モンマルトルの丘で絶対行きたい観光スポット10選!簡単な行き方も解説
パリを一望できる絶景スポット・モンマルトルの丘。歴史的な街並みが残っていて、散策をしながら観光が楽しめるエリアです。この記事では、モンマルトルの丘での見どころや周辺にある有名な観光スポット、楽しみ方、簡単な行き方、注意点などを解説します。
モンマルトルの丘は、パリで一番高い丘だといわれています。歴史的街並みが残り、パリ市街を一望できるのも見どころのひとつです。
この記事では、モンマルトルの丘の有名な見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひモンマルトルの丘へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね。
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モンマルトルの丘の基本情報
パリ北部に位置し、アートの街としても有名なエリア・モンマルトルの丘。フランシスコ・ザビエルが所属していたイエズス会が誕生したエリアとしても有名で、今では観光スポットとして人気となっています。
また、モンマルトルの丘には歴史的な建造物が多くあり、観光コースも多く存在するのが特徴です。はじめに、モンマルトルの丘の特徴や歴史について解説します。
パリ・モンマルトルの歴史
モンマルトルの丘は、海抜130メートルの場所にあり、パリを一望できる絶景が眺められる観光スポット。石畳で覆われた街並みは、パリの中心部とはまた違った魅力が感じられます。
もともとモンマルトルは、18世紀までブドウ畑と風車、丘の上にある女子修道院が有名なコミューンでした。修道女たちがワインを作っていたことから多くの飲み屋ができ、19世紀末から20世紀にかけて、ムーラン・ルージュなどのキャバレーが軒を連ね、大きな歓楽街へと変貌を遂げました。
それと同時にパリ大改造では、多くの芸術家がパリ市内から離れます。そして、家賃が安く絵の題材になるような風景が残っているモンマルトルに移住しはじめました。19世紀末代には、ゴッホ、ピカソ、ピエール、モディリアーニ、ユリトロなどが、モンマルトルで活躍しました。
その後、第一次世界大戦直後を境に、急速に観光地化と高級住宅地化がすすみ、芸術家の街として人気が薄れていきましたが、最近では多くの観光客に愛される街となりました。
また、芸術家が住んでいた名残がモンマルトルには今でも残っており、テルトル広場にはさまざまな芸術家やアーティストが集結しています。思い出に風景画や似顔絵を描いてもらうのがおすすめですよ!
映画『アメリ』や『ムーラン・ルージュ』の舞台に!
モンマルトルの丘は、パリ郊外の美しい素朴な風景を感じられることから、多くの映画などの舞台としても登場しています。代表的な映画は、『アメリ』と『ムーラン・ルージュ』。
『アメリ』は、モンマルトルを舞台として空想好きなアメリの日常と恋の行方をポップな映像とブラックユーモアを交えて描いた作品です。日本でも大ヒットを記録したほか、『アメリ』ではモンマルトルの名所が数々登場しているため、映画の世界観を楽しみながら観光できます。
一方の『ムーラン・ルージュ』は、モンマルトルに実在するキャバレーを舞台にした作品。踊り子と若き作家のラブストーリーが展開する映画で、舞台となったムーラン・ルージュでは、今でも踊りや寸劇などが披露されています。
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モンマルトルの丘&周辺の有名観光スポット10選
モンマルトルは比較的狭いエリアに観光スポットが集結しています。事前にある程度観光するポイントを決めておいて観光した方が、効率よくモンマルトルの丘や周辺の観光スポットを楽しめますよ。
モンマルトルの丘の頂上
パリ市内を一望できる絶景スポット
モンマルトルの丘は、パリで最も高い位置に場所にある観光スポット。海抜130メートルとほどよい高さにあり、歩いて登ることも十分可能です。その丘の頂上からは、パリ市内を見渡すことができます!パリの街並みは、基本的に建物の高さがそろっていて整然と建物が建ち並んでいます。憧れの街の風景をうっとりと楽しめますよ。
また、モンマルトルの丘から夕日に染まるパリの街並みは絶景です。観光客だけでなく多くのパリ市民を魅了しています。丘の上に上るだけなので、無料で訪問できる点も魅力です。
サクレ・クール寺院
パリで最も高い位置にある寺院
モンマルトルの丘にある建築物として有名なのが、サクレ・クール寺院です。パリの中で最も高い位置にある寺院で、パリ市内からもその存在を確認できますよ。
1870年に発生したプロイセン・フランス戦争において犠牲者となった市民を弔う目的で誕生したのが、サクレ・クール寺院です。
大聖堂では、1885年から24時間途切れることなく祈りが毎日捧げられています。ブロンズ扉のレリーフやドーム内部天井画のモザイク、そして聖マリア小礼拝堂の聖母マリア昇天のモザイク画など、芸術性の高い建物は必見です。モンマルトルの丘のすぐそばにあるので、ぜひモンマルトルの丘とセットで行ってみてください!
