阿里山は台湾にある風光明媚な国立公園!楽しみ方やモデルコースなどを解説
台湾を代表する観光スポット阿里山。阿里山山脈地帯を中心とする広大な国立公園として知られ、最高標高は2,663メートル。桜の名所としても有名なスポットです。 この記事では、阿里山の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ阿里山へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
台湾を代表する観光スポット阿里山。阿里山山脈地帯を中心とする広大な国立公園として知られ、最高標高は2,663メートル。桜の名所としても有名なスポットです。
この記事では、阿里山の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ阿里山へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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阿里山の基本情報
阿里山は、最高峰2,663メートルをほこる阿里山山脈一帯をさす言葉です。地元の人たちに古くから愛されてきた阿里山は、国内外から多くの観光客が訪れます。
ここでは、台湾を代表する自然観光スポットの阿里山の特徴をご紹介します。
阿里山とは?
阿里山とは、総面積32,700ヘクタールの広大な敷地面積をもち、そのうちの1,400ヘクタールが阿里山国家森林遊楽区に指定されているのが特徴です。
熱帯・亜熱帯・温帯の異なる気候帯の植生を鉄道に乗りながら鑑賞できるのが魅力。高山地帯ならではのスケールの大きい雲海や日の出、夕焼けはまさに圧巻ですよ。
阿里山では森林浴を楽しめるだけでなく、茶畑を見ながら先住民族の歴史も学べます。
阿里山の歴史
阿里山では、原住民族のツォウ族が集落をいくつも作って暮らしていました。大日本帝国領統治時代には、同じような顔立ちをした日本人をツォウ族たちは好意的にむかえたと伝えられています。見知らぬ日本人に親近感をもってくれたというのはうれしいですよね。
また、のちに河合鈰太郎らの手によって阿里山一帯が開拓。1906年〜1909年に阿里山鉄道が作られ、これが日本の森林鉄道史のはじまりであるとされています。
阿里山のお茶
阿里山でとれる阿里山茶は、標高1,000〜1,700メートル地点の厳しい気候によって育まれた爽やかな香りとうま味の強さが特徴のお茶です。高原地帯で育てられている茶葉であるため、阿里山高原茶と呼ばれることもあります。
一芯二葉(新芽と葉)、一芯三葉でつみとり、浅めの発酵で仕上げています。
2,000メートル級の高原地帯で育てられた茶葉と比較して、阿里山茶はそれよりも標高が低い場所で育てられているため、リーズナブルに購入できるのが魅力です。
高原茶ならではの繊細で奥深い味わいを体験してみてはいかがでしょうか?
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阿里山観光の見どころ
阿里山にはいくつもの見どころがあります。高い山から見る日の出や夕日、雲海。阿里山を満喫できる阿里山鉄道、ご神木など、観光スポットが盛りだくさん!
ここでは、観光ポイントがたくさんある阿里山の見どころをチェックしましょう。
一度は見たい!壮大な日の出や夕日、雲海
阿里山と言えば、やはり壮大なスケールの日の出や夕日、雲海が魅力です。のちほど紹介する阿里山森林鉄道の阿里山駅周辺には、慈雲觀景台や小笠原山觀景台、對高岳觀景平台があり、それぞれ朝日・夕日・雲海が楽しめるおすすめのスポット。
阿里山山脈地帯をバックに見る日の出や夕焼け、雲海は旅行者を魅了します。
せっかく阿里山を訪れたのなら、展望台で圧巻の自然の景観を楽しんでみては?
森林浴を楽しめる阿里山森林鉄道
阿里山森林鉄道は、阿里山山脈を横断しながら阿里山ならではの大自然の中で列車旅を楽しめる列車です。日本統治時代に木材輸出で繁栄し、当時は台湾四大都市の一角として数えられた嘉義駅から阿里山駅までのルートを通って、阿里山を存分に満喫できます。
乗車するのが自由席や指定席、ひのき列車によって、また利用区間がどこからどこまでかによって乗車運賃は前後します。くわしい料金体系は公式サイトでチェックできます。
また、阿里山森林鉄道のチケットは公式サイトからネット予約できますよ。
樹齢3000年級の阿里山香山神木
阿里山には神木と呼ばれる樹齢1,000年を超える大木がいくつも生えています。現地ではご神木をバックに結婚式写真の前撮り撮影をすることもあり、多くの観光客たちが写真撮影や動画撮影をして、阿里山観光のハイライトとして楽しんでいますよ。
気になるご神木に目星をつけて、阿里山の観光ルートに加えてみてはいかがでしょうか?
阿里山観光に最適なシーズンは?
阿里山観光のベストシーズンは、快適に過ごせる11〜4月です。観光客が少ない穴場のシーズンを狙うなら7〜8月がいいでしょう。ここでは、それぞれのシーズンに阿里山を観光する具体的なメリットについてご紹介します。
ベストシーズンは快適に過ごせる11〜4月
阿里山観光は雨季が終わる10月以降が人気。11〜12月にかけてはイチョウや楓の紅葉を満喫でき、1〜2月には雲海のベストシーズン、3〜4月は阿里山で有名な桜が見えるシーズンとなっており、四季折々の景観を楽しめると話題です。
それぞれのシーズンで観光客が多いので、静かな阿里山をゆっくりと見てまわりたい方にとっては、もっと観光客が少ないシーズンを選んだ方がいいでしょう。
観光客が少ない時期を狙うなら7〜8月
観光客が少ないシーズンを狙うなら、雨量が多い7〜8月シーズンがおすすめです。
雨の日が多いシーズンなので、朝日や夕日を見にいくには難しいですが、人が少ない静かな阿里山を見てまわりたいならおすすめのシーズンですよ。
阿里山の見学方法は?予約は必要?
