
モルディブはハネムーンでも人気の旅行先で、他の国と比べると比較的安全です。日中であれば、女性のひとり歩きも大きな問題はありませんが、人通りがない道を歩くのは避けましょう。
夜の時間帯も事件に巻き込まれる可能性があるので、女性はもちろん男性も出歩くのはおすすめできません。
外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。2024年現在、モルディブ全土において危険度の対象外となっており、治安は落ち着いていると言って良いでしょう。
ただし、危険がまったくないわけではありません。今回はモルディブの夜の様子や治安の悪い場所、注意すべきポイントなどを紹介します。
モルディブで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
連絡先 | 電話番号 |
---|---|
警察 | 119 |
救急車 | 102 |
消防署 | 118 |
在モルディブ日本国大使館 | +960-330-0087(国外からかける場合) 330-0087(国内からかける場合) |
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モルディブの夜の治安は?
モルディブはイスラム教の国なので、リゾートや空港がある島以外はアルコールの提供は禁止されています。そのため首都のマレや、地元の人が住んでいるローカル島では、アルコールが置いてあるようなナイトスポットはありません。
やむを得ず夜間にひとり歩きをする場合はタクシーを利用するのがおすすめです。マレの場合は、距離に関係なく1回30ルフィア(約284円)とリーズナブルなので利用してみてくださいね。※深夜料金は別途かかります
ローカル島の場合は、場所によってタクシーがないこともあります。その時は、宿泊先のオーナーなどに安全に移動できる方法を尋ねましょう。
リゾートでは、スタッフが部屋から目的地まで送迎してくれることもあるので、遠慮せず積極的に利用してくださいね。
モルディブで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット
治安が良いとされるモルディブでも、気をつけた方が良いエリアがあります。悲しい思いをせずに済むように、事前に危険エリアを確認して防犯に努めましょう。
首都マレ付近では観光客を狙った犯罪が発生!
モルディブのなかでも、首都マレに行く時は注意が必要です。近年、若者が増えてきたことによる雇用の不足等が原因で治安が悪化してきており、ひったくりや暴力犯罪が多発しています。
首都マレは世界一の人口密度といわれており、人とすれ違う機会がかなり多くなるので犯罪に巻き込まれないように細心の注意を払ってください。
人が行き交う空港も注意!
モルディブでは空港にいる時も犯罪の被害にあわないように注意しましょう。
モルディブは高級リゾートも多いことから、観光客はお金を持っていると認識されているので狙われやすいです。貴重品管理はしっかりと行い、不必要に声をかけてくる人にはとくに気をつけてください。
モルディブで観光客が被害にあいやすい犯罪は?
モルディブ旅行で観光客が被害にあう可能性のある犯罪を紹介します。モルディブ全般において治安上の大きな問題はなく、旅行しやすい国ではありますが、油断していると犯罪に巻き込まれる可能性も。気をつけるべき犯罪を知って防犯意識を高めましょう。
①ひったくり
モルディブで起こっているひったくりは、オートバイを使って行われることが多いという特徴があります。狙われやすいものは、ハンドバッグやスマートフォンといったもの。歩く時は、車道側にハンドバッグを持たないようにしたり、大金を持ち歩かないようにしましょう。ハンドバッグよりも首から掛けられるバッグや、リュックサックを前に持つのもおすすめです。
ひったくりにあった時は荷物を守ることも大切ですが、それ以上に命を守ることを優先してください。犯人を刺激してしまうと、さらに被害が大きくなる可能性があります。無理は絶対にしないでください。
②スリや置き引き
モルディブでは混雑した場所やビーチなどで置き引きやスリも発生しています。混雑した場所で人とぶつかったり、触れたりした時は、物が盗まれていないか確認しましょう。
ビーチに行って海に入る予定があるのであれば、できるだけ貴重品は宿泊先のセーフティボックスに入れておく、スマートフォンは防水ケースに入れて肌身離さず持っておくといった対策がおすすめです。
犯人に狙われることのないよう、荷物から目を離さないようにしましょうね。
③強盗や脅迫
さらにモルディブでは、人通りの少ない路地などで刃物を使って脅し、金品を奪うといった犯罪が報告されています。このような路上での窃盗事件は、夜間時間がとくに多いですが、日中も注意が必要です。
できるだけ人通りの少ない路地を歩くのは避け、大きな道路を歩くようにしましょう。
④イスラム過激思想によるテロ
イスラム教が国教であるモルディブでは、近年の国際情勢を受けて、イスラム過激派による思想の流入が懸念されています。実際に、警察による摘発作戦で逮捕者も出ているのが現状です。その報復として、外国人が刺傷される事件が発生しています。
相手の宗教に配慮して、言動にはとくに注意しましょう。そして、テロに関する最新情報をチェックして、不測の事態に備えるようにしてください。
⑤違法薬物への関与
モルディブでは、意図しなくても違法薬物犯罪に巻き込まれてしまう可能性があるので気をつけましょう。現在モルディブ国内において違法薬物の蔓延が社会問題となっており、警察による取り締まりが強化されています。