ドーム屋上からはパリ市街を一望できます。モンマルトルの丘やパリの街のパノラマビューを楽しんでみてくださいね!
テルトル広場
似顔絵の画家が集まる観光スポット
テルトル広場は、モンマルトルの丘にある広場です。かつてはモンマルトル村の中心的なエリアとなった場所で、最初の村役場がありました。パリの下町感を味わえる場所です。
現在ではカフェやレストラン、雑貨店などが並んでおり、モンマルトル観光を絵に描いたような広場となっています。
パブロ・ピカソやモーリス・ユトリロが住んでいた場所でも有名であり、今でも広場では似顔絵描きや風景画家が絵を描きつつ、自分の作品を路上販売しています。観光を楽しみながら、自分の似顔絵を描いてもらうのも良いですね!
ムーラン・ド・ラ・ギャレット
多くの画家に愛されたかつてのダンスホール
モンマルトルの中でも、多くの画家に描かれ、憩いの場として知られているのが、かつてはダンスホールだったムーラン・ド・ラ・ギャレットです。
第六次対仏大同盟軍に対する抵抗活動の拠点となった場所でしたが、第二帝政時代にダンスホールに改造されました。今でも建物自体は残っているものの、20世紀初期に改装工事がおこなわれ、大ホールが立てられました。
現在はダンスホールではなくレストランとして運営しているので、そこで食事をするのがおすすめ!まだ水車小屋が残っており、入店しなくても姿を確認できますよ。
モンマルトル美術館
モンマルトル地区の中心にある美術館
モンマルトル美術館は、モンマルトル地区の中心に位置する美術館です。スザンヌ・ヴァラドンがアトリエとして腰を据えていたことで有名です。
ルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会もモンマルトルで完成させましたが、モンマルトル美術館の中にある庭園には、ルノワールの庭があります。アンドレ・ジルが描いたキャバレーのラパン・アジルの店看板もあるなど、芸術家が残した作品が多くあるのが特徴です。
モンマルトル美術館は、2つの本棟と庭園で構成されています。片方の棟ではスザンヌ・ヴァラドンの企画展を開催していて、もう片方ではモンマルトルの歴史に関する作品が展示されています。庭園でゆっくり休憩するのもおすすめです!
サン ジャン ド モンマルトル教会
フランスで初めて鉄骨で作られた教会
フランスで初めて鉄骨で作られた教会として知られているのが、サン ジャン ド モンマルトル教会です。エッフェル塔とほぼ同時期に建築されておりフランスを代表する建築物として知られています。
モンマルトル地区への玄関口となるアベス駅を出てすぐのアベス広場に面したロケーションにあり、煉瓦とモザイクの外観が印象的です。遠目で見ても目立つ建物であり、写真映えするスポットとなっています。
内部はアールヌーヴォ様式の装飾が施されており、美しいステンドグラスも必見!さらに、建物正面のアールヌーボー調の装飾も、優美な雰囲気を感じさせてくれます。
ムーラン・ルージュ
赤い風車が目印の観光名所
ムーラン・ルージュは、世界一有名といっても過言ではないキャバレーです。映画ムーラン・ルージュの舞台となったスポットです。1889年にオープンし、当時はシャンパンパーティーや有名なフレンチカンカンで有名になりました。屋根の上にある大きな赤い風車が印象的で、ムーラン・ルージュとは、フランス語で赤い風車を意味します。
今でもキャバレーとして営業しており、劇場内はルージュカラーでライトアップされていて妖艶なイメージがあります。なお、ドレスコードがあるため、入店時には注意してください。
マルセル・エイメ広場
壁抜け男の銅像が有名
マルセル・エイメ広場では、マルセル・エイメの短編小説である壁抜け男の登場人物である、デュティユルの銅像があります。壁抜け男は、 ある日壁を通り抜けるようになるストーリーで、そのイメージを銅像で忠実に再現しています。
今にも壁から体が出てきそうな臨場感があり、とてもユニークですよ!芸術性も高い銅像として有名です。
ジュテームの壁
有名な愛の言葉にあふれた壁
ジャン・リクチュス広場にある有名な愛の言葉にあふれた壁、「ジュテームの壁」。その名の通り、”愛しています”という言葉が世界中の言語で描かれており、フランスらしさいっぱいのスポットです。
日本語の「愛しています」という言葉もあるので、ぜひ見つけてみてくださいね!ジャン・リクチュス広場は地下鉄アベス駅から徒歩すぐです。
カフェ・デ・ドゥー・ムーラン
映画『アメリ』にも登場する名物カフェ
映画『アメリ』に登場する、アメリが働くカフェ・デ・ドゥー・ムーランは地下鉄ブランシュ駅から徒歩約2分の場所にあります。
店構えはもちろん、店の中までもあの映画の中に出てくるそのままなので、作品公開から20年以上経っても、世界中から観光客が訪れる有名なカフェです。レトロでポップな雰囲気に溢れていて、映画の中に入り込んだような楽しさを感じられますよ!