阿里山国家森林遊楽区に入るためには、入場料を払う必要があります。ここでは、気になる入場料や阿里山観光の所要時間、おすすめのモデルコースを見ていきましょう。
入場にはチケットの購入は不要!
阿里山国家森林遊楽区に入るには、大人300台湾ドル(約1,460円)、子ども150台湾ドル(約730円)の入場料がかかります。チケットを事前に購入する必要はありません。
※2024年6月16日時点のレート、1台湾ドル=4.87円で計算
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ
阿里山は広大な敷地面積を有しているので、個人旅行で観光スポットを効率的にまわるのは難しいです。そのため、金銭的に余裕があるなら現地ガイドを雇ったり、オプショナルツアーでほかの日本人観光客と一緒に見てまわるのがおすすめですよ。
阿里山観光に要する時間
阿里山観光に要する時間は観光ルートや旅の楽しみ方によって異なります。嘉義駅から阿里山駅までは鉄道で2時間ほどかかり、そこから展望台やカフェ巡りをすることを加味すると、合計で5〜6時間くらいはかかると見ておくといいでしょう。阿里山周辺で前泊して朝日や夕日、雲海、巨木群などを1日かけて見てまわるようなツアーもおすすめです。
おすすめのモデルコースはコレ!
阿里山のおすすめのモデルコースは以下のとおりです。
- 阿里山駅の近くにあるホテルで前泊→6:00 慈雲觀景台で日の出を見る→8:00 カフェで台湾風の朝食を楽しむ→9:00〜12:00 阿里山トレッキングに参加してご神木や阿里山鉄道の写真撮影を満喫!→13:00 阿里山茶でティータイム→14:00〜17:00 トレッキングで巨木郡を見て森のマイナスイオンを感じる
時間がある方は、阿里山の大自然を最大限に満喫できるコースを計画してみては?
阿里山へのアクセス・行き方
阿里山観光の拠点となるのは嘉義駅や阿里山駅周辺。台北駅からは高鉄や台鉄、シャトルバスなどを使って嘉義駅へ行く方法が一般的です。
ここでは、高鉄・台鉄・シャトルバスそれぞれの行き方を解説します。
最も一般的な移動は高鉄
台湾の高速鉄道である高鉄を使うと、台北駅から嘉義駅まで約1時間半でアクセスできます。台北駅から嘉義駅まで高速鉄道で移動する際の乗車料金は以下のとおりです。
- 普通車両:1,080台湾ドル(約5,256円)
- ビジネス車両:1,820台湾ドル(約8,857円)
- 自由席:1,045台湾ドル(約5,085円)
早期割引で事前購入すると、20%割引でさらにお得にチケットを購入できます。そのほかフリーパスや往復乗車券などを利用すると、さらにお得に乗車できますよ。
費用を節約するなら台鉄
台湾鉄道で台北駅から嘉義駅までアクセスすることもできます。快速特急にあたる自強(3000)で移動すると、大人で598台湾ドル(約2,910円)です。高鉄を利用するよりもコスパよく阿里山までアクセスしたい場合は、台湾鉄道を使う方法もいいでしょう。
嘉義駅から阿里山駅間を効率的に移動するならシャトルバス
嘉義駅に到着したら、台湾好行が運営している阿里山行きの観光シャトルバスを利用するのもおすすめです。A線とB線の2種類があり、A線が片道278台湾ドル(約1,353円)とB線が片道251台湾ドル(約1,221円)となっており、往路復路のどちらかで阿里山森林鉄道、もう一方でシャトルバスを使うと、より効率的に移動できるでしょう。
阿里山観光における注意点
阿里山観光をするなら、いくつかの注意点があります。ここでは、阿里山観光をおこなう上で気をつけておきたい3つのポイントについて見ていきましょう。
長時間の移動を前提に予定を立てる
阿里山観光はルート次第では半日から1日ほど観光に時間がかかるほか、台北からアクセスするには遠いので、十分に余裕をもって旅程を組む必要があります。
繁忙期に行くならピーク時間を避けるべし
ハイシーズンにあたる11〜4月はとくに混み合うシーズンなので、日中を避けて早朝や夕方以降にまわれるスポットはまわっておいた方が賢明です。日程に余裕があれば阿里山駅や嘉義駅周辺のホテルに宿泊して、朝一から動けるように旅程を組むのがおすすめです。
遭難リスクに備えて控えておきたい連絡先
阿里山は山間部で天候状況によっては遭難リスクも考えられます。警察への連絡は110、救急への連絡は119です。日本と同じ電話番号だと覚えておきましょう。
阿里山の観光を満喫しよう
この記事では、阿里山の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。朝日や夕日、雲海、樹齢数千年のご神木など、スケールの大きい景観を楽しめる、一度は行ってみたい人気の観光スポットです。
ぜひ紹介した情報を参考に、阿里山の観光を満喫してみてくださいね!
阿里山(アリサン)の基本情報 | |
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住所 | 605 台湾 嘉義県 阿里山郷 中正村 |
電話 | +886-5-2593900 |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | 年中無休 |
アクセス | 交通手段によって異なる |
料金 | 大人 300台湾ドル(約1,453円)、子ども 150台湾ドル(約726円)※1台湾ドル=4.84円 |
公式サイト |
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