違法薬物の売人とお茶をしていただけで、警察に連行されてしまったケースもあるようです。
違法薬物を携行しないことはもちろんですが、関係者と接触するのも避けましょう。
モルディブで被害にあわないための防犯対策
モルディブで犯罪の被害にあわないために、取り組むべき防犯対策をご紹介します。最後まで楽しい旅行にするためにも、防犯意識をしっかり持っておきましょう。
早朝・夜間に人通りが少ない場所を出歩かない
人通りがない早朝や夜間は危険が増します。ホテルやリゾートから近い場所であっても夜間に気軽に出歩くことは、避けましょう。やむを得ず外出しないといけない時はできるだけタクシーなどを利用してひとりにならないようにするのが大切です。
貴重品管理をしっかり行う
旅行中の貴重品管理は必ず行うようにしてください。貴重品をカバンやリュックに入れて持ち歩く場合には、身体の前に持つなどして強盗などに狙われないようにしましょう。外出時はできるだけ大金を持たない、お金を必要以外の場面で見せないことも大切です。
また、万一お金を盗まれた時に一文無しにならないように、お金を持ち歩く時はできるだけ分散して持ったり、ダミーの財布を用意しておいたりするのも有効でしょう。
さらに、ホテルやリゾートの選定にはセキュリティ対策が万全のところを選ぶようにして、宿泊先で被害にあわないように対策しておくと安心です。
デモや抗議活動をしている場からすぐに離れる
モルディブ旅行に行くタイミングによっては大統領選挙などのイベントで、デモ活動が過激化し、警察と衝突する事態が発生する可能性があります。
旅行中にデモやストライキ活動などを見かけたら、すぐにその場所を離れ近づかないように注意してください。
他人からの声掛けには十分注意する
モルディブ旅行中は知らない人からの声掛けにも気をつけましょう。不必要に流ちょうな日本語で話しかけてくる人には要注意。
これまでに、空港で知らない人に話しかけられ、荷物の運搬を依頼され、快く引き受けたものの、荷物の中身は違法薬物で警察に逮捕されてしまったケースがあります。このような依頼は必ず断り、知らないうちに違法薬物の犯罪に加担することがないようにしましょう。
日本大使館発行の安全の手引きも確認しよう
在モルディブ日本国大使館では、毎年、安全の手引きを発行しており、ホームページから無料でダウンロードできます。モルディブ在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されていて、旅行者にも役立つ情報が多いので、渡航前に確認するようにしましょう。
モルディブで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
モルディブでもし犯罪に巻き込まれてしまった時の連絡先をご紹介します。万一の不測の事態に慌てなくていいように必ずチェックしておきましょう。
緊急通報先
モルディブでは警察が「119番」で消防が「118番」、救急が「102番」です。日本の消防・救急の番号は警察の番号になるので間違えないように注意してください。
また盗難に遭ったなど、緊急ではない被害の場合は、ヴェラナ国際空港内のツーリストポリス(1478番)や最寄りの警察署に足を運ぶようにしましょう。
在モルディブ日本大使館
モルディブ旅行中に、パスポートの盗難や紛失、思わぬ犯罪の被害にあった時は、まずは最寄りの警察署で盗難や紛失の届出をし、証明書類(ポリスレポート)を作成してもらいましょう。手続きなどで困った時は、在モルディブ日本大使館へ連絡することでサポートしてもらえることもあります。現地警察への届け出に関する助言をしてもらえたり、パスポートの盗難に関しては「帰国のための渡航書」の発給手続きなどを行ってくれます(手数料がかかります)。
大使館の方へは直接足を運ぶか、電話にて連絡が可能です。詳しくは在モルディブ日本国大使館の公式サイトを参照してください。
在モルディブ日本大使館の基本情報 | |
---|---|
住所 | 5th and 8th Floor, Aagé Building,12 Boduthakurufaanu Magu, Henveiru, Malé, 20094, Republic of Maldives |
電話 | +960-330-0087(国外からかける場合) 330-0087(国内からかける場合) |
メールアドレス(総領事館領事部) | ryoujimale@mo.mofa.go.jp |
営業時間 | 日~木 10:00~12:00、14:00~16:00 |
休業日 | 金曜・土曜・祝日 |
公式サイト |
治安情報をチェックしてモルディブ旅行を楽しもう!
モルディブは比較的治安が良く、旅行や観光にぴったりの国ですが、スリやひったくり、ぼったくりなどの軽犯罪は日々発生しているので、細心の注意をはらって過ごすことが大切です。女性の場合は、夜のひとり歩き、薄暗い路地、観光客が少ないローカルエリアは避けると安心でしょう。
犯罪に巻き込まれないために、カバンを前にかけておくなど、自分自身で対策することがポイントです。旅行の開放感とモルディブの陽気に、ついつい気持ちが緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や風習も違う異国に来ているということを、常に意識して旅行を楽しんでくださいね!
※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。
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