おすすめはカフェオレと、作中アメリも大好きだったクレームブリュレ。大きなお皿にたっぷりのクレームブリュレは疲れた身体に心地よい甘さで、大満足間違いなしです。焦げた表面をスプーンでパリッパリッと叩いて割ってめしあがれ!
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モンマルトルの丘へのアクセス・行き方
モンマルトルの丘は、パリから簡単にアクセスができます。ここでは、バス、電車、レンタカーそれぞれの行き方を解説します。
パリ中心部からメトロ+徒歩で行ける
パリからモンマルトルの丘へは、メトロ(地下鉄)に乗り、駅からは徒歩で移動ができます。モンマルトルの丘は、パリ北側の18区にあり、最寄り駅は地下鉄のアンヴェール駅です。
アンヴェール駅からステンケルク通りを北に進むと、すぐにサクレ・クール寺院が見えてきます。石段を上がればモンマルトルの丘に到着!所要時間は約10分です。また、メトロ12号線のラマルク・コーランク駅も北エリアを観光するのにおすすめの駅です。
最短で向かいたいならアベス駅からケーブルカー
地下鉄のアンヴェール駅から徒歩でアクセスができますが、アベス駅からケーブルカーに乗車して向かう方法もおすすめです。アベス駅から徒歩5分ほど歩くと、フニクレール(ケーブルカー)乗り場に到着します。フニクレールは、モンマルトルの丘に歩いて登るのに苦労するという方のために用意されたケーブルカーです。
丘の頂上と麓を結んでいます。ケーブルカー自体がモダンな雰囲気があり、また乗降している際にパリの街並みを拝める点も魅力的!丘に登るときはフニクレール、帰りは徒歩という使い方もいいでしょう。
フニクレールに乗車後、約2分で頂上に到着して観光を楽しめます。24時まで営業しているので、夜遅い時間の利用も可能です。フニクレールの料金は片道1.8ユーロ(約285円)で、地下鉄チケットやメトロやバスが乗り放題になるICカード・ナヴィゴも使用できます。
パリ・モンマルトル地区の観光に便利なプチ・トラン
モンマルトルの丘周辺を観光する際に、ぜひ利用したいのがプチ・トランです。ムーラン・ルージュから出発している観光用のミニ列車であるプチ・トランは、乗車時間はおよそ30分程度で、モンマルトル周辺を1周します。
歩くには少し遠い場所にも手軽に移動でき、街の雰囲気を掴むのに最適です。プチ・トランで目ぼしいお店を見つけて、後で訪問するのも良いでしょう。
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モンマルトルの丘の見学方法・所要時間
モンマルトルの丘は人気の高い観光スポットです。よって、観光する際には効率よく観光する方法を検討したいものです。ここでは、モンマルトルの丘の見学方法と予約が必要かどうかについて解説します。
モンマルトルの丘は無料!寺院の一部が有料
モンマルトルの丘からパリの風景を楽しむだけであれば、特に施設などはなく予約不要で無料で観光可能です。日中は混み合うため、朝晩を狙って観光するのがおすすめですよ。
モンマルトルの丘周辺で観光を楽しむなら、一部有料の施設があります。たとえば、サクレ・クール寺院は、寺院に入場するだけであれば費用はかかりません。ただし、ドームへ入場する際には6ユーロ(約950円)の入場料が必要です。
チケット売り場はドームへの入場口横にあり、チケットを購入して300段の階段を上ります。エッフェル塔をはじめパリ市街を見られるので、ぜひドームの頂上まで登ってみてくださいね!その他、モンマルトルの丘にある美術館なども有料の場合があるので、事前に確認してくださいね。
モンマルトルの丘や周辺の観光に要する時間
モンマルトルの丘の周辺観光は、おおむね半日から1日かけてまわるのがおすすめです。モンマルトルの丘からの景色を楽しむには約30分、サクレ・クール寺院も訪れる場合には1時間から2時間ほどが所要時間となっています。
テルトル広場で芸術の街を堪能し、モンマルトル博物館に立ち寄ります。朝から観光を楽しむ場合、ちょうどランチタイムとなるのでアビス駅周辺でランチを取るのが王道コース。
他にも、時間的に余裕があればプチ・トランでモンマルトル周辺をゆっくりと観光してみてくださいね!
パリ・モンマルトルの丘観光に最適なシーズンは?
モンマルトルの丘を観光する際に最適なシーズンを解説します。モンマルトルの丘を含むパリは、世界でも有数の人気の観光地。ベストシーズンや観光に最適な時期を知って、旅行の計画を立ててくださいね。
ベストシーズンは快適に過ごせる6月〜8月
モンマルトルの丘があるパリでは、日本と似ていて四季があります。ただし、日本と大きく違うのは、日本でいう梅雨時期でも、からっとしていて過ごしやすいということです。また、日照時間も長く、22時過ぎになってやっと真っ暗になります。
日中は半袖で過ごせますが、朝晩は20℃を下回る場合も多いため、一枚羽織るものがあると良いでしょう。また、7月14日は革命記念日であり、パリ祭が開催されます。革命記念日に合わせて7月に観光を楽しむのも良いかもしれませんね!
観光客が少ない時期を狙うなら1月~2月
観光客が少ないオフシーズンの時期を狙うなら1月〜2月がおすすめです。年末年始の休暇も終わったあとがパリ観光の閑散期です。1月の平均気温は5℃と東京よりも若干寒い気候です。
オフシーズンになると、航空券が安くなったりホテルなども格安で予約できたりするため、安く旅行に行きたい方にぴったりの時期です。日によっては氷点下となる場合もあるので、防寒着をしっかりと準備して観光を楽しみましょう。
モンマルトルの丘観光における注意点
モンマルトルの丘周辺は、多くの観光客がいて賑わっています。ただし、観光を楽しむためには注意すべきポイントがあります。注意点について見ていきましょう。
長時間歩いても疲れない格好をする
モンマルトルの丘観光を徒歩で楽しむ場合、坂道や階段を登らなければならない場面が多いです。特にサクレ・クール寺院のドーム頂上まで行くためには300段の階段を登らなければなりません。
長時間歩いても疲れないように、履きなれたスニーカーやパンツスタイルなど、動きやすい格好で臨むのがおすすめ!ただし、ムーラン・ド・ラ・ギャレットを訪問する際にはドレスコードが必要です。
ミサンガなどの押し売りに気を付ける
モンマルトルの丘で階段を上がっている途中に、ミサンガを売りつけられる被害が発生しています。単なる押し売りではなく、強引にミサンガを腕に付けて買わせようとする強硬手段を取ることが多いです。
もし、押し売りされそうになった場合は、腕を組んで勝手にミサンガを着けられないようにして毅然とした態度で拒否しましょう。また、サン・ピエール駅周辺にもミサンガを押し売りする集団がいるので、注意してくださいね。
スリに合わないように気を付ける
2015年以降、パリ全体で警備が強化されたため、メトロや有名な観光スポットではスリの被害が激減しました。ただし、ナイトスポットで有名なピガール周辺は独特な雰囲気が漂い、犯罪が多く発生しています。
また、モンマルトルの丘に向かう地下鉄では、相変わらずスリの被害が多発しているので、常にスリに遭わないように怪しい人物に近寄らない、声をかけられても相手にしないように注意して観光を楽しんでくださいね。
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パリ・モンマルトルの丘の観光を満喫しよう
この記事では、モンマルトルの丘の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどを紹介しました。モンマルトルの丘は、パリを一望できるスポットとして知られ、また映画アメリの舞台になったことで一躍有名となった観光地です。
さらに、芸術の街として今でも芸術を愛する方にも人気のスポットなので、ぜひ紹介した情報を参考に、モンマルトルの丘の観光を満喫してみてくださいね!
※記事内の金額は2023年8月18日のレート、1ユーロ=158.35円で計算しています。
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